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修復の話




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さて、長らく触れていなかった家の修復について、今日は現状をお知らせします。 






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去年の八月の末からずっと続いている修復ですが、 まだ終わっていません。 滝涙。 

ご覧のように、 私が日本に行っている一週目に屋根がやっと終わり足場も取れました。 予定より三ヶ月遅れでしょうか。 
リビオの仕事、あまりに完璧すぎて、本当に時間がかかりました。 屋根は完璧なのですが、 一つ残念な点があります。 それは、二つの長屋状の建物の屋根、元々は高低差があったものを一つにつなげたため、 煙突が一つ異常に短くなってしまったことです。 二番目の写真の右側の煙突です。   どうして煙突を高く作り直すことをしなかったのか、すごく不思議。 どうみても変です。 


その後、 さっさと内装に手をつけてくれればよかったのですが、 リビオは他の場所で外仕事が待ち受けているので、(何しろ三ヶ月遅れですからね)  雨の日だけうちに来てくれることになったのです。   が〜ん。 

というわけで私が日本から帰って来た2週目からまた工事が始まってしまいました。  いない間にして欲しかった。

なぜ嬉しいはずの修復の進行具合についてブログにずっと載せなかったかというと、 私、 本当に嫌になってしまったのです。  内装の仕事は中の傷んだ漆喰の壁をいったん全てはがしたり、 穴のないところに穴を作ったり、あるいは穴を埋めたりして均等に漆喰を塗っていく作業なのですが、 私にとって、もう仕事場のすぐ隣で作業してをしているという状況が耐えられず、 本当に何も手につかなくなってしまったのです。 

日本に帰って少し休憩を入れたら大丈夫になるかと思ったら全然ダメでした。  しかもかなりうるさい作業の時もありますし、 そうでなくても人の気配がすぐドアの後ろにすること自体がダメになってしまい仕事が手につかないのです。 

おまけに、 今まで触れなかったのですが、 もう一つ問題も・・・・・・


リビオ、 ちょっぴり変わっているけれどいい人だし、 個人的には全く何の問題もないのですが・・・・・

おそらく奥様が洗濯をする時に過剰な量の化学洗剤か柔軟剤を使っているのです。 尋常な量では無いと思います。   
その匂いが好きで、 わざと過剰に使っているとしか思えません。 そして、リビオの休憩室が家の中、3階にあるのですが、 リビオがドアを開けて一歩入って来た途端に家中が匂うのです。    これがまた本当に強烈な匂いで、 リビオの部屋はリビオが一ヶ月いなかった間ずっと窓を開けて空気を入れ替えていたにもかかわらず、 壁や家具や、そこに置いてあったキャンバスにまで強烈な匂いが染み込んでしまって取れないほどに臭いのです。(私には臭いと感じてしまう・・・・・)
    
私は人工的な芳香剤の匂い的なものにとても弱いので、 これはかなりシビアな問題で、 しかもだんだんアレルギーっぽくなってしまって、 今まで気にならなかった他の色々な些細な匂いまでひどく気になるようになってしまいました。  
精神的なものなのかアレルギーなのかわからないのですが、 そのリビオの匂いが少しでもすると頭が痛くなって吐き気までするのです。 もしかして、花粉症と同じである飽和量に達するとアレルギーになるのでしょうか? 

奥様が焼いたお菓子なども時々くださるのですが、 お菓子も洗剤の味がするのです。 なぜ? どうして?   食器洗剤も多用しているの???
申し訳ないのですが、 お気持ちだけいただいて食べられません。   今までの人生で、 ここまでこうした洗剤の匂いをプンプンというか、ガンガンさせた人に初めて出会いました。
私だけが過敏なのではなく、kumatoさんもこの匂いには私ほどひどくはないとはいえかなり参っています。 

うちの休暇用アパートに時々泊まりに来る人が、 アフターシェーブ(だと思う。コロンかもしれない)を異常な量使っていて、 その人が帰った後その匂いが何日も消えずに本当に困ることがあるのですが、 この洗剤の匂いはそれ以上にすごい。一体どれだけ使ってるの??  一回の洗濯に瓶一本使ってるの? っていうくらいすごい。  


