秋の山 2



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さてさて、恐怖のヤギ囲まれ事件の続き・・・・・・



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いやまあ、 押しても引いてもダメとはこのこと・・・・・
人生でもそうですが、そういう時にはじっと待機するしかありません。 

説得を試みるもイマイチわかっていない様子のヤギ様・・・・・・





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しかし、私たちの一挙一動をいつまでもじっと見守る方達。  話しかけると聞いているようなふりしてるけど、 実は全然聞いていない・・・・・・ 





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いや〜 そんなにわらわらされても困るのよ〜〜。  はっきり言って時計ももっていないし、私たち、早く先に進まないといけないのよ〜。

でも全然わかってくれない。


かれこれ30分以上はここにとどまっていた様な気がします。 実際はもっと長く感じました。





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後ろも前も包囲されて、見張られていますから、 下手に動けませんが、もう待てません。

kumatoさん、しびれを切らして、今度は ’凶暴なふり’ 作戦に乗り換えることにした様です。 すっくと立ち上がり、 あっちへいけ!! とばかり腕を振り上げる。
私も即座に立って、kumatoさんにくっついてそそくさと道を歩き始めました。

でも、 やっぱりくっついてくる〜〜〜〜〜〜 滝涙




私は、登山用のストックを持っておりましたので、 kumatoさん以上に '凶暴なふり’ をする決意を固めました。
ストックを振り回し、 

’ごめん! だが私たち行かねばならないのだ!!’ 

とヤギたちをバシッ バシッ  打つふり・・・・・・・ フリですよ〜〜〜 

ストックを振り回す姿にびっくりして、火の粉を散らす様に飛び跳ねるヤギたち・・・・・・ 突然攻撃に出たのでパニクってる〜〜〜。

しかし、それでもしぶとくついてこようとするので、 前に歩みを進めながら、 杖をバンバン振り上げて攻撃的に追い払いました。

その姿にビビったのは、ヤギたちだけではなかったみたい・・・・なぜかkumatoさんも恐れをなして私から離れて歩いてました。 笑





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なんで? どして??? とうらめしそ〜〜〜〜に眺める者、 諦める者、 ボーゼンと佇む者、 様々な反応・・・・・・・
ここでは団体行動も崩れ、それぞれの性格が現れている様な・・・・・・

けれども、やっとこさ、私たちにくっついてくるのを諦めてくれました。 一体あれはなんだったのだろう・・・・・・ という思いがヤギたちの中にも、私たちの心にも満ちていた様な気がします・・・・・。




さて、すっかり時間を無駄にしてしまいました。 先を急がないといけません。 まだ、登山道は始まったばかりなのですから!!




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素晴らしい景色を見ながら先に進みます。


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ところが、歩けど歩けど、目印になるはずの分岐点にたどり着かない!!



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ハイキングコースのマーキングでは、私たちの出発点からLago Matogunoまで2時間半とありましたが、 それはどう考えても明らかな間違いで、 私たちが知り合いから聞いていた情報によると、 4時間半くらい目的地までかかります。(ってことは私ならもっとかかる?) 実際、 マーキングのところも、2時間半と印刷されているところがマジックで取り消してあり、3時間半と手書きで書き直されていました。  健脚の人ならば? ハイペースで歩いて、そのくらいで行けるのでしょうか・・・・・?

なんとか分岐点までたどり着いて、もう疲れたしお腹も空いて空いて仕方がないのでお昼ご飯にしました。 良い景色を見ながら食べるご飯って最高!!

ここで、引き返そうかどうしようか??? という話になったのですが、 何しろ時計を持っていないのでなんとも言えません。今まで何時間歩いたのかも検討もつきません。  地図だと、今まで歩いてきた倍はまだありそうですが、ここで諦めるのはなんとなく悔しい様な気がして、 昼食をとった後にまた目的地に向かって歩き始めました。



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ところが、ここからがきつかった〜〜〜〜〜〜!!!!  
え??? ここ登るの??? 緩やかで登りはないって言ったの誰? 嘘じゃん!! (上の写真・・・・)

おまけに失敗したのは、お昼ご飯が美味しかったので、ついついお腹いっぱい食べてしまったので、胃だけじゃなくて全身重くて登るのがきついきつい・・・・・・
kumatoさんなんて、普通昼寝の時間だものね?? 

