24の扉

この家には、 大小24(だったか25?だったか?)の部屋があります。
中庭からみたところ
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鍵がやたら沢山あって、 

しかもちゃんとどの部屋にどの鍵が合うのかも分からなかったので、鍵の整理から始まりました。

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中には鍵が無い部屋もいくつかあって鍵を新しくつけ直したり・・・


そしてまずは掃除に取りかかりました。 
掃除と言っても、 とにかくどの部屋も過去数百年?の物と塵がつもりつもっていて、これはもう想像に絶する作業でした。
以下は全て半分以上作業が終った後の途中経過の写真!??  何しろどの部屋も凄い状態だったので、圧倒され、とにかくとりあえず毎日1部屋とか半部屋づつとりかかっていったので、 写真どころではなかったのです。そういうわけで、ほとんど手つかずの状態の写真は一枚も無い...残念。 作業に入り、はっと気がついたらそういえば写真取っていなかった! ということばかり..... 

a0278382_17383852.jpgこれはもうほぼ片付いてますね。 最初は天井まで薪が積み上がって部屋に入れませんでしたから。 積み上がった一番したの方は、薪が朽ちて土になってましたよ(笑)
a0278382_1741611.jpgほんとは、ここまで来たら全て外に掃き出して燃やしてしまえ! と思ったのですが、 kumatoさんが、もったいない、積み上がった薪の下の朽ちた細かい木が、暖炉の火付けに一番良いんだから!!! というので、 嫌々貴重な細かくなった木々を袋に詰め込みました。 この作業だけで2日はかかったかな? 何しろ床まで50cmくらいの深さに朽ちて細かくなった木々がつもっていましたから。  ほこりにまみれながら集めた限りなく細かな枝を、 火付け用のスターターとして小さな袋に詰めて、マッチ売りの少女の様に道ばたに立って、一袋3ユーロくらいで売ろうかと思わず思いました!

でもkumatoさんの言ったように、この冬は,このスターターの細かな木の切れ端が、本当に役に立ちました! ただ、薪ストーブの周りがほこりだらけになるのがちょっとつらかったですが。 


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 ここも、これでもほとんど片付いた後。 家畜のための柵等全てハンマーで取り壊し片付けた後です。 


a0278382_1739879.jpgこの部屋は、鍵がかかっておらず、中庭から直接いける部屋なので、 何と不法投棄された粗大ゴミがわんさかありました。 冷蔵庫、コンロ、 暖房施設、家具、便器、 洋服、工事に使った木、鍋釜、  本、手紙。。。 手紙等から、多分30−40年くらい前のゴミでした。  



a0278382_17384617.jpg あーあ、 思い出しただけでも気が遠くなる..... (遠い眼)
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これまた、余の惨状に写真を撮る余裕も無かったのですが、中には、 暖炉の灰の捨て場所になっていたのか、1、5mくらいの高さまで灰と塵が積み上がったへやもありました。 スコップで救ってはバケツにいれ、何回運びだしたことでしょう.....


この人、アルカイダ?
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これは誰だ??
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そして、さらに極めつけの部屋がここ!!!
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名付けてディスコルーム!!!  これもまあ、これでもやはり3/4片付いた後!!????の写真なのですが
ここは、70年台、80年台に、この谷一体の若者達が集まってつくったディスコだったそうです!??  このDo田舎の若者達が、 誰も使っていなかったこの部屋におそらく勝手に入って部屋を改造し、 ディスクジョッキーのカウンターまでつくり、 壁中に当時のロックスター? アイドル?の写真を貼りまくり、 電気を不法にひいて、天井には麻布を張りまくって(それがかっこ良かったのだろうか?) 夜な夜な集まっていたらしい。 昼も活動していたのか?部屋を真っ暗にするために窓に、 日よけのドア?までつけてました。  当時のそのままステレオやらビールの瓶やらガラスのコップやら、 何やら怪しい注射器まで! (おそろしー!!!) ありました。  村のMariaおばあさんによると、

’あのころはね、 毎夜ここに若者達が集まって、 この村の女の子を皆かっさらってったわよー!!はははは!!’ (唖然) 

しばらく立ってから、この部屋の片付けをしていると何やら昔不良、みたいな50台?の長髪にひげのおじさんが通りかかり、ちょっと中を見せてもらって良いか? というので、 見せると.....

’あーなつかしいなあ、 昔はここに毎日通ったもんだ、 皆でセメントを床に敷いて、 電気を引いてこの部屋をつくったんだよ。 あーーー良い時代だった、  あれが人生で一番最高のときだったなあ......(昔の良き時代を懐かしむ目) ’ 

