コートダジュールの旅 2







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だだいま〜  スイスから戻ってきました。昨日の午前中までkumatoさんは授業があったのに、すでに朝からアートバーゼルに行っていた私と午後合流して絵を見て回り、 今朝イタリアの家にむけてスイスを出発したのに、なんと今日の夕方からここでまた一週間のコースがあるのですよ。 こんなきついスケジュールで、 疲れが溜まってしまわないか心配です。 お昼に到着して、昼食をとったら休まないとね!と言っていたのに早くに着いてしまった学生が時間を持て余してうちに来てしまってそれどころではなくなるし・・・・・・ 汗


アートバーゼルもとても良かったのですが、 まあ、その話題は置いておいてフランスの話題に戻ります・・・(写真も、勉強のために撮った写真しかありませんし・・・・)                                 






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さて、ヴィルフランシュの素敵なアパートに到着した翌日は、素敵なテラスでゆったりと朝食をとりモナコに行きました。

はっきり言って私は、全くモナコに興味がなく本当は行きたいとは思っていなかったのですが、 はるばる日本からやって来た母が行って見たいというので行きました。 (って、いきなりなんてやる気のない発言・・・ごめんなさい)




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モナコと言ったらこれでしょう。  あの有名なカジノ。





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でも最近は、 観光客が気軽な格好で出入りするようになり、カジノの質が落ちたとかなんとかどこかで読みました。 豪華絢爛でした。カジノのロビーからカジノの内部の様子をこっそり眺めて終わり・・・・   こんな豪華なカジノのお手洗いはどんなに素晴らしいかと期待して行って見ましたが、観光客用のお手洗いは、 全く普通でした・・・・





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こういう車がほんとうに普通にゴロゴロ停まっていますからね〜〜〜〜 駐車場にも、見たこともないような豪華な車がたくさん停まっているので、 そう言う意味では面白かったです。  
きっとモナコの真髄を味わうためには夜に来た方がいいのかしら? きらびやかな人たちは午前中にはほとんど見かけませんでした。 おそらく、ヴィルフランシュにその日停泊していた大型客船に乗っていたであろう、アメリカ人の団体旅行の人たちがわんさかいました。 

豪華なレストランやカフェを楽しみ、カジノを楽しみブランドのショッピングを楽しみ・・・みたいな旅のスタイルが好きでない限り、 ここに宿泊する気にはなれないなあ。  (旅のスタイルっていうよりも、 お金持ちかそうでないかの違い?? 笑 お金がない人はモナコの良さもわからないとかかもしれない 苦笑)     
カジノの周りにはブランドのショップが立ち並んでいましたが、 私もkumatoさんも全然興味ないので素通り・・・・・   カジノのショップで、 母が兄にモンテカルロのデザインのお土産のティシャツを買っただけです。  
モナコはとても綺麗と聞いていたのですが、 もちろん豪華な建物は所々に建ってはいるけれど、日本の都市に比べて特に綺麗だとは感じませんでした。 小さい国なので結構街の中はごちゃごちゃしているし、 駐車場も地下深くまでありました。  

昼食をとるレストランをすでに予約してあったため、 朝ゆっくり出て来た私たちにはあまり時間がなく、 モナコであともう一箇所だけ観光していこうということになりました。 ガイドブックを見ながら母に、王宮に行くかサボテン公園に行くかどちらが良い?と聞いたら、自然のある方が良いというのでサボテン公園に行って来ました。 



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ガイドブックには、希少なサボテンがたくさん集められた庭園で絶景であると、王宮に並んでおすすめになっていたここ・・・・・

モナコに行く気があまりなかった私は、下調べを念入りにしていなかったので大失敗してしまいました。
まずは、駐車場が異常に遠い。 案内の人はすぐそこだと言ったので鵜呑みにしてしまったのですが、 モナコはとにかく坂だらけですので、駐車場から庭園まで炎天下の中を歩くだけでかなり母の体力を消耗させてしまいました。
その時は私もkumatoさんもまだ慣れていなかったので、庭園で降ろしてもらいkumatoさんに駐車場に一人で行ってもらうというとっさの機転が利かないまま駐車場に入ってしまったのです。  