こんなにきついとは思いませんでした。 やっぱり引き返せばよかった〜〜〜〜  ( 後になって、ここでなぜ引き返さなかったのか本当に後悔しました・・・)



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え〜〜〜〜 まだ登るの〜〜〜〜!!! 



もうぜ〜ぜ〜は〜は〜しながら、普段の運動不足を恨めしく思いつつも自業自得。  やっとの思いで一番高い地点にたどり着きました。小さなチャペルがあって、中にも外にもベンチがあって座れるようになっています。  ハイキングのマーキングが、そこからLago Matognoまで20分と書いてありました。

20分ならいくでしょ?  そう思うでしょ??? せっかくここまできたんだから〜〜〜!!


これを信じた私が馬鹿だった・・・・・・・



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このマーキングが曲者だった。はい、 かなりの登山経験者か、あるいは山岳マラソンでもしている人なら20分で着くと思う。  いや、本当に走らないと20分じゃつかないと思う。 

はるか下に、前回行った時のチーズ小屋が見えます。 kumatoさんはもちろんそこに行きたそうでしたが、 人の気配も家畜の気配も全くなくし〜んとしていて、おそらくもうニーナたちは山を降りてしまったのではないかという感じでした。 時間的に見ても、チーズ小屋まで降りてまた上がってくるのは到底無理ですのでそれ以上確かめに降りることもしませんでした。 悲しそうな思いをにじませるkumatoさんの顔を眺めながら、 先を急ぎました。


実は、 kumatoさん、 ニーナさんに一目惚れしちゃって、そのことを意地悪な私がことあるごとに皮肉っぽくからかうものですから、 本当はニーナさんに会いたいに決まっているのに、

’もう僕はあのチーズ小屋には絶対に行かない!!’

とまで宣言しました。 

’私は行くもんね!!’

’じゃあ一人で行って!’


というしょうもない会話をする私たち・・・・・ 笑


きっと来年も一緒にチーズを買いに行くでしょう。 


さて、20分どころか、1時間近くかかってやっと湖につきました!! (時計がないのでわからないけれど)




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はっきり行って遠かった〜〜〜〜〜〜〜 もうかなり先を歩くkumatoさんの背中を後ろから眺めながら、 日本語で悪態ついてしまうくらいに(kumatoさんにっていうわけではなく、 ’なんでこんなに遠いのよ’ ’もう疲れたよ、いい加減にしてくれよ’ ’ あ〜もういやだ、歩けない、死にそう’ ’20分て嘘でしょうが、 何考えてんのよ’ などなど 、誰にともなく悪態ついてました ・・・・笑)  きつくて疲れました。





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前回はフェスタだったので、何人かの人たちがいましたが、今回は、ここまでの道のりも、 山から見渡す草原にも、 だ〜〜〜れもいない、人っ子一人いない!!!  出会ったのは、あの恐怖のヤギたちだけ!!

水も、前回よりもやはりずっとずっと冷たいです。 私は泳ぐことは最初から諦め、靴下を脱いで足を濡らして氷のように冷たい水でリフレッシュしましたが、kumatoさんは威勢良く全て脱ぎ捨ててすっぽんぽん、 水の中に入ろうとしました・・・・・・ (写真では下半身を隠す・・・笑)

こちらは冷たい、なら彼方ならいいかな? と何箇所からアプローチを試みました・・・・・・・

が・・・・・


やはり冷たくて、結局すごすごと諦めてました。 笑   風邪引いたら困るものね。 タオルも持ってないから、濡れて冷えたらちょっと困りますものね。


正直行って、私はもう歩けない感じでしたが、 かと行って野宿をするわけにはいきませんので、 長く休むこともできず、 すぐに来た道を戻りました。
時間がわからないというのは恐ろしいもの。  太陽の位置を見ると、もう午後遅い時間に入ろうとしているような気がしましたが、 晴れていてまだまだ日が高いような気もするので、 よくわかりません。 






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いや〜 長い。 ひたすら長い。 よくもまあこんなとこ歩いてきたっていうくらい長い・・・・

