秋の山 1



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今年は、8月、9月が一体存在したのかどうか? と思うくらいあっという間に過ぎてしまいました。kumatoさんと二人で、私たち、今年の夏は一体何してたかしら??? と思わず顔を合わせてしまうくらいでした。 
よくよく思い出してみると、あれやこれやと忙しく過ごしていたような気だけはするのですが・・・・・・

kumatoさんの学校が始まる前に、絶対に山に行かなくては!!!  と、もはや先週のことになりますが、 雨が降る前に慌てて山に行ってきました。 





行き先は、上のリンクの8月に行ったLago di Matogno で、 今回は別のルートで行ってみることにしました。




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前回のルートは、かなりの急坂を一気に登るという非常にきついきついものでした。 今回は、前回のルートよりは緩やかだけれど、 長くかかる・・・・・ と聞いていました。 Lago Matogno のある山と同じくらいの高さの山から尾根伝いにアプローチする道です。

かなり標高の高いところまで車で行くことができますので、確かにそこからはそれほど急な登りはないか少ないはず・・・・


本当は、このルートからLago Matognoに行って、アルプ(山小屋)に一泊して、翌日はそこからさらに先のLago Gerato 、氷の湖と言われるところまで登ってみようと前々から話していたのですが、10月になって急に気温が下がり、標高2000m以上では雪が降ったので、 宿泊は今年は諦めました。






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向こうに見える雪をかぶった山は、あの有名なモンテローザですよ〜〜〜〜〜




私は相変わらず運動不足で筋力がなく、 ただでさえ長い行程なのでかなり不安でした。 ですので早朝に出発するつもりだったのですが、なぜかkumatoさんはのんびり・・・・・・・結局家を出たのが朝8時になってしまいました。 それからピクニックの材料を買いにいったりして・・・・・・・・

何しろ日がどんどん短くなっておりますので、 夏のようにのんびりゆったり山に登っていられないのです。 そのため、時間を知るためと、何かあった時のために電話を忘れずに持っていって欲しいとkumatoさんにしつこく頼みました。  (ここで人に頼んだのが間違い・・・・)  

まあ、電話はおそらく山の上では圏外で使えなかったとは思うのですが・・・・・・・・




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kumatoさんは、




’もちろん!持っていくよ’



と張り切っていたにも関わらず、出がけにもう一度確認するといつものように、やっぱり忘れたとか、見つからないとかいってもう一度探しに行きました。 (こうやって出発時間がどんどんまた遅れる・・・・)

やっと見つかって、出かけて、山について、 かなり登ったところで時間を聞くと・・・・・・


’あ〜〜〜〜 車の中に置いたジャケットの中に電話忘れてきちゃった〜〜〜!!!’




・・・・・・・・・・!!





時間がわからないっていうのは、かなりヤバイのでは・・・・・・

  
散々文句を言いながら、でも結局は人に頼んだ自分が悪かったと反省し、一抹の不安を抱えながら登りました。
kumatoさんは、なにも無理してlago Matognoに行かなくても、 途中で引き返したっていいんだし・・・と気楽に考えているようでした。 

前回の行程よりも急ではないとはいえ、思っていたよりも、結構な登りです。 考えていたよりもきつそう・・・・

ここはハイキングコースのマーキングはしてあるものの、そもそもこの山の登山道に入るところまで登る車は許可証がいるため、 一般的なハイキングコースではありません。そして10月の平日・・・・・

人っ子一人、 見事にだ〜〜〜れもいません。 
景色はご覧の通り、本当に素敵でした。 この景色を全て独り占め〜〜〜〜〜!!! 


が・・・・・・・


そこで、事件が発生!!!


発生した時の様子は、 あまりのことでカメラなど出している余裕もなく、危険だったので写真は一枚もありません。



しばらく歩いていたら、急斜面のかなり遠く上(百メートルくらい?)にヤギの大群がいたのです。 私たちのところでは、これより数日前に何回かに分けて家畜の一斉山下りがあったので、もうアルプには家畜はいないのではないかと思ったのでびっくりしました。 


何しろそれまで人っ子一人いなかったものですから、 平和そうに草を食むヤギ達の姿を見て思わず嬉しくなったkumatoさん、 ヤギ達に


’メ〜〜〜〜〜! メ〜〜〜〜! ’



と大声でヤギ語で話しかけました。


すると、ヤギ達が、

’メ〜〜〜 メェ〜〜〜〜!!!!’


と返事をするではありませんか!

すっかり嬉しくなったkumatoさん、 もう何回も何回も


’メ〜〜〜! メメ〜〜〜〜〜〜ッ!!!’


