今年のクリスマス 25日


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さて、夜が明けてクリスマス当日になりました。
なんとな〜くブスッとしている私 を恐れて の気配を察して、 朝のコーヒーを飲んだ後、そそくさとクリスマスの飾り付けに取り掛かるkumatoさん。
今年はとっても小さいツリーなのですが、 これがなかなかかわいくて結構気に入りました。 いつも天井に届くくらい大きいツリー🎄なので専用の支え台に取り付けるのですが、 台が大きすぎるので今年はブリキのバケツの中に石を入れて椅子の上に設置。





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ツリーが小さ過ぎて、りんごも三つしかかけられないし、宇宙の星々のシンボル飾りも(銅製の飾りです)、順番通りには飾れません。 

’順番違うから、来年は宇宙からの力はちゃんともらえないかもよ〜〜’

とkumatoさんを脅しました。(前日の恨み?)  脅しておいて、 クリスマスの日に縁起の悪いことを言ってしまったと気づいて、

’いや、きっと来年は、 フリースタイルで宇宙が助けてくれるに違いない! アーティスティック(芸術的)な力で!’ 

などと訳のわからないことを言って即座にフォローしました。 kumatoさん、素直にそのフォローを喜んでました。 (素直な人でよかった・・・・)
そして、 数年前のアドベントに一緒に作った森の枯れ草で作ったお星様や太陽やらを下げて出来上がり〜〜〜!!

素敵〜!

やっぱりクリスマスにはツリーがあった方が気分がでます。





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その後、kumatoさんは絶対にアトリエに行きたかったのではないかと思うのですが、私を 恐れて 喜ばせようとクリスマスの朝の散歩に誘ってくれました。(さりげなく、前日に要求していた 爆) 雪が結構凍っているので歩くのは結構大変でしたが、 やはり最高に気持ちがよかったです。 



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食べること命のイタリア人は、 ちょうどクリスマスのご馳走に取り掛かるくらいの時間でしたので、外にはもちろん人っ子一人いません。 シーンと静まり返った雪道をテクテクと歩いて神聖な気分になりました。




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デジタル年賀状のために、おうちの写真を色々な角度からたくさん撮りました。 




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夕方、仲の良い日本人のお友達がドイツから遊びにきてくれました。 
お友達のサンタの帽子が妙に似合うkumatoさん。 あなたの本業はもしかして・・・・・ 実はサンタさん?? 笑




さて、 それから両方の薪ストーブにじゃんじゃん薪を入れて、料理の準備を始めました。 大きな薪ストーブで肉を焼き、 小さな調理用の薪ストーブで他のものを用意する予定でした。 kumatoさんが薪を入れすぎるので、そんなに入れたら肉を入れる時間に間に合わないと何度も言ったのですが、 大丈夫、大丈夫、 と言ってそのままで火をつけたので、 案の定、 肉を入れる時間にはまだ温度が高すぎて結局小さな薪ストーブのオーブンで焼くは目になりました。  小さな薪ストーブのオーブンは、温度調節が難しいのですよ・・・・・ 涙 



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干し柿にクルミを入れたもの、 残り物のマンテカート、 ライ麦のクラッカー、 ヤギのチーズ、 マンゴーとクルミと紫キャベツのマリネ。 
あ、残り物のパイのベシャメルソース入りも!! ( ふふふ お友達にとっては残り物も初めてのお食事だから良いのです 笑) 

いつもは白いテーブルクロスで、神聖でシックなクリスマスの雰囲気を目指す(笑) のですが、 今年は気分を変えて、知り合いにいただいた北欧の可愛い青いテーブルクロスを使ってみました。
ツリーもちっちゃくて可愛いし、 ちょうどカジュアルな可愛い雰囲気で良かったかも。 真ん中の赤い布は、 祖母の家にあった帯です。 笑

ちなみに去年のクリスマス



2014年







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畑のコーンスープ。 これがシンプルの極みなのですが、 超甘くて美味しいのです。
材料が違うとどうしてこんなにも美味しさが違うのか?  畑の野菜を調理するようになってからつくづく思います。 



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メインは、 1,8kgのラム肉の塊を焼きました。  kumatoさん、スーパーで、私が色々と見ている間に真っ先にお肉売り場に行ってこれを選んできたのですが、いつも買うのは1、2kgくらいなのに、クリスマスだからこんなに大きいのしかなかったのだろうか? と密かに疑問に思っておりました。 そしたらやっぱり 実は小さなお肉もあったそうなのですが、お友達が来るからと欲張って大きいのにしたらしい・・・・・ 
でも、私はお肉は食べないので、 たったの二人分なのですが・・・・・。 

二人分で1、8kg・・・・・・?  

