天中殺の一日 2

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さて、前回の続きです。
楽しく山から自然を堪能しながらトコトコ降りている途中・・・・・・

青空が広がり、 からりと晴れていて、天気予報では午後少し雨が降るはずと言っていたけれど、残念ながら(ここのところずっと雨が降らず乾ききっておりましたので、庭のために雨を望んでいました。) 今日は降りそうもないね〜〜〜  とkumatoさんと話しながらのんびり歩いて降りました。 




と、 突然、遠くの方でゴロゴロと音がするではありませんか。 
雷のようでしたが、 まだ青空が広がっていて太陽もサンサンと照っているので、 随分遠くだね〜 と未だのんびり歩いていると、


ゴロゴロ


ゴロゴロ ゴロゴロ


ゴロゴロ ゴロゴロ ゴロゴロ ゴロゴロ


とどんどん頻繁になってきて、しかもだんだん近づいてくるのです。

私はカメラを持っていたので、 私自身は雨にずぶ濡れになっても構わないけれど、カメラが壊れるのは困るなあ、ヒッチハイクをしないと〜 と言いながらも、まだまだ遠そうだったのでそのまま歩き続けました。

すると今度はピカッと光り始め、 あっという間に空が真っ黒な雲で覆われて不穏な雰囲気になり、さすがにまずい感じになってきました。  少し足早になって歩いたのですが、車であっという間に山に登ったのに歩いて降りるとかなり時間がかかり、はっきりとあとどのくらい歩けば車にたどり着くのかもわからずだんだん不安になってきました。

山からも天気の変化を察して、フェスタに行っていた人たちがどんどん車で降り始めていたので、  ヒッチハイクするか迷いながら歩いていたのですが、kumatoさんはあまり気乗りがしなようでしたのでそのまま歩き続けました。

すると今度は、 激しい雷の音(かなり近い) とともに、いよいよポツリ ポツリ、 と雨が降ってきました!


瞬く間に雨足が早く本格的に降ってきてしまいましたので、 さすがにこれはまずいと思い、車がちょうど降りてきたのでヒッチハイクの合図を送ったのですが、 なんとその車には誰も乗っていないのにも関わらず止まってくれなかった〜〜〜!!!  滝涙  

びしょ濡れになったら車にも載せてもらえないよ〜〜!! と叫んでいたら、ざ〜ざ〜と雨が降る中、次の車が止まってくれました。 
その車は後部に一つしか座席がなかったのですが、とにかく乗りなさいと親切にも言ってくれて、私が先に入りほぼ半分腰上げ状態(隣にはマウンテンバイクがあったので、それを潰さないように!!)、kumatoさんが後から乗り込んで座席の4分の3を占め (笑) なんとか乗り込みました。 

ところが、乗り込んだ瞬間、 雨がざ〜ざ〜どころか ご〜ご〜 とバケツを100個くらいひっくり返したように降り始め、強風が吹き荒れて横殴り状態になり、ワイパーを最強にしても前が全く見えないすごい状態になってしまったのです。 幸いランドクルーザーでしたので、 慎重に運転しながら、でも全員ビビりながらゆっくり降りて行きました。(道の片側は崖です) 運転を諦め止まっている車もありました。  最悪なことに、道に多量の水と土砂が流れ始めていました。 

すると今度はなんと、 ばちばちと激しい音とともに大きな雹が降り始めたのです!!! 道端の枝がバキバキと折れて道路に落ちてきているし、 それはそれはホラー映画のようでした。 

もし、この車が止まってくれなかったら、本当に大変だったと思います。 もちろんカメラは完全に壊れていたでしょうが、 ちょっとこの中を歩くのは危険でした。 しかも私たちの車は思っていたよりも遠く、 かなりの距離を送ってもらうことになりました。

雹がひと段落したところでちょうど私たちの車の場所に到着して、お礼を言って1、2m先の私たちの車に移ったのですが、 それでもその一瞬の間に全身が滴るほどにずぶ濡れになりました。 数分前のいちばんひどい時だったら一体どうなっていたでしょう?


