薪ストーブの点検






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この4日間、 薪ストーブ職人(マエストロ)のペーターとパートナーさんが訪ねてきてくださいました。  冬になって薪ストーブを使い始めて、その威力にすっかり恩恵を受けている私たちなのですが、 一応、 うまく機能しているかどうかの点検といくつか分からない点を教えてくださることになっていました。 






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大きな薪ストーブと調理用の薪ストーブ、そして3つあるベンチをすべて確認、点検・・・・・ 念入りな作業です。   3階のアトリエのベンチに少し問題があり煙がどこからか漏れているので、そこを重点的に見ていただきました。 





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一番怪しい掃除用の蓋をシリコンで塞いでも改善されないので、 ベンチの熱量は落ちてしまうけれど、ブロックを一つ取り除いて煙がより直接煙突に向かうように調整しました。 


果たしてこれで完全に改善されたかどうかはまだ分かりません。 様子見となりました。 何しろ大昔の煙突をそのまま利用しておりますので、 もし蓋から漏れているのでないのなら家の構造上の問題があるのかもしれず、 なかなか難しい課題となりました。



今回、何よりも有り難かったのは、 薪ストーブに取り付けてある様々な空気調整などの為のレバーの使い方を教えていただいたことでした。 私たちは、 ただストーブに薪を入れて、火を普通に焚いていただけなのですが、 さすがマエストロ、 炎の動きを観察しながらどのように薪が燃えたいかその声を聞き?? 調整しながら火を焚いていました!!  

いつもなら薪をストーブに満タンにして火をつけると、 4−5時間後にはすべて火が消えているのですが、(それでもその後ストープとベンチ全体が翌日まで暖かいのです)   マエストロ・ペーターが火をくべて、少しストーブに気を使ってあげると何と8時間以上燃え続け、 温度もとてつもなく高くなり家の中は暑くて暑くて仕方が無くなってしまい、全員ティシャツになっていました。 薪を積んだのはkumatoさんですから、薪の量はいつもと同じです。  しかも外気温はその日はいつもよりもずっと低くて、 寒くて寒くて仕方が無いくらいだったのです!!! 

でも、マエストロの手にかかると、炎の色もあがり方も全然違うのですよ・・・・・・・005.gif
 
おまけに、 台所の薪ストーブも、 彼が来てからがんがん燃えるようになりました。 今まで、がんがん薪を焚いて瞬間的に300度近くになることはあったのですが、 今回は何気なく、さあ、オーブンを使おうと思ったら、何と300度を超えて、私の温度計ではもう測れなかった!!!!!   005.gif   熱すぎるので慌ててドアを開けて温度を下げてから、 料理するものを入れましたが・・・・・・・

今まで、この調理用薪ストーブではガスよりも時間がかかるなあ、 直火ではなくガラスの上なので、長時間煮込み料理には最適だけれど、瞬間的な火力が必要な料理は苦手かな???  な〜〜〜んて結論を出していたのですが、 トンでもない・・・・・・・・     逆に、 じっくり煮込みたいのにいつも鍋を置いている主力火力の所では、ぐつぐつ煮えだしてしまってあわてて鍋を離れたところに動かさなければならない始末でした。 

この明らかな違いに唖然としてしまいました。



今の所、我が家の温水システムはソーラーパネルと薪ストーブだけに頼っていてガスは全く使っておりません。(ガスもシステムに組み込まれているので、一緒に使うことが出来るようになっているのですが、元栓を締めています) ですので、 安定した温水供給は約束されておらず、 薪ストーブを焚いて数時間して温水がたっぷりある頃にシャワーを浴びる・・・・ ということをしていました。  温水が無いときには台所のストーブにかけてあるやかんのお湯で、洗い物をしていました。  (夏は夏で、 ソーラーパネルに頼ってやはり同じようにしています)
温水暖房システムも、 その日の薪ストーブの具合で十分に暖かかったり、そうでも無かったりとかなりムラがありました。 

ところが、マエストロが来たその日は、一日雪が降って寒かったのでソーラーパネルの効果は全く無かったにも関わらず、 いつもなら朝火を焚いた時には夜には温水はほとんど無いのに、 なんと翌日の朝まで暖かいお湯が出て、 温水暖房をつけているバスルームや客室、アトリエの暖房機も長時間暖かかったのです。  


どのような状態で、火が効果的に=美しく燃えているか




という意識は、今回マエストロ・ペーターが来てくださるまで全くなかったので、 本当に驚く発見でした。 


薪ストーブにただ火をくべるのではなく、 火を観察してどのように燃えているかということがマエストロにとって一番大切なようです。 
外に出て、 煙突から出る煙を観察して、 ふむふむ、 これでよし・・・・・・ と・・・・



煙突の煙で火の状態を考えるということは、今まで考えたことが有りませんでしたのでこれまたビックリ・・・・・  っていうか、今まで煙がでているな〜〜〜 とは思っていたけれど、 その煙に違いがあるということなんて考えたことも無かった!!!!