長くなりましたが、そんなこんなでもう、 この修復が苦痛で苦痛で仕方がないので写真をとってブログに載せる気すらしなかったのでした。 




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リビオは雨の日しか来ないので、 遅々とした進行状況ですが、 だいぶ部屋らしくなりました。
私が日本に帰っている間にkumatoさんが部屋の中や外回りの瓦礫を全て片付けてくれていて、 (相当大変だったと思う) 本当にありがたいことです。





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シンクもつきました。 (ドアの向こうが私のアトリエ)   先週水道屋さんがやっと来てくれて、 開通し、これからはドアを三枚隔てた向こうのkumatoさんのアトリエまでわざわざ行かなくてすむようになりました。 大きなバケツ二つ分いつも運ぶので、結構大変だったのです。  これは嬉しい!  


そして、 今日、突然大工さんがやって来て、 窓を付けてくれました!!!   まだ全部は終わっておりませんが、 これも嬉しい!



ここは、四畳半くらい? の小さな部屋です。 将来、小さな版画の印刷機も入れる予定。  ワクワク





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こっちは、 キャンバスなどを置く倉庫になります。 倉庫にするにはもったいない空間。


ちょっと、天井=屋根 をみてください。 そのつもりで撮ったのではないのでわかりにくいのですが、石がぴったり重なっていて光が入って来ないでしょう? まるで出来合いのスレートを買って置いたみたいな仕上がりなのです。 伝統的な屋根は、もっとスカスカですよ。 kumatoさんの外アトリエなど、 ものすごい粉塵が風とともに落ちてくるし、 あちらこちらの隙間から光が入って来ます。

この完璧なのが良いか、というと実はそうではないという見方もあります。 スカスカしていることで風通しがよく、梁が腐りにくいのだそうです。  リビオの完璧すぎる仕事、 吉と出るか凶と出るか。 

ここは、屋根の内側に直接断熱材を貼り付け高い天井にします。 元々小さく天井の低い空間なのでそうするのですが、伝統的な修復の仕方としてはこれは本当はNG。   普通の平らな天井を作って、その上に断熱材を置き、 屋根をいつでも内側から見える状態にしておくことが本当は大切なのです。    そうしておけば、 仮に雨水が入り込むところがあってもすぐに見つけて、 そこだけ直すことができるからです。  こうして天井に直接断熱材を貼り付けるやり方ではおそらく50年持つかどうか、  伝統的なやり方ならば数百年、あるいはそれ以上健全な屋根を保つことができるのだそうです。

本当は私たちのアトリエも、 屋根裏の空間を生かして(かなり巨大なスペースなのです) 高い天井にしたかったのですが、 そうした見地から普通の天井にすることにしました。  



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この倉庫の部分はほぼ終わりましたが、 小さな部屋の方はまだ壁を均等にする作業、そして床を作る作業が残っています。  このペースだと、まだ相当かかりそう。 雨の日が少なかったら夏までかかるかも? 
ただ、先々週のように丸々一週間雨が降ると、私の仕事が手につかないのでそれも困るので、 程よく雨の日があると良いのですが。

都合が悪いのは、 雨が降ってリビオが来てガンガン働いてくれると私の仕事ができない、 しかも、 その代わりに最も時間を割きたい庭仕事もできない!! ということです。 

雨の日は、悶々とするしかない!!!  涙 


先週からは夏日がずっと続いたので、 先々週のつけが回って庭仕事が超大変、種もまきまくり、苗の世話に追われ、 いきなり毎日30度近くの暑さになったので衣替えもしなくてはならず、 合間にアトリエに駆け上がってなんとか仕事を進めようと頑張って、 ご飯を食べるのもそこそこに本当に忙しく過ごしていました。  
kuamatoさんがいると、 料理や食事に割く時間が長いので(笑) ちょうど休憩になって良いのですが、一人だと集中しすぎてしまっていけません。   

洗濯するウールのセーターは山積み、 スキーの道具もしまうために袋などが周りに散乱、 家の中も外も苗床でいっぱい、 超散らかった中で暮らしています。


そんなこんな、修復の辛さ プラス  嬉しさのご報告でした。  






by tomomato | 2018-04-24 04:30 | 石の家の話 | Comments(0)

修復現場とベルベデーレの断面図

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今日はお天気だったので、(私にとって)最後のスキーに行く予定にしていました。 
その前に色々としなければいけないことがあったので朝一番で街に行って、銀行に行ったり買い物をしたり出来上がった銅製の雨樋を取りに行ったり・・・・・・・ バタバタとして帰ってきました。




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さてスキーウェアに着替えようと急いで家の中に入りましたが・・・・・


な、な、なんと!!  帰って来たら突然リビオに ’手伝え’ と言われてしまったkumatoさん・・・・・・

え〜〜〜〜!!??