さて、これが天中殺か??? と思われるでしょ?? いえいえ、 ここまではまだ良いのです。 



ちょうど良いタイミングで乗せてくれる人がいてラッキーだったね、と言いながら私たちの車でさらに山を降りて行きました。
雨がひどいので車の点検はできず、まあ、下りだから大丈夫だろうとそのまま運転しておりました。  途中の道も吹き飛ばされた枝が散乱していてひどい状態で、 帰ったら庭がめちゃくちゃになっているのでは、雹で植物がダメになっているのでは、 と心配しながら帰りました。

本当に大変だったので、 写真撮っている余裕はもちろん全くありません。 

うちの近くまで来て、 人の畑を車窓から観察し、どうやら雹は降らなかったみたいだと安心しながら最後のカーブを曲がると・・・・・

車が何台か立ち往生していて前へ進めない様子。 
なんだなんだと降りてみると・・・・・


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なんと、嵐で大きな木が道を遮るように倒れているのです。 
おまけに電線を引っ掛けて倒れてしまったようで、 最初、前の車の人がkumatoさんに一緒にどかしてくれないかと頼んでいたようでしたが、周りの人たちが危険だからやめたほうが良い!!!  と騒ぎ出し、結局どこかにSOSの電話をかけていました。 こういう時イタリアではどこに電話をかけるのでしょう?? 消防署? 警察??? 


kumatoさんは、庭のことが心配だしこのまま待っていても永遠に動きそうもないから別の道を行こう!!  と再び車に乗り込みました。




ここまではまだよかった・・・・・・ 






細い道ですのでUターンではなく、 そのまま車を思いっきりバックさせたその瞬間。


ガチャ〜〜〜〜ン!!!!  

ぎゃ〜〜〜〜〜!!!! 
(私の叫び声)



なんと!!  すごい振動とともに、 

私の側のサイドミラーが電信柱に思いっきり引っかかって、 ボキッとそのままもげた〜〜〜〜〜〜!!!!



そしたらkumatoさん、どうしたと思います??? 

車からすぐに降りたので、折れたところを点検するかと思ったら、 そのままミラーには目もくれず倒れた木を取り囲んでいる人のところに行って、雑談してる・・・・・・?????

私が、思いっきり折れてバラバラになった部品を道からかき集め、 必死でまた戻せるかどうか見ている間、 しばらく人々とにこやかに談笑するkumatoさん。 ?????

ちょっとこの行動が信じられなかったのですが、 よく考えてみるとkumatoさん、 いつもそうなのです。
直面するにはあまりに悲惨な出来事が起こった時、 フラフラ〜〜〜 と全く関係ないところに一瞬逃げる・・・涙

で、しばらくして、直面するしかどうしようもないことを受け入れる、あるいは自分のいない間に状況が改善されている (= この場合、私が直してくれているかも・・・ということなのだろうか?) と、 戻ってくる・・・・・・・  

その間私は必死でどのような状態か確認するも、 何しろ私たちの車、ボロいくせに一応当時の高級車で、下手に全てが電動なので、サイドミラーもただくっついているのではなく、ありとあらゆる電線が絡まりそれが根こそぎ車の本体から 引き千切られている 上に、パーツがバラバラに壊れているためどう努力しても修復不可能なことを確認・・・・ 

その結果を戻ってきたkumatoさんに報告・・・・・


サイドミラーが車からだらりとぶら下がっている状態で仕方がなく家路につく・・・・・ 滝涙

この日は、 朝からkumatoさん、運転が荒くて私が一度すごく怒ったのです。 がくんと後部を路肩の石にぶつけたのを聞いてしまったほどで。だから山の細い道は気をつけて運転してほしいと言っていたのですが・・・・・ 
でもバックをするなら、普通ミラーを確認しません? そしてゆっくりスタートしません?? 
すごい勢いでバックし始めていましたからね・・・・・・・。 
名誉のために言うと、kumatoさん、運転決して下手ではないのですよ。むしろ上手なくらいです。 ただ時々恐ろしく不注意があって・・・・涙