いままで、薪ストーブに火が入ると、 まるでストーブが生き物のように? 私たちを暖かく見守ってくれるような気がしていましたが、 マエストロ・ペーターにかかると、薪ストーブは本当に 生き物=being=存在 そのもの・・・・・・  ペーターが少し目と手をかけてあげただけで、美しい炎をあげて、ますます暖かく、 生き生きと働いてくれるのです。 

マエストロ・ペーター、  本当に不思議な人です。 普通の人とは全然違う意識で生きているような? 








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薪ストーブの仕上げを手伝ってくれたパートナーさんも、マエストロも休憩時間にはこのベンチに座って寝てるか、熱すぎるときにはソファに二人仲良く座っていつまでもじっと火を見つめておられました・・・・・・笑  





本当は一泊の予定で来てくださったのですが、 点検だけではなく、一日の流れでどのように火が燃えて行くか観察したり、翌日の様子を見たり、そして居心地が良かったのか? ゆっくりお出かけなどもされて、 3泊4日いらっしゃいました。






お〜〜 さらに私にとっての収穫・・・・・・




今まで大きな薪ストーブ(この薪ストーブは、ピザやパンを焼くのに最適に作られています)でパンを焼くときに、 どうしても生地の下が焼けてしまい、上に色がつかないという問題があったのですが、 それが一気に解決しました!!!






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お昼ご飯にバジルペーストのフォカッチャを台所の薪ストーブオーブンで焼くつもりで生地を用意していたのですが、 丁度大きな薪ストーブとのタイミングがあったのでそちらで焼きました。    




マエストロによると、 パンやピザを焼いてオーブンとして使う為には、 外から外気を入れる為に取り付けてあるパイプのレバーを閉めて新たな冷たい空気が入るのを遮断し、さらには煙突との境に設置してあるボードを閉めて、空気(温度)が煙突に逃げないようにする必要があるのだそうです。   
なるほど・・・・・考えてみればそうだわ・・・・・・煙突に熱い空気が逃げてしまったら、 上部は焼けませんね・・・・・・ 



で、フォカッチャの生地を入れると、あっという間に見事にきれいに焼けました。 フォカッチャの場合、 色がつかなくても全然いいのですが、写真の奥のお皿にのったフォカッチャ、チーズが焦げてます・・・・・・・(汗)  これで下だけが先に焼けて焼き色がつかないという問題は解決です。 後は、炎の様子を見ながら発酵時間の調整ができるかどうか???   ですね。  経験を積まないと。   




お味は、 超最高〜〜〜〜〜〜〜〜053.gif053.gif053.gif    064.gif











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アトリエのベンチの問題が、完全には解決していないかもしれないのですが、 お二人とも、 




” これじゃ、 また来ないと行けないかもしれないね〜〜〜〜〜003.gif 

永遠に解決しないかも知れないね〜〜〜〜〜〜003.gif 

定期的に点検が必要だよね〜〜〜〜006.gif ”




となぜか嬉しそう・・・・・・・・・(笑)  





次回いらっしゃるときには、水着を忘れずにね〜〜〜〜 近くに温泉プールがありますよ〜〜〜〜〜〜!

















 



by tomomato | 2015-02-05 21:18 | 石の家の話 | Comments(8)
Commented by exmouthcoco at 2015-02-06 06:17
tomさん、ご無沙汰しています。
興味ある薪ストーブの話題にワクワクしながら読ませていただきました。
すごいですね。同じ薪でも、暖まり具合がこんなに違うなんて…。
メンテナンス、tomさんとkumatoさんにとっても、大収穫でしたね!

