ドイツ・クリスマスマーケットの旅 最後のドレスデンとベルリン 1
さて、ドレスデンを発つ日の朝は、 10時に緑の丸天井を予約しておりましたのでホテルに荷物を預けて遅れないようにレジデンスに向かいました。
ちょっと早すぎて、10時の開館まで寒い中外で待たされたのが辛かった・・・・・ 冬に行かれる方は、10時ぴったりではなく少し後に予約した方が、 中で色々な展示物を見ながら待つことができて良いかと思います。
緑の丸天井は、 当時のザクセン王国のお宝を展示したお部屋の数々を再現したものです。 ここに入場するには予約が必須で、しかも超・時間厳守です。 中での写真撮影は禁止です。
いや〜 ため息が出るようなお宝の数々。 それを飾るお部屋も豪華絢爛。 もちろんレジデンスも空爆によって破壊されたのですが、 よくもここまで再建したものだと呆れるくらいでした。
きっとこれだけみたら’お腹いっぱい’になってしまうだろうと、レジデンスの他のお宝ミュージーアムの共通チケットは購入していなかったのですが、 時間もあるので新たにチケットを購入して、新緑の丸天井や、トルコ関係のミュージーアムなど結構堪能しました。 新緑の丸天井は、 単なるお宝の数々だけでなく超絶技巧的な細やかな細工の工芸品が集められていて、 と〜っても面白かったです。 これは見ないで済ませていたら残念だったかも。
ゆっくりとお宝を堪能した後は、 楽しみにしていた カフェ・クロイツカム にお茶をしに行きました。
このお店は1825年創業という歴史の古いお菓子屋さんですが、 ドレスデンの空襲で破壊され、その後お店を転々として最後にミュンヘンで営業していました。 東西の壁が崩れた後、1991年に発祥の地、ドレスデンにも再びお店を構えました。 ここのバウムクーヘンやその他のケーキも美味しいことで有名です。
インスタグラムにも乗せたものですがクロイツカムで楽しみにしているバウムクーヘンを食べているところです。 美味しかった〜 バウムクーヘンは、ドイツではこうして上部からそぐようにして食べます。 その方が食感が柔らかく均等に層を味わえるからだそうです。 後に、 ベルリンでもバウムクーヘンの老舗のカフェブッフヴァルドで購入しましたが、 その時に日本でするように縦切りに切ったものと、薄くそいで切ったものとを比べてみたら、 母が薄くそいで切った方がずっと美味しい、 そうでないと周辺に近づくにつれて生地が分厚いのでボソボソすると言っていました。 (ほぼ全て母が食べてしまったので、私は試せませんでしたが。笑) ただ、ドイツのバウムクーヘンは、日本で一般的に売られているものよりもずっとどっしりしっかりしたものですので、 日本のふわふわのバウムクーヘンとはまた違うかもしれませんね。
さて、 急に様相が変わりますが・・・・・・
午前中、ドレスデンをたっぷり堪能した後は電車でベルリンに向かいました。
この時期のヨーロッパは、日がとても短いので、日没の4時までになんとかベルリンの壁を見ようと、ベルリン駅に荷物を預けて直行しました。
この寒い時に、いるわいるわ観光客・・・・・(って私たちもですが)
このベルリンの壁、イーストギャラリーは延々と徒歩30分の距離が続いていますので、この寒々しい中母が全てを見るのは無理だろうと思い、 有名な絵のところまで近いワルシャワーシュトラーセ駅から歩いて行きました。
母がベルリンの壁は見ておきたい! というのでベルリンにきたのですが、 この落書きだらけの延々と続く壁はイメージと違ったらしく、 今ひとつ母の興味をそそらず・・・・・・ もう一つの壁ミュージーアムの方にすればよかったかと思ったのですが、そこは生々しく当時のままの壁が残っており監視塔もあるので、それこそまた暗い気持ちになってしまうし・・・ ベルリンはナチスをはじめとした戦争の記録をなまなましく残したものや、DDR時代のものなどを観光するところが多いのですが、 実際に戦争を体験した母にとっては暗い傷跡をえぐるようなものですので、今回はそういうところは意識してあえて観光目的から外しました。