さて、別の道は、 一旦山の麓まで降り、またうちまで少し登らないといけないのです。  何しろ大雨のため車を点検せずそのまま運転してきた私たち、 そう・・・・・・


登る途中でまた車がヒートアップ!!!!   号泣 
 

仕方がないのでそこに車をしばらく止めて、 グツグツ煮詰まった水のタンクが冷めるまで待ち、用意していた水を少し足してみるも全然足りない。  
でも温度はかなり下がったのでそのまま家に戻りました。 ちょうどその頃、 例の倒れた木をきるチェーンソーの音が聞こえて来ました。 

ここまで全然写真がなくてごめんなさいね。でもそれどころじゃなかったのです。



さて、家に戻ってきました。  隣の人が、総出で嵐でめちゃくちゃになった庭を掃除し、叩き落とされた桃を拾っています。 聞いてみるとどうやら雹は降らなかったらしく、ひとまず安心しました。

トマトやインゲンの支柱はもちろん吹っ飛んでいます。 でも苗自体は大丈夫のようなので再び安心・・・

が・・・・・





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か・・・・・・か・・・・・・柿の木が〜〜〜〜〜!!!




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植えて3年目、今年初めてたわわに実をつけていた柿の木が、 引き裂かれて折れてる〜〜〜!!!   




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木の主枝、 全体の4分の3くらいがボキッと折れていました。  
この木、 曲がって成長していたのでkumatoさんが添え木をしていたのです。 それがよくなかったのかもしれません。そして、 見事にたわわになったたくさんの実が重すぎたのかも。 
あまりに悲しすぎる・・・・・・・


もちろん、庭では他にも色々な被害があり、嵐の酷さに改めて驚きましたが、この柿の木が一番ショックでした。 


しかし、ここまではまだよかったのです・・・・・・


家の中に入ったら、 もちろん停電しておりました。冷凍庫の温度がかなり下がっていたので、嵐の最初の頃に停電したと思われます。
 
これから修復にかかろうとしている階段部分は、 きちんとした屋根がないのでひどい嵐の時には時々雨漏りするのですが・・・・

雨漏りではなく・・・・

水が流れ込んでいた〜〜〜〜〜〜 !!!

階段の床が、石で本当に良かったです。 本格的な水たまりがいくつもできておりました。 
きちんとしまった窓やドアからも、雨が入り込んで床が濡れています。 

そして!!! 
なんと!!

本当にこの日に限って、上階のいくつかの窓が開けっ放し〜〜〜〜〜〜!!!!!  馬鹿者〜〜 

いつもはもちろん出かける時には閉めているのですよ???  なのに、この日の朝は、突然の思いつきでkumatoさんがアガリーナに行く前に知り合いのワークショップに行こう! というので、きゅうりのピクルスを作っていた真っ最中の私は、急いでバタバタと準備をして家を出たのです。  空気を入れ替えるために開けていた窓を閉め忘れて〜〜〜〜!!! 

雨の吹き込み方が尋常ではなく、 アトリエの小さな窓から吹き込んだ雨が水たまりになって一階の床を濡らしているのです!! (アトリエの床と、下の階の天井の間は60cmくらいのカルチェの層があるはず) もちろんアトリエの窓の網戸は吹き飛ばされ、床には水たまり、私のキャンバスや紙の作品が何百枚と入った箱の上にもろに雨が吹き込みビッショビッショ。 

kumatoさんの冬のアトリエの窓の周りもめちゃくちゃ。いくつも作品が濡れています。 
 
ベッドルームは木の床の上が広範囲に渡ってびしょびしょに濡れ、 ベッドの一部も濡れています。   

kumatoさん、 

’こんな惨状では、 僕の夏のアトリエ(家の表側で、屋根と窓はあるけれど天井無し。家の中に比べるとかなりあけっぴろの空間です)に行くのが怖い・・・・’ 


