プロヴァンスの旅 7




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さて、次の日は、リュベロン地方まで足を伸ばすことにしました。
イギリス人の作家、ピーターメイルのエッセイですっかり有名になったリュベロンの美しい鷲ノ巣村たちですが、私もその雰囲気だけでも事前に知っておこうとプロヴァンスの12ヶ月を取り寄せて読んで見ました。  
すでにコートダジュールでもいくつか鷲ノ巣村は尋ねているし、あまり時間もありませんので今回は一日だけリュベロン地方を訪れ、雰囲気がわかれば良いと思っておりました。  フランスが大好きな人たちはきっと、できるだけたくさんの村々を尋ねて見るのでしょうが、何しろ高齢の母と一緒の旅ですので鷲ノ巣村の坂ばかりの街を歩くにはどうしても限界があります。  


リュベロン地方へのドライブは、 プロヴァンスの真髄に来た!? という感じでプロヴァンスの光に満ちた景色が続き、とても気持ちが良い道のりでした。 まずは、 フランスの美しい村の一つ、 ゴルドを道から眺めました。上の写真がそうなのですが、 すごい景観でしょう??? 天空の村という名にふさわしい眺めです。


このままゴルドには寄らず、 まずはそのさらに奥にあるセナンク修道院を訪れました。





実はここは、今回の旅で私が一番たのしみにしていたところなのです。  
修道院の雰囲気が大好きで、 一時は自分が修道院に入ってみたいと思ったことがあるくらい 笑 なので楽しみで楽しみで。 


ラベンダーがとにかく素晴らしいところらしいですが、 残念ながらラベンダーは期待できないことがわかっておりましたので、 その辺は想像力で補うしかありません。



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セナンク修道院に行く途中の道から見下ろしたところ。
大きな建物の右側に広がるうっすらと緑のところが全てラベンダー畑です。 満開の時にはここが青紫一面になるのですよ。 混んでいても、その頃に行く価値はやっぱりあるかもしれませんね。




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サンレミよりも標高が高いせいか、 ラベンダーはやはりほとんど咲いていませんでした。  これ、全て咲いていたら、やはり夢のような光景なのではないでしょうか?  

ここは修道院として機能している場所ですので、内部の見学は時間が限られています。 時間ごとのツアーでしか入れないとか、予約をしておいた方が良いとか、いろいろな情報があったのですが、 朝の11時までに入場すればフランス語のツアーに参加しなくても自由に中を見学することができるとセナンク修道院のサイトに書かれておりましたので、それを目指してやって来ました。 


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セナンク修道院は、シルヴァカンヌ修道院、ル・トロネ修道院と合わせてシトー会のプロヴァンスの三姉妹と呼ばれている修道院で、ラベンダーだけではなく、そのロマネスク様式のシンプルな建築で有名です。   ツアーの旅行などでは外観だけを見て通り過ぎてしまう場合があるようですが、 その建築様式にとても興味がありましたので絶対に中には入りたかったのです。
ル・トロネ修道院はプロヴァンスとコートダジュールを結ぶ線状にあり、少し行きにくいところなのですが、建築家の安藤氏がインスピレーションを得た場所としても知られており、 建築史上とても大切なところのようです。
今回の旅行でもできたら行きたいなと思っていたのですが、コートダジュールでマティスの礼拝堂に入り損なってしまい、 プロヴァンスの後にもう一度行かないといけないので時間的に無理になってしまったので、 セナンク修道院をじっくり見ておこうと思います。 ( 大体様式は同じようなものらしいです)



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期待を裏切らない、 とても簡素な石の空間です。  光が美しい。



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中庭。 ここもアーチが綺麗です。




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kumatoさんが絵になっている・・・ 笑





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どこを切り取っても美しい光景です。






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石の白さと、窓から入る光、 






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色を抑え、あくまで簡素な空間。






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こんな空間の中で生活していたら、自然に気持ちが内側へと向かい、神様と対話できるような気がします。






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ここは、当時暖房室だったそうです。 というか、冬の寒い中、暖房があるお部屋はここだけだったようで、外の作業を終えてこのお部屋で体を温めていたのだそうです。