その上、庭園は絶壁を這うように通路が設定されて上から下に降りて行くように作られており、すなわち、おりたら登らなくてはいけない!! のです。 おまけに 暑い!!!
行きはヨイヨイ、帰りは怖いですよ。  

確かにサボテンは色々と面白いものがあり、 モナコを一望にでき、海を眺めながらの散策はなかなか良いのですが、 日本から着いたばかりの母にこれはきつすぎです。




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全部おりたら絶対に午後の観光の体力がなくなるので、私と母は途中までおりて絶景を見ながら休み、 戻りました。kumatoさんには一人で一周してもらって楽しんでもらいました。 
ここから王宮も見下ろすことができましたが、 ちっちゃくて可愛い感じでした。笑  え? あれが王宮?? と母も驚いておりました。 
モナコはそれぞれの観光ポイントがとても離れているので、 これをいちいち公共機関で回っていたら結構時間がかかるのではないかと思います。 色々な博物館的なものやガーデンもあるので、興味が一致する人は面白いかもしれません。


さて、今日のハイライトは・・・・





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ここでのランチ。
モナコから近い、ラ・テュルビーという小さな町(村?)にあるレストランです。 
ここは、同じ街にあるミシュランの星付きオーベルジュのシェフがやっているカフェレストラン。 美味しいと評判です。 
お店の感じはとてもクラッシックでカジュアルな感じでなかなか良い雰囲気でした。 お料理は・・・・・・

なんと・・・・ 美味しすぎて夢中で食べてしまい、 写真が一枚もない!!
kumatoさんはお肉を、私と母はそれぞれ違う種類のお魚をいただきました。  



たった一枚あるのが、お腹がいっぱいになってしまったので一つのデザートを三人で分けたこれ・・・



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写真を見て一瞬、自分でもこれなんだったっけ?kumatoさんの肉だったっけ? と思ってしまったほど素朴な一品、アップルタルトです。 


そう、このデザートの写真に見られるように、ここのお料理はなんのてらいもなくとてもシンプルで素っ気ないほどなのですが、 驚くほどに一つ一つが丁寧に作られていて、一口食べて美味し〜〜〜〜 なにこれ!!???  とため息を着いてしまうほどでした。 一見普通の家庭料理のような盛り付けで、ごく普通なのですが、 お野菜の一つ一つもとても丁寧に用意されており、 滋味深く、 本当に美味しい。 母の頼んだ前菜のトマトの冷製スープなど、 思わず黙って貪り食べてしまうほどの美味しさでした。(みんなで味見しました。笑)   なんの凝った工夫もないのだけれど、だからこそ素材の味が生きていて本当に美味しいのです。 
久しぶりにこんなに美味しいものを食べました。 

このアップルタルト、一見普通の手作りのアップルタルトのように見えるでしょ?? ところが、 皮がありえないほど薄くてパリパリで、りんごの焼け具合といい、 今までこんなアップルタルトは食べたことがない!! というくらい素晴らしいお味でした。  キャラメルソースとパリパリの皮が、りんごの酸味と良くあって・・・ああ、思い出しただけでまた食べたくなる〜〜〜〜〜!! 

実は、この二日後、 同じシェフの星付きオーベルジュの方にも食事に行ったのですが、 確かにお料理もサービスも一級上の高級なもので、もちろん素晴らしく美味しかったのですが、 私も母も、 ここのカフェレストランでのお食事の方が心に残りました。 今回のフランスでの旅で、一番美味しかったです。(と言ってもそんなにレストランにはいかなかったのですが)   またぜひ行きたい。 
母と、近くだったら一週間に一度でも通いたいよね、 とうなづきあいました。もちろん、kumatoさんも大満足。



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お腹がいっぱいになった後は、 切り立った崖や岩山の上に作られた’鷲ノ巣村’と呼ばれる小さな村々の一つ、エズに行ってきました。 




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こういう鷲ノ巣の村々は、 山の壁面に沿って作られているので道幅が狭く、高低差が激しいのですよ。 つまり、歩くのがきついのです。  コートダジュールにもプロヴァンスにもこうした村々がいくつもあって、どこもとても魅力的な村なのですが、 母がどこまで歩けるか???  が問題なのです。   
このエズも、駐車場に車を止めてからえっちらおっちら登ります。 村の入り口にたどり着くまでも結構登りました。  母は歴女なので、普段から日本のお城巡りをして足腰がかなり鍛えられているとはいえ、 日本から来たばかりなのに、サボテン公園といい、 エズといい、老人いじめか?? というような旅です。  (サボテン公園のことを調べてわかっていれば、迷わず王宮に行っていたと思います。)