と言いながらそちらへ向かいました。  
私が、家の中の惨状をひとつひとつ片付けていると、 真っ青になったkumatoさんが戻ってきました・・・・


’大変だ・・・・・・大変だ・・・・・全てめちゃくちゃ・・・・ アパートもすごいことになっている・・・ボーゼン’


kumatoさんのアトリエに向かう途中、アトリエの階下のアパートを見てみると、なんと木の床に水たまりがあるではありませんか!!!! 
これはすぐに拭かないと大変なことになります。

そしてkumatoさんのアトリエへ・・・・・・・






ひ・ひ・酷すぎる・・・・・



あまりにヒドスギル・・・・・






うち、 ちゃんと屋根あるんですよ? 度々の嵐のために窓も作り、 ちゃんと閉まってます。
ただし、kumatoさんの夏のアトリエには天井がなく、昔の家の梁と石の屋根がそのまま見えるようにむき出しになっています。  
 
が、後で聞くところによるとこの暴風雨は何十年、数百年? に一回とない相当ひどいものだったらしいのです。 

この日たまたま近くにいた友人から聞いたのですが、 嵐が谷の全方向にすごい勢いで動きながら暴風雨をありとあらゆる角度から地上にもたらしていたらしいです。

石の家の瓦は平らな石を積み上げてあるので、 その石と石の間から横殴りの雨が縦横微塵に吹き付けて入ってきたようです。 
その際、屋根に溜まっている砂埃やありとあらゆる汚れやごみを洗い流しながら家に入り込み、 kumatoさんのアトリエに置いていた何百という作品の上に多量の雨とともにその汚れが流れ落ちてしまったのです!!! 

数時間の嵐の間の降水量は一体どれだけだったのか? kumatoさんのアトリエの床には汚れないようにプラスチックのシートを敷いているのですが、 そのシートの上は水たまりというよりも泥水のプールのようになってしまっていて、何十枚と重ねて置いてあった作品がその水中にどっぷり浸かっているのです〜〜〜〜!!! キャンバスならまだ良いのですが、床に置いてあるのはほとんどが紙の大きな作品群です。 

ちょうどここのところ、 描きかけの古い作品群を取り出して新たに取り掛かろうとしていたらしく、 いつもはそんなにたくさん床に置きっぱなしになっていないのに、 この日に限ってものすごい量の作品が積み重ねてあったのです。 
そしてこれから描くために、特別に加工していた紙も何十枚とありました。
 
kumatoさん、 もう呆然としてしまってどうして良いかわからない状態になってしまっていました。 せっかく今年の夏は画業がノリノリで、 頑張っていただけに積み上げたものが全て破壊され、やる気を全て打ち砕かれたような、いや、それ以前にショックが大きすぎて、 もうわけがわからない状態でした。 もう全てがダメだ、全てが救いようがないほどダメージを受けてしまった、もうこれでダメだ、 何百枚の絵が無駄になってしまった、 もう何もかもダメだ、何やったってダメだ・・・・・・・ と呟くばかりでした。 

私は、なぜかこういうギリギリの惨状の時にはどしっと肝が座ってまず何をやるべきかを考えるタイプなので、呆然として泣きそうになっているkumatoさんが、まずはアパートの床を拭かないと木がダメになる〜 とアパートの前でうろうろしているので、

