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ガーデニング 2

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さて、昨日の続き・・・・
っていうか、ここからが本題 ^ー^

最近、種を探している時に色々と調べていたら、 現在、世界的に有名なオランダ人のガーデナーの名前に出会いました。新宿根草主義という新しいガーデニングの流れがあるらしく、この方は、その一人者の方だそうです。


その人のホームページ

・・・・・・もしかして、みなさん周知の事実で、今までガーデニングについて調べることも知ろうともしなかった私だけが知らなかったのかもしれませんが・・・・・・・

新宿根草主義とは・・・・・・・・・ものすごく省略していうと、 華やかでいつもお花にあふれた従来の意味での素晴らしいお庭を目指すのではなく、 宿根草やローカルな植物を中心にローメインテナンスで、エコロジカルな庭をつくって行こうというガーデニングの新たな動きのようです。 

(日本では、ポールスミザーさんという方が、 それにあたるのではないかと思うのですがどうでしょうか。 この方についても数年前からとても興味を持っておりました。) 

地球温暖化によって今までのやり方ではガーデニングを維持できなくなってきた、 あるいはお庭を世話する手間や人件費や、苗の輸送費などを考えた場合、 四季を通じてお花がいっぱいの見せ所のお庭、お花を追いかけるように維持していくお庭が果たしてエコロジカルかどうか、正しいのかどうかという疑問が出てきた、などなど、ガーデニングを行なって行く上での色々な問題を踏まえた上での新しい考え方のようです。

例えば一例として、バラを育てるには薬を撒かなければいけないという常識があります。 (もちろん、うちを含めて薬を使わずにオーガニックで育てている人もおりますが、商業ベースのガーデンではほとんど撒いているかと思います) あるいは別の植物でも、やれ虫がついた、病気になったということで手軽に薬をまいて解決している場合が多いかと思います。  また、早く植物を育てるために化学肥料をバンバン使ったりもします。 はたまた綺麗で完璧なお庭のために除草剤を使ったりもしているかもしれません。 




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けれども、そうやって作っている目の前にある美しいお庭だけに注目するのではなく、それを超えたレベル〜地球の環境、生態系レベルで考えた場合、 その撒かれた薬や地中に入れられた化学肥料がどれだけ影響を及ぼしているかということまでなかなか目が向かないものです。 
目先の綺麗に咲いたお花に喜んでいるけれど、 でも蜂や別の有効な虫たちも殺してしまっているかも、 地中の土のバランスも壊してしまっているかも。 


別の例ですが・・・・・一刻も早くお庭を完成させて綺麗に見せるために大きな苗を買うとします。 はて、その苗は一体どこからきたのか?  どんな輸送手段を使ってどれだけの距離を運ばれてきたのか? そのために使われたガソリンを含めたエネルギーは一体どれだけのものなのか? (もちろん苗を育てるのに使われている光や温度のためのエネルギーも含めて) 排出されたガスによる環境への影響は??? 
そこまでのことを、私自身は考えたことがありませんでした。

そして、特に商業的なガーデンの場合などは、(プライベートの庭でもあるかもですが) 見所を過ぎた植物は汚くなるので引き抜いて、こうやってエネルギーを散々使って作られ運ばれた、 新たな季節のお花の苗に植え替えたりもします。 決して、最後まで枯れる姿を楽しみ、 つけたタネを鳥たちに与えたりはしません。 

ちなみに、もし買うとしたら、小さな苗の方が良いのだそうです。 それは、

1〜 小さな苗の方が、移植されたお庭の環境に馴染みやすく健康に育ちやすい  
2〜 小さな苗をトラックに200個入れて輸送できたとしても、大きな苗はたったの数十個しか輸送できないので、 エネルギーの無駄をしなくて済む

からだそうです。  

そして、 さらには地元ではその土地の気候や風土にあった、絶命の危機に反している美しい草花があるけれども、人々は一生懸命地球の裏側の草花のタネを蒔き、土地に合わなかったら合わせるために薬をまいて色々と労力とエネルギーをかけているけれど、それはどうなんだろう?  


などなどバラバラと脈略なく例をあげましたが、 今まで、そんなことまで考えたことなかった! と思うような新しい庭づくりの視点を、この新宿根草主義は教えてくれます。



畑作りでは、色々と今まで独学で調べて、 私が今までずっと馴染んできたバイオダイナミック農法に始まり、 パーマカルチャーや自然農法や、岡本よりたかさんによる新?自然農法などについて知識だけは色々と知っていて、kumatoさんの気分に合わせて(笑) 取り入れられることを無理せずにうちの畑に応用しているのですが、 お花の植栽に関しても、 同じようにエコロジカルな面を大切にした庭づくりをしている流れがあることは全く知らなかったので、 私にとっては本当に新鮮な驚きでした。 







早速、 上記の本を購入して読んでいます。(上に色々あげたことは、この本にもたくさん書いてあります)

というのは、この本、なんと二週間前にはキャンペーンか何かでキンドルで買うと、 300円しなかったの!!!普通Kindleは使わないけれど、 定価だとうん千円で、 Kindleだったら300円なら買うでしょ〜〜!!!! 

が、 今見たら、定価に戻ってる〜〜〜〜〜〜〜〜 !!! これを読むとこの新宿根草主義の考え方や実践例などがよくわかって、ものすごく面白かったです。 でも、ネットでも色々と出ているので、 本を読まなくても大体のことはわかるかも。 

でも、そんな哲学や思想を抜きにして、 このPiet Oudolfさんの作る庭が、 華美ではないけれど、今まで私が見たこともないような、それはそれは芸術的で美しい庭なのです!!!    植物が芽吹き、成長過程で緑が生き生きと育ち、そして花開き、 やがて枯れて死んでいく、それぞれがお互いの美しさを引き立て合い、  四季を通した植物の命の美しさがこれ以上考えられないほどに表現された庭なのです。 

彼のプライベートガーデンの秋の紅葉の後の、 冬枯れの茶色くなった植物たちや、 乾いたタネをつけた茎などが、 これがまた本当に美しくて。 私、枯れていく植物フェチなので、 すっかりハマってしまいました。 



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興味のある方は、上のリンクか、彼の名前をgoogle して、彼の作ったお庭を見て見てくださいね。この人の存在を知ってからは、ますますガーデニングに興味を持ってしまいました。 (今日の写真は彼のお庭とは程遠い全部うちの庭、 悪しからず) ガーデニングって、芸術だったんだ〜 っと初めて気が付きました。 



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とは言っても、 私には知識は全くないし、植物の全てを知り尽くしたこの方のようなお庭を作ることはおそらく一生できないことでしょう。   うちには、今までの無知蒙昧な中、 縁があってやってきた植物があれやこれやとバラを含めて植わっておりますし、これらを全て捨てて新たにあれこれ買い揃えて、ゼロから庭を作り直すというのも何か間違っているような気もします。
それに食いしん坊揃いのうちの庭は、畑と花壇の境界が一応あるものの、 花壇にハーブや野菜が植わっていることもありますし、畑にコンパニオンプランツや消毒のためにお花が植わっていることもありますし、 これからもハーブガーデン以外のところで多分ハーブや食べられる野草を育てていくと思いますので、 それはそれで良いかともいます。 




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でも、 なんだか、 これから残りの隙間を植えていく上で (笑)、 また、 新しくできる花壇を作る上で、そして、一度植えたけれど植え替える必要のある植物などの場所を考える上で、 新宿根草主義の新たな考え方を知ることができて、この人の存在を知ることができて、 本当に良かったと思います。






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全く知識がない中、 出会った植物を植えてきたこの庭は、 ごちゃごちゃだけれど、 でも、 その時その時の植物との出会いや、’好き’がたくさん詰まっています。先日、 新たに椿の苗を購入した時に、 あと40年したらこの庭はどうなっているかしらね? とkumatoさんに言ったら、

 ’この庭は、 数え切れないほどの思い出でいっぱいになっているんだよ。’

と答えたのです。 あ〜 あの時もみじを買ったよね、 あ〜 同じ年にこの椿を買ったんだよね・・・・・・ っていう風に、 思い出が重なっていくんだよって・・・・・・・・




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その言葉に、なんだかじ〜んとしました。

例えば、 庭のあちらこちらに今満開のサルビア。 このサルビア(セージ)は2年前に私がタネをまいて育てて すでに大株になってこんなにもたくさんの花を咲かせてくれているのです。でもこれ、 実は間違えてタネを植えてしまったのです。 

