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天中殺の一日 2

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さて、前回の続きです。
楽しく山から自然を堪能しながらトコトコ降りている途中・・・・・・

青空が広がり、 からりと晴れていて、天気予報では午後少し雨が降るはずと言っていたけれど、残念ながら(ここのところずっと雨が降らず乾ききっておりましたので、庭のために雨を望んでいました。) 今日は降りそうもないね〜〜〜  とkumatoさんと話しながらのんびり歩いて降りました。 




と、 突然、遠くの方でゴロゴロと音がするではありませんか。 
雷のようでしたが、 まだ青空が広がっていて太陽もサンサンと照っているので、 随分遠くだね〜 と未だのんびり歩いていると、


ゴロゴロ


ゴロゴロ ゴロゴロ


ゴロゴロ ゴロゴロ ゴロゴロ ゴロゴロ


とどんどん頻繁になってきて、しかもだんだん近づいてくるのです。

私はカメラを持っていたので、 私自身は雨にずぶ濡れになっても構わないけれど、カメラが壊れるのは困るなあ、ヒッチハイクをしないと〜 と言いながらも、まだまだ遠そうだったのでそのまま歩き続けました。

すると今度はピカッと光り始め、 あっという間に空が真っ黒な雲で覆われて不穏な雰囲気になり、さすがにまずい感じになってきました。  少し足早になって歩いたのですが、車であっという間に山に登ったのに歩いて降りるとかなり時間がかかり、はっきりとあとどのくらい歩けば車にたどり着くのかもわからずだんだん不安になってきました。

山からも天気の変化を察して、フェスタに行っていた人たちがどんどん車で降り始めていたので、  ヒッチハイクするか迷いながら歩いていたのですが、kumatoさんはあまり気乗りがしなようでしたのでそのまま歩き続けました。

すると今度は、 激しい雷の音(かなり近い) とともに、いよいよポツリ ポツリ、 と雨が降ってきました!


瞬く間に雨足が早く本格的に降ってきてしまいましたので、 さすがにこれはまずいと思い、車がちょうど降りてきたのでヒッチハイクの合図を送ったのですが、 なんとその車には誰も乗っていないのにも関わらず止まってくれなかった〜〜〜!!!  滝涙  

びしょ濡れになったら車にも載せてもらえないよ〜〜!! と叫んでいたら、ざ〜ざ〜と雨が降る中、次の車が止まってくれました。 
その車は後部に一つしか座席がなかったのですが、とにかく乗りなさいと親切にも言ってくれて、私が先に入りほぼ半分腰上げ状態(隣にはマウンテンバイクがあったので、それを潰さないように!!)、kumatoさんが後から乗り込んで座席の4分の3を占め (笑) なんとか乗り込みました。 

ところが、乗り込んだ瞬間、 雨がざ〜ざ〜どころか ご〜ご〜 とバケツを100個くらいひっくり返したように降り始め、強風が吹き荒れて横殴り状態になり、ワイパーを最強にしても前が全く見えないすごい状態になってしまったのです。 幸いランドクルーザーでしたので、 慎重に運転しながら、でも全員ビビりながらゆっくり降りて行きました。(道の片側は崖です) 運転を諦め止まっている車もありました。  最悪なことに、道に多量の水と土砂が流れ始めていました。 

すると今度はなんと、 ばちばちと激しい音とともに大きな雹が降り始めたのです!!! 道端の枝がバキバキと折れて道路に落ちてきているし、 それはそれはホラー映画のようでした。 

もし、この車が止まってくれなかったら、本当に大変だったと思います。 もちろんカメラは完全に壊れていたでしょうが、 ちょっとこの中を歩くのは危険でした。 しかも私たちの車は思っていたよりも遠く、 かなりの距離を送ってもらうことになりました。

雹がひと段落したところでちょうど私たちの車の場所に到着して、お礼を言って1、2m先の私たちの車に移ったのですが、 それでもその一瞬の間に全身が滴るほどにずぶ濡れになりました。 数分前のいちばんひどい時だったら一体どうなっていたでしょう?


さて、これが天中殺か??? と思われるでしょ?? いえいえ、 ここまではまだ良いのです。 



ちょうど良いタイミングで乗せてくれる人がいてラッキーだったね、と言いながら私たちの車でさらに山を降りて行きました。
雨がひどいので車の点検はできず、まあ、下りだから大丈夫だろうとそのまま運転しておりました。  途中の道も吹き飛ばされた枝が散乱していてひどい状態で、 帰ったら庭がめちゃくちゃになっているのでは、雹で植物がダメになっているのでは、 と心配しながら帰りました。

本当に大変だったので、 写真撮っている余裕はもちろん全くありません。 

うちの近くまで来て、 人の畑を車窓から観察し、どうやら雹は降らなかったみたいだと安心しながら最後のカーブを曲がると・・・・・

車が何台か立ち往生していて前へ進めない様子。 
なんだなんだと降りてみると・・・・・


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なんと、嵐で大きな木が道を遮るように倒れているのです。 
おまけに電線を引っ掛けて倒れてしまったようで、 最初、前の車の人がkumatoさんに一緒にどかしてくれないかと頼んでいたようでしたが、周りの人たちが危険だからやめたほうが良い!!!  と騒ぎ出し、結局どこかにSOSの電話をかけていました。 こういう時イタリアではどこに電話をかけるのでしょう?? 消防署? 警察??? 


kumatoさんは、庭のことが心配だしこのまま待っていても永遠に動きそうもないから別の道を行こう!!  と再び車に乗り込みました。




ここまではまだよかった・・・・・・ 






細い道ですのでUターンではなく、 そのまま車を思いっきりバックさせたその瞬間。


ガチャ〜〜〜〜ン!!!!  

ぎゃ〜〜〜〜〜!!!! 
(私の叫び声)



なんと!!  すごい振動とともに、 

私の側のサイドミラーが電信柱に思いっきり引っかかって、 ボキッとそのままもげた〜〜〜〜〜〜!!!!



そしたらkumatoさん、どうしたと思います??? 

車からすぐに降りたので、折れたところを点検するかと思ったら、 そのままミラーには目もくれず倒れた木を取り囲んでいる人のところに行って、雑談してる・・・・・・?????

私が、思いっきり折れてバラバラになった部品を道からかき集め、 必死でまた戻せるかどうか見ている間、 しばらく人々とにこやかに談笑するkumatoさん。 ?????

ちょっとこの行動が信じられなかったのですが、 よく考えてみるとkumatoさん、 いつもそうなのです。
直面するにはあまりに悲惨な出来事が起こった時、 フラフラ〜〜〜 と全く関係ないところに一瞬逃げる・・・涙

で、しばらくして、直面するしかどうしようもないことを受け入れる、あるいは自分のいない間に状況が改善されている (= この場合、私が直してくれているかも・・・ということなのだろうか?) と、 戻ってくる・・・・・・・  

その間私は必死でどのような状態か確認するも、 何しろ私たちの車、ボロいくせに一応当時の高級車で、下手に全てが電動なので、サイドミラーもただくっついているのではなく、ありとあらゆる電線が絡まりそれが根こそぎ車の本体から 引き千切られている 上に、パーツがバラバラに壊れているためどう努力しても修復不可能なことを確認・・・・ 

その結果を戻ってきたkumatoさんに報告・・・・・


サイドミラーが車からだらりとぶら下がっている状態で仕方がなく家路につく・・・・・ 滝涙

この日は、 朝からkumatoさん、運転が荒くて私が一度すごく怒ったのです。 がくんと後部を路肩の石にぶつけたのを聞いてしまったほどで。だから山の細い道は気をつけて運転してほしいと言っていたのですが・・・・・ 
でもバックをするなら、普通ミラーを確認しません? そしてゆっくりスタートしません?? 
すごい勢いでバックし始めていましたからね・・・・・・・。 
名誉のために言うと、kumatoさん、運転決して下手ではないのですよ。むしろ上手なくらいです。 ただ時々恐ろしく不注意があって・・・・涙


さて、別の道は、 一旦山の麓まで降り、またうちまで少し登らないといけないのです。  何しろ大雨のため車を点検せずそのまま運転してきた私たち、 そう・・・・・・


登る途中でまた車がヒートアップ!!!!   号泣 
 

仕方がないのでそこに車をしばらく止めて、 グツグツ煮詰まった水のタンクが冷めるまで待ち、用意していた水を少し足してみるも全然足りない。  
でも温度はかなり下がったのでそのまま家に戻りました。 ちょうどその頃、 例の倒れた木をきるチェーンソーの音が聞こえて来ました。 

ここまで全然写真がなくてごめんなさいね。でもそれどころじゃなかったのです。



さて、家に戻ってきました。  隣の人が、総出で嵐でめちゃくちゃになった庭を掃除し、叩き落とされた桃を拾っています。 聞いてみるとどうやら雹は降らなかったらしく、ひとまず安心しました。

トマトやインゲンの支柱はもちろん吹っ飛んでいます。 でも苗自体は大丈夫のようなので再び安心・・・

が・・・・・





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か・・・・・・か・・・・・・柿の木が〜〜〜〜〜!!!