’アパートは私がすぐやるから、まずはあなたは重要な作品から下にできるだけおろして、 そこの水道のホースで(うちの外の水道ホースは花用に全てシャワーヘッドが付いています)汚れがシミになってしまう前に洗い流しなさい!!! いまなら間に合う!!  フリースは洗ったって全然大丈夫だし、 水彩用の紙だって洗うだけ洗っておけば、後でもう一度濡らして伸ばすことができるでしょ!!! 水彩の作品だけ、 気をつければあとは大丈夫よ!!!  今日、救済できるだけ救済するのよ!!! 諦めちゃダメ!!!  重ねて放って置いたら全てが本当にダメになる!!! ’

と励まし、テキパキ今できることを指示。  



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幸い、ほとんどの作品は水にもビクともしない強い材質(フリース)の紙にアクリルのバインダーを使って描かれておりますので、こういう時には強い!!  
私、あまりアクリル絵の具は好きではないのですが、 こんな時にはアクリルがどれだけ素晴らしいか (笑) 思い知らされました。  ・・・・・ って普通はこんな目にあうとは思えませんが。 笑 

いくつかの作品は高価な水彩用の紙を使っておりましたが、すぐに洗い落とせばほとんどの汚れは取れました。(絵の具は水彩ではもちろんありません。水彩だったら溶けちゃいますからね)
幸いそれらのアトリエに置いてあったものは、ほとんどが描きかけの作品ですので、大体の汚れを落とせば、さらに描き進めば残ってしまった汚れも全くカバーできます。 
kumatoさんがまだブツブツ ’こんなに汚れちゃった〜〜〜 ’ と気弱に言っているので、

’何言ってるの、これらの絵は、まだ描き始めでしょうが。 作品として全然完成していない! これから積み重ねていくんだからどうにでもなるでしょう!  大丈夫よ!!’ 

と叱咤激励し、kumatoさんはまた気を取り直して洗い流していました。

これを翌日まで放って置いたら、 全て大変なシミになってしまって手遅れだったと思います。  





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私もびしょ濡れになったアパートの床を全て綺麗にして一段落した後、 kumatoさんのお手伝いに取り掛かりました。洗い終わった作品をどんどん干して、その合間に家の中のシンクで水彩画を洗うというより緻密な作業をちまちまと・・・・・ 下手すると絵をダメにするので、神経使って疲れました。 





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洗った作品は、 室内の私のアトリエとkumatoさんのアトリエの床、壁、そしてテラス、リビング、オフィス、バスルーム、全ての空間で乾かしました。 雨は止んだもののまだ湿気がかなりありましたので、扇風機も導入。 
私は無印の洗濯物干しを使っているのですが、 こんな時に役立つとは・・・・・




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アトリエは、 一つは木の床、もう一つは石の床ですが下にビーム(木の柱)がありますので、 放って置くとむれて腐るので床に敷いていたプラスチックを全て外して一旦乾かします。



 
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天井のある家の方だって、 おそらく同じことで部屋の中に上から雨は吹き込んで来ませんでしたが、 屋根裏に上がったら大変な惨状なのでは? と思われます。
うちは天井に木屑の断熱材を入れていて、木の板でカバーされていますからね。あれだけの雨が振り込んだとすると相当大変なことになっているのでは・・・・

kumatoさん、 点検してみると言っておりましたが怖くてまだ入っておりません。
この場合、入って見たとしてももうどうしようもありませんので、 私も何も言いません。
幸い今週は超暑く、連日30度以上(屋根裏は軽く40度超えると思います) になりますので自然乾燥に任せるしかありません。
これが日本だったらカビだらけになるのではないでしょうか??? 


