クリスマス本番は終わったのに
一昨日は、 また突然たくさんの雪が降りました。
前の雪が溶けかけたところへ、 あっという間にまた白銀の世界になりました。
夕方から雨に変わり、夜はフェーン現象で気温が少し上がったのでかなり溶けてしまったのですが溶けた雪が凍って、かえって危ないです。 雪なら雪、 溶けるなら溶けるってはっきりしてくれると助かるのですが・・・・ 笑
さて、クリスマスは終わったけれど、26日はまだクリスマスの延長のようなお休みの日でした。 と言っても自宅で仕事をしている私たちにとっては、あまり休日祭日は関係ないのですが・・・
とにかくたくさんのお肉が余りましたので、 お昼ご飯はケバブにすることにしました。
ピアディーニを買ってあったら楽チンだったのに、突然思いついたので粉をこねるところから1日は始まりました・・・
それぞれ好きなものを好きなだけ詰めてもらいます。
最後のフレッシュトマト(シワシワになってるけど 笑)を使いきりました。
今年は本当に長くトマトを楽しめました。 あれこれ病気対策を研究した甲斐があった! トマトソースや冷凍したトマトがまだたくさんあるので、イタリア料理をたくさん作らないと!
これをくるくるっと巻いて食べてもらうつもりだったのですが、kumatoさんは欲張って山盛りに乗せてしまったので巻いて食べることができず、フォークとナイフで食べていました。
夜ご飯は・・・・
スイス料理、 ラクレットです。
これ、料理と言って良いのでしょうか。 小さなフライパンみたいなのにチーズを乗せて、卓上のラクレット用の機械において溶かして、茹でたジャガイモにかけるだけです。
スイス人は本当にそれだけ食べるのです。 ラッキョウのような小玉ねぎのピクルスときゅうりのピクルスを付け合わせにすることもありますが、 サラダも野菜も何もつきません。 フォンデュの時なんかもっと酷くて、 ピクルスもつきません。 チーズとパンだけです。
kumatoさんは、夏に作ってあったズッキーニピクルスやきゅうりのきゅうちゃん、日本食の時に食べようと4,5日前に仕込んでいた大根の甘酢漬けをテーブルの上に乗せて大満足でした。
私とお友達は日本人なので、 野菜もたっぷり添えて食べました。 でもこれは全くの邪道です。 笑
kumatoさんがまだ若かりし頃、アルプスの山の上で働いていて(家畜の管理とチーズ作り)直径50cmくらいの巨大なチーズの塊の半分を、焚き火に当てながらラクレットをして弟さんと二人で食べたという話を聞いて、目を丸くしました。 それって一人3、4kgのチーズを一気に食べたってことでしょ??? 日本人には想像もできません。 それくらい厳しい労働だったようです。
仕上げは、デザートをラクレットの機械を使って作りました。
これは、スイス人は知らない私が編み出した技です。(爆)
小さなフライパンに、バターを少し乗せて、夏に作った黄桃のコンポートとアーモンド、レーズンを乗せます。そしてラクレットの機械に入れてソテーします。
仕上げに、台の上に乗せ、ラム酒をたっぷりとかけて、火をつけてフランベしました。少し青い炎が見えるでしょう?? 炎がボワっと上がった瞬間、 みんなでお〜〜〜っと叫びます。 笑
お皿に移して、生クリームとシナモンをかけていただきました。 美味しかった〜
本当は熱々の黄桃にアイスクリームを添えて食べたら完璧なのですが、この日はアイスクリームは用意していなかったのです。涙
ケバブをしてもお肉がまだ残っているので、 今度はラーメンを作ることにしました。 ラクレットの日はほとんど調理をする必要がなく、余力が残っていたので久しぶりに麺を打ちました。 このレシピは、パスタを作るよりもちょっぴりめんどくさいのです。 大きな骨だったので薪ストーブでじっくり煮込んでスープを作りました。
このシンプルな状態で食卓に出し、 好きなトッピングを好きなだけ乗せてもらいました。
実は、この翌日に食べるつもりだったのですが、大雪が降って買い物に行けなかったので、急遽1日早く食べることになり、 麺の寝かせ方が足りなかったのか、粉合わせが雑すぎたのか、 改良の余地がいくつかありました。
でもラーメン素人のkumatoさんにはわからない程度なので、私たち日本人二人で麺についてあーだこーだと改良点を話しているのを、こんなに美味しいのになんで? と不思議そうに見ていました。
最終的には翌日の昼食のスープまでありました。 骨にくっついたお肉にかぶりつき、骨の髄まで楽しむkumatoさん。 ここまで飽きずに楽しんでくれるのなら、 自分は肉は食べなくても、頑張って焼いた甲斐があるというものです。
今日は、近くの温泉プールに行ってきました。 外のプールは山景色と夕闇迫る美しい空と凍った滝を眺めることができます。 でも・・・・・
寒かった・・・・・
ヨーロッパの温泉は、とにかく生ぬるいので、 日本の温泉が懐かしくてたまりません。
それでも気持ちよく、久しぶりに体を動かしてスッキリしました。
帰ってから、さささっと夕食の用意をしました。
今日は手巻き寿司パーティ!
お寿司はkumatoさんもとても好きなので、何かあると作りますが、手巻き寿司を用意したことはなかったのでkumatoさんは大喜びでした。
マグロとサーモンとタコとアボガドです。
なんだか食べ物の写真ばかりで、食べてばっかりじゃないの? と思われるかもしれませんが、決してそんなことはないのですよ。 (いや、やっぱりちょっぴり後ろめたさが・・・・ 笑)
大雪になり、kumatoさんは修復現場をテント状に覆っているカバーの上に雪が積もって破壊されるのを防ぐために、 一時間おきに雪を下に落としていました。
ところが、 それだけ苦労していたのに、 夜になってフェーン現象で突風が吹き荒れ、結局ビニールは引きちぎられてしまったのですよ・・・・ 涙
by tomomato
| 2017-12-29 17:27
| 石の家の楽しく幸せなできごと
|
Comments(2)
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fran9923 at 2017-12-30 15:53
本当に、本当によく働いて、よくお料理してらっしゃいます。
すごい!!
じつは私は料理も芸術だと思っているので、tomomatoさんがこうしてお料理に才能を発揮していることは素晴らしいと思います。
ラクレットって本当に面白いお料理ですよね。
かんがえたら日本の料理にもきっとこんな風な変(?)なお料理があると思いますよね。
すごい!!
じつは私は料理も芸術だと思っているので、tomomatoさんがこうしてお料理に才能を発揮していることは素晴らしいと思います。
ラクレットって本当に面白いお料理ですよね。
かんがえたら日本の料理にもきっとこんな風な変(?)なお料理があると思いますよね。
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tomomato at 2017-12-31 16:03
fran9923さん、ありがとうございます〜 お料理に力が注ぐ分、仕事が〜 涙
でも、聖十二夜は特別な時で、遠くからお友達が来てくれてこうして毎日一緒に楽しくご飯が食べられることがとてもありがたいです。 1月は毎日お茶漬けで・・・・ 笑 ラクレット、面白いでしょう? スイスの有名な料理は本当にチーズだけです。 スイス人はチーズとチョコでできている? なーんて。笑
でも、聖十二夜は特別な時で、遠くからお友達が来てくれてこうして毎日一緒に楽しくご飯が食べられることがとてもありがたいです。 1月は毎日お茶漬けで・・・・ 笑 ラクレット、面白いでしょう? スイスの有名な料理は本当にチーズだけです。 スイス人はチーズとチョコでできている? なーんて。笑