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四万温泉で湯治+お誕生日 2 




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二日目は、朝ご飯を食べ終わった後はまた一風呂浴びて万年床でゴロゴロ午前中を過ごしました。 
午後には、近くで湯立て祭りというのが有るというのでマイクロバスで移動しました。
お湯が豊富に出ることへの感謝祭と言ったら良いでしょうか、四万温泉発祥の湯場を新しく改築した際に、江戸時代に行われていた伝統的な行事を再現して始めたのだそうです。
まずは神事で始まり、 




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可愛い巫女さんがあっつあっつのお湯に笹を浸して




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周りの人にかけます。 この水しぶきを浴びると四万の病気や災いから守られるとか!!!???
このお湯、かなり熱いので余り近くで浴びるとやけどします。  皆よってたかってしぶきを浴びようと押し寄せましたが、クリスチャンの母は、そういうことを信じないので遠巻きにしていました・・・・笑






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甘酒や新酒、けんちん汁などが無料で振る舞われます。 かとおもうと・・・・




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別の所ではお餅つきが始まり、 群馬県のキャラクターぐんまちゃんともう一人の?も登場して盛り上がりました。



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子供も参加してえっちらおっちら・・・・・
ついたおもちもその場でお客さん達に振る舞われました。 きな粉にまぶされたつきたてのおもち、最高でした!







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重要文化財の薬師堂もあるのですよ。



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風情のあるお堂でした。四万温泉のお湯はとてもまろやかで柔らかいお湯なので、 昔はライ病などの皮膚の病気で苦しむ人たちが草津温泉で(強酸性のお湯)病気を治した後、四万温泉の優しいお湯で治療によって痛んだ皮膚の回復をしたのだそうです。 何百年もの間、病気に苦しむ人たちがこの山奥の四万温泉までやって来て湯治をして、この薬師堂にお参りして回復を願って必死にお祈りをしたのかな〜と想像を膨らませました。




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中之条の太鼓が披露されたり





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四万温泉の温泉宿の若者達と商店街の若者達のたらい競争があったり、


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最後には商品付きのおまんじゅう投げがあったり、 決して壮大なお祭りではなかったけれどなんだかほのぼのとしたローカルな湯立て祭りでした。
2時間以上外にいたのでかなり冷え込みましたが、楽しかったです。。






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宿に戻ってすぐ温泉に入って冷えた体を温めました。






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そしてごちそう二日目・・・・・

この日が凄かった・・・・・



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前日、あまりにお料理が美味しかったので、すべてのお料理を奇麗に平らげた私たちに板前さんが感動してくださったとか、 母のお誕生日のお祝いだからとかで、 普通のメニュー以上に色々と出してくださったのです。

例えばかなりの量のふぐ刺しとか。



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母にはサーロインステーキが元々の献立の中に入っていたのですが、(おそらく200〜300g以上の上質の牛肉)それをテーブルの上の陶板で焼きながら食べて本当に美味しかったらしく、 母はその量のお肉を奇麗に平らげたのですが・・・・・・


その後、なんと!!  サービスですと言われて、板前さんご自慢の御料理とかでおそらく300~400g以上の牛のたたきが出て来たのです!  
お気持ちは本当に嬉しかったのですが、さすがにそれは80歳の母には無理です。 お肉は私は手伝えませんし、そもそも私もコースのお料理だけでも既に一杯なのにサービスのふぐ刺し(最高に美味しかったですよ〜)とか、母が食べられないお魚の骨煮などを手伝っていたので、メニューの後半に差し掛かるともう限界を超えてしまいました。 

奇麗に食べることに感動したということを何回も連発して仰られたので、 その期待がプレッシャーとなり、後半は耐久戦に入り頑張りましたが、 何と私は帰って来てからひどく胃を壊して苦しむはめになりました・・・・・・・ 涙   あほ〜〜〜emoticon-0156-rain.gif    母はおそらく私と少なくとも同量、もしかするとそれ以上食べたかもしれないのですが(しかも肉だし) 元気一杯!! 何故???
こういう時にkumatoさんがいてくれたらどんなによいかとつくづく思いました。 