私は、サルビアといっても全く知識がなく、 何百種類も種類があることも知らず、 (恥)  イタリアの近所のお店に、お花の写真がついた種があったので、 すっかりこれは草花用のサルビアだと思ってタネを蒔いたのです。そしたらこれ、サルビアオフィチナリス、 普通のお料理用のサルビアでした。 笑 
  
うちには、別の品種ですがなぜか花の咲かないお料理用のサルビアがありますので、必要なかったのです。その苗が何十個とできてしまい、かなり処分したのですが、 全て捨てるのはかわいそうなので庭にも定植しました。   そしたらそれが本当に綺麗な花を長期間咲かせてくれているので、 他の花ともよく似合って、 今年はとても楽しみました。 この花が咲くたびに、 あの時間違えたんだよね〜〜〜〜 ってこれからも笑うことでしょう。


全くこの程度の知識しかない私に、 なぜこんなに大きな庭がやってきたのかわかりませんが、 これからは少しずつ楽しみながら、 考えながら庭づくりをしていこうと思っています。  


いつか、 ほれ見て、私のガーデン!!  と自慢してご紹介できるようなお庭にしたいものです。  


しかし五月の庭、 やっぱり綺麗だなあ。 バラもやっぱり綺麗だな。 






by tomomato | 2018-05-23 20:35 | 石の家の話 | Comments(0)

修復の話




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さて、長らく触れていなかった家の修復について、今日は現状をお知らせします。 






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去年の八月の末からずっと続いている修復ですが、 まだ終わっていません。 滝涙。 

ご覧のように、 私が日本に行っている一週目に屋根がやっと終わり足場も取れました。 予定より三ヶ月遅れでしょうか。 
リビオの仕事、あまりに完璧すぎて、本当に時間がかかりました。 屋根は完璧なのですが、 一つ残念な点があります。 それは、二つの長屋状の建物の屋根、元々は高低差があったものを一つにつなげたため、 煙突が一つ異常に短くなってしまったことです。 二番目の写真の右側の煙突です。   どうして煙突を高く作り直すことをしなかったのか、すごく不思議。 どうみても変です。 


その後、 さっさと内装に手をつけてくれればよかったのですが、 リビオは他の場所で外仕事が待ち受けているので、(何しろ三ヶ月遅れですからね)  雨の日だけうちに来てくれることになったのです。   が〜ん。 

というわけで私が日本から帰って来た2週目からまた工事が始まってしまいました。  いない間にして欲しかった。

なぜ嬉しいはずの修復の進行具合についてブログにずっと載せなかったかというと、 私、 本当に嫌になってしまったのです。  内装の仕事は中の傷んだ漆喰の壁をいったん全てはがしたり、 穴のないところに穴を作ったり、あるいは穴を埋めたりして均等に漆喰を塗っていく作業なのですが、 私にとって、もう仕事場のすぐ隣で作業してをしているという状況が耐えられず、 本当に何も手につかなくなってしまったのです。 

日本に帰って少し休憩を入れたら大丈夫になるかと思ったら全然ダメでした。  しかもかなりうるさい作業の時もありますし、 そうでなくても人の気配がすぐドアの後ろにすること自体がダメになってしまい仕事が手につかないのです。 

おまけに、 今まで触れなかったのですが、 もう一つ問題も・・・・・・


リビオ、 ちょっぴり変わっているけれどいい人だし、 個人的には全く何の問題もないのですが・・・・・

おそらく奥様が洗濯をする時に過剰な量の化学洗剤か柔軟剤を使っているのです。 尋常な量では無いと思います。   
その匂いが好きで、 わざと過剰に使っているとしか思えません。 そして、リビオの休憩室が家の中、3階にあるのですが、 リビオがドアを開けて一歩入って来た途端に家中が匂うのです。    これがまた本当に強烈な匂いで、 リビオの部屋はリビオが一ヶ月いなかった間ずっと窓を開けて空気を入れ替えていたにもかかわらず、 壁や家具や、そこに置いてあったキャンバスにまで強烈な匂いが染み込んでしまって取れないほどに臭いのです。(私には臭いと感じてしまう・・・・・)
    
私は人工的な芳香剤の匂い的なものにとても弱いので、 これはかなりシビアな問題で、 しかもだんだんアレルギーっぽくなってしまって、 今まで気にならなかった他の色々な些細な匂いまでひどく気になるようになってしまいました。  
精神的なものなのかアレルギーなのかわからないのですが、 そのリビオの匂いが少しでもすると頭が痛くなって吐き気までするのです。 もしかして、花粉症と同じである飽和量に達するとアレルギーになるのでしょうか? 

奥様が焼いたお菓子なども時々くださるのですが、 お菓子も洗剤の味がするのです。 なぜ? どうして?   食器洗剤も多用しているの???
申し訳ないのですが、 お気持ちだけいただいて食べられません。   今までの人生で、 ここまでこうした洗剤の匂いをプンプンというか、ガンガンさせた人に初めて出会いました。
私だけが過敏なのではなく、kumatoさんもこの匂いには私ほどひどくはないとはいえかなり参っています。 

うちの休暇用アパートに時々泊まりに来る人が、 アフターシェーブ(だと思う。コロンかもしれない)を異常な量使っていて、 その人が帰った後その匂いが何日も消えずに本当に困ることがあるのですが、 この洗剤の匂いはそれ以上にすごい。一体どれだけ使ってるの??  一回の洗濯に瓶一本使ってるの? っていうくらいすごい。  


長くなりましたが、そんなこんなでもう、 この修復が苦痛で苦痛で仕方がないので写真をとってブログに載せる気すらしなかったのでした。 




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リビオは雨の日しか来ないので、 遅々とした進行状況ですが、 だいぶ部屋らしくなりました。
私が日本に帰っている間にkumatoさんが部屋の中や外回りの瓦礫を全て片付けてくれていて、 (相当大変だったと思う) 本当にありがたいことです。





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シンクもつきました。 (ドアの向こうが私のアトリエ)   先週水道屋さんがやっと来てくれて、 開通し、これからはドアを三枚隔てた向こうのkumatoさんのアトリエまでわざわざ行かなくてすむようになりました。 大きなバケツ二つ分いつも運ぶので、結構大変だったのです。  これは嬉しい!  


そして、 今日、突然大工さんがやって来て、 窓を付けてくれました!!!   まだ全部は終わっておりませんが、 これも嬉しい!



ここは、四畳半くらい? の小さな部屋です。 将来、小さな版画の印刷機も入れる予定。  ワクワク





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こっちは、 キャンバスなどを置く倉庫になります。 倉庫にするにはもったいない空間。


ちょっと、天井=屋根 をみてください。 そのつもりで撮ったのではないのでわかりにくいのですが、石がぴったり重なっていて光が入って来ないでしょう? まるで出来合いのスレートを買って置いたみたいな仕上がりなのです。 伝統的な屋根は、もっとスカスカですよ。 kumatoさんの外アトリエなど、 ものすごい粉塵が風とともに落ちてくるし、 あちらこちらの隙間から光が入って来ます。

この完璧なのが良いか、というと実はそうではないという見方もあります。 スカスカしていることで風通しがよく、梁が腐りにくいのだそうです。  リビオの完璧すぎる仕事、 吉と出るか凶と出るか。 

ここは、屋根の内側に直接断熱材を貼り付け高い天井にします。 元々小さく天井の低い空間なのでそうするのですが、伝統的な修復の仕方としてはこれは本当はNG。   普通の平らな天井を作って、その上に断熱材を置き、 屋根をいつでも内側から見える状態にしておくことが本当は大切なのです。    そうしておけば、 仮に雨水が入り込むところがあってもすぐに見つけて、 そこだけ直すことができるからです。  こうして天井に直接断熱材を貼り付けるやり方ではおそらく50年持つかどうか、  伝統的なやり方ならば数百年、あるいはそれ以上健全な屋根を保つことができるのだそうです。

本当は私たちのアトリエも、 屋根裏の空間を生かして(かなり巨大なスペースなのです) 高い天井にしたかったのですが、 そうした見地から普通の天井にすることにしました。  



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この倉庫の部分はほぼ終わりましたが、 小さな部屋の方はまだ壁を均等にする作業、そして床を作る作業が残っています。  このペースだと、まだ相当かかりそう。 雨の日が少なかったら夏までかかるかも? 
ただ、先々週のように丸々一週間雨が降ると、私の仕事が手につかないのでそれも困るので、 程よく雨の日があると良いのですが。

都合が悪いのは、 雨が降ってリビオが来てガンガン働いてくれると私の仕事ができない、 しかも、 その代わりに最も時間を割きたい庭仕事もできない!! ということです。 

