ガーデニング 2

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さて、昨日の続き・・・・
っていうか、ここからが本題 ^ー^

最近、種を探している時に色々と調べていたら、 現在、世界的に有名なオランダ人のガーデナーの名前に出会いました。新宿根草主義という新しいガーデニングの流れがあるらしく、この方は、その一人者の方だそうです。


その人のホームページ

・・・・・・もしかして、みなさん周知の事実で、今までガーデニングについて調べることも知ろうともしなかった私だけが知らなかったのかもしれませんが・・・・・・・

新宿根草主義とは・・・・・・・・・ものすごく省略していうと、 華やかでいつもお花にあふれた従来の意味での素晴らしいお庭を目指すのではなく、 宿根草やローカルな植物を中心にローメインテナンスで、エコロジカルな庭をつくって行こうというガーデニングの新たな動きのようです。 

(日本では、ポールスミザーさんという方が、 それにあたるのではないかと思うのですがどうでしょうか。 この方についても数年前からとても興味を持っておりました。) 

地球温暖化によって今までのやり方ではガーデニングを維持できなくなってきた、 あるいはお庭を世話する手間や人件費や、苗の輸送費などを考えた場合、 四季を通じてお花がいっぱいの見せ所のお庭、お花を追いかけるように維持していくお庭が果たしてエコロジカルかどうか、正しいのかどうかという疑問が出てきた、などなど、ガーデニングを行なって行く上での色々な問題を踏まえた上での新しい考え方のようです。

例えば一例として、バラを育てるには薬を撒かなければいけないという常識があります。 (もちろん、うちを含めて薬を使わずにオーガニックで育てている人もおりますが、商業ベースのガーデンではほとんど撒いているかと思います) あるいは別の植物でも、やれ虫がついた、病気になったということで手軽に薬をまいて解決している場合が多いかと思います。  また、早く植物を育てるために化学肥料をバンバン使ったりもします。 はたまた綺麗で完璧なお庭のために除草剤を使ったりもしているかもしれません。 




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けれども、そうやって作っている目の前にある美しいお庭だけに注目するのではなく、それを超えたレベル〜地球の環境、生態系レベルで考えた場合、 その撒かれた薬や地中に入れられた化学肥料がどれだけ影響を及ぼしているかということまでなかなか目が向かないものです。 
目先の綺麗に咲いたお花に喜んでいるけれど、 でも蜂や別の有効な虫たちも殺してしまっているかも、 地中の土のバランスも壊してしまっているかも。 


別の例ですが・・・・・一刻も早くお庭を完成させて綺麗に見せるために大きな苗を買うとします。 はて、その苗は一体どこからきたのか?  どんな輸送手段を使ってどれだけの距離を運ばれてきたのか? そのために使われたガソリンを含めたエネルギーは一体どれだけのものなのか? (もちろん苗を育てるのに使われている光や温度のためのエネルギーも含めて) 排出されたガスによる環境への影響は??? 
そこまでのことを、私自身は考えたことがありませんでした。

そして、特に商業的なガーデンの場合などは、(プライベートの庭でもあるかもですが) 見所を過ぎた植物は汚くなるので引き抜いて、こうやってエネルギーを散々使って作られ運ばれた、 新たな季節のお花の苗に植え替えたりもします。 決して、最後まで枯れる姿を楽しみ、 つけたタネを鳥たちに与えたりはしません。 

ちなみに、もし買うとしたら、小さな苗の方が良いのだそうです。 それは、

1〜 小さな苗の方が、移植されたお庭の環境に馴染みやすく健康に育ちやすい  
2〜 小さな苗をトラックに200個入れて輸送できたとしても、大きな苗はたったの数十個しか輸送できないので、 エネルギーの無駄をしなくて済む

からだそうです。  

そして、 さらには地元ではその土地の気候や風土にあった、絶命の危機に反している美しい草花があるけれども、人々は一生懸命地球の裏側の草花のタネを蒔き、土地に合わなかったら合わせるために薬をまいて色々と労力とエネルギーをかけているけれど、それはどうなんだろう?  


などなどバラバラと脈略なく例をあげましたが、 今まで、そんなことまで考えたことなかった! と思うような新しい庭づくりの視点を、この新宿根草主義は教えてくれます。



畑作りでは、色々と今まで独学で調べて、 私が今までずっと馴染んできたバイオダイナミック農法に始まり、 パーマカルチャーや自然農法や、岡本よりたかさんによる新?自然農法などについて知識だけは色々と知っていて、kumatoさんの気分に合わせて(笑) 取り入れられることを無理せずにうちの畑に応用しているのですが、 お花の植栽に関しても、 同じようにエコロジカルな面を大切にした庭づくりをしている流れがあることは全く知らなかったので、 私にとっては本当に新鮮な驚きでした。 







早速、 上記の本を購入して読んでいます。(上に色々あげたことは、この本にもたくさん書いてあります)

というのは、この本、なんと二週間前にはキャンペーンか何かでキンドルで買うと、 300円しなかったの!!!普通Kindleは使わないけれど、 定価だとうん千円で、 Kindleだったら300円なら買うでしょ〜〜!!!! 