私はひどい胃酸過多なので、 今晩はおかゆ、コーヒーなんてもちろんダメ、 数日かなり要注意です。  自業自得。 涙 






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母は超活発・行動的で、こういう温泉でのんびりなんていう旅はいままでしたことが無かったので、 ”のんびりし過ぎ〜〜〜〜〜” とちょっぴり手持ち無沙汰の様でしたが、美しい雪景色を見て少しは元気になってくれていたらいいなと思っています。  







翌日は四万温泉から東京駅まで直行のバスで帰る予定にしておりましたが、バスの時間が午後でしたので、それまでこの何も無い四万温泉で時間をつぶすのが大変でした〜。 チェックアウトの時間を延長して、お風呂に入ってひたすらダラダラと・・・・・・  その後、母も少し外に出かけたかったらしいので、持って来ていた杖二本を使って滑らないように雪の上を歩き、 商店街でお土産物屋さんなどを覗きました。




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商店街そのものがなんだか昭和なかんじ・・・・





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一軒だけおしゃれなカフェが・・・・・






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そこには温泉カプチーノが!!! 





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お向かいには江戸時代の街道のお団子屋さんみたいなお店がありました。 おばあさんが一人で作っていらっしゃいました。 お客さんが一人外のベンチに座ったので観察(失礼!)していたのですが、 注文してからおもちのようなおまんじゅうをくしに刺して焼いて、かなり長い時間かかっていましたよ。 でもものすごく美味しそうでした。 残念なことに母も私も全くお腹がすいていなかったので、味見が出来なくて本当に残念でした。
昔だったらお腹がすいていなくても際限なく食べられたのにな〜。 


帰りのバスはほぼ順調に進み、無事に東京駅に夕方つきました。
が、5時半過ぎの東京駅・・・・・・ 凄い人ごみで今までののんびり静かな気分からいっぺんに現実に引き戻されました〜〜〜〜。



今日、kumatoさんとスカイプでお話ししたら、 スイスから週末に戻って来たらなんと鹿にサラダ(30−40個くらい)をすべて食べられていたとか!!!  早速侵入が疑われているところに柵をしたのですが、 昨夜、 畑をチェックする為に外に出たらなんと2頭の鹿に遭遇、 片手にナイフを持って追いかけたのだそうです!????   (ナイフを持ってどうするつもりだった???)  そもそも敷地全体をフェンスで囲んであるので、鹿は七転八倒しながら逃げたのだそうですが・・・・・・ 

ナイフを片手に暗い庭で鹿と追いかけっこしているkumatoさんを想像して、 山のお家のことが本当に懐かしくなりました。 











by tomomato | 2016-01-24 18:45 | お出かけ | Trackback | Comments(6)

四万温泉で湯治+お誕生日 1 




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母の80歳のお誕生日のお祝いに、 四万温泉に行ってきました。 
兄と私からのプレゼントです。(兄不在でしたが)

行きは、東京駅から中之条まで電車で行って、 観光しながらタクシーで今回のお宿、積善館に行こうと計画していました。 

と、と、ところが・・・・・・・   当日、群馬県は凄い大雪になってしまって・・・・・・・
電車は12分遅れで無事中之条に到着しましたが、 車窓から見るどんどん雪深くなる光景に母は、すっかりビビっておりました。 タクシーの運転手さんは寒い中待っていてくださいましたが、 今日は一切観光は止めた方が良い、無理ですよということでまっすぐ四万温泉に向かいました。  途中の道も除雪も余りされておらずどんどん山深いところに向かって行くのでどうなることかと思いましたが、とても良い運転手さんで白銀の世界の中、無事にお宿に到着することが出来ました。

