少年の夏休み・自由研究
始めて来たお家なのに、 すっかり馴染んで駆け回ってる・・・・・・(汗)
どこからか勝手に私の古紙を出して来て作っていたこれ・・・・・・ 飛ばしたけれどうまく飛ばなかったらしいへなへなブーメラン・・・・・・・(笑)
そんなに作りたいのなら、 いろいろ作ってそれを宿題になっている自由研究にしようか、 ということになりました。
まずは、先ほどのような薄い紙ではなく、段ボールをあげて勝手な形で作ったブーメラン・・・・ 薄いペラペラの紙の前作よりはマシに飛びましたが、帰ってくる気配無し・・・・ ナメクジ号と名付けました。
ネットでいろいろ調べて、ダウンロードした型紙から作ってみた・・・・ これはまあ何となく帰ってくるが飛距離いまいち・・・戻る時にへなへなする。
本当は良く飛ぶらしいはがきブーメラン。 牛乳パックでも作ってみたけれど、 you tubeで見るようにはうまく飛ばず、 飛距離今イチ、一応帰ってくるけれど甥のイメージとは違ったらしく余り関心なし。
自由研究ならば、何故戻ってくるのか、どういう要素が絡んでくるのかとかいろいろと論理立てて考えないと行けないのだけれど、 ブーメランが返ってくる物理的な要素は結構難しく、小学校3年生ならば、いろいろ作って飛んだ、飛ばなかったという体験自体にフォーカスする方が意味があるような気がする私・・・・・・・ ここまでで投げ方が大切ということと、 翼を折ることで一応方向が変わるらしい(戻ってくる)ことを何となく確認。
しかし、甥は とにかくかっこ良く飛ばしたい!!!! そのことにフォーカスが・・・・ あたりまえですよね〜〜〜〜〜〜
ついに本格的ブーメランに挑戦!!
日本ブーメラン協会(そういうものが有るのも知らなかった・・・)のこの型紙で、段ボール紙でまず作りました。 このブーメラン、ものすごく飛距離があり甥は大満足!!! こういうかっこいい良く飛ぶブーメランを求めていた!!!という感じで、夢中で投げていました。 そのため、 それまでの少し戻ってくるけれどへなへなとしか飛ばない小さな紙のブーメランへの興味はまったく薄れてしまいました。 けれども、このブーメラン、良く飛ぶけれどなかなか戻っては来ません。
材料調達とこちらの都合で数日、紙のブーメランで練習を続けた甥・・・・ 何と紙のブーメランでもたまに投げ方によって戻ってくるようになりました!!! すごい!
投げ方による、 ということは分かったね・・・・・・
そしていよいよ木で作ります。
この板を買いに行ったいつも行く雑貨屋さん、木を必要な大きさに切ったあと、かわいい君へのプレゼントだよ! と言ってお金をとりませんでした。 そういう優しさに触れて、甥はすごく喜んでいました。
マイスターkumatoさんに手取り足取り手伝ってもらって・・・・・私も手伝っていたのですが、やはりkumatoさんの手つきの方がずっと慣れていて上手なので、甥はすっかり関心していました。 こういうことで子供は大人に対する敬意の気持ちを養うのでしょうね。
小さな糸鋸が無かったのでカーブの所はkumatoさんの機械で仕上げを・・・・ 音に驚く少年・・・・
そしてここが肝心。 このままでは作り方は段ボールで作ったブーメランと同じです。(ハサミがノコギリになっただけ) ここから翼をそれぞれちがった角度にヤスリがけをするのです。 最初kumatoさんが機械のヤスリでやりかけましたが、 いや、ここをすりすり自分の手でやるかやらないかで全然子供の体験違うよね、ということで手でやらせることに・・・・・・
結構、悪戦苦闘していました。 けれども飲み込みはとても早く、 道具の使い方も慣れるととても上手で関心しました。 あ、初めてこういう道具を使うので道具で遊ぼうとしたので厳しく指導も・・・・・ 道具は凶器にもなること。 大切に管理すべきこと。 でもkumatoさんは結構酷い使い方をするので、その点は見本にならないな〜〜〜〜(苦笑)
こんな感じにヤスリがけします。
浅い角度の所と、 緩やかな角度の所とそれぞれちがう勾配でヤスリがけをします。
このブーメラン、20mくらい軽く飛ぶ上、 もしぶつかったら怪我したり窓ガラスが割れたり等の危険があるので、 固い固い約束( 広い場所でしかやってはいけない。 人がいる所でやってはいけない。 誰か大人と一緒のときしかやってはいけない。) をしました。
新品の家のガラスを割られても困るので、 山の方に上がった広場で試してみました。
すでに、持って来たコマのおもちゃで新品の台所の調理台を数カ所傷つけられましたし、 新品の壁やドア、あちらこちらに汚い手形が・・・・・・(滝涙) この上高い窓ガラスを割られたらちょっとね〜〜〜〜〜〜 シャンデリアのある部屋でブーメランや紙飛行機飛ばされてもね〜〜〜〜〜〜
構える少年。
えいや!!
飛んだ!!!!
そして・・・
戻って来た!!!!!
