クリスマスイブのプレセピオ 2018
今年のクリスマスイブも、隣町のプレセピオ(キリスト生誕の様子を表したもの)を見に行って来ました。
隣町の中心部は、中世の古い町並みがそのまま残っていて、その様子を生かして街全体でキリストの生誕劇を行っている感じです。 かなり広範囲なのですよ。
去年はkumatoさんがイブのディナーの際にワインを飲みすぎて撃沈してしまって行くことができなかったので、 久しぶりです。
毎年人が変わって少しづつ違うのですが、 それもまた楽しみの一つです・・・・
建物の中や外で、 あちらこちらでこうした昔の生活の様子を見ることができます。
チーズや、郷土料理のクレープのようなものを作っていたり、薬草屋さんではハーブティを作っていたりするのですが、 一緒に体験させてくれたり、無料で試食をさせてもらえます。
が、私もkumatoさんももうお腹いっぱいで、試食どころではありません。 笑
数週間前に行ったスイスのクリスマスマーケットでは、 kumatoさんはまだお薬を飲んでいたのでグリューワインを飲めなかったので、 今度こそ! とグリューワインを買いに走っていました。
ちなみに、スイスではグリューワイン一杯6スイスフラン(5ユーロくらい)、 イタリアでは一杯1ユーロです。
安い〜〜〜〜〜!!!
寒いから、ギリギリまで全て毛を刈ることはしないのだそうです。 4、5cm残して刈っていました。
そして刈られた羊毛は、 このように・・・ 見てるだけで暖かそう・・・・
ピザ屋焼き栗も、昔ながらの方法で作られています。 これも無料で試食できるのですよ〜。
でも、kumatoさんと2人で、
’ この人たち、イブなのに夕食何も食べなかったのかね? よく食べられるよね〜 ’
と話していました。 いつもだったら私たちは真っ先に駆けつけて奪い合って食べるのですが・・・・・ 笑
椰子の木が生えている小さな広場では、ポレンタまで作っていました。この生誕劇を用意するためにやはり、ご飯を食べ損なった人たちがいるのかな?? かなり本気でガツガツ食べている人たちがいました。
かご作りのおじさん
うちの村のおじいさんたちも、ついこの間までこのようにして日常生活に使うかごを作っていました。 素材はヘーゼルナッツの枝、 ナイフで薄く削いで平たいヒゴ? を作っています。 途方も無い手仕事です。
今年は、お年を召した神父様から新しい方に変わって、 マリアとジョゼフ、イエス様の登場の演出が変わりました。
前回までは、 外に設えられた大きな牛とロバの家畜小屋の中に彼らはいて、 12時前になると頭上まで電気のお星様が山の上から降りてきて、
そしてイエス様が登場し、神父様が祝福を与えるというものだったのですが、 今年は家畜小屋は小さくなり、端っこに追いやられ、 私たちが行った時にはなぜかチャペルの中で祝福を受けていました。
う〜ん、 前の方が神秘的でよかったな・・・・・・ 寒空の中、 赤ちゃんやマリア、ジョゼフ役の方を長時間拘束するというのを避けたのでしょうか? それとも神父様が寒いの嫌だったとか????
毎年ほぼ同じことをやっているこの催し、 けれども地元の人たちでごった返し、あちらこちらでお互いに挨拶をして楽しんでいる様子がほのぼのとしています。 (そういう私たちもその1人)
いつもこのブログを見てくださっている方たちはおなじみの光景ですし、日本はもうクリスマスなんてとっくに終わってしまっているのでどうしようかと思ったのですが、 この平和な光景をシェアしたくて、この記事をアップしてみました。
今年も残すところあとわずか・・・・・・・・・
皆様が良いお年を迎えることができますように。
by tomomato
| 2018-12-30 18:08
| 石の家の楽しく幸せなできごと
|
Comments(6)
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saki
at 2018-12-30 21:32
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今年もプレセピオを更新してくれてありがとうございます。
絵のような美しさですよね。毎年楽しませていただいてます!
グリューワイン、スイスは5ユーロって高いものなんですね。
イタリアの1ユーロは安い。
チャペルの中での祝福より、家畜小屋の方が断然雰囲気があっていいのにー。
絵のような美しさですよね。毎年楽しませていただいてます!
グリューワイン、スイスは5ユーロって高いものなんですね。
イタリアの1ユーロは安い。
チャペルの中での祝福より、家畜小屋の方が断然雰囲気があっていいのにー。
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tomomato at 2018-12-30 22:06
sakiさん、毎年同じような写真でごめんなさい。 私たちが毎年おんなじでもやっぱり行ってしまって楽しむように、写真を見てくださる方もおんなじだけど安心して楽しめる・・・みたいな感じだったら良いのですが。 Sakiさんが喜んでくださるだけでも嬉しいです。^ー^ スイスは超物価が高いです。もしかして世界一? 肉まん一個7フランとか。 でしょ、家畜小屋の方がいいですよね・・・・・
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alpinistin at 2018-12-31 04:56
おお!これですこれ!実物大というより、本物のプレセピオ!イタリアならではですね〜。一度見てみたいと思いつつ、まだ願いは叶っていません。
普段はチャラチャラしているように見えても、結構みなさん信仰心が強くて、家族なんかもとっても大切にしているんでしょうね。家族総出で寒空の下で迎えるクリスマス、(激安!)グリューワインもあって。。。所変わればと言っても、陸続きでさえここまで違うんですね〜。
普段はチャラチャラしているように見えても、結構みなさん信仰心が強くて、家族なんかもとっても大切にしているんでしょうね。家族総出で寒空の下で迎えるクリスマス、(激安!)グリューワインもあって。。。所変わればと言っても、陸続きでさえここまで違うんですね〜。
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tomomato at 2018-12-31 17:11
alpinistinさん、人間プレセピオ、 すごく面白いですよ。 イタリア人は、自分たちがチャラチャラしてるなんてぜ〜〜ったいに思ってないように思います。仕事に愛に人生に、全力かけて生きてる! って思ってると思う〜 ^0^ で、人生や哲学をごく普通の素朴なおじいさんおばあさんが饒舌に語り・・・・・・ 語りすぎてちょっぴり仕事の手が休まることが多かったり・・・・ やるべき仕事の時間がちょっと減ったり・・・・ 笑 家族は本当に大切にする人たちですよね。
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pot-eri at 2019-01-03 20:31
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tomomato at 2019-01-03 21:05
poteriさん、毎年同じでも、 やっぱりいいなあと思ってしまって飽きないのよ・・・ 本気でやっている人たちが楽しんでいるからだろうな〜。 ね、グリューワイン、安いでしょう?