と、ますます張り切って話しかけるのです。(ほとんど叫ぶ)


すると!!!!   何回かヤギ達とやりとりした後、突然一頭のヤギがこちらに向かって急斜面を走り降りてくるではありませんか!!!


いや、一頭だけならよかった!!!

何しろ、ヤギって団体行動の動物ですからね・・・・・・・・・・

その後、そのヤギに続いてまた一頭、また数頭とどんどん後からこちらに向かって猛突進してくるではありませんか!!!

そして!!!! 

100頭とは言わないけれど、少なくとも50〜60頭、平和に草をはんでいたヤギ達の群れが一斉にこちらに向かってすごい勢いで駆け下りてきて、あっという間に私たちを取り囲んでしまったのです!!!!! 




ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  怖い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!



一頭や二頭ならいいのよ、 可愛いよ、 でも50頭60頭のヤギがすごい勢いで私たちに向かって突進してくるの・・・・・そして、押し合いへし合い取り囲むの・・・・・・・

もう死ぬかと思った!!!

あっという間に私たちを取り囲み、ぎゅーぎゅーづめ、もみくちゃにされまくりました。  思わず日本のラッシュアワーを思い出してしまいました。

kumatoさんもすっかり焦って、しまった!! 余計なことをした!!! と大慌て・・・・・・


おそらく、ヤギの飼い主がたまにやってきて同じようにヤギに呼びかけ、塩を与えているのではないか??? それをkumatoさんが声をかけてしまったので、 塩をもらえると思ってやってきたのではないか??? とのことでした。    


先に進みたいものの、前後の道も大勢のヤギに塞がれ、身動きできないほどに囲まれてしまった上、おそらくどんなに必死で先に進んでも、一緒についてくるだけでしょう。  すし詰め状態のヤギ達は、私の腕をひたすらペロペロと舐めます・・・・・ そう、塩!! 塩が欲しいのね〜!

でもヤギってツノがあるのよ〜〜〜〜〜〜 ツノが当たると痛い〜〜〜〜〜〜〜 決して興奮して戦いを挑んでくるわけではないけれど、ギュ〜ギュ〜詰めだから否が応でもツノは当たるし、 それはそれは地獄のような光景でした。

はっきり言って私は恐怖で顔が引きつってましたよ〜〜〜〜〜〜〜〜 滝涙






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どう考えても前には進めないことははっきりしているので、 kumatoさんのとっさのアイディアで、少し手前にあった山小屋の廃墟まで戻ることにしました。  何しろ身動きできないくらいのぎゅーぎゅー詰めですので、ゆっくりとヤギを興奮させないように移動しました。

kumatoさんの方がかなり早く前方を歩きましたので、ここでヤギグループがkumatoさんを追う組と私を追う組で分散され、 少し隙間ができて助かった・・・・・・・・

慌てて隙を見てカメラをリュックから出す私・・・・・・
その前は絶対に無理でしたね。リュックに殺到されたかも。カメラ壊れたかも。リュック奪われたかも。 




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そして、壊れた石のお家の入り口のところでkumatoさんと二人で座りました。
ヤギ達は、

どうしたんだこの人たちは??? 塩はどこ? なにのんびり座ってるの??? という感じで、私たちの周りを家の前、横、後ろからじっと見守ります。 何しろたくさんいるから、 私たちが座っている狭い場所にみんな入らないので、分散するしかないわけ・・・・・ kumatoさんが、それを計算してここまで戻ろうと言ったのかは?? ですが、確かに良い考えでした。 





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kumatoさんも最初はなでなでして可愛がっていたのですが、 これじゃあ立ち去らないではないかと気づき、 わざと冷たい振り作戦に切り替える・・・・・・


私は私で、 

’私たち、なにも持ってないのよ〜〜〜〜〜 (リンゴとか持ってるけど内緒〜〜!)

誤解だから早く帰りなさ〜〜い、 期待させちゃってごめんね〜〜〜〜 戻りなさ〜〜い!!!’

と必死で語りかける・・・・・

kumatoさんと二人して両手をあげて、’いくら待ってもなにもないよ〜〜!!! ’ と語りかけるも、 頑固なヤギさん達は、 なかなか去ってくれません・・・・・・・ そこにフリーズして、私たちの一挙一動をじ〜〜〜〜っと観察しています。

でも、私が必死で大声で呼びかけていると、し〜〜〜んとして聞き入っていたような気がするから、 多少はわかっていたのか否か? 




続きは次回・・・・・




# by tomomato | 2018-10-17 07:10 | お出かけ | Comments(8)


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