秋の山 2



a0278382_15542477.jpg




さてさて、恐怖のヤギ囲まれ事件の続き・・・・・・



a0278382_15532874.jpg



いやまあ、 押しても引いてもダメとはこのこと・・・・・
人生でもそうですが、そういう時にはじっと待機するしかありません。 

説得を試みるもイマイチわかっていない様子のヤギ様・・・・・・





a0278382_15534944.jpg


しかし、私たちの一挙一動をいつまでもじっと見守る方達。  話しかけると聞いているようなふりしてるけど、 実は全然聞いていない・・・・・・ 





a0278382_15540795.jpg



いや〜 そんなにわらわらされても困るのよ〜〜。  はっきり言って時計ももっていないし、私たち、早く先に進まないといけないのよ〜。

でも全然わかってくれない。


かれこれ30分以上はここにとどまっていた様な気がします。 実際はもっと長く感じました。





a0278382_15544253.jpg






後ろも前も包囲されて、見張られていますから、 下手に動けませんが、もう待てません。

kumatoさん、しびれを切らして、今度は ’凶暴なふり’ 作戦に乗り換えることにした様です。 すっくと立ち上がり、 あっちへいけ!! とばかり腕を振り上げる。
私も即座に立って、kumatoさんにくっついてそそくさと道を歩き始めました。

でも、 やっぱりくっついてくる〜〜〜〜〜〜 滝涙




私は、登山用のストックを持っておりましたので、 kumatoさん以上に '凶暴なふり’ をする決意を固めました。
ストックを振り回し、 

’ごめん! だが私たち行かねばならないのだ!!’ 

とヤギたちをバシッ バシッ  打つふり・・・・・・・ フリですよ〜〜〜 

ストックを振り回す姿にびっくりして、火の粉を散らす様に飛び跳ねるヤギたち・・・・・・ 突然攻撃に出たのでパニクってる〜〜〜。

しかし、それでもしぶとくついてこようとするので、 前に歩みを進めながら、 杖をバンバン振り上げて攻撃的に追い払いました。

その姿にビビったのは、ヤギたちだけではなかったみたい・・・・なぜかkumatoさんも恐れをなして私から離れて歩いてました。 笑





a0278382_15550040.jpg


なんで? どして??? とうらめしそ〜〜〜〜に眺める者、 諦める者、 ボーゼンと佇む者、 様々な反応・・・・・・・
ここでは団体行動も崩れ、それぞれの性格が現れている様な・・・・・・

けれども、やっとこさ、私たちにくっついてくるのを諦めてくれました。 一体あれはなんだったのだろう・・・・・・ という思いがヤギたちの中にも、私たちの心にも満ちていた様な気がします・・・・・。




さて、すっかり時間を無駄にしてしまいました。 先を急がないといけません。 まだ、登山道は始まったばかりなのですから!!




a0278382_15551875.jpg




素晴らしい景色を見ながら先に進みます。


a0278382_15553571.jpg



ところが、歩けど歩けど、目印になるはずの分岐点にたどり着かない!!



a0278382_15555298.jpg



ハイキングコースのマーキングでは、私たちの出発点からLago Matogunoまで2時間半とありましたが、 それはどう考えても明らかな間違いで、 私たちが知り合いから聞いていた情報によると、 4時間半くらい目的地までかかります。(ってことは私ならもっとかかる?) 実際、 マーキングのところも、2時間半と印刷されているところがマジックで取り消してあり、3時間半と手書きで書き直されていました。  健脚の人ならば? ハイペースで歩いて、そのくらいで行けるのでしょうか・・・・・?

なんとか分岐点までたどり着いて、もう疲れたしお腹も空いて空いて仕方がないのでお昼ご飯にしました。 良い景色を見ながら食べるご飯って最高!!