雨の日は、悶々とするしかない!!!  涙 


先週からは夏日がずっと続いたので、 先々週のつけが回って庭仕事が超大変、種もまきまくり、苗の世話に追われ、 いきなり毎日30度近くの暑さになったので衣替えもしなくてはならず、 合間にアトリエに駆け上がってなんとか仕事を進めようと頑張って、 ご飯を食べるのもそこそこに本当に忙しく過ごしていました。  
kuamatoさんがいると、 料理や食事に割く時間が長いので(笑) ちょうど休憩になって良いのですが、一人だと集中しすぎてしまっていけません。   

洗濯するウールのセーターは山積み、 スキーの道具もしまうために袋などが周りに散乱、 家の中も外も苗床でいっぱい、 超散らかった中で暮らしています。


そんなこんな、修復の辛さ プラス  嬉しさのご報告でした。  






by tomomato | 2018-04-24 04:30 | 石の家の話 | Comments(0)

屋根の様子



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日曜日はリビオもお休みなので、一週間でただ一日の静かな日でした。
騒音がないと、体の緊張も解けて、 久しぶりに仕事に集中できました。   
ここのところ、毎日こっそりリビオが帰った後アトリエのドアを開けて、 工事の進行具合を確かめているのです。 後何日で終わるかしら・・・・・ と指折り数えながら。 いくら私が指折り数えたところで、作業の進行は早まらないのですが・・・・・ 笑







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今日はkumatoさんもいなかったし、 ブログに載せる話題も尽きてしまったので 
夕方、 修復中の屋根の進行具合が外から見るとどのくらい終わっているのか興味があったので、久しぶりに足場を登って屋根の上に上がって見ました。
足場はハシゴで登っていくので、一人の時にここから落ちたらどうしよう・・・・ といささか不安でしたが大丈夫でした。




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こちらは、すでに終わった方の屋根。  これから使う石が上に無造作に置かれておりますが、 落ちてこないか不安・・・・・ 
隣の建物との境界も綺麗にふさがれています。   綺麗な仕上がりだと思います。   





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そしてこちらが今作業中の、私のアトリエのすぐ横の部分の屋根。 


ほほ〜〜〜   穴がだいぶ小さくなっているようです。




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反対側もおそらくこれと同じくらい、穴が空いているはず。  この間見たときよりもだいぶ狭まっていますから、 この穴は一週間以内には埋まるのではないでしょうか???? 喜    煙突回りは家の中に水が侵入しやすい部分ですので、 一番難しいのだそうです。 ここは小さい屋根にもかかわらずいくつも煙突があるので、その点では結構大変だったのかもしれません。 
屋根ができた後は、断熱材をkumatoさんが貼ってくれるはずです。
私は知らなかったのですが、 小さな部屋の方の窓枠も、 もう出来ているそうです。    屋根の作業が終わり次第、 瓦礫の片付けと、これらの作業が待っています。 





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雨樋を載せるための金具もつきました。





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こういったタイプの銅製のものを取り付けます。   
kumatoさんの同僚のチャールズ( うちの近くに別荘を持っていて、kumatoさんが現場監督で彼の家を修復しました) ったら、 私たちが銅製の雨樋をつけていることに対して、

ブルジョワ

とかいって皮肉を言うのですよ。 (彼の別荘は、 鉄製にプラスチックの防水加工をしたものを使っています。)
 
確かに、銅製の方が値段も高く、 ちなみにうちの近くの火葬場に新しく銅製の雨樋を設置したところ、 一晩にして盗まれた!! と言うとんでもない出来事が昔あったと聞いたことがあるくらいです。  おそらく東欧のプロフェッショナル窃盗団が盗んでいったのではないか? とのことでした。
幸い、うちの雨樋は今の所大丈夫です。  

kumatoさん、そして私も、 石のおうちには銅製の方が自然で似合うし美しいと感じるので、 最初に買う時に値段で迷ったのですがこれを選びました。
ですが、 そのことに対して誰かに ブルジョワ! と言われるとは思ってもみなかったので驚きました。 しかもチャールズったら、 自分はいつもは何を買うにしてもお金もないのに最高級のものを必ず買う人なので、 は???  って言う感じ。   

チャールズのおうちの雨樋は、 選ぶ余地なく、 屋根の修理をした人が勝手にその材質を選んで取り付けてしまったので、 もしかしてひがんでいるのでしょうか???   笑    
鉄を防水加工したものは何年たっても表面のプラスチック感は変わりませんが、 銅製のものは最初はピカピカしていても経年劣化していくと渋くなっていい感じになり、 古い石の家に馴染んできます。 
 
な〜んて、 たかが雨樋のことについて材質にこだわったり、 ブルジョワって言われちゃったりって、 かなりマニアックですよね。 笑

本当にブルジョワになれたら良いのですが。 

そうよ、 私たちブルジョワよ、なんか文句ある?   って言ってやりたい。 笑





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ピアッツアに置かれた石も、 だいぶ減ったような気がします。



見る方向が違いますが、 下の写真が八月後半の写真です。
ピアッツアに隙間なく積み上げられていて通れないほどでした。
でも結構余りますね。     これらの石は、 ここからそれほど遠くないところで、 石の家を修復して、屋根も全て新しい既製品の瓦に変えると言うお家からもらってきたものです。 
これだけ石の山をもらって、 お礼はワインを1ダースあげただけで済みました。 笑   でもこれをここまで運んでくる手間と手伝ってくれた人への支払いが結構かかりましたが・・・・・・。 

余った石で、 庭に新しい花壇やピアッツアを作るとkumatoさんは張り切っていますが、 そんな時間と体力があるのかどうか???

そうそう、 ドイツ語で、ものすごいお金持ち、とても豊かなことを  Stein Reich (シュタインライヒ) と表現します。   直訳すると

Stein(シュタイン) = 石   Reich(ライヒ) = 金持ち/豊か
   
なのですが、 うちの場合、 まさしく石だけは豊かに限りなくあるので、   本物のStein Reich(石金持ち)だ〜 とよくkumatoさんと言い合って喜んでいます。 爆   
この石が全て金の塊だったらどれだけよかったことでしょう・・・・・・。





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もし私に力があったら、 屋根作りの作業にはまってしまうかもしれません。 毎日毎日重い石を自分の力で持ち上げて、そして一つ一つ黙々とのせていく作業ですが、 確実に石が積み上がり、 自分がどれだけ今日頑張ったか目に見えてはっきりとわかるではありませんか。 
筋肉をフルに使って、汗を流して、雨の日も、風の日も、日照りの日もただただ作業を続けて・・・・・そして、 その行為の結果は、 あと何百年も残り、そこに住む誰かの命を、生活を、 雨風から守ることになるのです。
自分の行為の積み重ねがこれだけはっきりとわかる作業は、 清々しくて素敵だな・・・・・ と思います。    
 



しかし・・・・・




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これ、 私の大切な花壇・・・・・・・ 滝涙

作業が始まる前にkumatoさんにちゃんと確認したのですよ。  植物を植え替えて避難させる必要はないのか? って。 
いくらでも場所はあるので、その必要はないよとのことでそのままだったのですが、 実際に作業が始まると、リビオが石を上階に持ち上げるのにこの花壇の場所がちょうど良かったらしく、 使い始めてしまったのです。  
その時にすぐ、 花を痛めないようにしてくれと頼んで、最初はここに木の足場台を置いてくれて、 石が直接植物を押し潰さないように少しだけ気を使ってくれていたのですが・・・・・・


月日が立つにつれ、そんなことはうやむやにされてしまった〜〜〜〜〜〜〜   号泣


もろに花壇の土の(お花の)上に石が直接積み重なっています。 おまけに、石を置いていないところは、 雪が降った時に足場や屋根に積もった膨大な量の雪をここにまとめて落としたため、 雪が1m近く積み上がりそのまま長いこと凍りついて, 大切な紫陽花がぼきぼきに折れました。  
いつもこの時期に満開になってくれる大きなクリスマスローズが三つ、ちょうどこの石が無造作に積み上がった下にあるのです。 そして年々株が充実してきたジキタリスや、 リンドウや、 大切な植物がたくさん植わっていたので本当に悲しいです。
  


一体いつ作業が終わり、 この花壇の再生ができることでしょうか。 


終わって、足場も取れたら本当にスッキリするだろうなあ!!      その日を楽しみに、二月を乗り切ることにします。 




暮らし部門/旅行・お出かけ部門で応募します。




 




