ドイツ・クリスマスマーケットの旅 ベルリン 4
クリスマスまでには旅行記を終わらせたいと思って、かなり頑張って怒涛の様に更新しておりますが、 あと1回で終われるでしょうか? お家のクリスマスの様子などは、 旅行記が終わって一息ついたら、アップしたいと思います。
と言っても日本はもう24日すぎると、もうお正月の準備でしょうね・・・・・ 涙
さて、ベルリン最終日、 この日の午後はベルリンからフランクフルトまで移動します。 電車で5時間近くかかりますのでベルリンの観光は午前中だけです。
この日は、朝10時15分に国会議事堂のドームの見学を予約していました。 これは予約必須です。(ラッキーだったら当日でも入れるのかもしれませんが、私たちの行った日は断られている人たちがたくさんいました) ここは他の観光名所とは違い、お役所ですので事前にネットで希望日時をいくつか書いて問い合わせをして、折り返し返事が来るようになっております。 時間厳守、そしてパスポートの提示の義務があります・・・・・・ が、 なんと驚きの 無料 です!!!
ところが、 朝起きたら雪が降っているではありませんか! しかも結構本格的に!
これが、今回の旅で一番恐れていたことでした。 雪や凍結した道を歩くのは、母にとってとても危険だからです。
もちろん覚悟はしておりましたが、 できたら避けたい・・・・・ と思っていました。 今年はうちの方もかなり厳しい冬で、例年になく寒いので心配していたのですが・・・・
スーツケースもありますので中央駅までまずタクシーで行き、コインロッカーに荷物を預けました。 天候がよければそこから電車でたったの一駅、徒歩3分です。 健脚の方は、 中央駅から歩いていくことができます。
ところが、雪は降り止むどころか酷くなっていくので、 近すぎることはわかっておりましたが、タクシー乗り場に行きました。 運転手さんは、行き先を聞くと機嫌が悪くなり、 ’なんでタクシーに乗るんだ!? すぐそこなのに!! ’ と文句を言いましたが、 大げさに、 ’ いや〜〜 わかってるわかってる、 でも80歳以上の高齢者の母にとってはこの雪は命取りなんですよ! わかってくださいよ〜〜〜!! ’ と泣きつくと、 ’うん、わかった、 そりゃそうだ・・・’ とあっさり引き受けてくれました。 本当によかった・・・・・
国会議事堂につくと、パスポートのチェックがあり、その後飛行機に乗る時のようにセキュリティチェックがあります。 全ての上着を脱ぎ、 荷物を預け・・・・・・ この日は移動なので、貴重品を入れた隠し腹巻きもしてますからもう大変でした。
係の人はとても親切で、 母を見ると、入り口まで階段ではなくエレベーターで直接上がれるよう手配してくださいました。 エレベーターには椅子まで用意されていました。
この国会議事堂のドームは、 戦後、戦争で焼けた元のクラッシックなドームをモダンなデザインで作り変えたものです。 この下には議事堂の会議席があり、 世界からも透き通って会議を見渡すことができるように、風通しの良い政治、 国会議事堂であるようにと作られたものだそうです。
ドームの曲線に従って通路があり、 ゆっくりとてっぺんまで登ることができます。 そこから見渡すベルリンの景色が良いということでしたが・・・・・・
てっぺんまで登るのはかなりの距離がありますし、 母には無理ですので(っていうかこの天候ではなんのために登る?? 笑 無理して頑張っても何も見えないし!) 、 一周したところでやめました。 ドームがなかなか面白かったので、 それで満足です。
この午前中に、頑張ればテレビ塔にも行けるかな〜 と思って前日にネットで調べたら、予約の枠は全て埋まっていたので残念に思っていたのですが、 こんな天候では高いお金を出して上に登ってもおそらくほとんど何も見えなかったことでしょう。 高さ的にはテレビ塔の方がずっと高いので、 天候さえ良ければ、ベルリンを上から見渡すにはテレビ塔の方が良いかと思いますが。
(テレビ塔に登らないので、母にはyoutubeでテレビ塔から見渡したベルリンの映像を見せました。 本当に便利な時代になりましたよね)
テレビ塔からの景色に興味のある方は、下のリンクを見てくださいね。
国会議事堂を後にして、ベルリンの象徴・ブランデンブルグ門までは徒歩ですぐです。
タクシーの中から数回見ましたが、改めて近くに立つと大きく迫力があります。 実はこの前日、トランプ首相がエルサレムをイスラエルの首都として正式承認したことで、 日本大使館から警告のメールが入っておりました。 (海外在住の届け出をしている場合、 大使館から時々こうしたメールが入ってきます) そこに、テロの危険があるので各国アメリカ大使館近辺には近寄らないように・・・・・・ とあったのですが、 なんとベルリンのアメリカ大使館はこのブランデンブルグ門のすぐ横にあったのです!!! 前日グーグルマップで道順を調べていてそれを見つけて青くなりました。
このカフェは、朝ごはんがとても有名ですが、 私たちはアップルシュトゥルーデルとコーヒーを頼みました。 あまりに美味しそうなので来た途端にガツガツと食べてしまい、 半分なくなったところで気がついて写真を撮りました。 (バウムクーヘンの時もそうでしたね・・・・ 恥)
カイザーウィルヘルム教会の周りもクリスマスマーケットがたっていました。 昨年の12月、ベルリンのクリスマスマーケットにトラックが突入し、たくさんの犠牲者を出したテロ事件がありましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか?