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植えて3年目、今年初めてたわわに実をつけていた柿の木が、 引き裂かれて折れてる〜〜〜!!!   




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木の主枝、 全体の4分の3くらいがボキッと折れていました。  
この木、 曲がって成長していたのでkumatoさんが添え木をしていたのです。 それがよくなかったのかもしれません。そして、 見事にたわわになったたくさんの実が重すぎたのかも。 
あまりに悲しすぎる・・・・・・・


もちろん、庭では他にも色々な被害があり、嵐の酷さに改めて驚きましたが、この柿の木が一番ショックでした。 


しかし、ここまではまだよかったのです・・・・・・


家の中に入ったら、 もちろん停電しておりました。冷凍庫の温度がかなり下がっていたので、嵐の最初の頃に停電したと思われます。
 
これから修復にかかろうとしている階段部分は、 きちんとした屋根がないのでひどい嵐の時には時々雨漏りするのですが・・・・

雨漏りではなく・・・・

水が流れ込んでいた〜〜〜〜〜〜 !!!

階段の床が、石で本当に良かったです。 本格的な水たまりがいくつもできておりました。 
きちんとしまった窓やドアからも、雨が入り込んで床が濡れています。 

そして!!! 
なんと!!

本当にこの日に限って、上階のいくつかの窓が開けっ放し〜〜〜〜〜〜!!!!!  馬鹿者〜〜 

いつもはもちろん出かける時には閉めているのですよ???  なのに、この日の朝は、突然の思いつきでkumatoさんがアガリーナに行く前に知り合いのワークショップに行こう! というので、きゅうりのピクルスを作っていた真っ最中の私は、急いでバタバタと準備をして家を出たのです。  空気を入れ替えるために開けていた窓を閉め忘れて〜〜〜〜!!! 

雨の吹き込み方が尋常ではなく、 アトリエの小さな窓から吹き込んだ雨が水たまりになって一階の床を濡らしているのです!! (アトリエの床と、下の階の天井の間は60cmくらいのカルチェの層があるはず) もちろんアトリエの窓の網戸は吹き飛ばされ、床には水たまり、私のキャンバスや紙の作品が何百枚と入った箱の上にもろに雨が吹き込みビッショビッショ。 

kumatoさんの冬のアトリエの窓の周りもめちゃくちゃ。いくつも作品が濡れています。 
 
ベッドルームは木の床の上が広範囲に渡ってびしょびしょに濡れ、 ベッドの一部も濡れています。   

kumatoさん、 

’こんな惨状では、 僕の夏のアトリエ(家の表側で、屋根と窓はあるけれど天井無し。家の中に比べるとかなりあけっぴろの空間です)に行くのが怖い・・・・’ 


と言いながらそちらへ向かいました。  
私が、家の中の惨状をひとつひとつ片付けていると、 真っ青になったkumatoさんが戻ってきました・・・・


’大変だ・・・・・・大変だ・・・・・全てめちゃくちゃ・・・・ アパートもすごいことになっている・・・ボーゼン’


kumatoさんのアトリエに向かう途中、アトリエの階下のアパートを見てみると、なんと木の床に水たまりがあるではありませんか!!!! 
これはすぐに拭かないと大変なことになります。

そしてkumatoさんのアトリエへ・・・・・・・






ひ・ひ・酷すぎる・・・・・



あまりにヒドスギル・・・・・






うち、 ちゃんと屋根あるんですよ? 度々の嵐のために窓も作り、 ちゃんと閉まってます。
ただし、kumatoさんの夏のアトリエには天井がなく、昔の家の梁と石の屋根がそのまま見えるようにむき出しになっています。  
 
が、後で聞くところによるとこの暴風雨は何十年、数百年? に一回とない相当ひどいものだったらしいのです。 

この日たまたま近くにいた友人から聞いたのですが、 嵐が谷の全方向にすごい勢いで動きながら暴風雨をありとあらゆる角度から地上にもたらしていたらしいです。

石の家の瓦は平らな石を積み上げてあるので、 その石と石の間から横殴りの雨が縦横微塵に吹き付けて入ってきたようです。 
その際、屋根に溜まっている砂埃やありとあらゆる汚れやごみを洗い流しながら家に入り込み、 kumatoさんのアトリエに置いていた何百という作品の上に多量の雨とともにその汚れが流れ落ちてしまったのです!!! 

数時間の嵐の間の降水量は一体どれだけだったのか? kumatoさんのアトリエの床には汚れないようにプラスチックのシートを敷いているのですが、 そのシートの上は水たまりというよりも泥水のプールのようになってしまっていて、何十枚と重ねて置いてあった作品がその水中にどっぷり浸かっているのです〜〜〜〜!!! キャンバスならまだ良いのですが、床に置いてあるのはほとんどが紙の大きな作品群です。 

ちょうどここのところ、 描きかけの古い作品群を取り出して新たに取り掛かろうとしていたらしく、 いつもはそんなにたくさん床に置きっぱなしになっていないのに、 この日に限ってものすごい量の作品が積み重ねてあったのです。 
そしてこれから描くために、特別に加工していた紙も何十枚とありました。
 
kumatoさん、 もう呆然としてしまってどうして良いかわからない状態になってしまっていました。 せっかく今年の夏は画業がノリノリで、 頑張っていただけに積み上げたものが全て破壊され、やる気を全て打ち砕かれたような、いや、それ以前にショックが大きすぎて、 もうわけがわからない状態でした。 もう全てがダメだ、全てが救いようがないほどダメージを受けてしまった、もうこれでダメだ、 何百枚の絵が無駄になってしまった、 もう何もかもダメだ、何やったってダメだ・・・・・・・ と呟くばかりでした。 

私は、なぜかこういうギリギリの惨状の時にはどしっと肝が座ってまず何をやるべきかを考えるタイプなので、呆然として泣きそうになっているkumatoさんが、まずはアパートの床を拭かないと木がダメになる〜 とアパートの前でうろうろしているので、

’アパートは私がすぐやるから、まずはあなたは重要な作品から下にできるだけおろして、 そこの水道のホースで(うちの外の水道ホースは花用に全てシャワーヘッドが付いています)汚れがシミになってしまう前に洗い流しなさい!!! いまなら間に合う!!  フリースは洗ったって全然大丈夫だし、 水彩用の紙だって洗うだけ洗っておけば、後でもう一度濡らして伸ばすことができるでしょ!!! 水彩の作品だけ、 気をつければあとは大丈夫よ!!!  今日、救済できるだけ救済するのよ!!! 諦めちゃダメ!!!  重ねて放って置いたら全てが本当にダメになる!!! ’

と励まし、テキパキ今できることを指示。  



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幸い、ほとんどの作品は水にもビクともしない強い材質(フリース)の紙にアクリルのバインダーを使って描かれておりますので、こういう時には強い!!  
私、あまりアクリル絵の具は好きではないのですが、 こんな時にはアクリルがどれだけ素晴らしいか (笑) 思い知らされました。  ・・・・・ って普通はこんな目にあうとは思えませんが。 笑 

いくつかの作品は高価な水彩用の紙を使っておりましたが、すぐに洗い落とせばほとんどの汚れは取れました。(絵の具は水彩ではもちろんありません。水彩だったら溶けちゃいますからね)
幸いそれらのアトリエに置いてあったものは、ほとんどが描きかけの作品ですので、大体の汚れを落とせば、さらに描き進めば残ってしまった汚れも全くカバーできます。 
kumatoさんがまだブツブツ ’こんなに汚れちゃった〜〜〜 ’ と気弱に言っているので、

’何言ってるの、これらの絵は、まだ描き始めでしょうが。 作品として全然完成していない! これから積み重ねていくんだからどうにでもなるでしょう!  大丈夫よ!!’ 