おかげでスキー行きは無し・・・・・・ 滝涙


まあ、私も帰国前に骨の1、2本折ってしまっても困りますので、 がっくりしたもののすぐに気を取り直しました。 これは、今日は行ったら危ないよ、 という神のお告げと理解することにしました。 笑





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kumatoさんは一日中、 大変でした。





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というのも、ついに屋根の石のせは終わったらしいです。 下から見えないのは残念ですが、ついに最後の穴が塞がり、今日は必要がなくなった大きな石達を下に下ろす作業を二人でしていたようです。  
リビオは、 煙突の漆喰を塗る作業もしていました。 屋根の一番てっぺんの、二面が重なり合うつなぎ目にも漆喰を塗っていたようです。
  
屋根の作業は一応終わり、雨樋も来たので雨樋の取り付けを行い、 そしてやっと足場が外れますが、 これはきっと私が日本に帰った後になるでしょう。 
この足場ももう、半年になりますのでいい加減鬱陶しかったので、 どんなにスッキリすることでしょうか。
日本から帰って来たら、まずは家の掃除、そして窓のガラス拭き、 そして痛めつけられた花壇の再生が待っています。  ああ、もちろん、きっと庭も草ぼ〜ぼ〜でしょう。(恐怖)

そうそう、 その痛めつけられた花壇なのですが、kumatoさんが大まかに石をどけてくれたのですが、 やはり相当ダメージを受けていました。 ところが石に潰されて葉っぱがぐちゃぐちゃになったクリスマスローズから、花の蕾が上がっているではありませんか!  こんな目にあっても花を咲かせてくれるつもりとは・・・・・ いじらしい・・・・・滝涙
私は今年はお花は見ることができませんが、 生き残ってくれて本当に嬉しいです。 



  



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前回焼いたベルベデーレの崩れたものを味見した時、何か甘みが足りないような気がして、レシピを確かめてみるとプラムを入れ忘れたことに気づきました。 その上、蓋をして焼成するとレシピにあるのにそれも忘れていました。

kumatoさんに足りない材料を買ってきてもらっていたので、 スキーに行けなくなって急にぽっかり時間が空いたのを利用して、 今日また再挑戦して焼いてみました。  蓋もちゃんとして、一晩だけラム酒につけたプラムを足して・・・・   母にはぜひ、美味しいものを食べてもらいたいので頑張りました。 

今回は型を二つに分けずに、 引き伸ばして長くして一本に・・・・・ って、 なんでこの間そうしなかったのか?    このパウンドケーキの型、 かなり長くまで引き伸ばせるので便利です。 


2本目を焼いたので、前回のを切って食べてみようと思いナイフを入れました。




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ベルベデーレの断面






うわ!  なんて美味しそうな切り口!


そして、 前に味見した時よりも格段に味が落ち着いて美味しくなってる〜。 

これなら作り直す必要が全くなかったかも?? 
味見をした時には甘みが足りなく、味が今ひとつボケていると思ったのですが、 全然そんなことがありません。
寝かせただけなのに・・・・・・・。


 




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そして、今日焼いたものも切ってみました。 わ〜 本当に美味しそ〜


ぱくっ 



あれ....???    今ひとつじゃない?  プラムの甘酸っぱさは確かに効いているけれど? 

う〜ん・・・・・ 本当に作り直す必要があったのか?

