ラゴ オルタ
さて、 コースの終ったその日、 改築中のお家でお昼ご飯を食べてから、みんなで湖に泳ぎに行くことにしました。 実は、私も含めてみんな、疲れきってへろへろ。 片付け等山積みになっていたのですが、 お友達のまるちゃんが数日後に帰ってしまうので、何かせめて楽しいことをしようと・・・・
いつも泳ぎに行く ラゴ メルコッツォ に向かいました・・・・
と、と、ところが、 何と駐車場に車を止めようとすると、 駐車場のおじさんが
’今日は水質検査があるから湖で泳ぐのは禁止なのです! ’
とおっしゃるではありませんか!
今までそんなこと聞いたこともなかったので、 私達ショック。 疲れている上、とても暑い日に、クーラーのない車の中をひたすら走って来たのに・・・・
湖を見てみると、 確かに公のビーチで泳いでいる人はいない・・・・・ でも向こう岸の岩場では何人も泳いでいるではないか!!! (さすがイタリア)
本当に水質検査なのか????
kumatoさんは憤慨して、 いいよ、岩場に行って泳ごうよ! とアナーキーなことを言うのですがお友達は滑りやすいサンダルしか履いていなかったのでちょっとアブナイし、私はまじめな日本人なので(どこが? )、
’いいよ、あきらめようよ、 代わりに、(まだ行ったことのない)ラゴ オルタに行こう!!’
と提案しました。
ラゴオルタはここよりさらに30分 (うちから1時間以上) 運転した所にあり、良い所だと聞いていたのですがまだ行ったことがなかったのです。 今日はみんな(特に私)が疲れていたので、暑いしそこまで運転するのはやめていつものラゴメルコッツォにしようっと言っていたのですが、ここがダメならラゴオルタに行くのも良い??? ・・・・・
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kumatoさんは、 どういう訳か、余り行きたくなさそうで渋っていたのですが、 私達が絶対に岩場は嫌だと言いはり、 そのままラゴ オルタに向かいました。
そのときは暑くて、その場で水に飛び込みたいから行き渋っているとおもったのですが・・・・
でも、行きたくなさそうな理由が、ラゴ オルタに近づくに連れてはっきりしました!
kumatoさん自身、 ラゴ オルタに行ったのは大昔のことで、 道に自信がなかったのです!!!
ラゴ オルタに行くつもりではなかったので、地図もないし、 何回か道を迷って近くについたものの、 今度は、その昔良く行っていたビーチが何処だったか記憶があやふや・・・・・ 私達、暑さと疲れでへろへろ・・・・
kumatoさん、自分の縄張り意識がかなり強い人で、 川とか海とか、山とか、 お店とか、 何処でも自分が既に知っている場所に何回も行く傾向があります。 私等、 他のお店もためしてみようよー! とか、今度はあそこにもいってみたい、とか、あの宿にためそう、 とか好奇心があるのですが、 彼は新しいものに挑戦するのはちょっと苦手。 一度気に入った場所にひたすらこだわる方なのです。
そのうえ、女の子(って年じゃないけど 爆) 2人の前で、自分のよく知らない場所に連れて行って迷うのが不安だったのかも・・・・・ かっこわるいから?
でもラゴ オルタの付近は全然違った雰囲気で、 良く行く島、エルバみたい! 湖沿いの道は山道っぽく、そこから見下ろすハーバーや広がる湖の水は見ているだけで気持ちよく、 来て良かった! こんなに素敵な場所があるなんて!!! と思いました。
いくつか道を間違えた後、
’多分ビーチはここだと思う・・・・ ’
と車を止めて湖の方に降りてみると
むこうに見える島に行くボートの船着き場。 ビーチではありませんでした。
でもみんな疲れていたのでカフェで休憩。
いや、これもなかなか良いよ・・・・・・ 休暇って感じで・・・・・
あなたも相当疲れてるね・・・・
しばらくコーヒー飲んだりビール飲んだりしてまったりして、 小さなハーバーを散策しました。
人気のジェラテリアもあるし
町並みもかわいいし
プロムナード沿いには
ハーバーが・・・・ なんか優雅〜〜〜〜〜
小さいけれど雰囲気のある所で、 気に入りました。
その後、kumatoさん、 昔行ったビーチの位置を思い出したらしく再び車にのりこんで出発
・・・・
こんな素敵な建物の前の、適当な所に車を止めて歩き始めました。
さっきよりさらに小さな小さな村で・・・・
今度は自信を持って小道を行くkumatoさん。 本当にビーチはあるのか???
