ちなみにバーゼルのカーニバル
バーゼルのカーニバルについて
毎年、 この時期にバーゼルでは3日間カーニバルがあり、 それはそれはバーゼル人 (笑) にとっては大変大切な行事です。 この3日間のために残りの一年を過ごしているのではないか? と思われる所もある程です・・・・・・・
ピッコロやドラムの音楽をたくさんのクラブやグループが、この3日間のために一年中練習をしているのですよ。
カーニバルは、月曜日の朝、4時に始まります。 4時の教会の鐘がなるとそれまで物音がしなかった街中に、ピッコロとドラムの音が鳴り響き、 ランタンの山車をひいたグループが街を練り歩きます。 月曜日の午後にもう一度大きな行列があり、火曜日は子供達のカーニバル、 水曜日にもう一度大きな山車の行列があります。 それぞれの楽しさがあります。
昼の山車行列では、山車に乗った人たちがオレンジや文旦、 文房具屋お菓子、 はたまた傘やらフリスビーや化粧品やらをわんさか観客に投げてくれます。 ですので、 昼の催しに出かける時には、 見るだけではなく、恥ずかしがらずに大きなイケアのバッグを抱えて (爆) 山車を追いかけ、 帰りには持ちきれない程いろいろと貰って帰って来るのが祭りの醍醐味です。 でも、 意地悪をされてコンフェッティ(紙吹雪) を死ぬ程かけられることもあり、 けっこう乱暴な時もあるので、 要注意です。
普段かなりコンサーバティブできちんとしたスイス人が、なぜかこの3日間には超爆発、 一年分のアルコールを消費するのではないかと思われる程の飲めや歌えの大騒ぎです。 山車の行列騒ぎ以外にも、一日中街中はカーニバルの楽しいわくわくした雰囲気にあふれ、特に夜は、それぞれの小さなグループがピッコロやドラムの音楽をならしながら、中世の街並を歩いて行く光景はなかなか風情があります。
元々は、中世に流行った悪い病気(病気を運ぶ悪魔) を追い払うため、あるいは長い冬が終わり春の訪れを知らせるために始まったと言われているカーニバルのお祭り、今でも伝統を引き続きながらますます勢いを増しています。
バーゼルのカーニバルはかなり大きな規模なので、 ヨーロッパからたくさん観光客が押し寄せて来ますよ。 もしこの時期にヨーロッパ旅行を考えていらっしゃる方は、 是非、このカーニバルを予定に入れる価値があると思います。
バーゼル人ではないけれど、 近郊の出身のkumatoさんも、 どきどきわくわく・・・・・ 今年は、ベルリンから到着したばかりで私はへろへろで、 疲れた、帰ろうと言っても耳も貸さず、 いつまでも雰囲気に浸っていたいようでした。(笑)
私が、電車で一人で帰る! といったら、 慌てて、 じゃあ僕も・・・・ とついて来たけれど・・・・・・・ (爆)
お陰で私は、ベルリンで既に作ってしまった人生で一番酷い靴擦れがさらに酷くなり、数日歩けませんでしたよ。
でも、やっぱり楽しかった!!!
うちの近く(イタリア)の街でもカーニバルがあるのですが、 バーゼルに比べるとかなり小さな規模です。 ピアッツアで10鍋くらいのポレンタを作っている光景はとても印象的なのですが、 (いつか写真のせますね。^ー^) バーゼルにはやっぱり負ける!!!
でも、毎年一番驚くのは、 月曜日から水曜日まで続いたカーニバルの最終日には、街の中は歩くとふかふかするくらい積もったコンフェッティと、 お酒の缶や瓶や、ゴミが山ほど積もって歩くのも危ないくらいカオスになっているのですが、 翌日月曜日の朝には奇麗さっぱり片付いていること!!!
さすがスイス人!! 呆れる程です。
今年も、 翌朝月曜日早朝に、用事があって街に出たのですが、前夜の信じられない程カオスだった街がすっかり奇麗になっていて、 本の少しコンフェッティが道にへばりついているだけでした。
カメラを持って行かなかったので、 you tube を探して今年のカーニバルの映像をいくつか見つけたのでリンクを張っておきます。 3つだけのせましたが、一つ見ると、右側に関連した映像が出てくるので興味がある方は是非ご覧になって下さい。
先ほどまでリンクが出来ていないのに気がつきませんでした。見て下さった方ゴメンナサイ。
今回はちゃんとリンクできてるとよいのですが?
by tomomato
| 2014-03-15 20:01
| スイスの話
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Comments(2)
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oliverlocca at 2014-03-17 04:26
カーニバル、行ってみたいな、IKEAのバッグ持って:)
クレイジーで楽しそう!
クレイジーで楽しそう!
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tomomato at 2014-03-17 07:26
oliverloccaさん、 バーゼルのカーニバルはすごいのよ〜〜〜 是非行ってみる価値があるよ!!! 特に月曜日の朝4時のは、神秘的な感じもしてとっても特別な雰囲気なの。 もちろん、午後にイケアのバックを持って行くのも楽しいので外せませんが。^ー^ 是非是非行ってみて!