まあ、これでとりあえず念願の壁を見たからいいか? ということに・・・・・ 笑
その後、北欧のクリスマスマーケットに行こうかと思いましたが、 夕闇が迫りドレスデンの観光をたっぷりした後の列車の旅の疲れもありましたので、そのままホテルに向かいました。
ホテルでゆっくりと休んで、 ホテル前のジャンダルメン広場のクリスマスマーケットに繰り出しました。
ジャンダルメン広場は、二つの聖堂と音楽堂に囲まれた、ヨーロッパで一番美しい広場と言われているところです。
ここのクリスマスマーケットは、なんと入場料(といっても1ユーロ)を取るのですが、 ベルリンでももっとも美しく人気のあるクリスマスマーケットと言われています。
中に入ってわ〜〜〜〜と声を思わずあげるほど、 美しかったです。
照明も、 お店のテントの雰囲気も、全てが高級感あふれる!? 上品な美しさ。
高級な(笑)おとぎの世界に入り込んだようです。
売ってるものまでなんだか高級なのには驚きました。あらゆる手工芸品も、 立派な美しいものばかり。
そして・・・・ 値段も高い!!! エルブ地方のお人形なども、 ドレスデンが買った方が安いと聞いていましたが、確かに、1〜2割くらい高いような気がします。
そして、音楽堂の前に設置されたこんなに立派な舞台で毎晩ショーが開かれるとか。 この日は面白いコメディでした。
暖房の効いた室内マーケットもあるので、 入場料1ユーロでも全くもって許せます。 寒くなったら中に入って温まり、また外に繰り出すことができます。
ただ、夜7時ごろに行ったら、入場券を買うのに100mくらいの列に並ばなければいけませんでした。 観光客だけでなく地元の人たちにも人気のようで、みんな待ち合わせて仕事の後にいっぱい引っ掛けていくような、そんな感じでした。
クリスマスマーケットは、どこも夜が一番照明が綺麗で雰囲気があるのですが、 その分人も多く、 ゆっくりとお店をみて買い物をするのなら昼間の方がいいよね・・・・ と母と二人で話しました。
食べ物も、 他のクリスマスマーケットとは全然違う感じで、 少し高級な感じ。(お値段も) 有名なレストランの出店があるのでそこに入るつもりだったのですが、満員で席がありません。 クリスマスマーケットでも早くに出向くか前日に予約とかしておかないといけない感じでした。
しかし、今回の記事で、私は一体何回
’高級’
という言葉を使っているでしょうね? 我ながら自分の庶民さ加減に呆れます。
立ちスタンドでスープとパスタを食べて、私にはとても美味しかったのですが・・・・ その立ちスタンドに用意されていたカウンターのテーブルが母には高すぎて、母の首のところまであり、母はつま先立ちで食べなくてはいけずによく味わえなかったようです。 おまけに翌日はそのために足が筋肉痛に!!!
北ドイツ人はやはり大きい!
帰りに、広場沿いにある有名なチョコレートのお店
ファスペンダー&ラウシュによりました。
このお店の規模にはびっくり。 全体像の写真がないのですが、(リンクを見てくださいね) チョコレートでできた大きな細工物もいっぱい、ありとあらゆるチョコレートやケーキもいっぱい、どれも素晴らしく美味しそうでした。
ここはホテルの隣でしたので、 また昼間にゆっくり来て買おうね〜〜ケーキを買ってホテルで食べようね〜 と言ってその場では何も買わなかったのですが、 そのまま買い損なってしまい超残念でした。
二階のカフェもなかなか良いそうです。
今度のホテルは、中庭側の普通のお部屋でしたので、 いかにドレスデンのホテルの景色が素晴らしかったかつくづくと思い知らされました。 夜は、 お風呂に入ってさっさと寝ました。
暮らし部門、旅行・お出かけ部門に応募します。
by tomomato
| 2017-12-21 19:09
| お出かけ
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