第2回プラチナブロガーコンテスト



by tomomato | 2018-02-05 06:03 | 石の家の話 | Comments(16)

ただいま避難中




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この週末、kumatoさんはまた週末のコースのためにスイスに行ってしまったので、 kumatoさんの冬アトリエを数日使わせてもらうことになりました。



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というのは、一ヶ月くらい前から、私の工事の騒音に対する耐性が完全に限界値を超えてしまい、全く受け付けられなくなってしまったからです。   週末だけだし、kumatoさんのアトリエはかなり汚いのでまず床を掃除するところから始めないといけないし、いちいち必要なものを取りに行くのがめんどくさいから、やはり私のアトリエで仕事をしようかな〜  と思ってアトリエに入った途端、

ギ〜〜〜〜〜  ドンドンドン  ガンガンガン

とやられて頭を殴られた感じになってしまい、 早速、そそくさと移りました。 





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二つの棟のうち、アトリエから数メートル離れている棟の屋根の修復は無事終わり、 現在はアトリエのすぐ横の屋根をやっています。 近くなったから騒音がさらにうるさくなったというのはもちろんなのですが、 それよりも八月からずっとずっと耐えてきたのが、 コップのお水がいっぱいになると溢れてしまう様に、ただただもう耐えられなくなった・・・・・・・という方があっているような気がします。  

今までずっと騒音の中でも頑張ってきたのですが、 やはり全く集中できず、 思うように仕事が進まなくてイライラしたりがっくりしたりやる気がなくなったりして、 その上仕事が手につかないことで罪悪感を感じてしまったり・・・・・・もう悪循環!!  
それでも無理して頑張ろうと何ヶ月も自分を追い込んできてしまったので、 ここへきてプツンと糸が切れてしまった感じになってしまいました。 

    
 




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耐えられない時にはオフィスの一角にお店を広げて、 練習的なことをしたり、色々と気分を変えてみたりもしたのですが、 斜め上が作業中ですので今ひとつ良い解決策にはならず・・・・・・

もともと音にかなり過敏な方なので仕方がないことなのですが、 1月に入ってからは ’騒音に耐えられない度’ がちょっと病的になり、頭痛がしたり気持ちが悪くなってしまうようになってしまったのでここはもう諦めて、 もう無理をしないことにしました。  無理して良い結果が出ているのなら良いのですが、 悲しいかな、 全然そうではない上精神的に追い込まれてきてしまったので、 頑張って仕事するのもアホらしいと割り切ることにしました。    幸せな気持ちでいることの方がよほど大切ですものね。 

kumatoさんがたまたま私のアトリエに入ってきて、 そのあまりのうるささに驚いて、 いない時は僕のアトリエを使ってもいいよと言ってくれたのですが、それまでは私が愚痴をこぼしていても、 まさかここまでひどいとは思っていなかったみたい・・・・・・ 狼少年じゃありませんが、いつも愚痴を言っていると信用されなくなります・・・・ 笑

今日、 kumatoさんのアトリエにおりましたら、ここもまあ、うるさいことはうるさいのですがドアを4枚隔てたところですので、私のアトリエにいるときのように頭を殴られたり骨をのこぎりで切られたりするような感覚!!??? はなく、結構仕事が捗りましたので、 改めて今まで自分がどれだけ無理をしてきたかということを思い知らされました。






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今日は、リビオがまだ日があるうちに帰りましたので、 やっと写真が撮れました。

私のアトリエのドアをそ〜っと開けてみると・・・・・・





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お〜〜!  隣室への壁が完全に貫かれ、 ドアが入るように綺麗に整えてあります。 





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向こう側の部屋から、私のアトリエに通じるドアを逆に見たところ・・・・・・ この瓦礫を掃除しないと〜〜〜 






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そして、 修復が終わったところの屋根を下から見上げたところ。 

リビオの仕事の遅さにはkumatoさんは実は少し疑問を持っていて、 おそらくそれはリビオが完璧すぎるからだろうということでした。 
昔ながらの屋根の作り方は、 石と石の間にかなり隙間が残るはずなのですが、 リビオは隙間を入れずぴっちりと重なり合うように、用意していた石を並べてイメージに近いものを選び出し、その石をさらにガンガン叩いたり電動ノコギリで石を削って調節しているのです。  伝統的な屋根の作り方は、もちろん電動ノコギリなんて使いません。 (中世に電動ノコギリなんてありませんでしたものね? 笑)  
石の目をみて、感覚でハンマーでぱ〜ん!!と割って終わりです。   (石の目とは、石の割れやすい方向、筋のことです)  重ねてぴったり収まらないところは、そうやって割った時に出る破片を挟んで調節するのです。 
  
もちろん、雨風が横から家の内部に入らないようにこのようにぴっちり作っているのでしょうが、 面白いことに、 ぴっちりしていることが必ずしも良いとも限らないのだそうです。 ある程度隙間がある方が風通しが良く湿気がこもらないので、 梁を健全に保つことができるという考えもあるのだそうです。
この辺はかなり奥深く、 修復マニアの域に達することですので、 私には何が正しいのかはよくわからないのですが・・・・・。 

kumatoさんは、親友の家の修復の工事監督をして、リビオと仕事をしたことはあるのですが、絶えずその場にいて彼の仕事ぶりを見ていたわけではないので、こういう仕事の仕方をするということに気がつかなかったようです。

とはいえ、リビオは本当に信頼できる人なので、 リビオに頼んだことが間違いであったとは全く思っていないのですが、 kumatoさんも思ったように作業が進まないことに少し戸惑っているのかもしれません。 作業が長い=その分かなりのお札が飛んでいく!! ということでもありますから・・・・・滝涙   






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さて、こちらが私のアトリエのすぐ横の屋根・・・・・


もうあと少しで屋根は終わりかな〜と今日は確かめるために覗いてみたのですが、 半分以上は終わっているとはいえ、穴(シートが見えるところ)がぽっかりと空いているのでがっくりしてしまいました。 
内装の工事もリビオにお願いするつもりでいたら、2月には別の仕事が控えているのでできないと断られたそうですので、いくらなんでももうすぐ終わるのだろうとは思うのですが、一体いつになることでしょうか???  

ちょうど終わる頃に私が日本へ発つことになるような気がします。 どうせなら私がいない間に残りの修復も全部終わらせてくれれば良いのですが、そうはいかないようです。  がっくり・・・・


永遠に続くわけではないのだから・・・・・・・



がここのところの私の口癖になっているのですが、 いずれにせよあともう少し、  もう無理せず、明るく楽しく耐えていきま〜す。


ちょっぴり愚痴ってしまってごめんなさ〜い。





 

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第2回プラチナブロガーコンテスト



by tomomato | 2018-02-03 10:36 | 石の家の話 | Comments(6)

砂運びとエルダーフラワー

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この週末はkumatoさんはゆっくり休んで回復して・・・・・ と思っていたのですが、活動的なkumatoさんにそれは無理でした・・・・・・


ついカメラを持って行くのを忘れたのですが、帰って来た翌日の土曜日、朝一番に建設用の砂を売っている場所に砂を買いに行きました。  その光景があまりにすごかったのに写真に撮れなくて本当に残念。

広大な敷地に、だいたい5〜7階建ての建物の高さ位に様々な粗さの砂がいくつも山になって積まれているのです。その光景はエジプトのピラミッドが立ち並んでいるみたいな感じ・・・・・? 


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その砂の山の一角で、kumatoさん、 用意していたたくさんのズタ袋に自らスコップで砂を入れて行きました。 私はアシスタントで、袋を広げてkumatoさんが入れやすいようにしたり、いっぱいになった砂袋を引きずって車の近くまで持って行ったりしました。  まさか手伝わされるとは思っていなかったので普通の洋服を着ていて、汚れるのをいちいち気にする私にkumatoさん、

 

’砂だから汚れないよ〜〜’

’............'