でも前回のものも味見した時にこれはイマイチかな? と思ったのに、今日食べたら美味しくなっていたので、 しばらく寝かせておくと美味しくなるかもしれません。 

母が喜んでくれるといいな〜。 でも味見をしたkumatoさん、 目が爛々と輝いておりましたので、 kumatoさん用にもしっかり残しておかないと行けません。 この人の場合、食べ物の恨みはほんと〜〜〜に怖いのです。  


このお菓子を思い出したことで、今年の新たな目標ができました。


ドライフルーツをたくさん作ること!!!! 


今年、アップリコットとプラムとイチヂクがたくさんできますように〜〜〜〜 
(うちはぶどうも取れるのですが、 種ありぶどうなので干しぶどうはちょっと無理・・・・・ 種無しぶどうも本当に植えたいなあ・・・・) 


いずれ、 ドライフルーツやナッツの配合も、 うちで収穫できるものを中心に色々と試して作ってみたいな・・・・・
このお菓子は、 ルヴァンではベルベデーレという名前ですが、 別のお店では森のケーキと言っていたり、また別のお店では〇〇(お店の名前)のケーキと言っていたり、 あるいは山のケーキというお店もあったり、それぞれ色々と配合を変えて売られているようです。
 
母が食べたものは、原材料を見るとレーズン二種、イチヂク、かぼちゃの種、ひまわりの種、ピーナツでした。 バターも使っていないようでしたので、おそらく植物油脂を使っているのかと?  それでも母が私に食べさせたいと思うほどに美味しかったらしいですからすごいです。   内緒ですがkumatoさんがその原材料を聞いて、 CHEEP !! CHEEP !! って横で叫んでいました。 

その代わりルヴァンのものよりは値段は抑えています。 とはいえ、私が作ったものより小さくて一本3300円です。 ルヴァンのものは一切れ4〜500円くらいしますので、一本5000円くらいになるのではないかと思います。
・・・・・ってすぐに値段を気にする貧乏な私・・・・恥



それなら、うちで取れた手作りのドライフルーツを使ったケーキを入れた、 Pietra Sole Cake というのを作ってみたいなあ。 干し柿や洋梨とか入れちゃったり?  酸味と甘みのバランスを取るのが鍵なような気がします。

アーモンドはうちでは無理ですが、 やはりヘーゼルナッツの木も植えてもらいたいものです。   (もう場所がない〜) 



 



by tomomato | 2018-02-17 06:02 | 今日のおやつ | Comments(10)

屋根の様子



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日曜日はリビオもお休みなので、一週間でただ一日の静かな日でした。
騒音がないと、体の緊張も解けて、 久しぶりに仕事に集中できました。   
ここのところ、毎日こっそりリビオが帰った後アトリエのドアを開けて、 工事の進行具合を確かめているのです。 後何日で終わるかしら・・・・・ と指折り数えながら。 いくら私が指折り数えたところで、作業の進行は早まらないのですが・・・・・ 笑







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今日はkumatoさんもいなかったし、 ブログに載せる話題も尽きてしまったので 
夕方、 修復中の屋根の進行具合が外から見るとどのくらい終わっているのか興味があったので、久しぶりに足場を登って屋根の上に上がって見ました。
足場はハシゴで登っていくので、一人の時にここから落ちたらどうしよう・・・・ といささか不安でしたが大丈夫でした。




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こちらは、すでに終わった方の屋根。  これから使う石が上に無造作に置かれておりますが、 落ちてこないか不安・・・・・ 
隣の建物との境界も綺麗にふさがれています。   綺麗な仕上がりだと思います。   





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そしてこちらが今作業中の、私のアトリエのすぐ横の部分の屋根。 


ほほ〜〜〜   穴がだいぶ小さくなっているようです。




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反対側もおそらくこれと同じくらい、穴が空いているはず。  この間見たときよりもだいぶ狭まっていますから、 この穴は一週間以内には埋まるのではないでしょうか???? 喜    煙突回りは家の中に水が侵入しやすい部分ですので、 一番難しいのだそうです。 ここは小さい屋根にもかかわらずいくつも煙突があるので、その点では結構大変だったのかもしれません。 
屋根ができた後は、断熱材をkumatoさんが貼ってくれるはずです。
私は知らなかったのですが、 小さな部屋の方の窓枠も、 もう出来ているそうです。    屋根の作業が終わり次第、 瓦礫の片付けと、これらの作業が待っています。 