後で話に聞くと、前回の大雪の時には東京駅から四万温泉までの直行バスは、夕方5時半到着の筈が、夜10時過ぎになったとか。  この日のバスの運行具合は分かりませんが、 少なくともあの大雪の中バス停からお宿まで歩くのは母には無理だったので、観光は出来なくても電車で行き、駅からはタクシーをお願いしていて本当にラッキーでした。 






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積善館は、元禄7年創業、300年の歴史を誇るお宿です。 千と千尋に出てくる光景のモデルになったと言われている温泉の一つです。 



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古い建物がそのまま残る本館と山荘、そして新しい(といっても築30年の)新館があります。  本館では昔ながらの湯治が出来るように簡素なお部屋にシンプルなお弁当のお食事が出来るようになっており、 山荘と新館は温泉旅館です。  


ついた当日は、雪が降っていたので一歩も外に出られなかったのですが、 午後、お宿のご主人による館内歴史ツアーがあり積善館の歴史について色々と教えていただきました。





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スライドショーなどもあり、昔の人達が病気を治す為にどれだけ必死な思いをして山奥の温泉まで来たかということを強調してお話ししてくださいました。 



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千と千尋のモデルになったと言われていることも、あながち噂だけではないそうで、 実際に宮崎監督がいらっしゃっていたそうです。 




風情のある歴史的建造物の本館や山荘もいいかなあと思ったのですが、何しろ古い建物なので階段や入り組んだ構造になっているそうで、母の足下のことを思い、今回は新館に泊まりました。  
鉄筋の新館は、同じ館内にお風呂もありエレベーターで移動が楽でしたし、こういうお天気でもぽかぽかと暖かく正解でした。





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雪のせいもありますが、四万温泉自体温泉と美しい山の景色以外に何もない所なので、今回は上げ膳据え膳の湯治に徹し、とことんのんびりしてきました。  床も万年床!??? 

季節の良い時でしたら、近くに滝や奥四万湖など自然の中を散策することが出来るし、温泉三昧にお散歩が出来て楽しそうだなと思いました。 が・・・・ 何とヒルやら熊やらがよく出るのだそうです。





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母のお誕生日ということでお宿から素敵なプレゼントも・・・・


また、本当に丁寧に作られた美味しいお食事で、超味にうるさい母も満足してくれたので良かったです。




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1月はお正月の雰囲気のお料理だからか、金粉がふんだんに使われていてビックリしました。




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この伊勢エビなんて、 金粉にまみれていました〜〜〜〜〜!!!??? 圧倒されるような飾り付けて感動しました。


母がお誕生日ということで、2日とも特別なメニューを出して下さり、そのお気遣いが本当に有り難かったです。 




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夜一杯食べたのに、朝ご飯がこれ・・・・・実は、私は普段朝ご飯は食べないのです・・・・・・ 汗 

母の体調も考えて、今回はゆっくり出来るように二泊したのですが、二日続けてこのごちそうは、結構辛かった〜〜〜〜〜〜。

本当に、本当に、美味しいお食事で大満足だったのですが、 当分の間は菜食粗食でいいです〜〜〜。 
つくづく年取ったなあと思いました・・・・・・・(昔は無限大に食べることが出来たのですが・・・・)

母が、私と同じ、いや私以上に食べていたのには本当に驚きました。 入院してまた一段と痩せてしまっていたので、少し体重が回復していてくれると良いのですが。


母が倒れてから一ヶ月ちょっとですが、こうして元気に旅行ができ、無事に80歳のお誕生日を一緒に迎えられたことが夢の様です。













by tomomato | 2016-01-22 23:20 | お出かけ | Trackback | Comments(2)