確かに泥汚れのようにはなりませんが、 砂だらけになりました。 でもこれはkumatoさんにとっては汚れたうちには入らないのでしょう。


普通は、トラックで来て、クレーン車か何かで砂を荷台に積み込みそのまま輸送するか、 トラックで建築現場まで配達してもらうはず。 うちも今まで持ってきてもらっていたはずですが、前回砂を注文した時に、 ちょうど雪が降った後で、うちまでの坂に雪があるから輸送できないと断られたのです。 道路の雪は全て除雪してありましたが、それを言ってもダメ、 ここはイタリアです。 やる気がない時にはいくら行ってもやってもらえません。 涙     
それでもどうしても砂が必要だったので、kumatoさん自ら今回のように取りに行ったのです。  そしたら、なんと砂が雪に埋まった上にそれが凍結していて、 雪を割って砂を取り出さなければならなくて本当に大変だったそうです。 輸送が問題だったのではなく、 砂を取り出すのが大変だったから配達を断ったのでしょうね・・・・・ 

何時間もかかって砂を掘り出したkumatoさんを気の毒に思ったのか、 全てただにしてくれたとか!??? (それもまたイタリア 笑) 


今回は、別にただにしてくれたからというわけではないのですが、 kumatoさんに時間がなく輸送を待っていられなかったので直接買いに行ったのです。 



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すでに半分以上取り出した後



kumatoさんが考えた輸送のシステムは、 まず、 袋を用意しておいて、 手で運べる量の砂を砂山からそれぞれの袋に詰め込みます。 そして、その袋を一つずつ車に担ぎ入れます。  (もちろん車は砂だらけ 涙)  そして、うちの村のピアッツアに到着したら、 それらをいくつかまとめてモトキャリオーラに積み込み、家まで運びます。 (一番上の写真) 




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その後、 一袋ずつ担いで移動します。 ちなみにこの袋一袋で30kgはゆうにあります。 私には全く持ち上げられませんでした。 やっと引きずって数メートル移動できるくらいの重さです。 





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今は冬で凍結の恐れがありますので、 漆喰のミキサーは室内に置いてあります。 kumatoさんはスロープと階段を登ってその部屋まで持って行きました。









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まだ全く修復されていないお部屋はこんな感じです。 赤いのがミキサーです。 砂と水と石灰などの材料をミキサーに入れてよく練り上げ、 石やブロックを積み上げるときに使っています。 

一袋30kgとして、 今日は30袋購入しましたので、 合計900kg、 約1トン砂を移動させたことになります。 ちなみに、 建築現場的にいうとこのくらいの砂の量はお遊びみたいなものですので、 おそらく値段もつかないのでしょう、 輸送代もなかったのでこれだけ重い買い物をしてたったの5ユーロ払っただけでした

1トン5ユーロポッキリ・・・・・ 笑





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もう、 石まで運んじゃって無理しないで欲しかったです。 





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いくら言っても聞く人ではありませんので、私はさっさと室内に入ってkumatoさんのためにお茶を入れました。 
学校でインフルエンザをうつされないよう免疫力を高めるために、エルダーフラワーティにレモングラスと陳皮、 そして最後にレモンをた〜っぷりしぼった特製冬のハーブミックスです。   エルダーフラワーティはとっても香りが良く美味しいので、冬の間はこれさえあればいい感じです。 ただ、  医薬効果のあるハーブティは続けて同じものばかり飲まない方が良いですので、 それを避けるためだけに他のフラワーティやリーフティも作っていますが、冬になるたびに、 あ〜 頑張って収穫してよかった〜〜〜  と幸せを味わっています。






この記事を見ると、そういえばこのエルダーフラワーを収穫した頃、kumatoさんは手術を受けていたのでしたね。 あ〜、 ついこの間だと言うのにまたこんなに重いものを持ってしまって、 本当に大丈夫なのか気がかりです。(重いものを持ちすぎたことが原因だった可能性が大なので) 



そして、キウイをこれでもか! と思うほど皮をむいて切ってボールいっぱいに入れておきました。 

頑張って砂を運び切ったkumatoさん、 ヘロヘロになって帰ってきて、 キウイを見るなり器を抱え込んで貪り、 エルダーフラワーのハーブティを魔法瓶いっぱい入れていたのに、あっという間に飲んでしまいました。   

午後は予定ではスキーに行くはずでしたが、天候が今ひとつでしたので代わりに温泉プールに行ってきました。
ここもまた写真に撮ったら素晴らしいところなのですが、 プールなのでカメラは持ち込みできず・・・・ スマホの人はプールの中で写真を撮っていたのですが、あれは防水なのでしょうか? 

外のプールは雪見温泉で、 雪と山と、山から落ちる滝を見ながらのんびりしました。

でもやはり水温が日本の温泉のように高くありませんので、冬は少し寒いです〜〜。 kumatoさんと二人でまた、日本の温泉はいいよね〜〜〜 と話しながら少し寒いお湯に浸かりました。 






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第2回プラチナブロガーコンテスト


by tomomato | 2018-01-23 03:39 | 石の家の話 | Comments(6)

大雨の毎日と修復の騒音 



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年が明けてから、ここのところず〜っと雨なのです。
今日は朝から雷がゴロゴロと激しく鳴り続け、 なんとまたリビングに火花が飛び散りました。  怖い!!   
前回の時には私の座っていた席のすぐ横で( たまたま台所に物を取りに行っていて、席に戻る途中でした。) 雷が落ちたのか、かなり大きな火花がバチバチッという音とともに飛んで驚いたのですが、 今日は上の方でバチバチ!! と小さな火花が飛びました。  
うちの家には、避雷針の代わりになるものがたくさんあるはずなのに、 何故でしょう?  やはりちゃんとした避雷針をつけて欲しいです。  

それでも、今は雪よりも雨の方が助かります。 うちのすぐ裏のシンプロン峠では、 なんと昨日一日で1m半もの雪が積もったそうです。  kumatoさんのいない時にそんなに雪が降られると、雪かきやら工事に必要な屋根石をシートでカバーをする作業やら、到底私一人ではできません。   来週はまた少し気温が下がり、雪の予報もあるので恐怖です。   




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ふと気になってkumatoさんの外のアトリエに下げている干し柿の様子を見に行くと・・・・・ なんと! 湿っているではありませんか!! 
ついこの間、kumatoさんが周りが白く粉ふいてきているよと言っていたのに!! 
 
湿気のせいか、 横殴りの雨が石の屋根から入ったのか、 とにかくこれはいけないと思い、 室内に持ってきて薪ストーブの上の手すりにぶら下げました。
後ろに洗濯物が干してあってごめんなさい・・・・・ 冬はここが一番乾くのです。    (灰もかぶるかも?)   

第一弾と第二弾に干したものはもう冷凍庫にしまい、これは第三弾の干し柿です。 でもなんだか数が全然足りません・・・・・・・・・?
kumatoさん、 どうやら外のアトリエで仕事をしながら、かなりつまみ食いをしたに違いありません。  



さて、 雨が降り続いているとリビオは屋根の仕事をすることができません。 けれども、室内での作業もたくさんありますので、ここのところずっと家の中で仕事をしています。  

昨日の午前中は、リビオは階下のリビングのすぐ横で作業をしていましたので、この時とばかり私は上階のアトリエで仕事をしました。 さあ、午後も頑張るぞ〜っと食後にアトリエに戻ると、突然リビオが私のアトリエを通り抜けて隣の作業場に行きました。  (ノックして〜〜〜!!涙)
私は、集中しているときに突然入ってこられるとものすごくショックを受けてしまうので参りました。 

それはまだ良かったのですが、 その後、 ガンガンと石を打ち付ける音、ダダダダダッと激しいドリルの音がしてきて、 最初はそれでも頑張ろうと思ったのですが、途中から頭が痛くなって仕事をするのは諦めることにしました。 

その後、 やろうと思っていたことができなくてうまく気持ちが切り替えられず、うじうじとしてしまい、 多量の大根の葉っぱを処理したり、漬物をつけたり、 常備菜のきんぴら(コーラビと人参)を作ったり、 ホワイトソースを作って冷凍したり、階下まで響く騒音の中どんより憂鬱な気持ちで午後を過ごしました。 
何しろ大雨で外に出られないので、 騒音から逃げることもできません。  kumatoさんがいると、 うるさいよね〜 と言い合ったり、 なんとなく気持ちの切り替えがしやすくなんとか耐えられるのですが・・・・・・。 

でも、3年間の本格的修復の最中は、 毎日がこんな感じだったはず・・・・・・  私、 どうやって耐えたのでしょうか? 
そのときには私も修復作業のお手伝いをして片付けたり掃除をしたり、 たまに力仕事などしたり写真を撮ったりとアクティブに毎日を過ごしていたので、あまり気にならなかったのでしょうね。 

考えてみると、 ちょうど今回の修復作業が始まった八月末あたりから、 あまり落ち着いて仕事ができていないような気がします。  いまいち良いアイディアも浮かばないし・・・・・・・  って修復のせいにしてはいけませんね・・・・・・ 笑  



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私のアトリエにあるこのドアの向こうが、 今修復中の部分です。 ドアの左横にあるのは、 将来取り付けられることになっているシンク。 

リビオが帰った後、 何してたのかな? 明日もこの騒音が続くのかな???   と覗くと・・・・・





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え!??? (一瞬固まる)






そっか、 そうだったか。   

工事予定としては、今修復している二つの続きの建物を繋げて、 行き来ができるようにすることになっていました。 
リビオは、この、 二つの建物(長屋のように壁続きに作られています)を繋げる穴を開けていたのでした。 
向こう側のお部屋にはちょうどその位置に暖炉がありますので、 案外穴を開けるのは簡単かと思っていたのですが、 壁の厚さが結構あり(80cm)、かなり難航していたようです。 
こちら側の壁と、向こう側の壁の間には、煙突に繋がる穴があります。




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ここには、 うちに余っているドアのうち一つを取り付ける予定です。 いつの日になるかはわかりませんが・・・・・。 

余っているドア??・・・・・・??