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雨樋を載せるための金具もつきました。





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こういったタイプの銅製のものを取り付けます。   
kumatoさんの同僚のチャールズ( うちの近くに別荘を持っていて、kumatoさんが現場監督で彼の家を修復しました) ったら、 私たちが銅製の雨樋をつけていることに対して、

ブルジョワ

とかいって皮肉を言うのですよ。 (彼の別荘は、 鉄製にプラスチックの防水加工をしたものを使っています。)
 
確かに、銅製の方が値段も高く、 ちなみにうちの近くの火葬場に新しく銅製の雨樋を設置したところ、 一晩にして盗まれた!! と言うとんでもない出来事が昔あったと聞いたことがあるくらいです。  おそらく東欧のプロフェッショナル窃盗団が盗んでいったのではないか? とのことでした。
幸い、うちの雨樋は今の所大丈夫です。  

kumatoさん、そして私も、 石のおうちには銅製の方が自然で似合うし美しいと感じるので、 最初に買う時に値段で迷ったのですがこれを選びました。
ですが、 そのことに対して誰かに ブルジョワ! と言われるとは思ってもみなかったので驚きました。 しかもチャールズったら、 自分はいつもは何を買うにしてもお金もないのに最高級のものを必ず買う人なので、 は???  って言う感じ。   

チャールズのおうちの雨樋は、 選ぶ余地なく、 屋根の修理をした人が勝手にその材質を選んで取り付けてしまったので、 もしかしてひがんでいるのでしょうか???   笑    
鉄を防水加工したものは何年たっても表面のプラスチック感は変わりませんが、 銅製のものは最初はピカピカしていても経年劣化していくと渋くなっていい感じになり、 古い石の家に馴染んできます。 
 
な〜んて、 たかが雨樋のことについて材質にこだわったり、 ブルジョワって言われちゃったりって、 かなりマニアックですよね。 笑

本当にブルジョワになれたら良いのですが。 

そうよ、 私たちブルジョワよ、なんか文句ある?   って言ってやりたい。 笑





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ピアッツアに置かれた石も、 だいぶ減ったような気がします。



見る方向が違いますが、 下の写真が八月後半の写真です。
ピアッツアに隙間なく積み上げられていて通れないほどでした。
でも結構余りますね。     これらの石は、 ここからそれほど遠くないところで、 石の家を修復して、屋根も全て新しい既製品の瓦に変えると言うお家からもらってきたものです。 
これだけ石の山をもらって、 お礼はワインを1ダースあげただけで済みました。 笑   でもこれをここまで運んでくる手間と手伝ってくれた人への支払いが結構かかりましたが・・・・・・。 

余った石で、 庭に新しい花壇やピアッツアを作るとkumatoさんは張り切っていますが、 そんな時間と体力があるのかどうか???

そうそう、 ドイツ語で、ものすごいお金持ち、とても豊かなことを  Stein Reich (シュタインライヒ) と表現します。   直訳すると

Stein(シュタイン) = 石   Reich(ライヒ) = 金持ち/豊か
   
なのですが、 うちの場合、 まさしく石だけは豊かに限りなくあるので、   本物のStein Reich(石金持ち)だ〜 とよくkumatoさんと言い合って喜んでいます。 爆   
この石が全て金の塊だったらどれだけよかったことでしょう・・・・・・。





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もし私に力があったら、 屋根作りの作業にはまってしまうかもしれません。 毎日毎日重い石を自分の力で持ち上げて、そして一つ一つ黙々とのせていく作業ですが、 確実に石が積み上がり、 自分がどれだけ今日頑張ったか目に見えてはっきりとわかるではありませんか。 
筋肉をフルに使って、汗を流して、雨の日も、風の日も、日照りの日もただただ作業を続けて・・・・・そして、 その行為の結果は、 あと何百年も残り、そこに住む誰かの命を、生活を、 雨風から守ることになるのです。
自分の行為の積み重ねがこれだけはっきりとわかる作業は、 清々しくて素敵だな・・・・・ と思います。    
 