もう一ヶ月




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去年の12月のお家からの眺め





12月16日にイタリアを発って丁度一ヶ月経ちました。
あの緊迫した心持ちを振り返ると、今こうして落ち着いて穏やかに暮らせていることが嘘の様です。

おかげさまで、 12月30日に退院した母は、翌日から私のスパルタ・リハビリで順調に回復しています。
翌日は階段の上り下りと家の前を100mくらい歩くだけのところから初めて、徐々に距離を伸ばし、 何と昨日、今日は9000歩近く歩きました。 
(母の使っている携帯は、万歩計がついているのですよ。)

病院では、’近所に買い物に行けるようになるように、付き添ってくださいね’ と言われたのですが、 母は元々活動的で、近所のスーパーでお買い物というよりも、しょっちゅう都心に出て行ったついでにデパ地下でお買い物をしているし、 お野菜類は有機野菜の宅配なので、 少し距離が歩けるようになってからは混雑時を避け、バスに乗ったり電車に乗ったりを試し始め、それも距離を伸ばして行きました。 
何しろ筋肉が何もなくなってしまっていましたし、ふらつきも少しありましたので転倒だけは気をつけて、 最初のうちは私はいざという時の為に杖を持ち歩いていました。  

4、5日前に都心の美術館に出かけた時には帰りはかなり疲れていましたが(展示が今ひとつだったのもあるかも?)、 昨日はそれよりもさらに遠い所まで展覧会にでかけ、歩く距離もずっとずっと長かったにもかかわらず帰ってからお昼寝もすること無くとっても元気だったのには驚きました。 足取りもしっかりして来たしふらつきも減って来ました。 帰りに日本橋三越の上にある母がいつも行くカフェに寄って、素晴らしく美味しいロールケーキとコーヒーを頂いたのですが、 その時母がしみじみと

 ’ あ〜〜〜幸せ〜〜〜emoticon-0152-heart.gif


と言うのを聞いて、 本当に幸せな気持ちになりました。




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今日は、家から徒歩20分くらいの所にある森林公園まで行ってきました。 都会の散歩は道路を歩くだけで退屈なのですが、 久しぶりに木々の中を歩いて本当に気持ちよかったです。  もう梅の花が咲いていました。


何よりも嬉しいのは、 母が精神的に安定して来たことでしょうか。 退院してすぐの時には一日起きて座っているだけでも辛かったのもあるでしょうが、ぼーっと放心状態のことが多く、 表情も乏しく、 また発症時のショックやこれからの生活の不安があるのか悲観的とまでは言わなくても弱々しい感じで・・・・・・・  時々は涙ぐむこともあり、見ていて胸が痛んだのですが、 日に日に表情が豊かになり笑顔が増え、 足がしっかりと地に着くにつれ自分でも自信がついて来たのか、とても明るく生き生きとしてきました。 明日はまだ行きたくないと言っていた教会にも出かける気になりましたし、すこしずつ、いやかなりのスピードで母の日常生活を取り戻していっています。 





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来週は、母の80歳のお誕生日があります。
本来でしたら私は帰国していない筈だったのですが、 一緒にお祝いが出来ることになりましたので、 兄と一緒に近場の温泉旅行をプレゼントすることにしました。
温かな伊豆に行こうと思ったのですが、今ひとつ母のテンションが低かったので結局寒い山の方に行くことになりました。・・・・・・ 雪がたくさん降らないと良いのですが・・・・


私はと言えば、イタリアに戻るフライトの予定を延ばして、2月後半に戻ることにしました。 今日、母と話していたら私が3月もずっといると思い込んでいたらしく、3月に私と一緒にしようと思っている予定について話すのでビックリ。  

’え? 長くても2月後半だよ〜〜!!!’ 

と言うと、さほどショックな様子でもなく、

’そっか、じゃあ良くならなくっちゃね。

と一言。 

’良くなるに決まってるじゃない、大丈夫!’