日没まで二人で力を合わせて、ほぼ大切な絵は全て救うことができました。
スケッチブックも諦めずに乾かすように言って、 ふにゃふにゃになりましたが、 用途はこなせるので大丈夫。


この日はもう疲れ切って、 夜ご飯は残り物で済ませました。 kumatoさんはフェスタで食べ残したお肉のグリルがあったので結構満足したようで助かりました。 夕食が終わった途端に、 川で滑ってぶつけたところが痛いと言いだし、 初めて私は川でひどい転び方をしたということを知ったのでした。 
そりゃ痛くて当たり前、そんなにひどい転び方をしたのに、うちのアトリエから石の急階段を何十回とと上り下りして大きな絵を運び、水を浴びて冷えているのですから。  kumatoさんは疲れ切ってそのままベンチの上でうたた寝してしまいました。

お風呂を沸かしてからkumatoさんを起こして、お風呂にアイスクリームを運んであげて、その後湿布をしてあげました。  


翌日は晴れていたので、全て外に出して干しました。 そして残りの絵の整理に取り掛かりましたが、やはり翌日にはすでにかなりシミになっていたようです。 ただこれらの作品は大切でないか、あるいはまだ描き始めの作品ですのでそれほど問題ではなかったようです。  よかった〜〜〜  カビが生えないように、全て広げて乾かしました。 
どれだけ精神的にショックなことかわかるので、 気を取り直すことができたkumatoさんを見て、本当にホッとしました。  せっかく快調に絵を描いているのに、これでやる気をくじかれてしまったら、 と心配していたのでした。  



と言うわけで、 あまりにも悲惨な一日でした。 だいたい、全く出かけていないのに、初めて少し長い時間家を開けたらこれですから・・・・・・・・・。 

夕方しみじみと、 kumatoさんに、 日本では ’天中殺’ って言う言葉があってね・・・・ 
と説明した次第です。 

思わずブログに詳細を書くことで、 少し発散できました。 笑 



写真もあまりないのに、つまらない話を最後まで読んでくださってありがとうございました。 







by tomomato | 2017-08-02 01:33 | 今日の驚いたこと | Comments(19)
Commented by pot-eri at 2017-08-02 04:23
tomoさんkumatoさん...どうか大切な作品が少しでも良い状態に戻りますように。kumatoさんの心の傷が癒され、また前向きに作品作りに精を出されますように。
tomoさんは縁の下の力持ちだね、お風呂にアイスクリーム優しい◎
二人ともがんばってね。ブルターニュから毎日エールを送るね。
Commented by tomomato at 2017-08-02 05:27
poteriさん、 まだ目の届かないところで何かがあるかもしれないけれど、一応大切な作品はセーブできたのでホッとしています。kumatoさんも少し気を取り直して制作が始められたのでよかった・・・・ ただ、ショックで、それまで手をつけていた作品にはまだ戻れないようです。 ものすごく調子が良かっただけにね・・・・・ 涙   今日、また別なことでちょっぴりショックなことがあったのですが、それも少し解決してほぼいつも通りのkumatoさんになりました。 良かった〜。 あまりにもかわいそうで・・・・・ 私の作品はざっと見ただけなので、 濡れてしまった紙の作品にはまだ直面していない 笑 小さな作品群だし、  ま、いっか〜。  お風呂でアイスクリームは最近のkumatoさんの至福のブームなの〜^ー^  エール、本当にありがとう!! 嬉しい!
Commented by asaporon at 2017-08-02 13:36 x
絶句。。。天中殺前半を読んで、後半が気になる〜!と気軽に書いてしまって反省しております。ごめん。
想像をはるかに超えた全内容で。。
それでも冷静沈着、相手への思いやりを忘れないtomoさん、すごいよ。
お二人が早く元気を取り戻せるよう、
すべてがうまくいくよう祈ってます。
Commented by tomomato at 2017-08-02 14:28
asaponさん、 大丈夫大丈夫、疲れたけれど立ち直れた。  過ぎてしまってこうして写真を見ると、なんじゃ〜 っと笑えそう。 それにしてもひどかった。 もう大丈夫。それより今日の例のメールがあまりにショックで・・・・・・ 笑 or 涙      全て関連してるとは思うんだけれどさ・・・・・・・ 涙     
Commented at 2017-08-02 15:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomomato at 2017-08-02 23:22
鍵コメkさん、 天中殺だからねー 涙
Commented at 2017-08-02 23:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomomato at 2017-08-03 00:41
鍵コメuさん、 実は私も天中殺がなんなのか、正確にはわかっていないのです。笑 ごめんなさい。 今回の嵐は、地元の80歳のおばあさんも、今まで体験したことがないような嵐だったらしいです。 びっくりしました。 そうそう、私たちの友人も、まさしく洗濯機の中にいるようだと話していました。 谷あいを駆け抜けながら360度動いていたそうです。 そちらもそんなにひどい嵐があるのですね。 危ない。。。 うちのテラスのパラソルが窓に引っかかって倒れていてどきっとしました。 ガラスが破れるところでした。そちらもどうぞお気をつけになってください。  本当に起きてしまったら仕方がないですものね、片付けるしかありません。 涙 thank you !
Commented by Saki at 2017-08-03 08:34 x
kumatoさん、打ち身は大丈夫でしょうか?
これだけ色々とあると、命が無事で良かったと思ってしまいました。
水浸し、掃除が大変そうです。。。。
完全にダメになったわけではないようですが、
絵はショック大きいですね。
干したり洗ったりしている様子が、
インスタレーションのようで美しいです。
残念でショックだろうなぁという気持ちと同時に、
作品への想いが伝わってきて思わず感動しました。