うちのドアや窓を作ってくれた現在の大工さん、 とっても良いおじいさんなのですが、 何回もうちにやってきてはものさしでドアや窓の大きさを測るのに、 いつも必要な大きさと違うものを作ってしまうのです!!   その度に開けた穴の方を調節するというとんでも無いことがよくあったのですが、そのうちいくつかのドアは、 完全に見当違いの大きさで作ってしまったので、 使えないまま放ってあったのです。 爆 

一つはこの壁の三分の二もあるものすごく大きなガラスドアで、 本当はそれをつけたかったのですが、ドアが大きければ大きいほど ’建物が崩れる’可能性が高くなりますので、そのアイディアは却下されました。 
せっかく修復しても、 家が崩れると困りますので私も快く了承しました。 笑


いつの日か、修復に区切りがついて落ち着いて仕事ができる日が来ると良いのですが・・・・・・。


今回の修復は、とりあえず屋根と基本的なところだけで、それ以上は予算が尽きるので行えないことになっております・・・ だから区切りは結構早く来ると思っているのですが、本当に一月末に終わるのでしょうか? もう9日ですものね・・・・終わらない気がする・・・・・・ 遠い目





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第2回プラチナブロガーコンテスト


by tomomato | 2018-01-10 05:34 | 石の家の話 | Comments(6)

久しぶりに修復の話





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こちらは、一月二日からもうほぼ普段通りの生活が始まっています。 

本来、クリスマスのお祝い自体は12月24日の夜から1月6日まで続き、この聖12夜の間に見た夢はとても大切な意味があるとも言われている神聖な期間なのです。(日本の、一富士・二鷹・三茄子みたいなもの?) が、 現代ではだいたい24、25、26日とクリスマスで盛り上がり、 次は12月31日の大晦日、1日に新年を迎えて再び盛り上がり、 後は平常通り仕事が始まるところが多く、 6日、三賢王の訪れの日を思い出したようにまた少し祝って完全に普通通りの生活に戻ります。  

うちでも、もう二日からリビオがやってきて屋根の修復作業がまた始まりました。      







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どこかで書いたと思うのですが、本当は12月末に屋根の修復作業は終わる予定だったのです。  リビオはとてもきっちりした人なので、 きっと終わると信じていたのですが・・・・

やっぱり予定は未定・・・・・

この冬は思いの外厳しく、 特に12月に入ってから夜はマイナス6、7度、 そして午前中も11時くらいまでマイナス5度、 その上もちろん冬至に向かって毎日日が短くなって行きましたので、 リビオの仕事時間がぐっと減ってしまったのです。  
温度がマイナスになりますと、漆喰も乾きませんし外での作業は非常に厳しいです。  結果、リビオの作業時間は夏の半分近くになってしまいました。

さらにはドカ雪が数回降りましたので、作業場に積もった雪の処理や、破壊されたテント屋根の修理、 瓦に使う石の上に積もった雪が凍ってしまったのを割る作業など、本来の修復作業以外にもたくさんの時間を取られてしまったのです。




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必死で外で働いている人をよそに、 のんびり手を振っているお邪魔虫が約1名おりますが・・・・




その結果、12月の末ではなく、大体1月末くらいには終わるだろうということになりました。 (予定は未定・・・・ と再び言い聞かせる私)
仕方がないのですが、少し残念です。 私のアトリエは、 修復部分と直接繋がっておりますので、それほどうるさくはないとはいえ、やはり作業の音や気配が気になって集中できないことが多いのです。 その上、室内用ドア一枚隔てた向こうは修復中のほぼ外と言って良い場所なのですが、昨年までのように断熱材を置くことができないので若干寒いのです。  
けれども、 文句など言っては、一生懸命作業してくれているリビオやkumatoさんに申し訳有りません。  いつになるかわかりませんが、完全に出来上がったら私専用の水道のシンクも設置されますし、倉庫もできるのですから!!  (我慢するぞ〜〜〜えいえいお〜)





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リビオの屋根の仕事の行程は、まず隣の建物との接合部分の複雑なところから取り掛かっているようです。
接合部分はかなりきちんとやらないと水が建物の中に流れ込んできてしまいますから、 そこをしっかりと抑えることに重点を置いているようです。

一昨年、彼がkumatoさんのお友達の別荘の屋根を作りました。 その後大雨が降り、家の一階まで多量の水が流れた跡があったそうで、リビオの施工した屋根に問題がある!! と訴えてきました。 kumatoさんがすぐにリビオに電話をしたら、 ’そんなはずはない!!’ ときっぱりと否定したとか。 もちろんリビオはすぐにその家に行って、 水が漏れている場所を点検しました。
そしたらなんと! 漏れていたのは屋根からの雨ではなく、 トイレを設置するはずの位置の水道の栓がきちんとしまっていなくて、そこから何ヶ月も水が漏れて階下まで流れていたとか!!  もちろん水道関係は、リビオではなく、 うちの水道もやってくれた水道屋さんが施工しました。 この人、うちでもとにかくいろいろと失敗をやらかしてくれまして、温水と冷水の蛇口を間違えて取り付けるとか、 温水タンクのパイプ関係を全く間違って接続したとか、(これは本当に危険で、爆発して家が吹っ飛ぶくらいのリスクがあります。爆発はしなかったけれど、 その接続の間違いに気づくまで、 夏は冷水をひねっても火傷するほどの熱いお湯がしばらく流れ続けるなどの不都合がありました。) ここかしこの水道や下水のパイプがきちんとしまっていなかったとか、シリコンなんてぐちゃぐちゃにぬりつけるとか・・・・  もうとにかくいろいろなことがありました。    人柄は愛すべき、良い人なのですが・・・・・ (ため息) 

温水タンクは複雑すぎる装置なので無理でしたが、水道屋下水のパイプの緩みはその度にkumatoさんが黙って直しました。 多分kumatoさんが最初から全部やった方が時間節約になったかと思います。 

というわけでリビオの名誉は挽回されました。  この人の仕事の仕方と、頭のよさを考えると、決してヘマはしないと心から信頼できます。

家の前のピアッツア(広場のようなもの)には、かなりの量の石が並べてあるのですが、 その一つ一つの形と大きさをリビオは覚えているのだとか。
この人ならさもありなん、 と思います。 







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寒空の下、一つ一つ石を積み上げて行く作業、 その継続の力を私も見習わなければ! と思います。







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第2回プラチナブロガーコンテスト



by tomomato | 2018-01-06 02:06 | 石の家の話 | Comments(2)

十二月一日 初雪



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なんと、 今日はちょっと寒いなあと思っていたら雪が降りました。 






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午前中からどんよりとしたお天気でしたが、 雨が降る気配はなかったのでコートに防水スプレーをして外に干していたのですが、 雪が降り始めたことに気づくのが遅く、 コートのフードに雪がかなり積もっていました。 笑






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リビオも、慌てて風で吹き飛んでしまっていたプラスチックのシートの簡易屋根を付け直していました。






そう、ご覧のように、 最後の修復部分の屋根の骨格ができたのですよ。 雪が降るちょっと前に、ちょっと怖かったのですが、今日は頑張って足場の一番上まではしごで登り、写真をとりました。 




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なかなかしっかりした感じで、素敵です。上にのせる石は、計何トンにも及ぶ重さがありますので、梁はしっかりしていないとその重量を支えることができません。 




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元々の壁を少し高くして、しっかりと梁を埋め込みました。壁が厚いでしょう? 〜70cmくらいあるかしら?? この部分はお隣の家と長屋状に続いているのですが、そのお隣の梁の一部が腐っていて危険な状態でしたので、 それもうちの負担で二日がかりで直しました。  うちを修復してもお隣の家が崩れたらうちも崩れますからね。




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下はこんな感じ。 小さなお部屋なのですが、 出来上がったら素敵になると思います。 と言ってもここは作品や材料の倉庫になる予定ですが。 ちょっと勿体無いかも。

ここと続きの手前の部分は1600年代の建物なのですが、 ここは・・・・・






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煙突部分に1747年と書かれています。 この建物自体の年代か、煙突の年代かは?  ですが。 この煙突はうちにある二つ目のパン焼き釜の煙突です。   こちらの小さなパン焼き釜は完全に壊れていて、修復はしません。 小さな村なのに2つもパン焼き釜があったなんて、 おかしいよね? とよく話しています。 相当な人数が住んでいたのか、それともグループが二つに分かれていたのでしょうか? 