と叱咤激励し、kumatoさんはまた気を取り直して洗い流していました。

これを翌日まで放って置いたら、 全て大変なシミになってしまって手遅れだったと思います。  





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私もびしょ濡れになったアパートの床を全て綺麗にして一段落した後、 kumatoさんのお手伝いに取り掛かりました。洗い終わった作品をどんどん干して、その合間に家の中のシンクで水彩画を洗うというより緻密な作業をちまちまと・・・・・ 下手すると絵をダメにするので、神経使って疲れました。 





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洗った作品は、 室内の私のアトリエとkumatoさんのアトリエの床、壁、そしてテラス、リビング、オフィス、バスルーム、全ての空間で乾かしました。 雨は止んだもののまだ湿気がかなりありましたので、扇風機も導入。 
私は無印の洗濯物干しを使っているのですが、 こんな時に役立つとは・・・・・




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アトリエは、 一つは木の床、もう一つは石の床ですが下にビーム(木の柱)がありますので、 放って置くとむれて腐るので床に敷いていたプラスチックを全て外して一旦乾かします。



 
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天井のある家の方だって、 おそらく同じことで部屋の中に上から雨は吹き込んで来ませんでしたが、 屋根裏に上がったら大変な惨状なのでは? と思われます。
うちは天井に木屑の断熱材を入れていて、木の板でカバーされていますからね。あれだけの雨が振り込んだとすると相当大変なことになっているのでは・・・・

kumatoさん、 点検してみると言っておりましたが怖くてまだ入っておりません。
この場合、入って見たとしてももうどうしようもありませんので、 私も何も言いません。
幸い今週は超暑く、連日30度以上(屋根裏は軽く40度超えると思います) になりますので自然乾燥に任せるしかありません。
これが日本だったらカビだらけになるのではないでしょうか??? 


日没まで二人で力を合わせて、ほぼ大切な絵は全て救うことができました。
スケッチブックも諦めずに乾かすように言って、 ふにゃふにゃになりましたが、 用途はこなせるので大丈夫。


この日はもう疲れ切って、 夜ご飯は残り物で済ませました。 kumatoさんはフェスタで食べ残したお肉のグリルがあったので結構満足したようで助かりました。 夕食が終わった途端に、 川で滑ってぶつけたところが痛いと言いだし、 初めて私は川でひどい転び方をしたということを知ったのでした。 
そりゃ痛くて当たり前、そんなにひどい転び方をしたのに、うちのアトリエから石の急階段を何十回とと上り下りして大きな絵を運び、水を浴びて冷えているのですから。  kumatoさんは疲れ切ってそのままベンチの上でうたた寝してしまいました。

お風呂を沸かしてからkumatoさんを起こして、お風呂にアイスクリームを運んであげて、その後湿布をしてあげました。  


翌日は晴れていたので、全て外に出して干しました。 そして残りの絵の整理に取り掛かりましたが、やはり翌日にはすでにかなりシミになっていたようです。 ただこれらの作品は大切でないか、あるいはまだ描き始めの作品ですのでそれほど問題ではなかったようです。  よかった〜〜〜  カビが生えないように、全て広げて乾かしました。 
どれだけ精神的にショックなことかわかるので、 気を取り直すことができたkumatoさんを見て、本当にホッとしました。  せっかく快調に絵を描いているのに、これでやる気をくじかれてしまったら、 と心配していたのでした。  



と言うわけで、 あまりにも悲惨な一日でした。 だいたい、全く出かけていないのに、初めて少し長い時間家を開けたらこれですから・・・・・・・・・。 

夕方しみじみと、 kumatoさんに、 日本では ’天中殺’ って言う言葉があってね・・・・ 
と説明した次第です。 

思わずブログに詳細を書くことで、 少し発散できました。 笑 



写真もあまりないのに、つまらない話を最後まで読んでくださってありがとうございました。 







by tomomato | 2017-08-02 01:33 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(19)

天中殺の一日 1



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優雅な? フランス旅行の記録の途中ですが・・・・
この夏も、ブログではフランス旅行の余韻に浸りつつ、現実には保存食作りや庭仕事や、本来の仕事に追われてとてもとても忙しい毎日を送っております。
昨日は、本当に久しぶりにお出かけをしました。 

知り合いの人がうちよりも少し上の方に石の家を購入し、 修復前のお家でワークショップをするというので挨拶がてら訪ねました。 とても可愛らしいお家です。




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若者たちや、ご年配の方も家の中やテントに寝泊まりして、ヨガやコンサートなどの催し物を楽しんでいました。
知り合いの方はベーガンなので、ベーガン食を用意する若者まではるばるバーゼルから来ていたのですが、偶然にやはり自然食に関わっているkumatoさんの息子さんの友人でした。 

ちょうど着いた時にはヨガのセッションの途中でしたが、 私たちは参加せずお家を見せてもらうことに・・・


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ここで今回の参加者のお食事も用意しているみたいでした。




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二階はうちと同じように干し草を保存するお部屋。 何人かはここで寝泊まりしているようでした。 ふかふかのクッションですよね。 




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お家を買ったばかりで夢が膨らむ知人と、その仲間たちが本当に楽しそうでほっこりしました。

ベーガンの朝食を一緒にしないかと誘われたのですが、 お断りして、さらに山の方に車を走らせました。 
実は、毎年ほぼ欠かさずに行っている、アガリーナのフェスタがあるのです。  そこにはkumatoさんが大好きなヤギや牛やイノシシのソースにポレンタが待っているので、ベーガンなんて食べてお腹を満たすなんてありえません。笑 


ところが、山道を登る途中で車のラジエーターが異常に熱を持ってしまい、 それ以上登るのは危険な状態になってしまいました。  まだまだ山の麓のあたりです。
でも、この問題は実は三月か四月ごろから抱えている状態で、かなり深刻な問題なのですが、kumatoさんは直視したくないがために?? (手術もあったし忙しいしと言い訳は有り余るほどですが・・・・ 涙) そのままずっと放っておいてあるのです。  というのは、代わりのエンジンが見つかればエンジンそのものを変えるか、車そのものを買い換えるしかないくらい深刻なのです。 かなり古い車にも関わらず、たった二年前に結構な値段で購入したばかりですので、 まずこの古い型のエンジンがそうそう簡単には見つからない、プラス 家の修復第二期を八月末に控えているので、 お金がないなど、 直面したくない気持ちはじゅうじゅうわかるのですが、走れば走るほど問題が深刻化していくのではないかと、私はずっと心配していたのです。  うちのあたりを買い物程度に走る分には大丈夫なのですが、 少しでもエンジンに負担がかかるととても危険な状態なのにも関わらず、この車でもう何回もスイスを往復しています。峠越えは無理ですので、そこは車ごと乗る電車に乗るか、 別の道を通ることで避けるようにしてですが、いつ途中でもう運転できなくなるかヒヤヒヤものです。 

はっきり言って、kumatoさんと車の問題は、知り合ってからずっと同じで、毎回、車が道の真ん中で突然動かなくなることを繰り返した挙句、 本当に完全に動かなくなるまで乗りつぶす、 あるいは水が山の頂上で噴水のように吹き出してそのままお亡くなりになるまで乗りつぶすとか、 その都度、命の危険を感じるような思いをしてきているのでもう、本当にうんざりなのですが、いくら怒っても騒いでも、説き伏せても全く耳を貸さないので仕方がないのです。 人様だけには迷惑をかけないようにと口を酸っぱくして説得してきたのですが、今回もこれです。 
( コースのために車いっぱい生鮮食品を買い込んで車が途中でお亡くなりになって一体どう解決したかとか、 スキーに行って冬山の上で水が吹き出してお亡くなりになって、 どのように何とかうちに帰ったかとか、全て物語ですが、ここでは省略) 
  
フランス旅行の時は、 上り下りが激しいことはわかっておりましたし、母を連れての旅で途中で車が使い物にならなくなっては困るので、実はレンタカーを借りたのですよ。 
車を購入したスイスのガレージが、 もしかしたらなんとかする方法を知っているかもしれないので、そこに最後の望みをつないでいるのですが、 あまりスイスに行きたくないkumatoさんは、せっかく夏休みに入って時間はいっぱいあるのに電話すら長いことしていなくて、今週やっとスイスに(別の用事もたまっているので)行こうとしていたところでした。 
この夏は、そういうわけで、 山にもどこにも全然連れて行ってもらっていません。 kumatoさんは絵が絶好調ですので、あまり出かけたくないので、もしかしたらかえって良いのかもしれませんが・・・・

まあ、ここのところ買い物で平地しか走っていなかったので、私もこの問題について少し忘れかけていたところでこれです。(忘れかけるようになったこの図太く鍛えられた神経が、我ながら信じられない)    kumatoさんも、すぐそこの山だからと油断していたようで、バタバタと家を出たので車の水の量をちゃんとチェックしていなかったようです。(水が絶えず漏れている状態です) 

前置きからして長くなりました。 ごめんなさい。

気を取り直して、 ヒッチハイクをすることにしました。  すぐにフェスタに行く方が止まってくれて、 無事にフェスタに着きました。 ちなみにその方とお話ししていたら、たくさんの共通点があって、 とても不思議な出会いでした。  