そして、やっぱり疲れがどんどん溜まってきて、足がふらつくようになり、杖を持っているにも関わらず、私は数回転倒してしまいました。 もう、足が棒になった状態を通り越して、こんにゃくみたいなのです。 杖がなかったら立ってられないくらいです。  
慎重に歩くので、 ますますペースはゆっくりになってしまいました。 そうこうしているうちに、太陽が山かげに落ちてしまいました。 




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紅葉がますます輝いてとっても綺麗だったのですが、もうこれ以上写真なんて撮っている余裕がなくなりました。 
そして、なんと、あのヤギの地点に到達する前に日没になってしまったのです!!   斜面の上の方で、 あんなことがあっても再び平和に草を食むヤギの群れの音を聞きました。  悪いことをしてしまったなあ・・・・・・・

日没後のほんのりした空の明るさを頼りにひたすらひたすら歩く・・・・・ 焦る気持ちにさいなやまされながら・・・・・・

携帯電話を懐中電灯がわりにする予定でしたので、あかりになるものは何も持っていません。 
しかも私、暗闇になるとよく物が見えないのです。 もう泣きそうになりました。 kumatoさんがやっとペースを緩めてくれて、自分の後についてくるよう言ってくれたので、ところによっては肩につかまり、 足元の見当を付けながらひたすら歩き、 最後は道幅が広くなったのでkumatoさんにしがみつくようにして山を降りました。 

ギリギリセーフ・・・・・ と言いたいところですが、いや、最後の1時間ははっきり言って危なかった。 はるかかなたに見下ろす街のあかりがどんどん宝石箱のように輝いていて、それに反して森の中は漆黒に包まれて行くかのようにどんどん暗くなり・・・・・・・ 滝涙。

行きとは別の道を選び、道路に早く出る道に入れたのがよかった。 あのまま森の中だったら本当に危険でした。   道路といっても街灯はないので、アスファルトの道を星の光を頼りに降りましたよ。

車について、 時間を見たら8時!!!    きゃ〜   危なすぎる〜〜〜〜〜〜〜

もう命からがらという感じで帰ってきました。 



今度行くときには、やはり山小屋に泊まるようにして、1日にそれほどたくさん歩かなくても住むようにしたいな・・・・・・・

なんだかんだとアドベンチャーの1日でした。



 


by tomomato | 2018-10-19 07:14 | お出かけ | Comments(13)
Commented by asaporon at 2018-10-19 13:38 x
湖シーンの次の写真で、遥か彼方に人影が見えるけれど、もしやkumatoさん??
最初のヤギに上から見つめられているショットといい、暗闇下山といい、ビビリの私にはまさにリアル恐怖映画だわ。
Commented by tomomato at 2018-10-19 20:01
asaporonさん、そうよそうよ、kumatoさんって、自分のペースで歩きたいからさっさと先に行っちゃうの。 で私は転んでるの。 笑  こういうときには冷たいのよ。  楽しかったけれどきつかった〜〜〜〜怖かった〜〜〜〜
Commented by alpinistin at 2018-10-20 06:12
おおおお!!山羊さん、本当に半端無く沢山。。。。Kumatoさんが山羊飼いのペーターに見えるのは私だけでしょうか?
無事に山羊さんたちを追い払えて良かったです。登山道の時間設定がめちゃくちゃ、というのは本当に嫌ですよね。知らない道で疲れている上に時間の感覚が分からない、ってちょっとした恐怖です。それに疲れていると10分が30分くらいに感じたりしますものねえ。。。でも車に戻ったのが20時って!!気をつけてくださいね〜
Commented by fran9923 at 2018-10-20 09:28
危なかったね〜〜。
そう、無理をすると足にくるのですよ。
ヘニャヘニャになるでしょう?
私もそうなってからは無理しないようにしています。ってもう登れませんがな!!笑