それが、ここです。
今回、 ベルリンのクリスマスマーケットでは、 マーケットの道路側に面したところには、巨大なコンクリートの塊が周りを覆うように数メートルおきに置かれておりました。 昨年のテロ事件を踏まえての、防御策として新たに設けられたものだと思います。 また、それぞれのクリスマスマーケットで、機関銃を持った警官がものものしく警備しているのを目にしました。 楽しく美しいクリスマスマーケットとはそぐわない様相でしたので、 背筋が寒くなりました。 また、あのような悲しい出来事が起こらないことをつくづく祈っております。
手前に見える建物が、 新しい礼拝堂です。
中は・・・・・・
雪もいつのまにかやんでいて、助かりました。
この教会の周りはとても華やかな、賑やかな通りでした。 日本で言えば銀座? みたいな雰囲気?
有名デパートKaDeWeに行く時間はありませんでしたが、 この辺りを見ただけで昔の西ベルリンの雰囲気を味わうことができたような気がします。
ベルリンの最後の最後でしたが、 ここは見られて本当によかったです。 母と二人で、本当に来てよかったね・・・・ としみじみと言い合いながら、西ベルリンの玄関口だったZoo駅から電車に乗って中央駅に戻りました。
今回、電車での移動がほとんどだったのですが、 DB(ドイチェバーン)、 わかってはおりましたが、結構色々とトラブルがありました。もちろん悪天候のせいもあるのですが、 車両編成を突然変えたり、ギリギリまで表示が出なかったり、そして遅延が多かったり・・・・・・昔はここまでひどくなかったような気がするのですが?
この日もフランクフルトまでの移動で電車が遅れ、乗り換え予定の電車に乗れずにマンハイムで新たに席を予約しなければならず、ちょっぴり大変でした。この日は土曜日でしたのでどの電車も満員で、 予約が取れるかどうかもわからないと言われ、 パニックになりました。 取れなかったら予約のお金を返しますと言われたのですが、 母がおりますので、 お金はいらない! 席が欲しいんです! と思わず叫んでしまいました。 幸い席が空いていてよかったのですが・・・・・
本当にとにかく母が元気で、そういうことがあってもなんとか乗り切れたのでありがたかったです・・・・・・
驚いたのは、この電車の中での遅延に関する詳細なアナウンスがドイツ語でしか行われなかったことでした。 ICEの全てがそうではないと信じたいのですが、 早口のドイツ語で一回まくし立てて終わりでした。 これ、ドイツ語ができなかったらもっと大変なのではないだろうかとゾッとしました。
フランクフルトのホテルに無事について、ほっと一息、 本当は、 元気があればフランクフルトのクリスマスマーケットに行こうか? と話していたのですが、電車の遅延で遅く到着し、 精神的にも疲れる1日でしたので翌日に備えて夜はゆっくりと過ごしました。
暮らし部門、旅行・お出かけ部門に応募します。
by tomomato
| 2017-12-25 06:48
| お出かけ
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