と私。 


もちろん、まだ必要がありそうなら3月までもいるつもりですが、 その会話の後のお出かけで母がまた一段としっかりとしていて、私も母自身も驚いたので、 大丈夫かな? と思っています。  お出かけの帰りに、短距離のバスも母一人で乗れるようになりましたし、 すこしずつ積み上げていけばもっともっと体力も自信もついて、また元通りに活動的な母に戻るのでは無いかと思います。 

私の日本での生活が、母を支えることに集中しておりますので、 余り面白い話題が無くて申し訳ないのですが、 近況報告で時々こうしてブログをアップさせていただけたらと思っております。 今度は温泉旅行についてかな???  

kumatoさんは、スイスの学校の集中授業が始まったので、 1月は週末に家に戻ってくるだけですが、 幸いとても元気で過ごしている様です。
キウイが食べごろになっているし、 今年は大根が素晴らしい出来だし、カボチャもたくさんあるし、 水菜もわさわさ育っているようなので持って来て〜〜〜〜!! とスカイプで叫んでいます。笑 

私がいないと、私のアトリエも使えるのでその点については結構喜んでいるようで・・・・・ 笑 emoticon-0134-bear.gif   
この冬は画業を本格的に再開して集中できるようになったので、 kumatoさんにとってもある意味、良かったかも??   


あ〜〜〜 すべてのことに感謝です。


 





by tomomato | 2016-01-16 18:36 | その他 | Trackback | Comments(8)

当たり前の日常が、当たり前ではないこと




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昨日は3賢王(Drei König) の日でした。  毎年、この日には近くにあるフランスベーカリー、ビゴのガレット デ ロワ を食べる習慣のある母と一緒に買ってきました。 私はこの時期に日本に帰ることがほとんどありませんので、 ここのガレット デ ロワを頂くのは本当に久しぶりでした。






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今回は、ベーカリーの方ではなく、 デパートに出店しているところで買いました。






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最近は事故を恐れてフェーヴが別についてくるところが多いのですが、ここのベーカリーはしっかり伝統を守って中に入っています。 ですからガリっとかんで歯を折らないように気をつけながら食べました。 
さいこ〜〜〜〜に美味しい!   パイはサックサク、中のアーモンドクリームも軽くて、人生で食べたガレットデロワで一番美味しいかも? 母は、いつも買っているベーカリーの方よりもデパートの出店の方が美味しいと言っていましたが、それともその時に焼く人によるのでしょうか?

二人でなんと四分の一ずつ食べましたが(ゼイタク!)、 二人ともフェーヴにはあたりませんでしたので、 王女争いは翌日(今日)に持ち越されました。 






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今年は、母のお雑煮も(澄まし・白みそ両方)久しぶりに頂くことが出来ましたし、日本のお正月をのんびり満喫しました。 

母は、毎日薄皮をはがすようにゆっくりと回復しているように感じます。  帰ったその日から台所に立ったのには驚かされましたが、 2週間、リハビリ以外にほぼ寝たきりだったこともあり、最初は一日起きているだけでも大変な様子で、座ったままぼーっとしていることが多かったです。 
翌日から家の付近のお散歩を始め、少しずつ距離を伸ばし、 次には近くの郵便局と温泉にかなりの距離を歩いて出かけ、 そしてバスと電車を使って買い物にでて、 その距離も少しずつのばしています。  

温泉に行って驚いたのは、母の全身の筋肉がほとんど落ちていることでした。  それはそうですね。リハビリが少しあったといえ一日計1時間、それ以外は2週間寝たきりでしたから。 病院ではきちんと食べていたのに2キロも体重が落ちていて、おそらくそのほとんどが筋肉なのでは無いかと思います。

やはり左右のバランスは完全には回復していないようですので、まずは筋力をつけてそれをカバーできるようになって欲しいと思っています。 それまではとにかく転倒に注意をしないと・・・・・・・。