そうそう!ウチの近所の女性(フランス人です)が、私のブログを読んでくれているんですが、
tomさんのブログも大好き!って言ってました。
翻訳機能を使って読んでるらしいんですが、すごいわね〜って、鼻息荒く語ってましたよ。笑
これからも、家づくり頑張ってください、と。
Commented by Saki at 2015-02-06 15:58 x
さすがマエストロ!!!
すごいですねー。
ストーブの機能を最大限に生かす理想型が、
こうしてわかるって大きな収穫ですよね。
ガスや電気に頼らずに、
太陽と薪の力でお湯を作ったり暖房出来るってすばらしい。

それにしても、フォカッチャが美味しそうに焼けています!!
下が焦げずに出来るなんてすごいです。
Commented by tomomato at 2015-02-06 17:58
exmouthcocoさん、 え〜〜〜〜 フランス人の方が翻訳機能を使って???!! そちらの方が凄いです。 翻訳機能って結構めちゃくちゃでしょう???? 面白い方ですね^0^どうぞどうぞよろしくお伝え下さい。(よろしくってフランス語でなんて?)
火の燃え方に少し気を使うだけで、こんなにも違うなんて本当にビックリしました。 炎も本当に嬉しそうにゆったりと燃えるのですよ。 経済的にもエコ的にも、すごいことだな〜と本当にビックリしました。  だいたい、燃え方がきれいなのです!  そしてオーブンの中は最後にはすべて灰が下に落ちて凄くきれいだし、美しさと効果的ということと一つなんだな、と思いました。  
Commented by tomomato at 2015-02-06 18:01
Sakiさん、 今回は本当に目から鱗が落ちました。 ^ー^ 今まで全然知らなかった世界????  マニアックだけれど、 炎の燃え方に少し意識を使うだけでこんなにも違うのかとビックリ。 そして美しいのです!!!  燃え方が! そして燃えた後の最後が!! 今までパンを焼くのに灰をどうする? と思ってたけど、 最後にはきれいに灰が下に落ちて何の問題も無くパンが入れられる・・・・・   マエストロ、凄いです。 うふふ、下は全然焦げないのですよ。 次の生地の失敗パンも、下は全然焦げてません・・・笑
Commented by kitaoni at 2015-02-07 20:23
初めてコメントさせていただきます。
私は愛媛出身なのですがfranさんのブログで愛媛の事に触れられていましたのでそれを読んでやはり愛媛出身の方なのかしら?とこちらに時々お邪魔させていただいていました。
今回の薪ストーブのお話に思わずドキドキ!
これってまさしくメイスンリーヒーターですよね〜。
今、長野で古民家をリフォームしているのですがその土間に釜戸機能も備えたペチカかメイスンリーヒーターを入れたくて模索しているものですからドキドキしながら初コメントをしてしまいました。
いろいろ教えていただきたい事ばかりです。
これからもどうぞよろしくお願いします。

マエストロは日本にも来ないかしら(笑)
Commented by tomomato at 2015-02-07 23:16
kitaoniさん、 初めまして^ー^ 母が愛媛の出身なのですよ。祖母の家がありまして、よく訪ねていたので、自分の田舎は愛媛という感覚があるのです。^ー^  メイスンリーヒーターという言葉を知らなくて、思わず調べてしまいました。 ブロックで作ったオーブンのことなのですね。 うちのストーブは、ブロックと石が土台になっていて、その上に土が盛り上げてあるのです。 この土が蓄熱作用を持っています。 火が消えた後、翌日もストーブもベンチもまだあっつあっつです。凄く良いですよ。まとめていないのですが、過去記事に、このオーブンの制作過程を載せているのでもしよろしければ検索して見ていただけると嬉しいです。 ペーター、 呼べば来るかも?? ^0^  
Commented by kitaoni at 2015-02-09 04:58
マエストロは呼べば日本にも来てくれるかしら?来てほしいな〜。
フランさんのお母さまも私の母も同じ菊間町の出身で.....
私は生まれたのは北条なのですが松山で高校まで過ごしていました。
鎌倉に住んでいますけど今は旅行中でフィレンツェに来ています。
日本に帰ったらゆっくりとまきストーブ制作の過程を検索してみます。
Commented by tomomato at 2015-02-09 17:07
kitaoniさん、ペーターの旅行代や通訳を(彼はドイツ語しか話せないのです。そして一度では終わらず、一週間くらい、数回必要です。〜乾く時間が必要)  入れたらオーブンが高くなってしまいますね・・・・ とってもシャイな人で、ムーミンに出てくるスナフキンみたいな人なのですよ。(たとえが古い・・?) でもこのオーブンおすすめです。 台所の調理用の薪ストーブも最高^ー^ 
母はfranさんと同じ高校出身で、祖父が北条だったような・・・・ 大昔に行った覚えが・・・・kitaoni様のところにお邪魔しましたが、やはり絵をかかれる方なのですね^ー^  本当にどうぞこれからもよろしくお願い致します。  ご旅行が素晴らしい物になりますように。 


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