しかし・・・・・




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これ、 私の大切な花壇・・・・・・・ 滝涙

作業が始まる前にkumatoさんにちゃんと確認したのですよ。  植物を植え替えて避難させる必要はないのか? って。 
いくらでも場所はあるので、その必要はないよとのことでそのままだったのですが、 実際に作業が始まると、リビオが石を上階に持ち上げるのにこの花壇の場所がちょうど良かったらしく、 使い始めてしまったのです。  
その時にすぐ、 花を痛めないようにしてくれと頼んで、最初はここに木の足場台を置いてくれて、 石が直接植物を押し潰さないように少しだけ気を使ってくれていたのですが・・・・・・


月日が立つにつれ、そんなことはうやむやにされてしまった〜〜〜〜〜〜〜   号泣


もろに花壇の土の(お花の)上に石が直接積み重なっています。 おまけに、石を置いていないところは、 雪が降った時に足場や屋根に積もった膨大な量の雪をここにまとめて落としたため、 雪が1m近く積み上がりそのまま長いこと凍りついて, 大切な紫陽花がぼきぼきに折れました。  
いつもこの時期に満開になってくれる大きなクリスマスローズが三つ、ちょうどこの石が無造作に積み上がった下にあるのです。 そして年々株が充実してきたジキタリスや、 リンドウや、 大切な植物がたくさん植わっていたので本当に悲しいです。
  


一体いつ作業が終わり、 この花壇の再生ができることでしょうか。 


終わって、足場も取れたら本当にスッキリするだろうなあ!!      その日を楽しみに、二月を乗り切ることにします。 




暮らし部門/旅行・お出かけ部門で応募します。




 




第2回プラチナブロガーコンテスト



by tomomato | 2018-02-05 06:03 | 石の家の話 | Comments(16)

ただいま避難中




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この週末、kumatoさんはまた週末のコースのためにスイスに行ってしまったので、 kumatoさんの冬アトリエを数日使わせてもらうことになりました。



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というのは、一ヶ月くらい前から、私の工事の騒音に対する耐性が完全に限界値を超えてしまい、全く受け付けられなくなってしまったからです。   週末だけだし、kumatoさんのアトリエはかなり汚いのでまず床を掃除するところから始めないといけないし、いちいち必要なものを取りに行くのがめんどくさいから、やはり私のアトリエで仕事をしようかな〜  と思ってアトリエに入った途端、

ギ〜〜〜〜〜  ドンドンドン  ガンガンガン

とやられて頭を殴られた感じになってしまい、 早速、そそくさと移りました。 





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二つの棟のうち、アトリエから数メートル離れている棟の屋根の修復は無事終わり、 現在はアトリエのすぐ横の屋根をやっています。 近くなったから騒音がさらにうるさくなったというのはもちろんなのですが、 それよりも八月からずっとずっと耐えてきたのが、 コップのお水がいっぱいになると溢れてしまう様に、ただただもう耐えられなくなった・・・・・・・という方があっているような気がします。  

今までずっと騒音の中でも頑張ってきたのですが、 やはり全く集中できず、 思うように仕事が進まなくてイライラしたりがっくりしたりやる気がなくなったりして、 その上仕事が手につかないことで罪悪感を感じてしまったり・・・・・・もう悪循環!!  
それでも無理して頑張ろうと何ヶ月も自分を追い込んできてしまったので、 ここへきてプツンと糸が切れてしまった感じになってしまいました。 

    
 




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耐えられない時にはオフィスの一角にお店を広げて、 練習的なことをしたり、色々と気分を変えてみたりもしたのですが、 斜め上が作業中ですので今ひとつ良い解決策にはならず・・・・・・

もともと音にかなり過敏な方なので仕方がないことなのですが、 1月に入ってからは ’騒音に耐えられない度’ がちょっと病的になり、頭痛がしたり気持ちが悪くなってしまうようになってしまったのでここはもう諦めて、 もう無理をしないことにしました。  無理して良い結果が出ているのなら良いのですが、 悲しいかな、 全然そうではない上精神的に追い込まれてきてしまったので、 頑張って仕事するのもアホらしいと割り切ることにしました。    幸せな気持ちでいることの方がよほど大切ですものね。 

kumatoさんがたまたま私のアトリエに入ってきて、 そのあまりのうるささに驚いて、 いない時は僕のアトリエを使ってもいいよと言ってくれたのですが、それまでは私が愚痴をこぼしていても、 まさかここまでひどいとは思っていなかったみたい・・・・・・ 狼少年じゃありませんが、いつも愚痴を言っていると信用されなくなります・・・・ 笑