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ここが、夏から秋にかけて直した母屋の屋根の部分です。 上にあがったことがなかったので、一体屋根ができたのかどうかこの目で確かめていなかったのでなんだか嬉しくなりました。 よくできていると思います。 





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一人で黙々と、(時々kumatoさんもお手伝いをしますが)ここまでやってすごいわ・・・・・

クリスマスまでに終わる予定と言っていたけれど、この様子ならば本当に終わるかも?
リビオは、もともと自国で(イタリア人ではない)建築家だったのです。 ちょっぴり皮肉屋なところがあり、プライドがとても高い人ですが、 ものすごく頭がいいです。 毎日の作業も、自分でしっかりと予定を決めてその予定にしたがって作業を進めているようで、 全てにおいて規律正しい人です。 こうした骨組みからの作業もきちんと構造を理解してやってくれているので、100パーセント信用できるのでありがたいです。 やって貰えるまで随分と(数年待ちました 涙)時間がかかりましたが、 一度始めたら本当に完璧に毎日の作業を進めてくれるのでkumatoさんも安心して任せることができます。

3年前までの修復作業では、kumatoさんが現場監督で全ての判断が肩にかかっていたので随分大変で、kumatoさんの不在中の作業にはいくつも不具合があって困ったのですが、(残念ながら今もその不具合とともに暮らしています。台所の窓の開口部が小さく、光がよく入らないとかそういう致命的なところまで。 滝涙) 今回の修復ではむしろリビオがボスという感じなので、kumatoさんは安心してスイスに行くことができますし、 リビオが必要な時だけ、kumatoさんはお手伝いとしての役目を果たしています。  





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明後日から私は出かけるので、 kumatoさん用のおやつを色々と作りました。ゴマと胡椒のクラッカー、 マジョラムのクラッカー、 そして焼酎イチヂクとアーモンドのビスコティ。 そして、干し柿第一弾が出来上がりましたので、おろしました。






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中に、間違えて第二弾のもの(あとからぶら下げたもの)も混ざっておろしてしまっていたのですが、 何しろ干し柿は、出来上がる前の半生?トロトロが一番美味しいので、 それにくるみを入れてゴルゴンゾーラチーズをのせました。
これが悶絶するほどの美味しさ! 

贅沢な楽しみです。 





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私の小判袋・・・・・笑
今日、最後のドライ柿を作り終え、しみじみとした達成感を味わっています。 何週間ぶり? 

 柿フリーライフ。


あとは、 熟しガキを代わり番こに冷凍するだけ。 
もしかするとkumatoさんがもっと持ってくるかもしれませんが!!???、それはもう一つの壺に入れて柿酢を作るだけです。 

この大きな小判袋二つ分、いやもしかするともっと出来上がりました。もしかすると柿、400〜500個分くらいは処理したかなあ????     この袋、持ち上げるのがやっとなくらいに相当重いのです。 最後はもう修行僧のようにただ黙々と毎朝毎晩作り続けました。 ただし今年は、ちょっと作りすぎ、 最後の方はもう、飽きてきて正直言って辛かったです。 (そうまでして作るか??? 笑 ) 
仕事時間がその分削られるし。  柿をスライスしながら、 人生の意義について毎日自問自答しておりました。

柿もだんだん柔らかくなってくるので、 最初のころとは質感、味が全然違う仕上がりになってきます。 最初のは、明るいオレンジ色で割とパリッとしていて味もあっさり甘いのですが、 後半のは柔らかいので分厚く切って作りますし、糖分が飴のようになり半透明で、食感はグミのような感じ、 甘さはその分はグッと増します。 薄い方がもちろん綺麗なのですが、 食感と味はどちらが好きかは好みが分かれると思います。  

今年は収穫が早かったこともあって、 薪ストーブだけではなく電動のドライヤーも駆使して20〜40個の柿を毎日処理していきましたが、 できることなら、 薪ストーブだけでのんびりと作っていくくらいの量がちょうどいいかなあ????  
kumatoさんがいない時にはひたすら一人で作りながら、 こんなに作ってどうするのだろう? 私は何のためにこれをやっているのだろう? と思っていましたが、帰ってきたら作る側からつまみ食いをして嬉しそうに食べてくれるので、 作ってよかった・・・・とホッとしました。 

明日の朝起きたら、これが全て小判になっていたらいいのにな・・・・・・ 遠い目  



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昨日はkumatoさんが薪ストーブでお魚を焼いてくれました。





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冬には冬の楽しみがあり、寒いけれど、決して嫌いではありません。 



日曜日から10日近く、ドイツに行きます。 
無事に帰ってきてからゆっくりとお話ししますね。 



しばらくはブログの更新はできないかと思いますが、 帰って来たらまた修復の様子、 ドイツの様子をお見せしますね。 

どうぞ皆様も、寒さに負けずお身体を大切にお過ごしください。 


by tomomato | 2017-12-02 06:03 | 石の家の話 | Comments(8)

修復の続きと大変な突風の日曜日


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日曜日は、朝からゴーゴーとものすごい風が吹き荒れる一日でした。 どうやらアルプスのスイス側で雪が降っているらしく、フェーン現象で風が吹き荒れているようです。 

お天気はとても良かったのですが、 あまりの風の強さに恐ろしくて庭仕事に出る気にはなれず、体調も朝からなんとなくだるく調子の悪い一日でした。  それに、 雨よけの暴風シートがヨットの帆のようにバタバタと大きな音を立ててはためき、 その音を聞いているだけで生きた心地がしなかったのでした。  一部、 もしかして外れて飛んでしまったのでは無いかと思い、近所に探しに行ったりもしました。 


そんな中、 今働いてくれているリビオがお休みの日曜日のうちに写真をとっておかないと、と思い今取り掛かっている上階に上がって見ました。 
前に見た時には、ちゃんと天井もありましたし、 屋根もありました。   実際、 ここを片付けた時に(5年前)、 この部屋なら住めるよね? (他の部屋に比べて・・・・という意味) と話していたほどまあ、部屋らしい部屋でした。




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部屋が小さいので端っこから撮っても全体像が取れないのですが、今はこんな感じ!!  小さな暖炉があるのが見えますか?
この建物は1600年代の建物ですが、この暖炉はかなり後から作られたと思います。 元からあった暖炉を小さくモダンに(笑)作り変えたのかもしれません。 この下の階は伝統的な大きな暖炉がまだそのまま残っています。 





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こんなに小さかったけ? と思うくらい小さく見えます。8畳くらいはあったと思うのですが。 手前のもう一つの部屋は、(写真なし) 4畳くらいしかないのですが。 



う〜ん、 ここがあの部屋だったとは想像しがたい。 廃墟にしか見えません。 (って廃墟だけれど・・・・・笑)
ちなみに上の写真に見える煙突は取り外す予定です。 この下に、二つ目の小さなパン焼きがまがあり、 最初はそれも修復して大きなパン焼き釜と小さなパン焼き釜二つ使おうと話していたのですが、 今の生活状態から、その二つをわざわざ使うことはないだろうという結論に達し、 一つは修復しないことにしました。 この煙突の下にあるパン焼き釜は完全に釜ごと壊れていて下が崩れているので、修復作業もかなり大変なものになりますし、使わないものを直しても仕方がありませんので残念ですが同意しました。 





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リビオはとても几帳面な性格で、 下ろした屋根石をまたすぐにスムーズに載せられるようにきちんと整理しておいてあります。 手前にゴロゴロおかれた小石の山は、 瓦礫ではなく、屋根石を乗せる時に石と石の間の隙間を調整するために必要な、大切な材料なのです。 





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12月の末までには、 この棟の二つの屋根が作り終わるはずなのですが、 本当に終わるのでしょうか??? まだまだ途方も無い作業に見えるのですが。  冬に入ると漆喰作業など難しくなりますので、 どこまで進むのかドキドキものです。 