でも、もちろん、 無理そう、疲れそうだったらば、ほんのちょっとだけ見てカフェで休んで帰ろうね、 って前もって言ってあります。 (鬼娘) 




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ここは石畳がとっても可愛かった。 
地味な写真ばかりですが、実は可愛らしいお店やギャラリーやカフェやレストランもあるので、観光客もたくさんいます。 途中途中、 ギャラリーやお店を冷やかしがてら休憩しながら登りましたので、飽きることもなく、割と楽に登ることができました。  星付きのお城のホテルもあってなかなか良い雰囲気でしたよ。 そういうところでゆっくり泊まるのもきっと素敵でしょうね。 
頂上にはまたもやサボテン庭園があって、そこからは絶景が見られるとのことで有名なのですが、 モナコでもでも見ているし、無理だからやめようと提案したのですが、母は行く!! と言って歩くのです。 
公園の入り口からさらにかなりの急坂を登り詰めたところに展望台がありました。 
(私、もうずっと冷や汗かいてました。自分でも来たことがないところだと、後どれだけこの坂道が続くかわかりませんから。母が途中疲れて足がふらついて怪我でもしたら大変・・・・・・)






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お〜〜〜〜コートダジュールの海が目の前に広がります!
これは苦労して登った甲斐があった!






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海の手前の植栽も面白かった。



ここで母は、おもむろに鞄をごそごそし始めたので、何をしているのかな??? と思ったら、なんと!!!

いきなり父の遺影をバッグから出して来て、海に向けて 

’お父さんに見せてあげるのよ’ 

といいながら写真を四方に動かしながら父(写真の中の)に海を見せているではありませんか!!!?????  

’お父さん、ここがコートダジュールよ!!’ 


といいながら・・・・・・



母は、今回の旅行のミッションを終えてホッとしたようで、 kumatoさんがウロウロとあたりを偵察している間日陰でゆっくりと休みました。  記念写真もkumatoさんにとってもらったのですが、 コートダジュールを背景にした母の笑顔はとても素敵に撮れていましたが、フランクフルトで一睡もしなかった上に、kumatoさんの大イビキでまたもやほとんど眠れなかった私の顔があまりにげっそりとやつれて哀れな状態でしたので、 ここには載せられません。笑







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エズの庭園にもたくさんサボテンがありましたが、 モナコの庭園の方が、 珍しい種類がたくさんあって’サボテン’という点では面白かったです。 








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さて、朝ゆっくり出て来た上にお昼ご飯に結構時間をとりましたので、 いつもならこの後さらに観光を詰め込むところでしたが、初日ということもあってこの後アパートに戻りました。
私とkumatoさんが海に行くと行って水着に着替えていたら、 疲れてすぐに休むだろうと思っていた母も一緒に海に行く!! というではありませんか!

三人でプライベートビーチ (じゃないけど笑)にテクテクと歩いて行き、 泳げない母は海を見ながら綺麗な石を探したり、雑誌を読みながらゴロゴロとしてリラックスして、 私とkumatoさんは沖まで泳ぎに行きました。 
夜ご飯は、kumatoさんが持って来てくれた畑のお野菜とバゲットで軽い夕食をとって済ませました。  





by tomomato | 2017-06-20 01:47 | Comments(10)
Commented by papricagigi at 2017-06-20 03:49
このカフェ(レストラン)のお料理、tomさんの文章から一品一品の美味しさが伝わってきたよ~。ずっとお料理をされてきたお母さまを黙らせちゃうほどの美味しさ、だったのね♪ うははっ。そうね、降りたら登らなきゃいけないっ。降りても、振り子の勢いで楽に登れればいいのだけど、そうはいかないもんねー。 