見ていたこちらが感動する程!! ものすごく良く飛んで、手で受け取る所まではまだ行っていませんが、かなりの勢いで戻って来ました!!!
甥は本当に狂喜乱舞!!!!
自分が思っていたイメージ通りのブーメランが出来て大喜びをしていました。
しかも紙のブーメランで毎日毎日練習していただけ有って、投げ方がとてもうまくなり、 私や他の大人が投げても戻ってこないのですよ!!!! 投げ方のコツを既に身に付けていたので、 なかなか木のブーメランに取りかかれずに練習していたのがかえって良かったかも?
でも、後で、木で作るのはものすごく苦労したし、 どこでも遊べる紙のブーメランをもっと作ろう! と言ってた・・・・・(笑)
このブーメラン、 最後にかっこ良く色を塗って仕上げる予定です。 夜も抱えて一緒に寝ていましたよ。
自由研究???
毎日の記録を(半ば嫌々??? 笑) まとめ させた ので、最後にそれをお家に帰ってから紙にまとめて提出します。 作って、いろいろな体験をして、 そして体験として気づく、 そのことのほうが大切ですよね。
おもちゃはすぐにお店でお金を出せば買えるけれど、 作ったおもちゃは世界に一つしか無い自分だけのもの。 自分の手で作ったものは他で出来上がったものを買って来たものとは、自分にとって全然違うものだということを感じてくれたかな?
うちに来たら絵もかけるし工作も幾らでもできると聞かされて来たのでしょう、 それを楽しみに楽しみにやって来たに違い有りません。 やる気満々、 しかし・・・・・・(こちら、ねぶそくなんですけど 汗)
早速アトリエの場所を教えて、 ここで何しても良いよ、 と説明。 とりあえず朝ご飯を食べて勉強の準備をしていると、 いつの間にかアトリエにこもってゴソゴソ何かをしておりました。
by tomomato
| 2014-08-07 19:41
| 石の家の楽しく幸せなできごと
|
Comments(6)
3年生ぐらいの男の子は面白いですよね。一番年長の孫が3年生の男子です。新しいお家なので心配ですね。我が家は障子や襖に穴や落書き、ちょっと目を離した隙に色々やられました。他にもっと小さいのが2人いるからですが、洗濯ネットがないと思ったらしばらく後になってから缶詰入りで戸棚の下から出てきたり。健闘をお祈りしますw。
0
甥っ子君、楽しんでるね~!TomさんとKumatoさんサマースクールは、彼にとって忘れられない体験学習になることでしょうね♪ カナダでも、夏になるとサマーキャンプがあって、大学のキャンパスも大声あげて走り回るキッズであふれるんだよ。そんな子どもたちの姿を見ていると、宿題や夏期講習に追われている日本の子どもたちが可愛そうだなぁって思う。自然の中で発見する楽しさや作る喜びを味わってこそ成長できる部分も大きいよね。いきいきとはじけている甥っ子君の表情が目に浮かびそうだよ~。
Commented
by
shigezo09 at 2014-08-11 21:04
うちのパソコンが壊れている間にtomoさんblogの方は進んでましたね〜。
6月頃の長期予報ではニッポン国は冷夏であるとの予報でしたが大外れ・・・スイスの方へ行っちまったようでぷね。
こちらのお山も今晩は室内でも24度しかないので真空管アンプ(すごく発熱するので夏に点けたのは初めて!)で弦楽四重奏を聴いても感激できるほど涼しい!
それにしても甥っ子さんてニッポンから一人で飛んでいったの?
6月頃の長期予報ではニッポン国は冷夏であるとの予報でしたが大外れ・・・スイスの方へ行っちまったようでぷね。
こちらのお山も今晩は室内でも24度しかないので真空管アンプ(すごく発熱するので夏に点けたのは初めて!)で弦楽四重奏を聴いても感激できるほど涼しい!
それにしても甥っ子さんてニッポンから一人で飛んでいったの?
Commented
by
tomomato at 2014-08-11 23:36
さなえさん、お返事遅れてゴメンナサイ。 何がなんだかわからなくなっちゃって(笑) 男の子って面白いですよね、でも新築の家はちょっとかわいそうなことに・・・・・・ 経年劣化、 短期間でやってくれます。 涙 お孫さん達、 大変でしょう!!! ご苦労様です。
Commented
by
tomomato at 2014-08-11 23:37
papricaさん、 甥っ子君は楽しんでるよ〜〜〜〜 (はて、その他の方は??? 笑) いろいろな体験をしてすごく楽しいみたい。お天気が悪くて山に行けないのが残念。 今年はどうしちゃったのかな? でも楽しいことが一杯有って嬉しいみたいで良かったです。 カナダのサマーキャンプ、楽しそうだな!
Commented
by
tomomato at 2014-08-11 23:39
shigezo09さん、 なかなかブログも子供がいると更新できなくって。 日本は猛暑でしょう??? 本とこちらに来たのですね。 ちょっと寂しいです。 真空管アンプなんてあるの!??? すご〜〜〜イ!甥っ子君、今回はパパと飛行機は一緒でした! 次回から一人だね! とプレッシャーかけています。