とひとしきり30分以上昔話をして帰って行かれました。  

知り合いのやはり50台の友人は、 これこそ歴史の一部なんだから、 この部屋はそのままにして取っておくべきよ!! と言ったのですが、  ちょっとね>>>>     

  
# by tomomato | 2012-06-05 17:41 | 石の家の話 | Comments(7)

光を求めて

どうしてこの家に住もうと思ったかというと、 一番大きな理由は、 

       光がたくさんはいってくるから。 

ジャングルに覆われていた南西側は、 午後にはタップリの光が入ってきます。 特に最上階のスペースは広々としていて窓も大きく光がさんさんと注ぎます。 

この家は、実は4つの建物が横につながった長屋?の様なものです。一番古い家は1600年建造、その次が1660年、 その後1800年代までに建てられたもので、それぞれ既にあった古い建物の壁を利用して継ぎ足して建て増しされたようです。 それぞれの建物は、だいたい1階は家畜小屋、 2階が住居、3階は家畜の干し草を保存する部屋になっています。  決して豊かな人たちが住んでた家ではなく、家畜を飼ってその乳でチーズを作ったり、肉を食べたり、 あるいは葡萄を育ててワインをつくってたりして細々と素朴な暮らしを営んでいた人たちが住んでいた建物です。 家の作りもとてもシンプルで、 少し豊かな人たちが住んでいた家のようなドーム型の天井や、石の細工の様な物は残念ながら?あまりありません。だいたい継ぎ足して立てられた建物なのでそれぞれの部分の床の高さが違うし、ヘンな所や傷んでいる所も多く、改築するにもあまり楽ではありません。  古い建物という点だけだったら、もっともっと魅力的な家は沢山あるのですが.........

でも、でも!!何しろこのロケーション! 

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丘(というか本当は岩の固まり)の上にそびえ立ち、周りに遮る物がありません。 すなわちたくさん光が入ってくるのです! (^ー^)/

kumatoさんも私も絵を描くので、 この3階の干し草部屋は、アトリエにぴったり!

 
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1 a0278382_433387.jpg 写真は皆、奇麗に片付けた後です。 後にまたいくつか写真をアップしますが、 ほとんどの部屋がありとあらゆる物でいっぱいで、 全てを片付けるのに1ヶ月以上かかりました。 これらの干し草部屋は、 いったい何十年前から? の干し草でいっぱいでした。 時々小さな猫が日向のおひるねをしにきていましたよ。 きもちよさそーーー 


 2
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 4 a0278382_440354.jpgこの部屋は干し草を保存していた部屋ではなく、 昔麦の穂を脱穀する部屋だったそうです。 他の部屋はカルキで踏みつけた床なのですが、ここはきちんと四角に切られた石を隙間無く敷き詰めてあります。床を清潔に保つため,あるいは穂を失わないためにそうしてあるそうです。  この地方の昔の家は、床が石畳の所が多いのですが、 普通の部屋はこの部屋の様にきっちりと四角く切られた石ではありません。 

この部屋は、この家で一番素敵な場所! 3方向に窓が開いているため、 太陽がさんさんと入ってきて風がなければ冬でも暖かいくらい! 12月のクリスマスのランチも、この部屋でお祝いしました。  ここには窓ガラスも入れず、このままにしておくつもりです。

そしてなんと壁には.......

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私たちが来た時、この部屋の軒の下にはもともと小鳥が住んでいました。 冬くらいまでしょっちゅう顔を出してくれたのですが、春になったらいつの間にかいなくなってしまいました。 季節の小鳥だったのか、無法な人間(私たち...涙)がやってきて、静かな暮らしを妨害するようになってしまったのでいなくなってしまったのか(涙)。  この部屋はずっとその小鳥のお家だったとおもうので、 申し訳無く思っています。 また戻ってきてくれるといいなーーーー 
 
# by tomomato | 2012-06-04 05:16 | 石の家の話 | Comments(12)

イバラの館

道路側から見た感じ.... 最初はイバラとアイビーにすっぽり囲まれた眠れるお城? というイメージだったのですが、 道路からは何も見えませんでした!   


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最初の数メートルはすでに伐採した後です。人が立てるくらいのスペースが刈り取られているでしょう? (汗)何しろ土地に入ることが出来ないので、 はじからとりかかりました。 
 いつもそうなのですが、作業を始めると、まずそのあまりの惨状に驚き、思わず作業に没頭してしまって最初の手つかずの状態の写真を撮り忘れるのです。 で、ある程度めどがついた所で慌てて思い出して写真を撮る始末。貴重な瞬間はとれずじまいということがほとんどで・・・それはこの一年近く変わりませんでした...。 ブログを始めたら、少しこの点は改善できるでしょうか?

途中経過

い、いえがついに見えたぞ! (^0^)/ 

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2011年11月時点

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秋の写真なので残っている木の葉も落ち、ちょっと禿げてしまって、イバラの館だったときの方が雰囲気があったのですが、 一度は必要の無い物を伐採して、全体の構想を練ってから庭を新たに造って行きます。 植物は育つの時間がかかるから、雰囲気のある庭になるのは何年後でしょうか。
作業をしながら、なんだか人生と同じだなと思いました。 

何か新しいことを始めようとしたら、 思い切って今までの物を整理して,不要な物は切り捨て新たな物を植え付けて行く必要があるのかも... なーんて。  ジャングルに覆われた状態を見ていると、それなりに神秘的だし、出来たらこのまま触らずに眼をつぶって放っておこうかという気持ちがちょっぴりしたりするのですが、(じつは、目前の’しなければならないこと’のあまりの膨大さに圧倒され、 腰が引けるというのが正直な所?) もし家がこのまま放置され、 いずれはすこしづつ倒壊して行くことを避けようとするのなら、 もしもう一度ここに新しい命を吹き込んで、 この家で何かを始めようとするならば、 勇気をもって手を入れなければ!!!     

 
# by tomomato | 2012-06-02 17:40 | 石の家の話 | Comments(2)


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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