ストーンサークル

石の家は、イタリア、 ピエモンテ州 OSSOLA  ( お空 みたいな名前で好きです)にあります。 まだ、余り観光化されていない地域なのですが、実は素晴らしい自然にあふれた、魅力的な場所です。 この辺りのことも、 これから少しずつ紹介して行けたらと思っています。  特に山々は魅力的です。 それぞれの山が、違う自然の表情を見せていて独特の魅力があり、とっても素晴らしいです。 

私がこの地域に初めて来だしてから、既に4年はたっているのですが、 まだまだ知らないところ,知らないことがたくさんあります。

先日、kumatoさんの、ブラジルに移住したお友達がいらした時に、近所にあるケルト時代のストーンサークルに行ってみようということになりました。 
ここは、前に行こうとしたことがあるのですが、表示がまだ整っていない頃で、道に迷ってついに見つからないまま帰って来てしまったのです。

最近、しっかりと道表示されているということで、 あらためて行ってみることに・・・・・



家からは、 本当に歩いて行ける距離にあります。道路から横道にそれ、しばらく森の中を抜けていくと、 急に開けて、このようなストーンサークルがありました。


ストーンサークル_a0278382_128399.jpg



かなり大きなストーンサークルです。 むこうには、このような巨大な室が・・・・・


ストーンサークル_a0278382_126404.jpg



私は、イギリス、スコットランドに住んでいたことがあるので、ストーンサークルは見慣れているのですが、 これはかなりの規模のもの。 先日ここにやって来たスコットランド人のお友達も、 

’ここは凄い、 オークニーアイランドにあるサークルは、感動的だけれど、そこにも負けていない!’

と豪語していただけのことはあります。

こんな物が、近所にあるなんて!???? 
(唖然)
 005.gif


お友達、マルティンは、 

’絶対にこの大きな中心の石が、祭壇よ、ここに生け贄を置いて、殺して捧げたに違いない! ’


と興奮しています。(写真左奥に見える大きな岩のこと) 008.gif


ストーンサークル_a0278382_1282972.jpg
 


ペドロは、 落ちている小石で臨時のペンデル(振り子)を作って、 エネルギーを調べ始めました。 どの石が、祭壇か? 何処にエネルギーが集中しているか? を調べているそうです。(ほんとかな? ちょっと怪しそうだったぞ)  


ストーンサークル_a0278382_127344.jpg



結果、 やはり、中心の大きな石がそうではないか・・・・・ということになったようです (しつこいけれど、 本当?)。 
マルティンは、その大きな石の、少し色が濃くなって、別のところとは違う表情を見せているところを指さして、 

’これが生け贄の血の跡に決まっている!’ 

と不気味なことを言いだすので、ますますそのように見えて来て怖くなってきました。  

縦にさしてある? 平たい石は、 一つだけ半サークル上から外れて、 祭壇と決めつけられた 呼ばれる石に向かって刺さっており、 おそらく太陽の光でその石が陰を作って、祭壇上に線を作る時に、 祭りが行われたに違いない,それは夏至か冬至だろう、 その時に来てみよう! とひとしきり談義。 私は、ちょっと生け贄の印象があまりに強かったので、 早くそこを去りたい気分になってしまいました。 (ブルブル・・・)

其の後は室に入ってみたり。

ストーンサークル_a0278382_127032.jpg


その後、 そこからさらに30分ほど山を下り、 森の中を抜けた、別のストーンサークルにいきました。 そこは、まだ整備されておらず、生い茂る森の中にあり、 サークルも腰までの深さのシダに隠れてはっきりとは分かりません。 なんだかとても神秘的な感じでした。 生け贄用の台のような物はありませんでした。   けれどもサークルの後ろにそびえている大きな室は前の物より大きいです。 いったいこの室は、 何のために作られたのか?
カメラをkumatoさんに渡してしまったので、2つ目のサークルの全体像が無いのですが・・・・・


ストーンサークル_a0278382_1285121.jpg
 

中は、5−6mの長さがあります。 入ったら、何のために作られたかその理由を少しでも感じることが出来るかも? と思ったのですが、 なにしろ中は真っ暗で、 しばらく目を慣らすまでに時間がかかりました。  じーっとひんやりとした空気の中で佇んでいましたが、 足がしびれるばかりで、何のインスピレーションもわいてきませんでした・・・・・・・・・・・とほほほほ  



あげくの果てに、こんなことして遊んでました。(おいおい、文化遺産、良いのか?) ちなみにこれは、オイリュトミーで、 獅子座のジェスチャーです。 (ところで、オイリュトミー、ご存知?)

地を貫き、なんだか空に雄大に広がるエネルギー、そんな気分でなぜかこのジェスチャーが出てきました。   

あ、ヘンな顔の表情は、ジェスチャーとは関係ありません。( おまけにおへそまで出ている・・・恥) 



ストーンサークル_a0278382_5224912.jpg

 

ケルト時代にここに人がいたということ、そして、今、ここに自分がいるということ。 考えただけでドキドキ・わくわくします。  地球のそれぞれの場所に、 記憶というものがあるとすると、 私が今、ここに立っているという事実も、 この大きな石群と同じように、 その記憶に刻まれるのでしょうか。


車で行ったところに、悪魔が谷の反対側(数キロメートル先です)にまでかけようとした橋と言われている、古代の巨大な石の塔、あるいは門のような物が残されているそうです。 (本当に超巨大らしいです。 写真でしか見たことがありませんが)今度は、そこに行ってみたい!  