ここで、引き返そうかどうしようか??? という話になったのですが、 何しろ時計を持っていないのでなんとも言えません。今まで何時間歩いたのかも検討もつきません。  地図だと、今まで歩いてきた倍はまだありそうですが、ここで諦めるのはなんとなく悔しい様な気がして、 昼食をとった後にまた目的地に向かって歩き始めました。



a0278382_15561083.jpg




ところが、ここからがきつかった〜〜〜〜〜〜!!!!  
え??? ここ登るの??? 緩やかで登りはないって言ったの誰? 嘘じゃん!! (上の写真・・・・)

おまけに失敗したのは、お昼ご飯が美味しかったので、ついついお腹いっぱい食べてしまったので、胃だけじゃなくて全身重くて登るのがきついきつい・・・・・・
kumatoさんなんて、普通昼寝の時間だものね?? 

こんなにきついとは思いませんでした。 やっぱり引き返せばよかった〜〜〜〜  ( 後になって、ここでなぜ引き返さなかったのか本当に後悔しました・・・)



a0278382_15562976.jpg




え〜〜〜〜 まだ登るの〜〜〜〜!!! 



もうぜ〜ぜ〜は〜は〜しながら、普段の運動不足を恨めしく思いつつも自業自得。  やっとの思いで一番高い地点にたどり着きました。小さなチャペルがあって、中にも外にもベンチがあって座れるようになっています。  ハイキングのマーキングが、そこからLago Matognoまで20分と書いてありました。

20分ならいくでしょ?  そう思うでしょ??? せっかくここまできたんだから〜〜〜!!


これを信じた私が馬鹿だった・・・・・・・



a0278382_15564604.jpg





このマーキングが曲者だった。はい、 かなりの登山経験者か、あるいは山岳マラソンでもしている人なら20分で着くと思う。  いや、本当に走らないと20分じゃつかないと思う。 

はるか下に、前回行った時のチーズ小屋が見えます。 kumatoさんはもちろんそこに行きたそうでしたが、 人の気配も家畜の気配も全くなくし〜んとしていて、おそらくもうニーナたちは山を降りてしまったのではないかという感じでした。 時間的に見ても、チーズ小屋まで降りてまた上がってくるのは到底無理ですのでそれ以上確かめに降りることもしませんでした。 悲しそうな思いをにじませるkumatoさんの顔を眺めながら、 先を急ぎました。


実は、 kumatoさん、 ニーナさんに一目惚れしちゃって、そのことを意地悪な私がことあるごとに皮肉っぽくからかうものですから、 本当はニーナさんに会いたいに決まっているのに、

’もう僕はあのチーズ小屋には絶対に行かない!!’

とまで宣言しました。 

’私は行くもんね!!’

’じゃあ一人で行って!’


というしょうもない会話をする私たち・・・・・ 笑


きっと来年も一緒にチーズを買いに行くでしょう。 


さて、20分どころか、1時間近くかかってやっと湖につきました!! (時計がないのでわからないけれど)




a0278382_15570325.jpg





はっきり行って遠かった〜〜〜〜〜〜〜 もうかなり先を歩くkumatoさんの背中を後ろから眺めながら、 日本語で悪態ついてしまうくらいに(kumatoさんにっていうわけではなく、 ’なんでこんなに遠いのよ’ ’もう疲れたよ、いい加減にしてくれよ’ ’ あ〜もういやだ、歩けない、死にそう’ ’20分て嘘でしょうが、 何考えてんのよ’ などなど 、誰にともなく悪態ついてました ・・・・笑)  きつくて疲れました。





a0278382_15572046.jpg




前回はフェスタだったので、何人かの人たちがいましたが、今回は、ここまでの道のりも、 山から見渡す草原にも、 だ〜〜〜れもいない、人っ子一人いない!!!  出会ったのは、あの恐怖のヤギたちだけ!!

水も、前回よりもやはりずっとずっと冷たいです。 私は泳ぐことは最初から諦め、靴下を脱いで足を濡らして氷のように冷たい水でリフレッシュしましたが、kumatoさんは威勢良く全て脱ぎ捨ててすっぽんぽん、 水の中に入ろうとしました・・・・・・ (写真では下半身を隠す・・・笑)