が、 今見たら、定価に戻ってる〜〜〜〜〜〜〜〜 !!! これを読むとこの新宿根草主義の考え方や実践例などがよくわかって、ものすごく面白かったです。 でも、ネットでも色々と出ているので、 本を読まなくても大体のことはわかるかも。 

でも、そんな哲学や思想を抜きにして、 このPiet Oudolfさんの作る庭が、 華美ではないけれど、今まで私が見たこともないような、それはそれは芸術的で美しい庭なのです!!!    植物が芽吹き、成長過程で緑が生き生きと育ち、そして花開き、 やがて枯れて死んでいく、それぞれがお互いの美しさを引き立て合い、  四季を通した植物の命の美しさがこれ以上考えられないほどに表現された庭なのです。 

彼のプライベートガーデンの秋の紅葉の後の、 冬枯れの茶色くなった植物たちや、 乾いたタネをつけた茎などが、 これがまた本当に美しくて。 私、枯れていく植物フェチなので、 すっかりハマってしまいました。 



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興味のある方は、上のリンクか、彼の名前をgoogle して、彼の作ったお庭を見て見てくださいね。この人の存在を知ってからは、ますますガーデニングに興味を持ってしまいました。 (今日の写真は彼のお庭とは程遠い全部うちの庭、 悪しからず) ガーデニングって、芸術だったんだ〜 っと初めて気が付きました。 



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とは言っても、 私には知識は全くないし、植物の全てを知り尽くしたこの方のようなお庭を作ることはおそらく一生できないことでしょう。   うちには、今までの無知蒙昧な中、 縁があってやってきた植物があれやこれやとバラを含めて植わっておりますし、これらを全て捨てて新たにあれこれ買い揃えて、ゼロから庭を作り直すというのも何か間違っているような気もします。
それに食いしん坊揃いのうちの庭は、畑と花壇の境界が一応あるものの、 花壇にハーブや野菜が植わっていることもありますし、畑にコンパニオンプランツや消毒のためにお花が植わっていることもありますし、 これからもハーブガーデン以外のところで多分ハーブや食べられる野草を育てていくと思いますので、 それはそれで良いかともいます。 




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でも、 なんだか、 これから残りの隙間を植えていく上で (笑)、 また、 新しくできる花壇を作る上で、そして、一度植えたけれど植え替える必要のある植物などの場所を考える上で、 新宿根草主義の新たな考え方を知ることができて、この人の存在を知ることができて、 本当に良かったと思います。






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全く知識がない中、 出会った植物を植えてきたこの庭は、 ごちゃごちゃだけれど、 でも、 その時その時の植物との出会いや、’好き’がたくさん詰まっています。先日、 新たに椿の苗を購入した時に、 あと40年したらこの庭はどうなっているかしらね? とkumatoさんに言ったら、

 ’この庭は、 数え切れないほどの思い出でいっぱいになっているんだよ。’

と答えたのです。 あ〜 あの時もみじを買ったよね、 あ〜 同じ年にこの椿を買ったんだよね・・・・・・ っていう風に、 思い出が重なっていくんだよって・・・・・・・・




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その言葉に、なんだかじ〜んとしました。

例えば、 庭のあちらこちらに今満開のサルビア。 このサルビア(セージ)は2年前に私がタネをまいて育てて すでに大株になってこんなにもたくさんの花を咲かせてくれているのです。でもこれ、 実は間違えてタネを植えてしまったのです。 

私は、サルビアといっても全く知識がなく、 何百種類も種類があることも知らず、 (恥)  イタリアの近所のお店に、お花の写真がついた種があったので、 すっかりこれは草花用のサルビアだと思ってタネを蒔いたのです。そしたらこれ、サルビアオフィチナリス、 普通のお料理用のサルビアでした。 笑 
  
うちには、別の品種ですがなぜか花の咲かないお料理用のサルビアがありますので、必要なかったのです。その苗が何十個とできてしまい、かなり処分したのですが、 全て捨てるのはかわいそうなので庭にも定植しました。   そしたらそれが本当に綺麗な花を長期間咲かせてくれているので、 他の花ともよく似合って、 今年はとても楽しみました。 この花が咲くたびに、 あの時間違えたんだよね〜〜〜〜 ってこれからも笑うことでしょう。


全くこの程度の知識しかない私に、 なぜこんなに大きな庭がやってきたのかわかりませんが、 これからは少しずつ楽しみながら、 考えながら庭づくりをしていこうと思っています。  


いつか、 ほれ見て、私のガーデン!!  と自慢してご紹介できるようなお庭にしたいものです。  


しかし五月の庭、 やっぱり綺麗だなあ。 バラもやっぱり綺麗だな。 






by tomomato | 2018-05-23 20:35 | 石の家の話 | Comments(0)


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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