日本も連日あちこちで大雨で、家が流されたり、
水没したりというニュースが流れています。
何十年、百年に一度という大雨が普通になって、
明らかに気候がおかしいです。
うちは今の所大丈夫ですが、人ごとじゃないなぁと思って注意してます。
窓開けてちょっと小1時間買い物なんて、
できなくなってしまいました。

片付けなどで、心身ともにお疲れでしょうが、お大事にしてくださいね。
Commented by fran9923 at 2017-08-03 08:55
大変でしたね〜〜〜。
tomomatoさん、なんてしっかりしてるの〜?
素晴らしい人!!
作品を助けられて本当に良かった。

前に記事では全然想像もつかない悲惨な出来事。私もショックですよ。
車の事故どころではありませんでしたね。
こうなったら、早く立ち直って片付けて気持ちを切り替えるしかありませんね。
頑張れ〜〜。
Commented by tomomato at 2017-08-03 14:47
Sakiさん、打ち身は、当日ひどかったのですが湿布や薬が効いたようで随分よくなりました。 ご心配をおかけしました。 骨に異常があったらと怖かったのですが大丈夫でよかった。 掃除はかなり大変で疲れきりました。 絵は本当に今まで数年の蓄積でしたから、本当にショックでした。 確かにこうして写真で見ると美しいですね。笑  必死になっているところが一層作り物でなくて迫力が・・・ 笑  げっそりしたkumatoさんの顔が真に迫っている。 笑   昨日近所の人と話していたら、本当に1世紀に一度あるかないかの嵐だったようで、 村中の家が大変だったらしいです。 本当に気候がおかしいですよね。私も油断しないように気をつけます。  ありがとうございました。
Commented by tomomato at 2017-08-03 14:52
fran9923さん、 本当に大変でした〜〜〜〜 涙。 翌日私はガクッと疲れてしまいました。 大方の作品は助けられたので、kumatoさんも翌日にはかなり回復して、もう今は普通に制作(暑いというのが理由でちょっと前の通りではありませんが)できるようになり、本当に良かったです。 あのままダメになっていたらもう絶望してしまっていたかも。  しかしアクリルってすごい・・・・ 笑    私たち、いつもフリースを使っているのですが、 この紙の威力も思い知らされました。笑      こういう時は便利。(って普通はこういうことないですよね。笑)   だいたい片付いた、あるいは見たくないところは見ていないので後でびっくりするかもしれませんが、 ホッとしました。 あ、昨日、 100色の水彩色鉛筆を使おうと思って箱を開けたら、 箱の中に水が溜まっていたらしく鉛筆が湿っていて、真のところが全て溶け出していました〜〜〜〜〜〜〜  滝涙  乾いたら中の芯は大丈夫なのか?????  そういう驚きはまだまだありそうです。  
Commented by さなえ at 2017-08-04 06:22 x
凄まじいことになりましたね。想像するだけで気絶しそう。