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そうそう、これこれ・・・・


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みんなが力を合わせて大量のポレンタを煮たり、 お肉をグリルしていて、 その中には近所の顔見知りのおじさんたちがいっぱいいるので、 みんな頑張っていてすごいな〜〜 と嬉しくなるのです。 


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ポレンタ、久しぶりに美味しかった〜〜〜。
毎年同じような写真なので、フェスタの写真はこれだけにしておきます。



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例年のように、 くじ引きもあって、その一等賞は隣村の絵描きさんの絵が当たります。笑  微笑ましいでしょ? 
よく馬を散歩させているアルビオです。 そのおじいさんが絵の感想を正直に聞かせてほしいというので、kumatoさんがさりげなく指導しているの図・・・・・・ 笑  


いつもならば知り合いにたくさん会ってワイワイ一緒に食べるのですが、昨日は誰にも会いませんでした。
それに、帰りのこともありますし、kumatoさんは家に帰って仕事を続けたかったので山の方に散歩に行く代わりに、車のところまで歩いて降りることにしました。 



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いつも車で上がるのですが、こ〜んな綺麗なところなので歩いて降りるの最高!! 登らないでいいっていいですね〜〜 笑







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途中でお花も楽しみながら





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アルプスの景色に癒されながら




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せせらぎで泳いで休憩しながら・・・・
(実は、kumatoさん、私に内緒にしていたのですが、この後、川の中で滑って、かなりひどい転び方をし、全身しこたま打ち付けたようです。 私がたまたま見ていなかったのでショックを受けると思って言わなかったみたいです。)




・・・・・・ とここまで読んだら、一体何で ’天中殺の一日’ なんだか?? と思われるでしょう。 車のことを除けば最高に楽しい半日でしたから!!   

kumatoさんが転んで全身打ち付けたところで、 すでに天中殺第一弾が始まっていたようです。  

前置きだけでちょっと長くなってしまったので、続きはまた後で・・・・・・ 



by tomomato | 2017-07-31 18:53 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(8)

寒暖の差と週末ご飯、そして大切な時計




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今まで嘘のように暖かかったのに、先週、突然気温が下がったので、ここのところ毎日天気予報を見て、 温度を確かめています。   
予報では、先週の金曜日と土曜日には最低気温がマイナスになる、というので念のためにその前から少し気をつけておりました。





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雨の当たらない軒下に育苗のセットを置き、夜にはこうしてお布団をかけてあげて・・・





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気温の高低差が大っ嫌いなものは夜は室内に取り込み・・・・




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さらにまだ発芽していないものは、 薪ストーブを使っている時には暖かなベンチの上に置きました。
お金をかけずに一定した発芽温度を保つには結構大変です。 
テラスに温室を作ろう、そしてコンポーストの発酵熱で発芽に必要な保温システムを作ろうというアイディアはあるのですが、 まだまだ家には手を入れないところが他にあるので、 その計画がいつ実行されるかは謎です。 

でも、家の修復工事が一段落して、本来の生活が安定してきましたので、ぼちぼち進んでいくことができれば良いのです。   できたら素晴らしいし、できなくても良い、 そんな感じです。




さて、最低気温がグッと下がると言われる前々日、 明日はまだ最低気温6度くらいだし、日中は暖かいみたいだしまだまだ大丈夫と思いつつも用心深い私は、 こうしてせっせと苗を取り込んだりお布団をかぶせたりしていたのですが、 朝起きて外を見たら........



!!(◎_◎;)


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向かいの山に雪が積もっている!!!




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うちからほんの少し上くらいのところにうっすらと雪が!!!


大慌てで外の温度を測ったら・・・

え???


朝の7時くらいなのですが・・・・・

マイナス1、5度!!

 



私がいつも見ている天気予報は割とペシミスティック(悲観的)なもので、 大抵予報よりも温度が高いのが普通なのです。 kumatoさんはいつもオプティミスティック(楽観的) な天気予報を見ていて、 いつも私の天気予報を笑って、そんなことあるわけないって〜〜 というのですが、大抵、 二つの天気予報の中間くらいが実際の天気です。 

が、この日は見事に天気予報が外れました。 
私の用心深さをどれだけ感謝したことか!? 笑


そして、 その後は予報通りにどんどん気温が上がり、 なんと日中は南西側のテラスでは25度まで気温が上がりました。  朝はセーターに薄い羽毛を着ていたのですが、 午後は半袖のティシャツですよ。 
一日に25度の温度差って・・・・・・・・・・  汗


そんなこんなでここのところは晴れたり曇ったり、寒かったり暑かったりの不規則な毎日です。 



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さて、週末はkumatoさんが帰ってきました。 いつもよりは疲れ切っていなかったので一安心、 晴れていたので二人でせっせと庭仕事に精を出しました。  おやつはカントゥーチと冷凍庫にりんごのコンポートがあったのでアップルパイ。 




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帰ってくる前日から仕込んでいたラムシチュー。 シチューやカレーって一日置くとグッと美味しくなりますよね。
これは母のビーフシチューのレシピを使って作りましたので、あれこれと手間がかかるシチューなのですが、 その分とっても美味しいのです。  一口食べて、 ’ 美味しい!!!’ と言った後、 黙々と食べることに集中しておりました。  喜んでくれて嬉しい。 
残りは、パスタのソースになりましたよ。  

アスパラはここのところ食べ放題。 未だにとれるブロッコリーに、 おそらく最後のプンタネッラのサラダです。

そうそう、このブロッコリー、放っておいて花を咲かせてしまうとkumatoさんに怒られるので、 kumatoさんが帰る前日にチラチラ花が開いてしまっているのでやばい! と思い慌てて収穫しました。

脇芽が出るたびに収穫しないといけないのですが、むこうももういい加減、春が来て、花開いて人生を終わりにしたいのでしょう、 だんだん ’もう取らないで〜’ と叫び出し、蕾の数がやたらに増えて収穫するのがとても大変な上に、さらには一つ一つがとても小さくなっていくのですよ。 蕾が小さいとあまり食べるところがないので、 人間がとるのを諦めてくれると思っているのでしょうか??    ブロッコリー、かなり頭がいいです。   






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この宝石のように美しい二十日大根を見てください!

やっぱり春野菜ってなんだかウキウキしませんか? 






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さて、この春から、うちの台所に新しいものが加わりました。 




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ずっとずっと前から、 この台所に合う、シンプルな掛け時計を探していたのです。 ( 今までは仕方がないので目覚まし時計をカウンターの上に置いて使っていました。  ) 
でもいざ探して見ると、気に入った時計ってなかなかないのですよね。  

ちょうど実家の台所の時計も最近壊れました。 その時計は、家を改築した時に〜 今から三十年以上前〜 母と二人で色々と探して、青山のおしゃれなお店で買ったものでした。 縁がコルクで、 文字盤は黒く、 とてもシンプルで可愛くかっこよく、見やすい時計で気に入っていました。  たまたま実家に来ていた兄が、直すよりも買った方が良いよと言って母のために新しい時計を買ってきてくれたのですが、 確かに ’安い’ 時計で時間は正確に刻んでくれるのですが、 前のに比べると今一つで・・・・・    



我が家にやって来てくれたこの時計、有名なデザーナーのものらしいですが、(多分ヤコブヤンセンだったか?教えていただいたのに忘れてしまいました。) 枠が真鍮であることにも、このシンプルなデザインにもとことん惚れました。 

しかもこれ、いただいてしまったのです。 


実は、この時計、 私がず〜っと昔からお世話になっている歯医者さんの前の診療所の待合室にかけてありました。

その歯医者さんの前の診療所は、先生の好みとこだわりが隅々まで浸透していて、喫茶店みたいに素敵(って変な表現ですが)でかっこよかったのです。  待合室には、芸術関係をはじめとしたとても面白い本があり、 先生と音楽や芸術のお話をさせていただくのも楽しく面白く、 密かに歯医者さんに行くのが楽しみだったりして・・・・
もちろん、歯医者さんとしての腕前やポリシーも素晴らしく絶大の信頼を置いておりまして、 うちの家族みんながお世話になっております。  

この時計は、行くたびに(つまり帰国するたびに)眺めながら素敵な時計だな〜 と思っていました。 

今回、帰国した時に、 ふと先生に尋ねました。


’ところで、あの時計、どこで買われましたか??? 実は台所の時計をずっと探していて、あんな感じなのがいいのですがなかなかなくって・・・・ ’



が、この時計は何しろうん十年前に診療所を開いた時に購入したものなので、どこで買ったかよく覚えていないし、もう同じものはないのだそうです。途中で、中のムーブメントが壊れてしまったので、ムーブメント自体を取替え修理に出し、大切に使われてきたとか。 (はい、私、 ほぼそのうん十年前からその歯医者さんに通っており、 ずっとその時計を見ておりました。^ー^) 

が、 去年、診療所を移られた時、 新しい診療所にはお友達にお祝いにいただいたという別の時計をかけているので、 使っていないのでくださる162.pngとおっしゃるではありませんか!!???   