さて、この突風は夜遅くまで吹き荒れ、しかも次第に勢いを増していくようで、 私は今家に一人ですので、怖くて怖くてたまりませんでした。 作業場から地面や作業台の上に何やら大きなものが落下していく激しい音がひっきりなしにするし、 不穏な物音が立て続けに続き、 怖かった〜。 外を見ても真っ暗なので、一体何が落ちたのか、 なにが起こっているのかわからないので、朝まで待ちました。

朝、見てみると、材木やら石やらそこらじゅうに散乱していて、 雨よけシートも外れていて、 やってきたリビオも絶句・・・・  作業は片付けから始まりました。
  
昨日初めて知ったのですが、以前、 リビオが雨よけシートをうちの屋根の石を重しにして固定させていて、 暴風の時に突風でシートが外れた勢いでそのおもりの石がテラスに落下したことがありました。 (私は昨日初めてkumatoさんに聞いたのです。 私が大騒ぎすると思って内緒にしていたらしい・・・・・) そして、見事にテラスの敷石を割ったとか!!! 
リビオはそのこと(敷石が割れたこと) を知らないようで、kumatoさんは文句の一つも言わなかったようです。 最近、なんだかこの雨よけシートの設置が早すぎるとかなんとか、 kumatoさんがブツブツ文句言っていたのはそういう背景があったらしいです。  
私なら、 どう責任取ってくれるのよ! とすぐに文句言ってしまいそう・・・・・・ あるいは、またそういうことが起こらないように、 事実は知らせると思うのですが・・・・・ 
前のダニエルが溶接作業中にきちんと窓を保護しなかったために、家中の窓ガラスが溶接の火花が飛び散って傷だらけになった時も、 kumatoさんは本人に言いたがらず、私が同じことが起こらないように言った覚えがあります。(それでもどういうわけかほとんど全ての窓ガラスがダメージを受けました。 )  

うちの、広大な素晴らしいテラス(笑) は、 決定的な施工ミスがあり、 数年してシビアな問題が出てきました。 施工した時のkumatoさんの判断が間違っていたのです。 その件についてはまたどこかで書こうかと思っていますが、 kumatoさん曰く、

’どうせ一度やり直して、いくつか石を取り変えないといけないから、いいよ・・・・・’ 

だそうです。 


しかし、 落ちてきた材木や石や、そういう諸々のことよりももっと驚いたことがありました。
朝、薪ストーブをつけてしばらくしてから、 洗濯物を干しに外に出てみると何かいつもと違う匂いがします。 
あれ、薪ストーブが不完全燃焼でもしているのかな? 煙の出具合を見ないと、と思ってふと上を見上げると・・・






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え???



いつもと煙突の様子が違う!!!!!  なんかはみ出してる!!! 




拡大写真
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な、な、なんと! 昨日の暴風で 石が動かされたらしい!!!


古い家の煙突には、まるで小さなおうちのように屋根がくっついているのですが、 その屋根石の一番の土台になる大きな石が大きく横にずれ、 やっとの事でバランスを保って乗っかっているだけの状態なのです!!!??? 



すぐにkumatoさんに電話をしたかったのですが、時計をみるとまだ授業中のようでしたのでグッと我慢。 しばらく考えてからリビオに相談してみました。 すぐにテラスから状態を見てもらい、 あとで見てみるから・・・ と約束してもらって一安心。 


が、その’あとで’ というのが全ての屋根の作業が終わってから? なのか、 単に忘れただけなのか、昨日のうちにはやってもらえずに帰っていってしまいました。 

もう一度突風が吹いたら、今度は煙突屋根ごとテラスか、煙突内部に落下してしまうので、 ヒヤヒヤしています。 昨日もとにかく色々な物音がしたので、もしかしたら一部、煙突の内部に落ちてきている可能性はあります。 


こういう時に、家に一人でいるのは不安ですね・・・・・・・・ 
kumatoさんからもリビオにメッセージを送ってもらうように頼みましたが、果たして今日見てくれるかどうか????   
ここの屋根はかなりの急勾配なので、kumatoさんですらおそらくあの煙突のところにはいけないと思うのです。 

あ〜〜〜怖い〜〜〜〜。 
  



by tomomato | 2017-11-21 17:11 | 石の家の話 | Comments(10)

さて、家の修復はどうなっているか?  2



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結果・・・・・・作業用に使っているリフトを使うことに・・・・・このリフト、紐が付いているだけで電動で引き上げられる非常にシンプルな仕組みになっています。この紐に鉄のカゴのようなものを結び付けて、いつも石を引き上げています。 これの限界重量がわからなかったのですが、とりあえず試してみたら大丈夫のようでした。 よかった。そうでなければ、二人で急階段を持ち上げて運ばないといけませんでしたから。

この小さなリフトは、 kumatoさんの生徒さんがアトリエで使っていていらなくなったのをもらい受けたのです。小さな女の人だったので、上階のアトリエに画材を持ち上げるのに必要だったのでしょう。 まさか、こんなにもヘビーな工事に役立つとは思いませんでした。 屋根の石も、一階から三階まで4,5個一気に引き上げられるので、大助かりです。 鍛えた男の人でも一度に一個移動させるのも本当に大変なくらいの重さですから。





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作業台に途中で引っかかってしまうので、kumatoさんが機械を操作する係、 リビオが階段を登ったり降りたりして、引っかかった梁を調節する係。この二人、なかなか良いチームです。




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一応屋根の高さまで引き上げて整理して置きました。 この梁を、リビオは一人で屋根に設置するというのですが、一体どうやってやるのか謎です。






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翌日kumatoさんはスイスに出発なので、夕暮れになってからも作業を進めました。 これは、三角部分の短い梁。これでも二人でフーフー言いながらリフトのところまで運ぶ重さなのです。 




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この散乱する石といい、すごい風景。 悲しいかな、今梁を載せているところは、私の花壇です。 滝涙  石やら梁やらに押しつぶされて、 来春は作り直しでしょう。  これほどの大工事ですから仕方がありませんね。 

ちなみにこれらの屋根石は、 古い屋根を壊して新しい屋根を作るという家からもらってきたものです。 もらってくる時だって、 ものすごく大変な作業だったのですが・・・・最初は足りないかもと言っていたのに、 結果、ものすごい量の石が余るようです。  こんなもの余っても困るのですが・・・・・

kumatoさんは、これで庭に新たなピアッツアと花壇や石壁を作ると張り切っていますが、まだまだこんな重く大変な作業を続けるつもりなのでしょうか???



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・・・・・ここまでの重い作業では、私は何も手伝うことができません。 窓から応援して、 終わったらお風呂と美味しいご飯を用意するだけです。 




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この日の夜ご飯は、 夏に作り損なったナスのパルミジャーノ。  今年はどういうわけかナスが今頃たくさん取れたので、 作ってみました。 これ、ナスを一旦揚げてからラザーニャのようにトマトソースとモッツアレラ、そしてパルミジャーノを乗せた層にしてオーブンで焼き上げるという、ものすごいカロリーの高い料理なので、滅多に作りませんが、 美味しいのです。  油焼きしたナスで作るのと、揚げたナスで作るのとは別物です。(油焼きでも十分美味しいですが・・・・^ー^ 天国を味わうのなら揚げます。)   今年はまだ一回も作っていなかったし、kumatoさんもよく働いたのできちんと作りました。 自家製トマトソースでとても美味しくできました。 それにフェネルと大根とオレンジのサラダ。 オレンジとパスタ以外はうちで採れたものです。 野菜を買わなくていいって言うのは本当に毎日味わえる幸せ・・・・・・ 





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そして、 デザートにはモンブランに続く栗のお菓子・・・・栗のテラミス〜 モンブランの時に焼いたスポンジを冷凍していたし、栗のクリームも甘露煮もあるので楽チン。



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 下のスポンジには濃いエスプレッソを、 上のスポンジにはラム酒をたっぷりと染み込ませてある大人の味です。これが悶絶するほど美味しかった〜〜〜〜〜〜〜!!!!    今回の日本でも、本当に美味しいお菓子屋さんでモンブランを何回か食べたのですが、 それとはまた全然違う美味しさなのです。 栗拾いから手間が始まっているからでしょうか?  自分で作って自画自賛、 これまた自己満足の幸せ・・・・・・ 笑  


お腹もいっぱいで、 私は胃薬を飲んで寝ました。 笑

by tomomato | 2017-11-19 17:41 | 石の家の話 | Comments(18)


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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