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この模様はうちの近くでもよく見つけるのですよ。 





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刻まれた文字にも、当時の人の心がしのばれます。




期待を裏切らない、素敵な修道院でした。

そうそう、ここのショップがものすごく充実していましたよ。 
修道院のクッキーがとってもとっても美味しかったです。 
そして、オススメはラベンダーのエッセンシャルオイル! とても安いのです!! 
大瓶を買いたかったのですが、残念なことに大きなお金しか持っていなくて、お釣りがないとかで小瓶しか買えなかったのが未だに残念です。 
あとはこの修道院で作っているラベンダーの蜂蜜を買いました。 まだ味見はしていません。 



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ラベンダーはまだだったけれど、 ここに来れて本当に良かったです。






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車の中からは、ポピーが満開に咲いている草地の光景をなんども目にしました。





この辺りは、手摘みした石垣がたくさんあるのです。


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そして、ここらの石垣の特徴は・・・




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一番上の石が縦になっていること!  面白いですよね。  

母が、不審者が中に入ることを防ぐためじゃないかと言っておりましたが、どうなのでしょうか?

この辺りには石の小屋(ボリ)もありました。  写真は残念ながら撮れませんでした。 うちのあたりでもアルプスの山に同じようなカマクラ型の石の小屋があるのですよ。 


セナンク修道院の後は、行きに道路から眺めた鷲ノ巣村、ゴルドに行ってみました。



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コートダジュールでみた村々と同じような感じ、石畳の急坂の村です。




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この後も別の村に行きますので、母の体力を温存するために賑やかな通りのあたりだけを少し歩いてみたのですが・・・・
道路からの村の全体像の眺めがあまりに素晴らしかったので、実際に中に入ってみるとちょっぴり地味な感じでした。  観光客が来ない裏道をくまなく歩いてみるともしかしたら素敵なところもあったのかもしれませんが、とにかく坂がすごいので私たちには無理でした。   

この日はかなり気温が高く、 外をうろうろ歩くだけでもきつい感じでしたので、レストランで一休みしようとして一旦席につきましたが、残念ながらお腹が空いているのはkumatoさんだけで、私と母は暑くて食欲がなく飲み物だけ欲しいと言ったら、お昼時でしたので断られてしまい、 そうはいっても食べられないものは食べられないので仕方がなく諦めて、そのまま次の村に向かうことにしました。 



by tomomato | 2017-07-29 07:19 | お出かけ | Trackback | Comments(4)
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Commented by pot-eri at 2017-07-29 17:08
リュベロンまで行ったのねー!アヴィニョンへ行ったところですでにびっくりしたけれど企画はtomoさんでしょ、素晴らしい!アビョンの教皇庁の中も入ったことないし、この修道院のことも知らなかった。今度ぜひ行ってみたいです。ユニテダビタシオン(↓↓まとめ書きでごめんね)も行ったのねーコルビュジェ大好き◎でもまだそこは行ってないのいいなぁ~
旅行記って大変なのにどうもありがとう。
Commented by tomomato at 2017-07-30 04:15
poteriさん、リュベロンものすごく良かった〜 プロヴァンス、素晴らしいね。プロヴァンスだけでも二週間くらいはいてゆっくり見たかったな〜。 フランスが好きになった〜。^ー^ 修道院、良かったよ〜 三姉妹とも行って見たいです。 ラベンダーのエッセンシャルオイルが安いから是非、修道院のクッキーも是非 。。。 コルヴィジェもいいね〜 彼の作った教会に行って見たいな。 旅行記、読むのも大変でしょ? 読んでくれてありがとう。
Commented by pot-eri at 2017-07-30 16:04
えっ?゛フランス好きになった゛ということは...? プロヴァンス私も大好きー 光りと食べ物最高よね* コルビュジェの教会すごくいいよーtomoさんのお家から山を越えればそう遠くないのでは?
大変じゃない、楽しく読んでまーす!merci*
Commented by tomomato at 2017-07-31 06:11
poteriさん、 フランスが好きになったではなく、フランスが大好きになった、って書いた方が良かったかしら??^ー^ プロヴァンスに行って、若い時に来ていたら、イギリスやドイツではなくフランスに留学しようって思ったかもしれないな〜 って思ったの。 それくらい素敵なところっていう意味〜 教会、是非尋ねてみたいです。 後数回、 付き合ってね〜 
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イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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