それよりも気がかりなのは精神面。  発症したことへのショックか、あるいは脳の変化の影響かは分かりませんが、前の気丈な母は一体何処に行ってしまったのか・・・・・・・ それに、飛行機に乗ることも普段欠かさずいっていたマッサージに行くこともとっても怖いらしい・・・・・ 
 
それでも日に日に、 母の日常を少しずつ取り戻しておりますし笑顔も増えてきました。 
でも、あんなことが起こってからまだ一ヶ月もたっていないのですからあたりまえのことですよね。 私自身、ようやくショックから回復しつつあるところですから、当人にとってはその何百倍もの衝撃だった筈・・・・・

母自身が申しておりますが、お料理は最高のリハビリになる様です。 その手順を考えながら足でしっかりと立って手を動かして作業すること、 集中すること、 それを味わうこと、その全てが母が、以前の母を取り戻す助けに一番なっている様です。
日に日にメニューも豊かになって行くので私も恩恵にあずかっています。 笑 


今まで当たり前だった日常生活が脅かされて初めて、それまでの ’当たり前’ の生活が実は決して ’当たり前’ などではなく、いかに恵まれて幸せな、奇跡の日々であったかに改めて気づかされています。 
 
その日常生活に埋没している時には、 思い通りに行かないことやまだ ’足りない、満たされていない’ と思うことに対して身近な人や自分自身に対して不満や怒り、焦りを抱いたり心配や不安を抱いたりして、けしていつも心が幸せに満ちて平安な状態であるとは言いがたいのですが・・・




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こうしてお雑煮やお汁粉やガレットデロワを ’美味しいね〜〜〜’ って言いながら食べる瞬間、 ぽかぽかと暖かい日差しの中で再び一緒に歩けること、テレビを見ながら、あははは と一緒に笑うこと、 カレンダーを見ながら今月の予定を確認したり再び家計簿を開いて記入したりし始めた母の姿、  そしてイタリアのお家に毎日訪れて来てくれていた小鳥達のこと(イタリアのお家はついに寒波がやって来て雪が降った様です。餌をやるのを控えていたのですが、雪が降ったのでkumatoさんがナッツをテラスにおいて一杯来てくれている模様)、 いつもそばにいてくれる優しいkumatoさんが毎日頑張って絵を描いていること・・・・・・・・・・ 

今まで当たり前だったすべてのことが、 どれだけ幸せに満ちた特別な瞬間であったことかに改めて気づかされ、 傲慢にもそれらを ’当然のこと’ のように受け止めて、自分や人や環境の中のまだ足りないことに不満を持ち、さらにもっともっとと求め、小さなことに腹を立てたり不安を持ったり心配したりして、わがまま一杯で、 今ある幸せの瞬間をぶちこわしにしていた自分を振り返り胸が痛くなります。 


人生の中で既に何度も色々な形で(ほとんどが衝撃的な出来事 笑)こうした反省の機会を与えられているのですが、 未だにちっとも学んでいない自分にまた改めて呆れている次第・・・・・・・
年齢を重ねても、 全然成長していません。

あ、私の体調不良は、栄養失調だったかも? 笑   
母が倒れてから食欲もなくなり、何が食べたいということもなく、病院へのお見舞いが生活の中心になって、毎日何かしらは食べてお腹は満たしていたのですがタンパク質を食べる量と食べる全体量が少なかったみたいです。 母の為に血圧計を買っておもしろがって私も測ってみたら、 恐ろしく低血圧になっていました。 道理で立ちくらみがひどい筈。 
あんまり痩せていないのに!!! 
ここの所もりもり食べておりますので、立ちくらみも改善し、 とっても元気になりました。 



今朝、母は、年末に注文してそのまま台所の机の上に置いたままになっていた黒豆をやっと煮る気になったらしく、水につけていました。 
退院したら片付けるよと言っていたクリスマスの飾りも、片付ける気になかなかなれなかった様ですが(本当は楽しい楽しいクリスマスをドイツとイタリアで過ごす予定でしたからね 涙)  ヨーロッパ式でも昨日が最後でしたので、一緒に片付けました。(あなたやってと言われましたが、どの箱に何が入るか分からなかったので・・・・・)  