  



 
by tomomato | 2012-06-23 05:24 | 石の家のある所ー0SS0LA | Comments(10)
Commented by アンナ・ at 2012-06-23 17:21 x
HNは 夏バージョンです~ 笑  おはようございます
愉しく読ませて頂いています お料理が素晴らしくて尊敬です
ハンブルグだったんですね  私は南ドイツですがハンブルグ
(大)むかし、郊外のクライアントのプロジェクトで
かなり長く滞在しましたよ 街の形もいいし、出会った人達も
さっぱりした付き合いで好きでした。 いい街ですね 
きょうのストーンサークルには感激しましたよ! サルディニアでも似たところを訪ね(探検し)ましたが、この規模は!
古さはどれくだいなのかしら、凄い場所が近くてLuckyですね
原発の再稼動について 緑の党が全議員50名くらいの名前で6000人の署名をつけて、すごい抗議声明を野田総理に送ったとのこと。フランクフルトやベルリンでも日本大使館前で抗議集会がありました。昨夜は官邸前で毎金曜日にあるデモで4万人以上が参加した由。一切、NHKでも報道しない日本って。続々と再稼動されないよう インターネット署名していますが。悲しいです
深刻なコメントになりましたね ごめんなさい いい週末を*
Commented by tomomato at 2012-06-23 18:01
アンナさん! 季節ごとにHNが変わるの、いいアイディア! ハンブルグは、 とってもいい都会でした。 文化も栄えていて美術も音楽も飽きること無く。 奇麗な所もあり、一方でおしゃれなカフェもあり。 今でも大切なお友達が何人か住んでいます。
ストーンサークル、 正確な年代、 今度よく見てきます。(書いてあったかも) 今回は思わず見るだけで感動しちゃって、勉強するの忘れた・・・  でも、 こういう話題、 余り受けないかと思ったので、 喜んでくれる人がいてうれしかったです! (^0^)
そう、 報道されない日本が凄い。 マスコミも全てコントロールされていて。 あのときもそうだったし。 何も変わっていない体質。 多分変わらないのでしょう。 そこで私たちがしっかり目を覚ましていないといけないのですよね。    
Commented at 2012-06-23 18:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by vicolos at 2012-06-23 20:54 x
ついさっきまで住んでいたような洞窟。
へ~こんなものが残っているのですか。
これ、日本だったら文化財指定受けますよ、絶対。
イタリアはもっとすごいものがあるから野ざらしなのね。

下記事も拝見したことだけここに記しておきます。
主婦の週末は忙しいもので・・・
Commented by tomomato at 2012-06-23 22:12
アンナさん、 コメントありがとうございます。 あの記事、凄く面白かった。 というのは、 私も長いこと’身体’の可能性という物を追求? していて、 武道関係について調べたりもしていたので。  教えて下さってありがとうございます!  
Commented by tomomato at 2012-06-23 22:14
vicolosさん、 いつもコメントありがとうございます。こういうものが歩いて行ける所にあるのに愕然! 今までずっと野ざらしだったみたいですが、 今更? 少し整備して看板立てたりしています。 kumatoさんは、野ざらしだった頃の方が神秘的で良かったと言っておりますが。 
良い週末を! (^ー^)
Commented by Sue at 2012-06-25 13:35 x
Tomo-chan,世界遺産だって、最初からその価値が認められたわけではないんでは?その内にもっと凄いものということになる可能性も大きいわけで・・・
でも、価値があるとか無いとかも結局は人間が決めたことだからね。
それより、私はTomo-chanが写っている最後の写真にワラビの大きくなった物がたくさん写っているのに感激しました。イタリアの人はワラビなんて食べないよね?
ここら辺にもたくさんあるけど、食べるのは日本人だけです。
ブラックベリーといい、ワラビといい、植生が似ているのに感激です。
そして、Tomo-chanも20代の頃より、細くなったよね。私もです。
Commented by tomomato at 2012-06-25 15:43
sueちゃん、 そうだねーーー  誰かが言っていたけれど、古い物は全て世界遺産になる今日この頃! って。 確かに。  でも指定されている所は、やっぱり凄い! と思う所が結構あるよ。 イタリアは本と世界遺産だらけだけれど。 でもそのお陰で昔の雰囲気が壊れることもあるよね。  イタリア人は野草を食べるのに血眼だけれど、さすがにワラビは食べないね。つくしも食べないなー。  
20台より細くなったのではなく、単にやつれた?だけでは? 年で??? (^0^)
Commented by shigezo09 at 2014-01-14 19:07
ストーンサークルは地上に露出しているけど世界中にはおそらく無数の古代文明遺跡が眠っているんだろうなあ〜・・・日本じゃ沖縄近海のがそれこそ無数に見つかってきてるから、なんだか楽しいんだけど、こういった文明もやはり滅びたのですね、なんかね〜・・・。
Commented by tomomato at 2014-01-14 22:45
shigezoさん、 思えば人間が住んでいた所には必ずこういう遺跡が残っている筈ですものね。 前の文明が滅びて、次の文明がその遺産をほぼぶちこわして、(例えばここはローマンがケルトのなごりをことごとく潰したらしいです。) 新たな文明を作り上げる、 の繰り返しなのでしょうね。   当時に帰ってみたい。 っていうか、 基本的な人間の営みはそれほど変わってないかもしれませんね。


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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