床が岩でも・・・・あきらめない!???
床の石畳を一つ一つつるはしで剥がして外して行くたびに、 床が岩山の頂上であることを発見し,驚きおののくkumatoさん。
おののくどころかひたすら絶句するわたし。
けれども全てを剥がした後は、なんだか巨大な岩山の光景を見ているようで、むしろ感動的でした。
一瞬絶望に陥ったようでしたが、それでも掘り下げることをあきらめないkumatoさん。 岩を砕いて掘り下げる! とおっしゃるではありませんか?!
え???? 掘り下げる? 岩山ですよ? し、しかも、 花崗岩ですよ?
で、 ダニエルとその弟フロリンという二人の若者と何やらあれこれ相談したり、アレンジしたりして、数日後に一緒に始めたのはなんと・・・・・
ジャーン
だだだだだだだだだだ
どどどどどどどどどどどどど
実は、 昔のやり方にこだわる若き建築家のお友達は、 本当はこんな機械を使わなくても出来るよ! 昔の人はもちろん、もしかすると今でも、年をとった石切り場の職人は、 石の目をみて、手ですっぱりと石を砕いていけるかもしれないのに! そういう人を捜せば良い、と助言してくれたのですが、 残念ながら、そのような達人を探し出すことが出来ず・・・ このような強行手段に出ることになりました。
けれども、これは、本当に危険な作業だったのです。 何しろこれ、石の家です。昔の人が、一つ一つ、手で石を積み上げて作って行った家。 地震のない地域だからこそ、数百年も崩れることが無く建物が無事に残っていたのですが、 震動にはひたすら弱いはず。 そこを、この機械が凄い勢いで石を砕いて行くのですから、家が崩れるか否かのかけでもありました。 家が崩れるだけならまだしも、 作業をしている人に何かがあっては・・・・ 毎日どきどきしながら、このだだだだだだ、どどどどどど を耳にして折りました。
最初は気軽に だだだだだだ、と調子良くやっていたダニエルでしたが、 壁に近いところを砕いている時に、そこの岩は非常に固かったらしく、かなりがんがんやったらしいのです。すると、なんと壁の石数個に
ひび
が!!???
ひえーーーーー (全員 冷や汗)
その一件以来、急にペースがスローダウンし、 非常に慎重に作業を進めることになりました。
という訳で、壁の近くはなるべくいじらずに、 内側だけを何とか数十cm掘り下げて、これ以上頑張ると危ないかも知れないので、 ここであきらめました。 1−2週間はこの作業を続けていたと思います。
しかし、 この作業は本当に怖かった。 本当に、本当に怖かった。
家が全て崩れることがあってもおかしくなかったし、 誰かが大けがどころか命を落としたかも知れなかった。
何事も無く、終って本当に良かったです。
おののくどころかひたすら絶句するわたし。
けれども全てを剥がした後は、なんだか巨大な岩山の光景を見ているようで、むしろ感動的でした。
一瞬絶望に陥ったようでしたが、それでも掘り下げることをあきらめないkumatoさん。 岩を砕いて掘り下げる! とおっしゃるではありませんか?!
え???? 掘り下げる? 岩山ですよ? し、しかも、 花崗岩ですよ?
で、 ダニエルとその弟フロリンという二人の若者と何やらあれこれ相談したり、アレンジしたりして、数日後に一緒に始めたのはなんと・・・・・
ジャーン
だだだだだだだだだだ
どどどどどどどどどどどどど
実は、 昔のやり方にこだわる若き建築家のお友達は、 本当はこんな機械を使わなくても出来るよ! 昔の人はもちろん、もしかすると今でも、年をとった石切り場の職人は、 石の目をみて、手ですっぱりと石を砕いていけるかもしれないのに! そういう人を捜せば良い、と助言してくれたのですが、 残念ながら、そのような達人を探し出すことが出来ず・・・ このような強行手段に出ることになりました。
けれども、これは、本当に危険な作業だったのです。 何しろこれ、石の家です。昔の人が、一つ一つ、手で石を積み上げて作って行った家。 地震のない地域だからこそ、数百年も崩れることが無く建物が無事に残っていたのですが、 震動にはひたすら弱いはず。 そこを、この機械が凄い勢いで石を砕いて行くのですから、家が崩れるか否かのかけでもありました。 家が崩れるだけならまだしも、 作業をしている人に何かがあっては・・・・ 毎日どきどきしながら、このだだだだだだ、どどどどどど を耳にして折りました。
最初は気軽に だだだだだだ、と調子良くやっていたダニエルでしたが、 壁に近いところを砕いている時に、そこの岩は非常に固かったらしく、かなりがんがんやったらしいのです。すると、なんと壁の石数個に
ひび
が!!???
ひえーーーーー (全員 冷や汗)
その一件以来、急にペースがスローダウンし、 非常に慎重に作業を進めることになりました。
という訳で、壁の近くはなるべくいじらずに、 内側だけを何とか数十cm掘り下げて、これ以上頑張ると危ないかも知れないので、 ここであきらめました。 1−2週間はこの作業を続けていたと思います。
しかし、 この作業は本当に怖かった。 本当に、本当に怖かった。
家が全て崩れることがあってもおかしくなかったし、 誰かが大けがどころか命を落としたかも知れなかった。
何事も無く、終って本当に良かったです。
by tomomato
| 2012-06-16 21:58
| 石の家の話
|
Comments(4)
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by
africa
at 2012-06-17 00:14
x
おつかれさま~。しっかりした土台を削っていく作業って・・・確かに怖いですね。日本家屋で知らずに大黒柱を切ってしまうのに近いものがあるから、何事も無く終了しておめでとうございます~(笑)
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うー。想像出来ます。あの振動はすごいですよねぇ。
確かに崩れてもおかしく無さそうです。
小心者の私は、岩に穴が開く前に胃に穴が開きそうです。
こういうハラハラには弱いんですよー。
無事に終わって本当に良かったですね。
精神的なところで、おつかれさまでした。
確かに崩れてもおかしく無さそうです。
小心者の私は、岩に穴が開く前に胃に穴が開きそうです。
こういうハラハラには弱いんですよー。
無事に終わって本当に良かったですね。
精神的なところで、おつかれさまでした。
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by
tomomato at 2012-06-17 04:57
africaさん、 本とこわかったーーー。 まさか岩を砕こうとするとは。 今だから話せるけれど、 そのときは、 いったい何かが起こったらどうしようと夜中に目が覚めるくらいでした。。 おつかれさまといっても、わたしは神経だけ使って?? 後は祈りづかれ?? (爆) こういうの見ちゃうと、 男ってすごいな、 と思います。 無謀!! というのも含めて。ははは。
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by
tomomato at 2012-06-17 04:59
sakiさん、 本当に崩れてもおかしくなかったです。 この部屋から離れた部屋にいたのですが、それでも揺れているのが分かる。 何百年も地震が無い土地に、 初めての震動ですから。。。 マジで多少わたしの胃にも穴があいたかも? 本当に、本当に何も無くってよかったです!