今日、 kumatoさんのアトリエにおりましたら、ここもまあ、うるさいことはうるさいのですがドアを4枚隔てたところですので、私のアトリエにいるときのように頭を殴られたり骨をのこぎりで切られたりするような感覚!!??? はなく、結構仕事が捗りましたので、 改めて今まで自分がどれだけ無理をしてきたかということを思い知らされました。






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今日は、リビオがまだ日があるうちに帰りましたので、 やっと写真が撮れました。

私のアトリエのドアをそ〜っと開けてみると・・・・・・





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お〜〜!  隣室への壁が完全に貫かれ、 ドアが入るように綺麗に整えてあります。 





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向こう側の部屋から、私のアトリエに通じるドアを逆に見たところ・・・・・・ この瓦礫を掃除しないと〜〜〜 






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そして、 修復が終わったところの屋根を下から見上げたところ。 

リビオの仕事の遅さにはkumatoさんは実は少し疑問を持っていて、 おそらくそれはリビオが完璧すぎるからだろうということでした。 
昔ながらの屋根の作り方は、 石と石の間にかなり隙間が残るはずなのですが、 リビオは隙間を入れずぴっちりと重なり合うように、用意していた石を並べてイメージに近いものを選び出し、その石をさらにガンガン叩いたり電動ノコギリで石を削って調節しているのです。  伝統的な屋根の作り方は、もちろん電動ノコギリなんて使いません。 (中世に電動ノコギリなんてありませんでしたものね? 笑)  
石の目をみて、感覚でハンマーでぱ〜ん!!と割って終わりです。   (石の目とは、石の割れやすい方向、筋のことです)  重ねてぴったり収まらないところは、そうやって割った時に出る破片を挟んで調節するのです。 
  
もちろん、雨風が横から家の内部に入らないようにこのようにぴっちり作っているのでしょうが、 面白いことに、 ぴっちりしていることが必ずしも良いとも限らないのだそうです。 ある程度隙間がある方が風通しが良く湿気がこもらないので、 梁を健全に保つことができるという考えもあるのだそうです。
この辺はかなり奥深く、 修復マニアの域に達することですので、 私には何が正しいのかはよくわからないのですが・・・・・。 

kumatoさんは、親友の家の修復の工事監督をして、リビオと仕事をしたことはあるのですが、絶えずその場にいて彼の仕事ぶりを見ていたわけではないので、こういう仕事の仕方をするということに気がつかなかったようです。

とはいえ、リビオは本当に信頼できる人なので、 リビオに頼んだことが間違いであったとは全く思っていないのですが、 kumatoさんも思ったように作業が進まないことに少し戸惑っているのかもしれません。 作業が長い=その分かなりのお札が飛んでいく!! ということでもありますから・・・・・滝涙   






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さて、こちらが私のアトリエのすぐ横の屋根・・・・・


もうあと少しで屋根は終わりかな〜と今日は確かめるために覗いてみたのですが、 半分以上は終わっているとはいえ、穴(シートが見えるところ)がぽっかりと空いているのでがっくりしてしまいました。 
内装の工事もリビオにお願いするつもりでいたら、2月には別の仕事が控えているのでできないと断られたそうですので、いくらなんでももうすぐ終わるのだろうとは思うのですが、一体いつになることでしょうか???  

ちょうど終わる頃に私が日本へ発つことになるような気がします。 どうせなら私がいない間に残りの修復も全部終わらせてくれれば良いのですが、そうはいかないようです。  がっくり・・・・


永遠に続くわけではないのだから・・・・・・・



がここのところの私の口癖になっているのですが、 いずれにせよあともう少し、  もう無理せず、明るく楽しく耐えていきま〜す。


ちょっぴり愚痴ってしまってごめんなさ〜い。





 

暮らし部門/旅行・お出かけ部門で応募します。

  




 
























第2回プラチナブロガーコンテスト



by tomomato | 2018-02-03 10:36 | 石の家の話 | Comments(6)


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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