え〜〜!!  そんな夢のようなことがあっても良いのでしょうか!!! 


そして、厚かましくもいただいて、 ありがたく大切に手荷物の方に入れて、 イタリアまで持って帰りました。 歯医者さんの奥様が、

 ’これを見るたびに、歯磨きしなくっちゃ〜 って思ったりして〜〜103.png ’ 

とおっしゃられましたが、 もう毎日毎日、 時計を見るのが嬉しくて嬉しくて、 幸せな気分になります。

いわば単なる時計なのですが、 もっとも気に入った形の時計であるということ以上に、 下さったそのお気持ちや、いろいろな思い出がそれに加わって、 私にとってはかけがえのない時計です。  歯医者さんの診療所での長い役目を終えて、 こんなイタリアまでやって来て(笑)、 この家の台所で時を刻んでくれることになった時計・・・・楽しく、幸せな、そして美味しい(!)時を重ねて、 一緒に過ごして行きたいと思います。   


今日は、また雨で寒い一日になりそうです。 これから薪ストーブを焚かないといけません。 もう薪が残り少なくなってきているので、 早くまた、暖かくなってほしいです。








 




       
















by tomomato | 2017-05-01 16:59 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(12)

突如寒くなりました! 





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2、3日前からスイスの方から(北ヨーロッパから)寒波?? が押し寄せてきて気温が10度くらい突如下がってしまいました。 前日まで初夏の陽気だったし、セーターなどほとんど洗って冬物をしまってしまったので慌てました。 こういうことがあるのではないかと恐れていたのだけれど、やっぱりそうだった〜〜〜  涙

体が慣れていないせいか寒くて寒くてしょうがなくて、 セーターを何枚も着こんで、夜には久しぶりに薪ストーブを焚いて寒さをしのぎました。

私たちより何より、せっかく芽が出始めた種まきトレーの方がもっと心配・・・・・・
一昨晩と昨晩は夜、零下になる予報でしたので、慌てて室内に運び込みました。




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あまり徒長させたくないので、一番日当たりの良いアトリエに運び込みました。
これでは仕事ができないよ〜〜〜〜〜 ! 

予定よりも早く、明日には零下は脱しそうですので、 また外に運ぶことになります。 
室内でとても幸せそうなのですが、 3日以上入れておくと徒長してしまいますのでしょうがありません。 
明日からkumatoさんはスイスですので、一人でテラスに降ろすのは大変そうですが、頑張ります。
  
来週は、 今までのような暖かさにはもうならないようですので、 前途多難です。 今までは西側は日光が強すぎるので家の東側の午前中だけ日が当たる少し守られた場所に置いていましたが、 来週に向けて、少しでも暖かいように南西側のテラスに置き、夜はフリースをかけてあげようと思います。 

今朝、kumatoさんがサラダの為にルーコラを収穫しに行ったら、なんだかルーコラがものすごく硬くて、(新芽ですので普通は柔らかくてふわっとしてすごく美味しいのです) どうしたのだろう? と不思議に思い、ナイフで切ったらバリバリと割れたそうで、初めて凍っていることに気がついたそうです。
私も、ずっと雨が降らないので枯れかけてきた植物があるので、水をやろうとしたらホースの先端が凍り付いていて諦めました。  

残念なことに、今年は暖かいのでkumatoさんがいつもよりもずっと早く植えたトマトときゅうりの苗が完全にダメになってしまいました。   時期的には普通はトマトやピーマンなど夏野菜はまだ植えないものなのですが、 今までの暖かさについつい油断してしまいました。  





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薔薇ももうあちらこちらで開き始めてしまっているのですが・・・・・・・





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昨晩の強烈な寒さでびっくりして縮こまってしまったかも??





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クレマチスと同時期に咲いてくれることを楽しみにしていたのですが、 間に合うかしら?





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ほとんどの蕾にびっしりとついてしまったアブラムシは、 特製スプレーと気の遠くなるような指で潰し作戦でだいぶましになっていますが、油断はできません。 
雨が降って、一度洗い流してくれると良いのですが。 





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チューリップももう終わり。 散って行く姿が美しく、毎朝、庭を見回る時に完全に花びらが落ちたものだけタネを作らないように先を折っています。 




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この子もちょっと気が早すぎ! ラベンダーが四月に開くなんて!!! 
(フレンチラベンダーはもうすでに長いこと満開ですが・・・・・) 
昨晩はさすがに、 まずい! 間違えた!! 早すぎた!  と思ったに違いありません。




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美女ナデシコは、 自家採種したタネをトレーに蒔いて育て、余ったタネを花壇の空いているところに枯れた花ごと適当に放り投げてばらまいておいたら、全て芽が出てしまいびっくりしました。 (はっきり言ってものすごい量です)  今年はおそらく敷地内のあちらこちらに見事に花を咲かせてくれると思います。 花が咲くまで二年かかりました。  最初少し手をかけただけで、 あとは勝手に大きくなってくれたので、かなり楽ちんなお花でした。 去年は待てど暮らせど花は咲かなかったので、kumatoさんが疑わしい目で私のことを見ていたのですが、いよいよ胸を張れます。笑  あ〜 満開になるのが楽しみだな〜〜〜。   



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セントーレア




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多年草のタネを探して蒔いたら思っていたのと全然違う植物でした。 名前も忘れてしまった・・・
たくさんできてしまってどうしましょう? 


また暖かい日が早く来てくれるといいな・・・・・・



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冬は、薪ストーブのベンチでパンの発酵をしておりましたが、 薪ストーブを使わない時は発泡スチロールに頼っています。 中に湯たんぽを入れて・・・・
日本で、デジタルのin とoutの温度が測れる温度計を買って来ましたので、箱を開けなくても温度が測れるようになりすごく便利になりました。  本当は小さな電熱保温機を買って自分で発酵箱もどきを作ろうと予定していたのですが、 湯たんぽに入れる温度を変えることで結構温度調整ができることがわかったので、このままでも良いかな? と思っているところです。ただし、数時間ごとに湯たんぽのお湯を変えないといけないのがめんどくさいのですが。 




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久しぶりにサワードウの余りでグリッシーニとビスケットを作りました。 グリッシーニはくるみの入ったものとチーズの入ったもの。  これは美味しくて食べ過ぎてしまうので超危険です。
左上はパンを焼く準備です。 ポピーシード、リンシード(亜麻仁)、かぼちゃのタネ、ごま、 ひまわりのタネなどのミックスをお湯に浸したもの。  レシピを見ながら合わせたのですが、すごい量なのでびっくりしました。



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生地の中に練り込み、さらに周りにもぎっしりと色々な種がたっぷりとまぶしてあります。
ミルで挽いたカムート全粒粉、 挽いた後ふるいで荒い襖を除いた小麦粉が中心のパンです。 色々な種の香ばしいパンになりました。








by tomomato | 2017-04-21 06:12 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(19)

なぜか冬に・・・・





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無事にイタリアのお家につきました。
昨夜、ミラノに着いた時には冷たい雨が降っていたのですが、 今朝起きたらなんと雪が降っているではありませんか!
お昼過ぎた今もまだ降っていて、 この写真よりも積もっています。 重い雪なのですぐとけるのでは無いかと思うのですが、暖冬で春爛漫のお家に帰ってくるつもりでいたので本当にビックリしました。

幸い薪ストーブでお家はほっこり暖かいです。



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今回、日本で買ってきた物のうちの一つ、 鉄瓶の後ろにある大きなやかんです。 





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大きなやかんを探していたのですがなかなか気に入ったものが見つからなかったのですが、ついに見つけました! 
19世紀頃のアメリカのやかんの復刻版です。(made in Japan)  5リットル沸かせます。
家のストーブに似合っているでしょう?  が、このやかん、注文してから受け取るまで2ヶ月かかりました。 もしかして注文してから作っていたのかしら? 
kumatoさんもとっても気に入ってくれました。




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髪の毛が伸びたkumatoさん。

昨日の夜8時頃(日本の朝4時頃です〜朝6時半に起きて家を出たのでほぼ22時間起きっぱなし)家に着いたので眠くて疲れてとてもkumatoさんのご飯を作れませんでした。 kumatoさんは ’いいよいいよ、君は早く寝なよ’ と言ってくれたのですが、 自分で料理をするのが本当にもう嫌みたいで、なんとサラダとサラミとパンだけで夕食を一人で済ませていました!   余りにもかわいそすぎ・・・・・・・ 