今夜は七草がゆを作ってくれるそうです。 

少しずつですが、この新しい年に母も私も、前進しているような気がします。 
 

by tomomato | 2016-01-07 10:33 | その他 | Trackback | Comments(10)

あけましておめでとうございます




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新年あけましておめでとうございます


皆様にとって新たな年が、幸せに満ちた一年になりますように。
世界に平和が訪れますように。
自分の心に平安が訪れますように。 






脳梗塞で緊急入院となった母、 おかげさまでお医者様もビックリの回復力で30日に無事に退院しました。 当初は、集中治療室1〜2週間、その後一般病棟に移って最低2週間、 さらにリハビリ病棟に移って1〜2ヶ月と言われましたので、 長期戦になると覚悟を決めていました。  さらには、エレベーターなし4階の自宅には戻ることはできないだろうということで、私はお見舞いの傍ら旅行の色々なキャンセル手続きと母の新たな住まいを見つける為に帰国当日から奔走しておりました。  

入院して数日後、 母に 

’ お母さんが出かける前に飾っていたクリスマスの飾りがとっても奇麗で癒されるよ、 ヨーロッパでは1月6日までクリスマスだからそれまで飾っておくね。 その後はしまっておくから箱とか何処にある?’ 

と聞くと、


’ それまでには、家に戻れるかもしれないから・・・・’

というので、本当に胸が痛くなり、もう家には帰れないかもしれないよという言葉はぐっとこらえて、


’ お母さん、 それは無理だと思うよ、 お医者様はまだまだ長く病院にいないといけないって言っていたから焦らずにね。’

と言うと、母は泣きそうな顔をして黙っていました。



母が少し元気になってから、これからの生活のこと(新しい住まいの可能性、介護システムの利用、今までも少し問題になって来ていたゴミ捨てや新聞古紙出しのこと、再発した時・あるいは’もしも’の時の対処のこと) などを何回か話したのですが、 母はその度に泣きそうな顔をして聞いていました。 

かなり長く集中治療室にいないといけなかったのですが、 一方、リハビリが始まるとどんどん回復して自分の足で歩けるようになりましたし、病院のあまり美味しいとは言えないお食事も無理をしても頑張って食べている母を見ていると(昔から、’私は入院や老人ホームに入ったりしたら、食事が食べられなくてすぐ死ぬわ!’といつも言っておりました。)、 私が持ち出すそれらの現実的=悲観的な将来の話をすることが母の回復しよう、また元通りの生活に戻ろうとしている気力を削ぎ、 希望ではなく絶望につなげていることになるのではないかと疑問に思いはじめました。   

毎日、病院からうちに戻ると取り寄せた資料がどんどん届き、 またセールス熱心なところからは電話がきて、私自身も見学の予定を入れないとと思うのですが、  そうした作業をすればするほど何かが違う気がしてきました。  

たとえ四階まであがれるようになっても、 兄は母が今の住まいに住むことは反対しておりますが、 たとえ大変でも、もし何かがあったとしても、それが可能になり母が希望するならば今までの生活を続けることが母にとって一番幸せなのではないかと思い始め、資料はいったん見えないところに積み上げておくことに決心しました。
   


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クリスマスイブに一般病棟に移ることができ、差し入れも出来るようになったので、母の好きな中国茶をいれて私が作ったシュトーレンを一緒に食べました。  新しい試みとかで、サンタさんも病室を訪れてくれました。  本当はイタリアの我が家にいて近くの中世のクリスマスの催しに出かける予定だったのですが、病院で迎えることになってしまったクリスマス。  でも、命あればこそですので、一緒にこうしてお祝いすることが出来て嬉しかったです。  