こちらは冷たい、なら彼方ならいいかな? と何箇所からアプローチを試みました・・・・・・・

が・・・・・


やはり冷たくて、結局すごすごと諦めてました。 笑   風邪引いたら困るものね。 タオルも持ってないから、濡れて冷えたらちょっと困りますものね。


正直行って、私はもう歩けない感じでしたが、 かと行って野宿をするわけにはいきませんので、 長く休むこともできず、 すぐに来た道を戻りました。
時間がわからないというのは恐ろしいもの。  太陽の位置を見ると、もう午後遅い時間に入ろうとしているような気がしましたが、 晴れていてまだまだ日が高いような気もするので、 よくわかりません。 






a0278382_15573850.jpg




いや〜 長い。 ひたすら長い。 よくもまあこんなとこ歩いてきたっていうくらい長い・・・・

そして、やっぱり疲れがどんどん溜まってきて、足がふらつくようになり、杖を持っているにも関わらず、私は数回転倒してしまいました。 もう、足が棒になった状態を通り越して、こんにゃくみたいなのです。 杖がなかったら立ってられないくらいです。  
慎重に歩くので、 ますますペースはゆっくりになってしまいました。 そうこうしているうちに、太陽が山かげに落ちてしまいました。 




a0278382_15582605.jpg




紅葉がますます輝いてとっても綺麗だったのですが、もうこれ以上写真なんて撮っている余裕がなくなりました。 
そして、なんと、あのヤギの地点に到達する前に日没になってしまったのです!!   斜面の上の方で、 あんなことがあっても再び平和に草を食むヤギの群れの音を聞きました。  悪いことをしてしまったなあ・・・・・・・

日没後のほんのりした空の明るさを頼りにひたすらひたすら歩く・・・・・ 焦る気持ちにさいなやまされながら・・・・・・

携帯電話を懐中電灯がわりにする予定でしたので、あかりになるものは何も持っていません。 
しかも私、暗闇になるとよく物が見えないのです。 もう泣きそうになりました。 kumatoさんがやっとペースを緩めてくれて、自分の後についてくるよう言ってくれたので、ところによっては肩につかまり、 足元の見当を付けながらひたすら歩き、 最後は道幅が広くなったのでkumatoさんにしがみつくようにして山を降りました。 

ギリギリセーフ・・・・・ と言いたいところですが、いや、最後の1時間ははっきり言って危なかった。 はるかかなたに見下ろす街のあかりがどんどん宝石箱のように輝いていて、それに反して森の中は漆黒に包まれて行くかのようにどんどん暗くなり・・・・・・・ 滝涙。

行きとは別の道を選び、道路に早く出る道に入れたのがよかった。 あのまま森の中だったら本当に危険でした。   道路といっても街灯はないので、アスファルトの道を星の光を頼りに降りましたよ。

車について、 時間を見たら8時!!!    きゃ〜   危なすぎる〜〜〜〜〜〜〜

もう命からがらという感じで帰ってきました。 



今度行くときには、やはり山小屋に泊まるようにして、1日にそれほどたくさん歩かなくても住むようにしたいな・・・・・・・

なんだかんだとアドベンチャーの1日でした。



 


# by tomomato | 2018-10-19 07:14 | お出かけ | Comments(9)


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


by tomomato

プロフィールを見る
画像一覧
通知を受け取る

最新の記事

秋の山 2
at 2018-10-19 07:14
秋の山 1
at 2018-10-17 07:10
雨と冬支度とスイスのパイ
at 2018-10-15 04:08
ドイツ旅行 2018-9 ラ..
at 2018-10-04 05:24
ドイツ旅行 2018-8 ラ..
at 2018-09-28 15:30

カテゴリ

全体
石の家の話
石の家の庭の話
今日のごはん
今日のおやつ
ひとことご挨拶*お知らせ
お出かけ
石の家のものの話
石の家のある所ー0SS0LA
今日の奇麗・うれしかったこと
石の家の楽しく幸せなできごと
天の恵み・自然の恵み
スイスの話
今日の驚いたこと
painting
その他
未分類

以前の記事

2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
more...

最新のコメント

francanaさん、や..
by tomomato at 04:18
ヤギのくだりは可笑しくて..
by francana at 19:14
papricaさん、本当..
by tomomato at 16:08
franさん、kumat..
by tomomato at 16:03
alpinistinさん..
by tomomato at 16:00

検索

タグ

外部リンク

visit

ブログパーツ

記事ランキング

ブログジャンル

海外生活
ナチュラルライフ

画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31