今日は、私はおそらく時差ぼけで夜にしっかりお料理が出来ないので、 お昼にメインを作ることにしました。

メニューはお庭のサラダ山盛り(鹿に食べられた後、また出て来たらしい・・・・)、 サーモントラウトのムニエル、 ロマネスコと人参、 お友達にもらったカラブリアの辛いソースであえたパスタです。

夜は日本からkumatoさんの大好きなラーメンの生麺を持って来たので、 お昼のうちに野菜を切って用意をしておきました。 果たして時差ぼけに打ち勝って野菜を炒めるくらいは出来るか?  頑張らねば。



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kumatoさんのお母様が、何とまたヌストルテ(クルミのトルテ)を作ってくださいました。 世界一美味しい!!!
せっかく母が作ってくれていたおいしい日本食で、体重が2、3キロ減ったというのに、これで一気にまた太りそうです。  がっくり。

kumatoさん、私に気を使って家中掃除をしてくれていたので、思っていたよりも家の中が奇麗で本当に助かりました。
もちろん、あちらこちら掃除や整理をしないと行けない所はありそうですが、とりあえず気持ちよく家で休めるのが本当に嬉しく、有り難いことです。

おまけに、いつもkumatoさんは空港に遅れて来て私が待たされるのですが、 電話で釘を刺しておいて、’ あ〜〜 荷物受け取って出て来たら、誰かが花を持って待ってくれていたらいいのにな〜〜〜 026.gif と冗談的皮肉まじりに言ったら、 何と昨日、 私の方が時間がかかってkumatoさんは一時間待った上に、 立派なユリの花束を持って待ってくれていたのです!!!! 035.gif

優しすぎる。 

おいしいご飯を毎日頑張って作ってあげないと・・・・・・・




 


by tomomato | 2016-02-28 22:09 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(16)

まずい! どか雪






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まずいです。 昨夜、どういう訳かあまり良く眠れず、早く目が覚めてバスルームに行こうとしたら電気がつか無い!  慌てて外を見たら雪が積もっていました。 天気予報では雨ということで昨日も一日中雨が降っていて、 夜になって重い雪になったので困ったなと思っていたら・・・・・・・
ヒューズも落ちてるし・・・・・








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普段なら雪ごもりをすれば良いのですが、実は今日、よりによってスイスのSionというところまで出かけるのです。 遠くから来ているお友達と会ってコンサートに行く予定。 (シューベルトの冬の旅・・・・・)  しかも、 プリントアウトしたチケットを持っているのは私・・・・・・・・

kumatoさんはバーゼルなので、行き帰り駅からタクシーを予約しているのですが果たしてタクシー、この雪の中来てくれるかどうか???? 電車が遅れずに運行するか?   一度除雪車は来たようですがあっという間に雪で道は覆われてしまっていて走っている車は一台もありません。 





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今日はドモドッソラも、Sionもカーニバルがあるとかでそちらの混乱を心配していたのですが、 だいたい駅まで行けるかというところでつまづきました。



あ〜〜〜 行けなかったらどうしよう〜〜〜〜    


今日は停電もしょっちゅう、インターネットも不安定で不安です。 お友達の携帯も壊れているというし・・・・






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さて、 これはkumatoさんがバレンタインデーに買ってくれたシクラメン
 ^ー^


実はこの日、kumatoさん異常に疲れていてものすごく機嫌が悪く、 朝から八つ当たりされました。  kumatoさんは普段そういうことは一切ない人なので(私は・・・・ 聞かないでください 苦笑)  そういうことが有るとドキドキします。    そしたらその午後、 この花をお詫び?のつもりか、買ってきてくれました。 優しい人です。 






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その後ろでキウイを誘導するkumatoさん。   こんなに暖かくて晴れてたのに!!! 







さて





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マエストロの指導の結果、 なかなか良いパンが大きな釜で焼けるようになりました。






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でも、これはパネトーネマザーという自然酵母、 イーストのように結構発酵時間をコントロールできるのです。  長時間発酵や自家製酵母だと、やっぱり大きな釜とのタイミングをあわせるのは難しすぎるかな?







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久々にザワータイヒ(サワードウ)を起こしています。 





今日スイスに行けることを祈っていてくださ〜〜い! (必死)









by tomomato | 2015-02-15 18:24 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(8)

帰ってきました






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帰ってきました。

といっても、 四国から実家へ・・・・・  今週、母と一週間旅行に出るので日本にはあと2週間近くいます。でもほとんど予定がぎっしりです。







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道後の町家カフェ・・・・ 大好きな場所です。







いつものじゃこてんバーガー




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祖母は、 もう3、4日前から何も食べておらず、水分も飲んでおらず、今日明日の命と看護師さんから言われていて、いろいろと覚悟をして行きました。 
’その時’  の為にいろいろな方とお会いして必要な準備をしていました。 もちろん、母との旅行もキャンセルしないといけないかな? と思いつつ・・・
私自身、ひどく風邪を引いて具合が悪かったので、結構きつかったのですが・・・・・ 



一日目、風邪をうつしてはいけないので、しっかりマスクをして手を念入りに洗って祖母に会ったときには、祖母は本当に弱っていて、 今日、明日かもしれないけれど、1週間後かもしれない・・・・ という感じでした。 口を湿らす程度に水分をとっても吐き気もする・・・・ でも私の顔を見たらとても嬉しかったのか、 弱っているのに一生懸命お話ししようとしてくれました。
が、入れ歯が入っていなかったし弱々しかったので、何を言っているのかよくわからなかった・・・・・・  

大好きなチョコレートを、もう食べられないだろうと思いつつ持って行ったのですが、 今日は無理だけれど良くなったら食べる? と聞くとしっかりと 嬉しそうにうん・・・・と・・・・ 


で、翌日また行ったら、 前日よりもずっとしゃんとしていて、顔色もよく・・・ 入れ歯も入っていたのでいろいろとおしゃべりをしました。  ついてくださっているカリスマ・ヘルパーさん(過去記事参照)がお食事をするかどうか意思確認すると、 うん・・・・・ とうなづく・・・・・・



しかも、何と、 自分でお箸を持って食べた〜〜〜〜〜〜(驚異)


もうお医者さんも、 飲ませるのも食べさせるのも無理、やめておきなさい、 とおっしゃっているのに・・・・・  



ほんの雀の涙ほどの量ですが、何日ぶりかにお食事をしました。

一つ一つ煮豆をお箸でつまんで口に運ぶ101歳の祖母・・・・ 
途中でご飯も卵もいらん、煮豆だけ食べる・・・ としっかり意思表示。

3週間後に母が来るよというと、 会いたい、それまでがんばる! と。 そして今度いつ会える? と聞くので、来年春にはまた帰ってくるよ、でもそれまではどうかしら? と聞くと、 それまでがんばる!!!  だって・・・・・  昨日は、春まではちょっと・・・ って言ったのに〜〜〜〜〜 



今日、明日の命のはずが・・・・・



でも、 この素晴らしいカリスマ・ヘルパーさんに命が支えられているのを再び目の当たりにしました。  今まで何回も危なかったのですが、 その度に復活してきました。 今回は到底無理だろうと皆さんがおっしゃっていたのですが。   

祖母、 ’まだ生きたい’  と言いました。 100歳になるまでは、早くお迎えが来てほしい、生きているのは苦痛、と言っていたのですが。 



人の命って、凄いです。    そして、人の命って、その周りの人達とつながっているな、と改めて感じました。  

最後の一日まで、 しっかりと生きている祖母です。 



   










by tomomato | 2014-11-02 19:01 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(4)

2日間停電








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クリスマスの日のお昼頃に、2−3時間停電があったのですが、 その日は無事に回復して夜ご飯も予定通りオーブンを使ってヤギのローストにすることが出来ました。





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ベジタリアンバージョン


カーボデネーロのスフォルマート
ポレンタ、ローズマリーとパルミジャーノかけて焼いたもの
夏の畑のチェリートマトとコーン
キャベツのロースト バルサミコソース



kumatoさんにはこれにヤギのローストです。 




そろそろ私も元気が出て来たので、クリスマス前から材料を買い込んであるので、翌日26日はかお菓子を焼こうかな〜〜〜〜〜 と思っていたら、朝9時頃また停電になりました。

雪がとにかくどかどか降ったので、 雪かきもしなくちゃいけないし、忙しいのであまり気にしていませんでした。





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うちは階段だらけなので、凍ったら大変、 私も必死で雪かきしました。 