病院のお食事がちょっと余りにも・・・でしたので、 毎日お野菜二品や果物、お菓子を持って行きました。  食べ物ってやっぱり大切ですね。 やっと’普通の’お野菜料理を食べ、 果物や美味しいお菓子を食べてちょっとしあわせ気分になって、表情もいきいきしてきました。 


リハビリに何回か同行しましたが、 母の回復具合に私も一日一日驚きました。 右側の麻痺も言われなければ絶対に気がつかない程度まで回復しました。 お医者さんはそれでも、まだバランスが悪いからゆっくり頑張りましょうね〜 っと仰られていたのですが、リハビリの方からは退院許可がでてお医者さんは ’生命力にビックリ、こんなの前例がないな〜’ と半ば呆れていらっしゃいました。   

実際、 病院では1日2度30分程度のリハビリしか無く、それ以外は病室のベッドで横たわるしかないので、 母は退屈していましたし日常の生活作業が無いのでこれはどんどん体が弱るのではないかしら? と心配していたので退院が早くなり本当に嬉しかったです。


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病院から帰って来た時には、一番心配していた家の階段も、4階まで休み無く登ることが出来ました。 まだ全体的に弱々しい感じですが、 退院した日から夜ご飯の用意を始めたのにはビックリ、昨日は年越しそばにしようと言っていたのですが、天ぷらはまだ危ないから狐にしようねと言っていたのに天ぷらを揚げ始めたのにはビックリ・・・・・ 今朝はお雑煮を作ってくれました。 おなますや黒豆は材料を取り寄せていましたがその余裕は無く、 母は ’やっぱり無いと残念だわ〜〜〜’ と言っていますが、私は、いえいえ、こうしてお母さんの作ったお雑煮を二人で食べられるなんて奇跡よ〜〜’ と思いながら有り難く頂きました。  


ちなみに、私は、退院したての母におさんどんをさせてのうのうと休んでいる訳なのですが、 それは母が強固に私が手伝うのを拒むからで、私が非情な娘だという訳ではありません!  笑

私がどう頑張っても母の料理にはかないませんし、病院のお食事に苦しんだ母は自分の味で食べたいだろうと思いますし、またリハビリの為にもその方が良いだろうと思うので密かに隣の部屋から母の様子をうかがいつつ、手は出しておりません。 おそばのお鍋の移動だけは、まだ重いお鍋を流しに移すのが危ないので頼まれましたが・・・。


リハビリがあったとはいえ、2週間ほぼ寝たきりだった割には元気ではないかと思います。 昨日今日と、階段の上り下り一日一回に短時間歩くことにつきあっています。 明日かあさってはバスと電車を使って近くのカフェに行こうと話しています。 少しずつ距離を伸ばして体力をつけてもらおうと思っています。  


母が退院して、 ほっとしたのか私自身が全身の力が抜けてしまった感じで、 体調が今ひとつ・・・・ 母の日常生活復帰にあわせて、私もゆっくり回復して行けたらと思っています。  


新年早々、 お祝いの言葉や今年の展望などの華々しいお話ではなく、私事を書き連ねてしまい申し訳ございません。

kumatoさんはやっぱり一人で寂しい様ですが、 私のアトリエも占拠して朝昼晩と絵を描き続けて集中した時間を過ごしている様子です。 一人でちゃんとご飯も作ってくれていて、有り難いです。

そうそう、kumatoさんが昨晩食べたもの

照り焼きハンバーグ  おもち  みそ汁  おそば(日本の!)

野菜が無いぞ〜〜〜 と叱っておきました。笑

 
kumatoさんは、7日から学校の集中授業が始まり、ほとんど一月はスイスにいないと行けないので、 後一週間絵を描くことに集中して頑張って欲しいです。 


皆様にとって素晴らしい新年の始まりになりますように。







 

















by tomomato | 2016-01-01 12:18 | ひとことご挨拶*お知らせ | Trackback | Comments(17)


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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