あるのか??
あった〜〜〜〜!!! (喜)
ちっちゃなちっちゃなビーチで・・・ でも湖は前に大きく広がってた・・・
みんな、泳いでいる人は余りおらず、日光浴しながら (もう空は雲って、 太陽はなかったのですが) おしゃべりをしている地元の人が多かったです。 後は子供達が楽しそうに水際で遊んでいました。
私とkumatoさんとお友達は湖に入ってがんがん泳ぎました。 隣に、 大きな芝生が広がった素敵なビーチがあったのですが、 プライベート と書いてあり、こちら側の狭い方にみんなぎっしりおりました。
ところがね、 私が沖の方まで泳いでいったときに、 先に沖にでたkumatoさんを観察していたら、何とkumatoさん、 プライベートビーチ側の方に泳いで行って、 水際からそのプライベートビーチにあがって行くではありませんか!! 堂々と!!!
そしてさらに観察していると、 その辺り一帯をうろうろして、 森の方までいき、 一通りチェックしている・・・・・・
プライベートビーチには何人かの家族連れの方達が、遊んでおり、ボートもいくつか置いてありました。 どちらかというと、がらがら・・・・
その後、 私は見ぬフリをして、 普通のビーチに戻ってリラックス・・・・・kumatoさんもしばらくして戻ってきました。
大昔に来た時には、 こんな風にビーチは整えられておらず、 もちろんプライベートビーチ等もなかったそうです。 それで、 今はどんな風になっているのだろうと気になってチェックしてきたそうな・・・・
’でもプライベートって書いてあるのに ’
と言うと、
’いやー、全然大丈夫、 むこうの方が芝生でひろいし、 むこうに行って寝転ぼうよ! ’
とおっしゃるではありませんか!
’あの・・・・・・・ それは嫌・・・・・ ’
あくまでまじめな日本人の私は頑に拒否・・・・・ こちらの平民ビーチでリラックスしておりました。
ところが段々雲行きが怪しくなり、雨が降って来たのです!!!
こちらの平民ビーチには雨宿りするような所もなく、 kumatoさんは、 またもや向こう側のプライベートビーチに行くことを強く提案。
’雨宿りする木がいっぱい生えてるし、絶対に大丈夫だってば。 昔は普通のビーチだったんだしい・・・・ ’ 昔は昔、 今は今・・・・
どんどん降りが強くなってくるのに思わず負けて、
’ほんと? 絶対に大丈夫? ’ (なわけがない)
’大丈夫にきまってるだろう〜!!! ’
と確認してついて行きました。 それがばかだった・・・
平民ビーチに最も近い大きな木の下で雨宿り、 kumatoさんはズーズーしくも早速バスタオルを敷いて座って、 スナック菓子を取り出して食べ始める・・・・
私とお友達は所在なげにただ木の下にたたずむ・・・・
と、 そこへ!!! ものの五分もしないうちに!!
’ あの〜〜〜〜〜〜〜 ここ、 プライベートなんですけど・・・・・ ’
おじさんが、近づいて来て、 言うではありませんか!! あたりまえだ
kumatoさん、 ふてぶてしく、
’え〜〜〜 そうなんですかあ??? 僕たち、雨が酷くなって来たからちょっと雨宿りしているだけでえ・・・・・ ’
おじさん、
’いや、でもあんた、 さっきもここら辺うろうろしてたでしょ、 おまけにそこにあるシャワー使ってなかった???? ’
え???? kumatoさん、 プライベートビーチと知っていて中にずかずか水際から入ってチェックした上に、 シャワーまでつかったんですか???? (呆然)
kumatoさん、 さすがに女子2人の目の前で悪事を暴かれ、きまり悪そう・・・・・
でも、あくまでふてぶてしく・・・
’いやーーー 大昔に来た時にはプライベートとかなかったしー・・・・・・ いまちょっと雨宿りしてすぐ立ち去るから・・・・ ’
おじさん、 疑わしそうな目を向けながら、 隣にいるいたいけな女子2人 (私達のこと・ 爆)をちらっと見て、
’ふーーーん、 そんならいいけどね、 雨がやむまでね・・・・ ’
とおっしゃって下さって、立ち去られました。 優しい人で良かった・・・
とにかく雨が酷くなって来たので、プライベートビーチにいた人達はみんな建物の方に行ってしまって、誰もいなくなりました。
その後、じゃあ、帰ろうか、 と言うことになり、kumatoさん、 そのプライベートビーチをつっきって上がれば直接車の所に行けるよ!! と言うので、 私は、 いや、絶対にここはプライベートで、 外に抜けるには敷地から外に出る門を抜けないと行けないと思うよ!! と主張。
アメリカだったらピストルで打たれるよなあ、とのんきなことを言いながら、もどろうよ、もどろうよ、と私が言っているのに私の主張を信じないkumatoさん、ずんずんプライベートビーチを上がると、そこはどう見てもお屋敷かホテルのお庭でした。、 塀がずっと続いていて外に出るには建物の前の門をでるしかない!!!