しかし、 前日の様に数時間で回復するだろうから、後でお菓子を焼こうと鷹をくくっていたらとんでもなかった・・・・・・・・待てど暮らせど電気が来ない・・・・・





雪かきが終ったので今度はアトリエで労働・・・・ こちらでは26日もクリスマスなのですが・・・・・








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この人、 ワークホリック


長いこと病気だったので、働きたい気分らしいです。 この人がだらだらしているときは、疲れている時だけで、 それ以外は見たことがありません。




薪ストーブなので電気が無くても大丈夫、ぽかぽかです



しかし、そのうち日がしずんできてしまった









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グリューワインを薪ストーブで作って、 ひたすら窓の外を見つめて過ごした私達






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一刻一刻、空も山も変わって行くので、ただじ〜っと座っていても全然飽きないのです。  


しかしいつしか日が沈み、 一番星を見つけて、 そして沢山星がでて、




でも電気が来ている気配がない・・・・・・(汗)

















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ちょうどクリスマスだったので沢山キャンドルがあったからいいけれど








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やっぱり暗い所で包丁使うのは結構怖かったりして


田舎なので、村全部に電気が来ていないとなると本当に真っ暗なのですよ・・・・・・・  夕方近所の人にkumatoさんが聞いてみたら、どうやらどか雪であちらこちら道路もめちゃくちゃ、木が倒れているのでおそらく木が電線に引っかかったのではないか?ということでした。  






翌日27日は、長い長い霧と雨の日が続いた後、初めて晴天になりました!!!
雪も、溶けてきて、そこら中洪水の様・・・・







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ところがね、待てど暮らせど電気は来ない



ちょっとまずいかも、 と思ったので、冷蔵庫のものをバケツに入れて全て外に移動・・・・・・








結局その日も日中はお散歩に行ったり働いたりして一日が過ぎ・・・・




午後3時には回復すると言う噂を聞きつけたので、 のんびりとしていました。




同じように窓の外を眺めて過ごし・・・・・・





でも、谷の向こう側の村々に電気がぽつりぽつりとつき始めると、何となく羨ましかったりして・・・・(笑)



ガスも水もあるので、 正直電気が無くてもあまり困らず、なぜかいつもよりもずっとゆっくり流れる時間の中で楽しく過ごしていたのですが、 ( インターネットが無いからかなあ )  さすがに丸2日電気が来ないとなると、 冷凍庫がまずいことになるなあとちょっと緊張していました。 毎日安否を確認している母とのメールも出来ないし、 ちょっぴり困る。 こういうときのためにやっぱりiphoneかipadを手に入れるべきか?   

2日目からは、ご近所さん何軒かは自家発電機を回しているらしく、結構すごい音が村に響いておりました。  こういうことがしょっちゅうあると、さすがに自家発電機を買わないといけないかも知れないね、 もう、ろうそくも使い果たしそうだし明日はろうそくを買いに行かないとね、と話して、最後の何本かのろうそくに火をつけて、晩ご飯の準備をしはじめました・・・・・・ ああ、今日中に回復しないと分かっていたら、明るいうちにご飯の準備をしておけば良かった・・・・・・と思って、 包丁で野菜を切っていたら・・・・・ 




そしたら、やっと電気がついた!!!!  


えらい、 ENEL (電気会社) 暗くなったらあんたら、絶対仕事しないと思ってたのに!!! 



ホッ・・・・・・・・・・・




自家発電機を使っているお家では、 電気が回復したことが分からないので、 しばらくの間まだ自家発電機使ってました (笑)


2日間、なんだか本当にいつもよりもずっと長く感じました。 でも、電気が無いと沈んで行く夕日をゆっくりと眺める時間があったり、 ろうそくの光でいつもとは全然違う感覚でものを見たり感じたりできるのがとっても不思議でした。 村の方を見ると、窓の向こうにひっそりとろうそくが灯っていて、何となく神秘的で、ロマンチックだったな・・・・・ 

まだ電気が人の生活の中に無かった時、 人は、全然違う感覚で自然や物事を見ていたんじゃないだろうか? そんな気がしました。

電気が無いから、レンブラントはああいう絵を描くことが出来たのでしょうし・・・・・



すぐに小さな冷蔵庫の冷凍室を開けたら、ポルチーニとコーンが半分溶けかけていたので、 夕飯のメニュー急遽変更。
ポルチーニソースのパスタになりました。 kumatoさんは大喜び 035.gif





大きい冷凍庫の方は、ほぼ外に置いてあって、まったく開閉していないので多分大丈夫だと思います。 






停電のお陰で、なんだか不思議なクリスマスでした。 







   






















by tomomato | 2013-12-29 01:51 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(13)

とうとう冬が来たよ冬が









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日曜日の夜中近くにスイスから帰って来たのですが、 家に入ったら・・・・・・・・





                冷凍庫かと思った・・・・・・・008.gif





いない間にかなり雪が積もったことは聞いていたのですが、 家の中はすっかり冷えきって、はっきりいって少し気温が回復した深夜・外より寒かった・・・・・・・・   



慌ててがんがん薪ストーブを2室とも入れたのですが、 1時間以上たってからなにげに温度計を見たら・・・・・


         3度!!!!005.gif       1時間暖房してたのに? じゃその前は何度だったのだ?





見るんじゃなかった・・・・・・    死ぬかと思いました。


翌朝目が覚めた時、 はっきりいって寒くて起き上がれませんでした。 ブルブルと発作的な寒気におそわれて、 もぞもぞと布団の中で必死で着替えて出てみると、もうkumatoさんが薪ストーブに火をいれてくれていたのですが、 温度は、


  

                  やっぱり3度 008.gif






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一日中フルに薪ストーブを焚いて、 ようやく火曜日の朝は10度近くまで保てるようになりましたが、 それでも一日中がんがん薪ストーブを焚いても13度以上、上がらないのです。 特にリビングルームの方は、下が納屋、上が風がふきっさらしのテラスですので、幾ら暖めても暖めても外気温が低ければ熱は逃げるだけです。  ここの所気温がぐっと下がって、 最低気温マイナス4−5度、最高気温4−7度くらいが続いていますので、 ちょっとまずいです。  私はと言えば上下ヒートテックにセーターを3枚重ね、 ズボンに外仕事用のオーバーパンツを室内でも着ています。 夜は二人で湯たんぽ4つ使っています。


先週の雪がまだ庭にも残っていて、 フリースをかけておかなかった野菜達は頭をたれてしまいました。








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バナナも、 今年はもう終りです。   











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鹿に食べられてしまったマンゴルド(ビエトラ)・・・・・・   雪が残っていたのでkumatoさんは早速鹿が何処から侵入してくるかチェックしに行きました。  すると、何と鹿は、 家の裏側も表側もありとあらゆるところに足跡を残していると言うではありませんか!!!!  こっそり庭の方にだけ来て、食べて帰っているのかと思ったらとんでもありませんでした・・・・・・     私達が寝ている間に、 あちらこちらうろうろうろうろお散歩してすべてをチェックしているとは・・・・   侮れません・・・・









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ストーブ2台なので、 薪割りも追いつきません。  今日はkumatoさんが調子が悪いので、 私も斧を持って薪割りをしたので腰が痛くなりました。









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そして後回しになってしまいましたが、この方のことも考えてあげないと・・・・・・








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そばに植わっていたパイナップルセージを根元から掘り出して鉢に移し、 (パイナップルセージも寒さに弱いのだそうです)
しっかりとマルチをして保温マットを敷きました。 








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kumatoさんに下枝を落としてもらい、 倉庫にあった麻袋をグルグルに幹に結びつけました。 セーターみたい  003.gif


その後去年の大きなフリースをかぶせたのですが、 去年は家の様に土台を作ってフリースをかぶせたので(過去記事参照)、 土台の角にあたったフリースがびりびりに破けてしまったので、 今年はオリーブの周りに巻き付けるだけにしました。
紐が無かったので、作業はまた引き続き後日に・・・・・・









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鉢植えも室内へ・・・・・ 工事現場のあちらこちらに分けて置きました。








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kumatoさん、 バーゼルでの仕事が、早朝から深夜まで過酷なスケジュールでしたので疲労で体調を崩しています。 普段はkumatoさんの身体はいつも暖かくて、多少の寒さに参ることはなく、私が一番に具合が悪くなるのですが、 今回はkumatoさんがすっかりやられてしまいました。 疲れすぎていて、体温調節が出来ないようです。  

ですので、 月曜日はスイス人のソウルフード、チーズフォンデュを食べました。








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フォンデユを食べられてうれしそうですが、いつもと違って弱々しいkumatoさん・・・・・・