ヤギ、大急ぎで前の記事読みました。怖い〜〜〜。そうか塩!
塩なんですね。

tomoさん、時計とヘッドライト持ってないと!!
山は3時ごろにはもう暗いので本当に危なかったと思いますよ。
気をつけてね〜〜。
生きて帰れてよかった〜〜!
Commented at 2018-10-20 09:36
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomomato at 2018-10-20 16:00
alpinistinさん、この後ろの方にまだまだたくさんいるのよ・・・ 50〜60はいたと思う・・・・ この人たちに一斉に囲まれる恐怖・・・・・    登山に時計もライトも持って行かないっていうのが信じられませんよね・・・ 次回は自分がちゃんとしないと。 alpinistinさんみたいに1000mサクッと登れるような筋力つけた〜い。 私、もうおばあさんみたいにダラダラ登ってるから、表示よりもずっと時間がかかるから、表示が間違ってると本当にこまります~.もっと歩いて体力つけなくっちゃ。  この道は、alpinistinさんにとってはお散歩道よ。 笑
Commented by tomomato at 2018-10-20 16:03
franさん、kumatoさんと一緒だから危ないのかも・・・・笑 よく道に迷ったり、時間設定を間違えたりっていうことが毎回のように起こるのです。 自分一人だと、きちんと調べて考えるのですが。次回から少なくとも時計とライトは忘れないようにします。 夏だと9時くらいまで明るいのですが、急に日が短くなりましたから。 本当に色々な意味で無事に帰れてよかったです〜〜〜 時間がわからないから、途中もずっと不安だったし。 今度から気をつけます〜〜〜〜 
Commented by francana at 2018-10-21 19:14
ヤギのくだりは可笑しくて吹き出してしまいました。
囲まれているtomさんとkumatoさんは気が気ではなかったと思いますが・・・
さいごのほうは読んでいてどきどきしましたよ。無事に帰ってこられてよかったです~~
景色はため息がでるほどきれいなのに・・・山は侮れないですね。
Commented by tomomato at 2018-10-22 04:18
francanaさん、やぎ、後になってみたら本当に漫画みたいな話ですよね。笑 写真で見ると平和な光景だし。  だいたい山に登るのに時計や懐中電灯なしって無謀すぎて・・・・・ 体力に自信がないのにこれはいけなかったと思います。 本当にこれからは気をつけないと・・・・・
Commented by marsha at 2018-10-22 10:56 x
危険を回避して無事帰ってこられて良かったですねー。
Kumatoさんはヨーロッパの男性にしては女性に対してマナー違反ですよね。男性はかよわき女性を保護して面倒を見てくれなきゃー困ります。 そんな冷たい男性とは思っていなかったのですが。

きっとTomoさんが普通の男性以上になんでもお出来になるのでKumatoさんは安心してどんどん先へ進んでしまうのかしら?
ヤギは普通は大人しい動物らしいですが、何かの拍子にツノで突かれたりして怪我でもしたら大変、怖いですよね。

時計はカシオのチープカシオという安い腕時計が便利です。千円で腕時計が買えます。私3年間も使っていますが、狂わない、壊れない、安物なので誰にも取られる心配がありません。
もちろん防水ですからお風呂に入る時もつけっぱなしです。

ライトはヘッドライトが便利ですね。頭につけておけば両手はフリーに使えます。これも安くて便利です。
Commented by tomomato at 2018-10-22 15:34
marshaさん、ヨーロッパの男性がみんなレディファーストかって言ったら、とんでもないですよ。 そうではない男性は山ほどいますよ。 kumatoさんはマイペースな人なので、 自由にどこにでも好きなペースで好きなように行きたい人です。弟さんは年老いたお母さんの横にぴったりついて歩いて、これまた全然違うタイプなので面白いですよね。
Commented by paprica at 2018-10-30 04:53 x
読みながら。。。かなりドキドキしたよぅ。ねぇ、ほんと、次回からこういうお出かけをするときには、近所のひとかお友達にどこに行くかを伝えてくださいっ!そして二日後くらいに家に戻っているか確かめてってお願いして~。プリーズ~。

すっぽんぽんになっちゃうkumatoさん、やっぱりいつまでも少年だね!
Commented by tomomato at 2018-10-30 15:49
papricaさん、 山行くのに時計も電話もないていうのは危険でしょ〜? 考えられないよね。 あ、懐中電灯も。 今度行くときには私がもっとしっかりすることにする==。T0T
自分の身は自分で守らないと! 笑  kumatoさん、私も泳ぐと思って、私が来るまで待ってるのよ〜 一人じゃ勇気がなくてやめたみたい・・・・ 笑   私、冷えに弱いから〜


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