付け合わせは、雪の下からkumatoさんが発掘してきてくれたフェネル、黄色のビーツ、人参、ブロッコリーのローストです。



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いつもよりも大きいし薪ストーブで焼いたので勝手が違い、 大丈夫かどうか心配だったのですが、kumatoさんの好みの色に仕上がりホッとしました。 大きな塊のお肉を焼くのって、気合が入ります。 しかし、この大きさの肉を鉄鍋に入れて、薪ストーブオーブンから出し入れするのにはかなり体力を使いました・・・・。






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イタリア式だとプリモ、 セコンドで食べるのが普通ですが、 kumatoさんはスイス人なので全部一緒にお皿の上にのせて食べるのが好みです。 一見量が少なく見えますが、実はこの日は30cmの巨大な皿を使っておりますので、実はお肉もパスタもかなり大きいのです。 二人ともお肉もパスタもお代わりをしてもりもり食べてくれました。 
お肉と、付け合わせのお野菜のほかに、この日は手打ちパスタのラビオリではなく、包んで両はしをひねった形にしてみました。(名前はなんと言うのでしょうか?)  

中身は、alpnistinさんに教えていただいたトルテッリ・マントヴァーニを真似した詰め物を作って巻いてみました。

うちに有り余るほどある畑のかぼちゃのうち、甘そうなのを選んでローストし、そのペーストになんと! カリカリの硬いタイプのアマレッティ (アーモンド酒の香りのするクッキーのようなイタリアのお菓子) とカリンのマスタードが入るという代物なのです。 

このトルテッリ・マントヴァーニのことは全く知らなかったので、 かぼちゃにアマレッティを入れると言う発想に驚き、 是非とも作ってみたいと思っておりました。 カリンのマスタードはありませんが、カリンのマスタードのレシピを調べてみますと、カリンとレモンとからしの粒などが必要とのことだったので、うちにたまたまあったカリンのコンポートとつぶつぶのフランスのディジョンマスタードを酸味と甘みのバランスが取れるまで混ぜて作りました。 でも、食べたことのない、想像しにくいものを作り出すのってなかなか簡単ではありません・・・・・ 笑 

レシピは、パルミジャーノを入れるのですが、 うちにあったリコッタを使ってしまいたかったのでリコッタを入れました。  

結果・・・・ これはマントヴァーニですとはとても恥ずかしくて言えませんが、 かなり美味しいもの、未知の味のもの ができました!!   誰がこんな組み合わせを考え出したのでしょう???  
リコッタだったのでかなりあっさり目になったかと思いますが、 この肉の塊の付け合わせとしてはちょうどよかったかも?   パルミジャーノだともっと濃厚になったことでしょう。  次回は是非ともラビオリの形で、カリンのマスタードももうちょっときちんと研究して、パルミジャーノをしっかり入れて作ってみようと思います。   

久々に、新鮮な驚きの味のものを食べました。  alpinistinさん、 ありがとうございました! 





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さて、いよいよツリーに初めてろうそくを灯します。
kumatoさん、 お友達が持ってきてくれたプレゼントを手に、ホクホクしています。 

しかし・・・・・・・・私たちはお互いにプレゼントが何もありませんでした。 涙

私が特別なチョコレートを、 あげただけ・・・ ドイツで散々kumatoさん用のプレゼントを探したのですが、 探しているもので良いものが見つからなかったのです。 涙  見つかった時にあげようかと諦めました。

そして、kumatoさんはそもそも、プレゼントを探したりあげたりするのが超苦手なのです・・・・・涙
しっかりと何が欲しいと要求した時には、 もらえることもあるのですが・・・・・・

ちょっぴり寂しいですが、 でも普段たくさんのものを(有形無形のもの全て) くれる人なので、 その点に関しては全く不満はありません。 

あ! でも今年はStaubの鍋が欲しいって、 ちゃんと言ってあったことを今、書いていて思い出しました〜〜〜!
忙しかったからしょうがないですね・・・・・ っていうか、今は修復にお金がかかりすぎて、 予算的にも無理ですね・・・・ 滝涙  去年買っておけばよかった〜 

’プレゼントお互いにないね〜 哀’

って言ったら、 kumatoさんたら、

’君が僕にとってプレゼントだから何もいらないよ〜 162.png’ 

な〜んて恐ろしくベタなことを言うものだから、 思わずお互いに吹き出してしまいました。 
いつからこんなにお世辞が上手くなったのか??  と小突いたらゲラゲラ大笑いしてました。 


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この日は深夜まで、 キャンドルの灯のもとで三人でクリスマスキャロルを歌って楽しみました。




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こんなに平和で、美味しく、楽しく、心満たされるクリスマスを過ごすことができたこと、 そしてその時間を一緒に過ごしてくれる人たちがいること、 なんて恵まれていることでしょうか。

この感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。   (すぐ忘れて文句ばっかり言ってます・・・・恥)




暮らし部門/旅行・お出かけ部門で応募します。




 








