アンドレアのお家も・・・・







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ずいぶん前から、若き天才建築家のアンドレアが、彼の家を見においでと言っていたのですが忙し過ぎてなかなか行けませんでした。

先週の月曜日は、ダニエルも他の職人さんも来ないことが分かっていたので、 夕方からアンドレアの所へ・・・・







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桃源郷の村に着くと、 建築資材を運んでいるアンドレアに出くわしました。 アンドレア、この間会った時に、何と後一ヶ月で彼の家は出来上がる!!!066.gif と豪語したのです。  その時、え??? 出来上がるってどういう状態のこと???005.gif うちよりも早くできる訳?? 008.gif と不意打ちを食らってまごまごしてしまったのですが・・・・・






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実際のところ・・・・



彼のお家も大きなお家なので、 ’出来上がる’ と言うのはほど遠い 003.gif けれど、いくつか形になっている所があって感動しました。









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床はカルチェ(石灰)を敷いてその上にオイルを塗っている所。 大昔の床の作り方です。 なかなか柔らかでいい感じです。モダンでもある・・・・ そう、日本の土間的な雰囲気です。   この家、住居として申請するのならば断熱材を壁の内側に最低18cm施さないと行けない筈ですが、彼はそれをしていない模様・・・・  石の壁に漆喰を塗ってその上に直接カルチェのペンキを塗っている様子。 石のぼこぼこが見えてなかなかいい触感です。ちょうど夕方の光が入って来て本当に美しい空間でした。





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そしてこちらの部屋には既に家具が置かれているでは有りませんか! アンドレアがここで寝泊まりしている様子・・・




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ここ、天井はまだ出来ていないのですが、夏ならば快適に過ごせる素敵なお部屋です。 カルチェの床もとても良い感じ・・・ただ、どのように掃除をするのかは謎。 おそらく箒で掃く・掃除機以外の掃除は出来ないのでは? (拭き掃除は無理) 何かをこぼしたら、オイル仕上げをしてあってもどれだけ防水できるか? kumatoさんたら、 ’掃除はしないのでは?’ と言っていたけれど、そうなのかも。  土足文化の人にとっては、 全然問題が無いかもしれません。






そしてもっと感動したのは



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バスルーム




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彼の村の直ぐ上にある採石場から取れた御影石の一枚板を贅沢に使った、ストイックでシンプルな空間。
デザイン建築雑誌から飛び出して来たみたいです。 この洗面台も石職人に作ってもらったそう。 kumatoさんも、私達のテラスをつくった後にちょうど同じアイディアを持っていたので、(といっても私達のバスルームは既に作った後でしたが) これを見てすっかり心を動かされたようでした。  アンドレアにははっきりした思想があって、(建築家ですからね)
 
‘この家にはタイルは一枚も使っていない、全て御影石と木だけだ!034.gif ’ 

と自慢していたので、 kumatoさんたら帰ってから私達の家の大理石のタイルを使ったバスルームを見て落ち込んでいました。(アンドレアがうちにくるたびに、地元産ではない大理石のタイルを見て、 頭を抱えるのです。本当に気に入らないのだと思う・・・・
)   

でも、私個人としては、 このデザイナー雑誌から飛び出して来たような御影石のバスルームはとても素敵だと思うけれど、毎日自分が使うバスルームは、もっと明るくて少し楽しい雰囲気の方が心地よいので、うちのバスルームの方がずっと好きなのですが。だいたい、この石、 ぼこぼこしているので掃除は一体どうするのか? 流しの周りにタイルは貼ってないのではねた水が壁の染みにならないのか?  男の人はその辺のことは考えないのかな?

それにしても、バスルームで張り合う男どもって・・・・・・ 



けれども、ついこの間まで何も無かった所に、こんな素敵な空間が出来上がってくると、ドキドキします。 素晴らしい!





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彼の家の屋根の構造は非常に複雑で、梁が重なり合っています。





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まだ、これから屋根を作る所も・・・・(うちもですが008.gif







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彼の凄い所は、気軽に買える鉄骨支柱等は使わずに、こうして昔ながらの工法でアーチを作って上部を支える仕組みを作ること。家の細部、目に見えない所も含めて、まるでそこに何百年もあったかのように作っています。  うちの場合はそうした技術を持った職人さん達ではないので、 こんなに手をかけた作り方は出来ませんでした。

彼は、自分のこの家(正しく言うと、彼のファミリーの家ですが)を建築家としての最初の作品、自分の思想を自分の手で実現させるための実験家屋として作っているので、 時間とコストは問題外なのです。  今まで伝統的な石大工さんの所で修行をして来た技術と、 建築家として勉強して来た知識と、自分の考え方の総決算としてこの家を作ることに命をかけている! という感じ・・・・・   

とにかく彼はどう考えても普通の人ではなく、天才としか表現のしようが有りません。






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この壁の右側、石の部分は、何と1000年前のものだそうです。 100年ではなく、1000年前にもうこの家の一部があったということが驚きです。 それでわざと漆喰を塗らずに残したのですね。








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こんな可愛いニーシェが・・・  あちらこちらに新しく作った小窓があったり、こうした昔からのものが残っていたり、新しい物と古いものがが調和して本当に素敵な家になりそうです。 この家は9ベッドルーム+それぞれに専用のバスルーム、 そしてキッチンに大きなダイニングルームが作られる予定。  今の所2部屋がほぼ完成、 1つバスルームが終わり、 残りは全て今だ歩くのも危険な状態です。  それらがまさか1ヶ月で作られるとは思えないので、 アンドレアの ’後一ヶ月で終わり’ というのはどういう意味だったのかな?   