だからそう言ったでしょ ここでもう一度見つかったら大変だよ!!!
結局、観念したkumatoさん、ぐるっと回って平民ビーチをぬけて車の所に戻りました。
と、と、ところがね、 戻ってみて分かったのは・・・・・・・
私達が車をとめた所、 な、な、なんと、 例のプライベートビーチを所有しているホテル (あの、前の写真の、壁にフレスコがある素敵な建物!) の駐車場だった!!!!
空き地の様になっていて、 ひもで柵がしてあるのが外れていたので、入った時に見えなかったのです!!!
‘ヤバい!! 逃げろ!!! 早く!!! ’
と叫んだのは私・・・・・・・ (爆)
雨の中、 誰も外を監視している人はおらず・・・・ 無事にそのまま立ち去ることが出来ました。
いや〜〜〜 まいったな・・・・
しかし、kumatoさん、 あなた、アナーキー過ぎ。 まじめな私、 ついて行けない・・・・・
その後、ある所にお買い物にいってきました!
それは次回へ・・・・・
by tomomato
| 2012-08-31 07:40
| 石の家のある所ー0SS0LA
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Comments(8)
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yuriko_chan at 2012-08-31 10:02
ギャハハ笑わせていただきました。チャンチャン。
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julia
at 2012-08-31 13:32
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tomomato at 2012-08-31 15:45
yurikochaさん、 悪事を暴けば笑える出来事ですよね。。。(恥)
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tomomato at 2012-08-31 20:54
juliaさん、 でもjuliaさんの旦那様は日本の方ですよね??? あ、 うちの兄も絶対にするな、 そう言えば・・・・・ いやあ、本と参りました。
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africaj at 2012-09-01 00:09
うちの夫婦も、そうです(もちろん私が真面目な日本人~)
しかも!同じようなエピソード、何度もありましたからっ。私いつも知らないふりに冷汗。
ハッタリきく人生、うらやましいけど、怖すぎ(滝汗)
うまくいけばラッキー、怒られたらアンラッキーって、全然懲りない神経って偉大(別人種)。
しかも!同じようなエピソード、何度もありましたからっ。私いつも知らないふりに冷汗。
ハッタリきく人生、うらやましいけど、怖すぎ(滝汗)
うまくいけばラッキー、怒られたらアンラッキーって、全然懲りない神経って偉大(別人種)。
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julia
at 2012-09-01 00:10
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えへへ。ばりばり日本人っす。(笑)
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tomomato at 2012-09-01 04:25
africaさん、え〜〜〜〜〜〜〜 africaさんのANTOさんだって確か日本人のはずじゃ・・・・ 日本人のイメージがぼろぼろと崩れて行く・・・・ (汗) てことは、これは男と女のちがいなのか?なんなのか??? 昨日なんて、ずっとおかしかったタイヤを替えたらガラージの人に、 こんなタイヤで警察に捕まったら大変だったと言われたよ、 だから僕、今は100パーセント法にかなっているのだ!!! 免許だってこの間ちゃんと再発行してもらったしい(なくして、かなり長い間無免許だった 爆) と自慢してました・・・・ていうかさ、それ最低限じゃん? と言ったのですが。
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tomomato at 2012-09-01 04:26
juliaさん、 やはり・・・・ ’日本人 ’というカテゴリーわたし、捨てます。 (きっぱり)