第2回プラチナブロガーコンテスト


by tomomato | 2017-12-28 17:34 | 石の家の楽しく幸せなできごと | Comments(6)
Commented by alpinistin at 2017-12-29 06:13
Tomoさん
メリークリスマス!!
一枚目の写真、Kumatoさんの後ろのソファーに乗っている二つのサンタクロースがかついでいるみたいな布の袋、もしかしてドライ柿が詰まっていたりしますか!?!?!?それともサンタさんからのプレゼント??なんだか妙に気になってしまいました。
レシピというか、アイディア、早速に試してくださったんですね。ありがとうございます。私もシチリア島出身の友達に教えてもらったのですが、彼の島には想像も付かない組み合わせのとびっきり料理が沢山ありますものねえ。。。一度、腰を据えてシチリアを訪ねてみたいものです。
ドイツからのお友達と沢山おしゃべりして美味しいものが山ほど!クリスマス期間、まだまだ楽しんでくださいね〜。
Commented by tomomato at 2017-12-29 08:18
alpinistinさん、フローエヴァイナハテン! きゃ〜 そんな背景までしっかり見る人がいるとは! 笑 この二つの小判袋の中には、金の小判がぎっしり入っているのです。  な〜んちゃって、 御察しの通り、ドライ柿が詰まってます。置いておくといつか金の小判になるかと思って・・・・  っていうか、作りすぎてしまい場所に困っているのです。 うちの全ての缶や瓶は今の所空きがなくて、どうしようかと。 干物はこうやって袋に入れて吊るしておくのが一番湿気や虫から守れるのですが、 重すぎて吊るせないっていう・・・・  ソファに座りたいのに座れない 滝涙    もう随分クリスマスプレゼントとして人にあげたのですが。   
あのパスタ、素晴らしかったです。  シチリアは本当に素晴らしいところですよね。 くまとさんと母と三人でシチリア旅行に行った時の旅行記もブログにあるのでもしよかったら見てくださいね。 ものすごく面白かったです。食べ物も、 文化も、 本当に変化に富んでいてぜひ通いたいくらいです。  ああ、イタリアも南の方は食べ物が本当に面白いのになあ、なんでこんな山の麓に住む運命だったのか? 
alpinistinさんも、クリスマス楽しんでくださいね! 
Commented by aspen at 2017-12-29 11:15 x
なんて素敵な雪景色なんだろう〜。そしてこちらまで心温まるクリスマスの情景。。そしてそしてやっぱり言わずにはいられない、本当においしそうな料理の数々。。。The 至福。
Commented by tomomato at 2017-12-29 16:56
asaponさん、 今年は寒い冬で雪がよくふる〜 今週はだいぶ寒さが緩んだけれど前の雪がまだ残っていて・・・  一月、彼が留守の時に降ったら雪かきが・・・・でもクリスマス気分にはぴったり^ー^  のんびり楽しく良いクリスマスをおかげさまで過ごせています。  ありがとう
Commented by papricagigi at 2017-12-30 08:45
tomさん、すっかり遅れちゃったけれど、メリー・クリスマス☆
この記事を読みながら(見ながら)、すっかりほっこりといい気分になっちゃった。やっぱりお家で大切な人と過ごすひとときが何よりよね〜って♪ tomさんちの今年のツリー、かわいいっ!形も大きさも、ブリキのバケツにはいっているところも、すっごくチャーミング!この赤いオーナメントはろうそくだったんだ〜。それから、手作りのオーナメント(干し草?)も素敵だな。来年、私も作ってみようかな〜。

さすが、tomさんちのクリスマスディナーは彩りがとってもきれいで美味しそう! こういうときはtomさんもお肉よばれるの? Perfectly Done!だね〜。柔らかくって美味しそう。包んで両端をひねったキャンディーみたいなパスタもGood Idea!! お友達もすっかり楽しまれたのでしょうね☆

今年もあと3日(そちらは2日!)だね! 今年も一年、楽しいお話とインスピレーションをありがとう☆ 2018年、tomさんとkumatoさんと大切なひとたちみなさんにとって、素晴らしい一年となりますように。少し早いけど…また来年もどうぞよろしくね☆
Commented by tomomato at 2017-12-30 20:13
papricaさん、 メリークリスマス〜〜。 ほっこりしてくれてよかった〜  papricaさんのところもお二人で美味しいもの食べてまったりのクリスマスだったものね〜 ^ー^  幸せなことだよね!   このちっこいツリー、 今年は小さいなあって思ったんだけれど、 すっごく可愛くて気に入ってる! 今年は可愛いクリスマス!  この赤いものは、ろうそくと、それから紙で作ったバラの花もついてるよ!  シュタイナー関係のクリスマスツリーの飾り方(昔の霊的?なやり方?)っていうのがあって、 それに乗っ取っているの。 それには本当は藁の飾りはつかないんだけれど。   
私はお肉は食べないので、作っても食べないよ〜 グレービー作ったりシチューの時には、 味を見ないといけないからちょっぴり味を見てるけれど。 うまく焼けて嬉しかった〜。   本当にもう二日しかないね! こちらこそどうもありがとう!!!  お手紙つきますように!!   
素晴らしい年越しと、新年をお迎えください。 


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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