いや、 彼の場合、 もしかして本当に1ヶ月で全てを終えるかも?   

乞うご期待!





















by tomomato | 2014-06-24 15:25 | 石の家のある所ー0SS0LA | Comments(8)
Commented by fran0923 at 2014-06-25 07:56
うわ〜!きれい!!
こちらのお家も素敵ですね〜!
ご近所にこういうお友達が居て良かったですね。
お互いに刺激し合えるし、専門家としての意見も聞くことが出来る。
窓から(家の中にも)100年以上1000年の歴史のある、石造りの壁や自然しか見えない世界ってすごい!
Commented by oliverlocca at 2014-06-25 16:19
本当に素敵な家ね。周りの景色も最高でカルチエのテクスチャーも
素晴らしい! 梁も立派で、どんな1000年の空気が流れて
いるのかなって想像しています。
家造り、私もきっと、まずはどのように掃除をするかっていう所
すごくポイントだけど、こんなに素敵だと、どうでも良い事の
ようにも感じてきちゃうかも:)
バスルームは、私も明るい方が好きかな?少しロマンチックに
するなら、電気を付けずに、キャンドルをたけば良いし、
私何よりの贅沢って、昼間から入るお風呂なので、明るい
バスルームって好き:)kumatoさんにお伝え下さい。
バスルームすっごく素敵よ!って ♪
Commented by ritokotoG at 2014-06-26 16:30
トムさん、コメントちょっと久々だけどいつも見ているよ。
お家も。その景色も、とっても素敵。
光がとてもきれいね。
アンドレアさんのこだわりもすごいなあー。良い友達が近くにいて、お互い良い刺激になるね。

お外がとっても、気持ちよい季節。
朝から晩までの作業、
お二人ともがんばりすぎないようにしてね♥︎
Commented by tomomato at 2014-06-27 04:28
fran0923さん、アンドレアのお家、なかなか芯が一本通っていて素晴らしいです。元々の家の造りが、全然うちよりも極上なので、 比較になりませんが。 彼の村の家は、すごく芸術的で丁寧に作られているのですよ。どうしてだろう? すごく不思議です。 そういう石大工さんがいたのか? うちはそれに比べるとずっとシンプルでいい加減な造りなのです。(元が!)  本当に若いとはいえ、尊敬できる面白い友人がいて良かったです。将来が楽しみだし、 それに地元の人という所がすごい強みだと思います。  
Commented by tomomato at 2014-06-27 04:31
oliverloccaさん、 素敵な仕上がりの家になっていて、これからの出来具合も本当に楽しみです。 本当に1000年の月日の重みって凄いことですよね。それが新しく再生されて、 一つ一つ石を積み上げた人がそこにまた住んで、 ロマンが有ると思います。 ははは、 実際毎日住むようになったらやっぱり掃除はしたいと思うと思いますよ。っていうか、土足文化の人と、日本人とはやはり感覚が徹底的に違うような気がします。 大分慣れたけれど、やっぱり汚く感じるもの。 それに汚れてくると、 素敵さが曇るしね。 バスルームありがとう。昨日お風呂にはいって、やっぱり明るい方がいいな、と思いました。 特にあまり日が入らない所に私達のバスルームはあるから、明るいのがほっとする・・・・ kumatoさんに伝えます。^ー^
Commented by tomomato at 2014-06-27 04:33
kotoriさん、 いつも見てくれてありがとう。^ー^ ちょうどこの時には夕方の光が入ってとても素敵だったよ。自然素材の壁や床に光が柔らかくあたって神秘的だった。 丁寧に作るって、とても大切なことだなってここでも思ったよ。 空間が違うんだよね。  日が長いからつい働きすぎて、ここの所少し疲れ気味です。 たくさん寝て回復するぞ〜〜〜!!ありがと! 
Commented by shigezo09 at 2014-06-27 08:45
ぼくは目下、某奈良の某伝統的建造物群保存地区内の古いおうちの修復用図面を描いているのですが(やや急ぎ!)・・・一枚イタの御影石を見たらコメントせずにはおられないでしょう!

若さ故〜〜っていうか、すごい勢いだこれは!
重かっただろうに!

色んな温泉で使われている石を見るけどこんな大きなのを使ってるのは見たことないような気がする・・・。

まあ現代は機械があるからこんな巨大な平板を個人で買えちゃうとも言えますね。(じじくさい発言)

材料がすごいのは・・・すごいのは材料であって設計者や職人ではないことに注意しませう。

1000年・・・うちの近くに限らず、奈良には築1300年クラスの木造建築がありますが、周りに立っているとても立派な杉の樹齢がせいぜい数百年と聞くと、なんだかわけがわからない感覚におそわれたりしますよ。
Commented by tomomato at 2014-06-29 04:53
shigezo09さん、 素晴らしいお仕事に取りかかっていらっしゃるのですね。 この一枚板に惚れた??^ー^ うちもこれよりも大きなものを20枚くらい注文して、 でも、それを切って運びました。 本当にどうやって運びこんだのか? 車で家まで直接行けないので、やはり手で運んだのかな? アンドレアの勢いはすごいですよ。 いつも圧倒されます。  確かに、すごいのは材料(^0^)    でもアイディアもすごいと思うのですが・・・・    1300年クラスの木造建築はすごいなあ。  圧倒されますね。 すごいなあ。


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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