でも、車が衝突したり、嵐の中で遭難したり、作品がすべてダメになったり、家が壊れていてもおかしくないような状況の中、すべて何とか最小限とは言えなくても修復できるほどの被害でうまく避けることができ、何より、お二人とも無事で、打撲傷はあったとしても動けるほどの傷で済み、なんてラッキーな。お二人とも実に強運の持ち主ですよ。

物はまた作ったり、買ったり出来ても、人はできませんからね。
あまり無理なさらないでね。
Commented by tomomato at 2017-08-04 15:34
早苗さん、 ありがとうございます。さなえさんのお言葉で、確かにそうだと思わず頷き嬉しくなりました。 確かにもっともっとひどくなっていてもおかしくないような状態でした。 命に関わるような危険な状態になってもおかしくないような嵐でした。 1世紀に一度とないような嵐だったことが後でわかりました。 お掃除が大変だったりショックだったり、ちょっぴり痛かったりする以外にはなんとか切り抜けることができたので、むしろ幸せなことだったのかもしれません。 本当にそうですよね。  自然とともに暮らすということは、こういうことなのかもしれません。 命あってこそ、色々なことも乗り越えられますね。 
Commented by shigezo09 at 2017-08-08 15:40
一生の思い出ですな。
Commented by shigezo09 at 2017-08-08 15:43
直面するにはあまりに悲惨な出来事が起こった時、 フラフラ〜〜〜 と全く関係ないところに一瞬逃げる・・・これには思わず笑ってしまった。またkumatoさんのことがもっと好きになりました❗️
Commented by tomomato at 2017-08-08 16:02
shigezoさん、 ははは、 一生の思い出が一回だけだと良いのですが、ここのところの異常気象で一体これが最後なのか?? 不安です〜。  フラフラ〜と逃げてしまうくまとさんの後始末をしないでいいのなら、 可愛いですよね・・・ この時は目が本当に点になりました。
Commented by papricagigi at 2017-08-10 03:25
tomさんっ!これぞこれぞ天中殺っ!前回の記事を読んだときには「これくらいのことはtomさんちではよくあるよねー」って思ってたんだけど。。。これはひどい~!ひどすぎたねっ!私も記事を読みながらどきどきどきどきしちゃったよ。ほんと、近くだったら水の汲み出しに参上してたよーっ! こういうときに焦ってわーわー騒ぎ立てないtomさんがいて、kumatoさん助けられたよねぇ(笑。あたふたしちゃってるkumatoさんを想像して笑っちゃった)。でも木の床や梁がたくさんあるおうちだから、溜まった水を放ったらかしにはできないもんね。Kumatoさんの作品を洗う作業だって、デリケートなプロセスだから疲れたよねぇ。干している様子は、なんだか展覧会みたいで楽しいけれど(そんな気分じゃなかったよねぇ)。
ここまでの天中殺を経験しちゃったら、今年の残りは楽ちん楽ちん、イイことづくしだよっ。
Commented by tomomato at 2017-08-10 15:55
papricaさん、 ひどかったでしょ〜 でももはや過去、 前進あるのみ!
^0^     もうくまとさんも復活して元気になったよ〜  この日は本当に大変だったけれど二日で収拾ついたからよかった。 屋根裏の断熱材とかがちょっと心配だけれど、心配してもどうしようもないものね。  ほんとこの絵を干してる写真、写真で見ると楽しそうね。笑   くまとさんがとにかく落ち込んじゃって大変だったから気がつかなかった!  ほんと残りは楽チンだといいな。 (昨日も集中豪雨で雨漏りしたけれど 笑) 
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イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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