そして・・・



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そして昨夜は豆乳キムチ鍋・・・・・・







少し疲れたと言った時に、 さんざん休むように言ったのですが、 じっとしていることが出来ないkumatoさんは充分休まずになにかしら仕事を続け、 日に日に調子が悪くなっています。 もちろん、 家のこともありますし、あれやこれや本当に忙しいのですが、しっかり休んで元気になって欲しいです。


私もしっかりと身体を鍛えて、 kumatoさんが病気になっても、 薪ストーブの薪を用意して運べる体力を普段から養っておかないといけません。 

今まで2度程そういうことがありましたが、 看病に加えてそうした体力仕事がかなりきつくて、 いつも私が入れ替わりに病気になっていましたから。  田舎暮らしは、体力があって初めて成り立ちます。



ちなみに、 断熱材をしっかり入れた今は工事現場の方は、 暖房を何もしていないのにこのアパートよりも暖かいのですよ。
12月までにはそちらに移ることが出来ると言う予定でしたが、 それが無理なことが明らかになった今、 覚悟を決めて頑張らなければいけません。 


                  今、冬は始まったばかり。  



            
          頑張るぞ〜〜〜〜〜〜〜 066.gif 




























by tomomato | 2013-11-28 00:26 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(22)

おばあちゃんとカリスマ・ヘルパー








a0278382_1440421.jpg













祖母の所に行って来ました。




祖母は、今年の5月に100歳になったのですが、 9月の敬老の日のお祝いということでいろいろな方からお祝いが届いておりました。




祖母の住む市の市長さんから表彰状と記念品 (可愛いタオル)、

県の県庁さんから表彰状と記念品 (上等な渋い模様のタオル)、

そしてなんと内閣総理大臣から表彰状と銀杯を頂いておりました。






実は祖母は、この表彰状をいただく直前に危篤の状態になってしまったのです。
暑い暑い今年の夏に、暑さに弱い祖母は耐えられなかったのでしょう、 8月末頃より熱中症から肺炎を併発し、食欲がまったく無くなって飲むことも食べることも出来ずに、日に日に弱っていっていました。

点滴をすれば良くなることは分かっていても、一切そうした処置を拒み、また、やっと受け入れても100歳ともなると血管が細くなっていて点滴するのも一苦労だったのです。

という訳で、母のヨーロッパ旅行も一時はキャンセルしなければならないのでは? という所まで来ていました。  大きな声では言えませんが、亡くなったときの手はずも全て整えていたのです


幸い回復して、 こうして賞状をいただくことが出来ました。

祖母もとってもうれしそう・・・・・・・・049.gif




これらの賞状やお祝いの品々は、 ’普通の ’人が貰えることはできませんね 003.gif

ここまで長生きをした人だけが手にすることが出来るものです。  アッパレ




今回の病気で長く寝込み、ついに立てなくなってしまった祖母は、自分でトイレに立つことが出来なくなりました。 そこで介護体制も新たにし、 今まで午前2時間、夕方1時間のヘルパーさんに来ていただいていたのを24時間体制に変えた、ということは聞いていました。

おむつになったことを祖母がなかなか受け入れられずに、かなり抵抗し、 その時には本当に大変だったと耳にしておりましたので、 ’元気に回復した’’新しく来ていただいた方がとても良い’ ということを聞いてはおりましたが、どんな状態かどきどきしながら今回は訪問したのです。



この写真の通り、祖母はとっても元気で幸せそうでした。  やはり、春に訪れたときよりも少し意識がはっきりしなくなりましたが、 顔色がつやつやと幸せそうで、幼女のような純粋で柔らかな表情になっておりました。 


その幸せそうな祖母の顔つきにも驚いたのですが、もっと驚いたのは新しく祖母のお世話をして下さるヘルパーさんでした。


この方が信じられない程素晴らしい方で、 本当は24時間勤務ではないのにも関わらず、 合間の時間にご自分の家に帰るのも大変だし、患者さんを放ってはいきたくないということで、 勤務時間以外の時間は ’無償で’ いて下さっているというのです。 その方にとって、それがちょうど良いリズムだ、そうしたいのだとおっしゃるのです。

夜は ’いつも ’眠らないそうで、祖母の部屋にご自分のお布団をひいて、 祖母の睡眠の様子を観察しながら、眠りの浅いときを見計らって体位をかえて下さっているとのこと。 昼に、祖母がうとうととしている時に、一緒にお昼寝をなされるのだそうです。   

何よりも驚いたのは、 頑固な祖母が誰にも片付けさせなかった、数十年に渡って部屋に積み上がっていった数々のいらないものを、全て祖母の了承を得ながら奇麗に片付けて下さっていたこと、 他人が身体や髪の毛を洗うことすら拒否していたのに、 その方の手にかかっては、魔法の様に祖母は全てを受け入れ、全身ピカピカに奇麗に丁寧にして下さっていたのです。 

祖母は気難しい性格でしたので、 今までのヘルパーさん達も、看護士さん達もとても良くして下さっていたのですが、 誰にも完全に気を許すこと無く、 片付けや身体の手当ては絶対に任せることはしなかったのです。 もちろん、母や私も、何回も説得してもダメでした。

数年前に祖母が怪我をした時に緊急で来ていただいていた夜間のヘルパーさんも、 隣のお座敷で寝ることすら祖母に疎まれ、ついに追い返してしまったこともあるのです。 


それが・・・・・・ 
   

一歩部屋に足を踏み入れてびっくり。 部屋が数十年ぶりに清潔に整頓され、祖母もぴっかぴっかになって見違えるようでした。


けれども、そのヘルパーさんのお話を伺っていて、あの頑固で気が強い祖母が心を許したのが当然と思われるようなお人柄であることが分かりました。


いろいろとご苦労があられた方の様ですが、その苦労を苦労と思わずいつも前向きにポジティブにとらえて前に進まれたとか、 自分のしていることはごくあたりまえのことで、誰でもしていることだとか・・・・ 

このお仕事が本当に大好きで、 転職と思っていらっしゃるとか・・・・・
毎日楽しくてとっても幸せだとか・・・・・
運が良かったとか、恵まれているとか、ありがたいとか・・・・・・

そのお言葉の一つ一つに、少しの傲慢さもご苦労も、ましてやお仕着せがましいところなどまったくにじませること無く、 ニコニコと本当に楽しそうにごくあたりまえの様にお話なされるのです。 


その明るいお顔がこれまた輝いていて、 カリスマ・ヘルパーのオーラが漂っていました。

こういう方こそ 聖人 なのでは? と思ってしまった程です。




そして、もっともっと驚くべきことは・・・・・


なんとその方は・・・・・ なんと!!!



         064.gif 75歳!!!005.gif







その年齢を聞いた時には、腰を抜かしそうでしたよ。
お顔もつやつやして、姿勢もピンとして、本当にお元気な方ですから。







すごい・・・・・・ スゴすぎる・・・・・・・






こうやっていつも患者さんの所に住み込みながら、このお仕事を50歳の時からずっと続けておられるそうです。





     恥ずかしい・・・自分が恥ずかしすぎる・・・・・・008.gif






この方がいつもそばにいて下さるお陰で、 祖母がこんなにも幸せで、何の心配も無く、楽しそうに毎日過ごすことができているのだなあ・・・・ とつくづく思いました。 

勝ち気だった祖母も、 やっと全てのことを受け入れて、 寂しさを感じることもなく、優しくこの方に見守られて安心して過ごしているのでしょう・・・・・・


その方の明るい笑顔とお声がそばにあるだけで、きっとどなたも元気で幸せになるだろうなあ・・・と思わせられるような方です。




母も、祖母の顔つきがまた一段と丸く、優しく、可愛くなっているのを見て驚き、そして本当に安心しておりました。




その方は、 


’大丈夫ですよ、 安心なさって下さい、 私がついておりますから・・・・ ’



とおっしゃられたのですが、またその言い方がお優しくて・・・・自信に満ちたとか、そういうのでもなく、とっても自然で・・・・・




祖母の時にも父の時にも、介護のお仕事をなさっている様々な方にお会いしましたし、素晴らしい方々もいらっしゃったのですが、  このような方にお会いしたのは本当に初めてでした。



もちろん祖母にとっても素晴らしい出会いでしたが、

私にとっても、 こういう方が存在するのだ、 ということを知っただけでも本当に大切な出会いでした。 



100歳で、 このような方に巡り会うことが出来た祖母・・・・・・

本当にすべてを受け入れ、 お任せできる方がそばについていて下さる幸せ・・・・



            長生きして良かったね 056.gif





       私も爪の垢を煎じてのませていただきたい・・・・・・・012.gif
by tomomato | 2013-10-21 18:22 | 今日の驚いたこと | Trackback | Comments(10)


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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