コートダジュールのこの景色をお父さまに見せてあげているお母さま。目頭が熱くなっちゃうね。お父さん、喜ばれているね~。
Commented by tomomato at 2017-06-20 05:22
papricaさん、 ここのお料理、本当に本当に美味しかった〜。 余計なものが一切削ぎ落とされた基本的なお料理なんだけれど、 丁寧に作ってあってね。母と二人で感動してたの。 奇をてらったお料理よりも、良い素材をシンプルに作ったものが美味しいね!   南フランス、結構上り下りがすごくあって、ヒヤヒヤしっぱなしだった。 階段は必ず私が先に一歩降りたりね。 本当に無事でよかった〜  お父さん、見たかなあ??? 笑 お前たちでだけで楽しみやがって!! って絶対に言ってる気がする。 苦笑
Commented at 2017-06-20 05:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by la_mia_coccolina at 2017-06-20 15:13
あぁ~、憧れの鷹巣村♡ やはり絶景ですね~
エズは一度は訪れてみたい場所、プロヴァンスも行ってみたい村がたくさんありますので、旅の続きのお話が楽しみです♪
エズで展望台に行くと仰ったお母様の想い、そしてお父様に見せてあげた様子に、私も目頭が熱くなりました。
お父様も喜んでいらっしゃるでしょうね*^^*
Commented by tomomato at 2017-06-20 18:16
鍵コメちゃん、 は〜い 笑  見せられない顔〜〜。 涙 お天気は、ちょうど’良すぎない’ で、しかも雨にならず本当に助かったの。 暑すぎをすごく心配していたから。 全てが恵まれてた= 母の行いがいいのよ。 
Commented by tomomato at 2017-06-20 18:18
ふふふ、cocolinaさんは、 絶対に好きでしょ〜〜〜 あのフランスの小さな村を紹介している方のツアー元〜っても面白そうよね。 フランスずきにはたまらないでしょう??  プロヴァンスの方も、母のことがあるのでいちいち全ての村にはもちろんいけなかったけれど、 とっても素敵なところもありました。 何しろ小さな鷲ノ巣村って、上り下りが高齢者向きじゃないわ・・・ まだ若いうちに行ってくださ〜い。笑    papricaさんにも書いたのですが、父はきっと、 俺を理由に二人で楽しみやがって・・・俺が行きたかったのに! って怒ってると思う 笑 
Commented by helebore at 2017-06-20 20:45
うわー、カフェドラフォンテーヌ、行きたーい!ランチでいくらくらいなのかしら??
そうそうその辺て私も海のイメージしかなかったんだけど山なのよねー。道もけっこう細くてくねくねしてるでしょ。
7月にまたカンヌ近くのだんなの息子のうちに行くけど、大体子守りだからレストランなんて縁がないわー。。。それでもあの紺碧の空と海を見てピクニックするだけでしあわせになるけどね!でも今年はけっこう暑そうよね。。。
Commented by tomomato at 2017-06-21 04:27
heleboreさん、 ぜひ行って見て!! カンヌからならば遠くないでしょう?http://www.hostelleriejerome.com/FR/cafe_fontaine/cafe.html あの辺だと、お昼はどこのレストランもmenuがあって、 前菜、主菜、デザートまでついて20ユーロ以下で食べられるところが結構あるので、決して安いとは言えないけれど価値があるよ!  全然違う。  シーズン中は、結構人も多くて大変なのでは?? 私たちはラッキーで暑すぎず、 母にとっては本当に良かったです。
Commented by さなえ at 2017-06-28 09:08 x
こんにちは

父も生前、コートダジュールに行きたいと良く言ってました。でも私は忙しいことや費用のこともあり、何より口やかましい父と行く気になれなくて、親不孝にもハハハと笑うだけでした。父はサイゴンでフランス語の学校を卒業したのでフランス人の教師から南仏の話を良く聞いていたらしいです。後悔先に立たずです。
Commented by tomomato at 2017-06-28 17:24
さなえさん、 さなえさんのお父様もコートダジュールに行きたかったのですね。 フランスに心が向いている人にとっては、憧れの地なのでしょうか。 うちの父は、海外旅行に行く勇気がなく(仕事以外では、中国より遠いところには行けませんでした) 行くことができず残念でした。  そんなに強い憧れがあったことを知っていれば、無理にでも連れて行ってあげられたのですが。  私も若かったので自分のことで忙しく、 気にかけてあげられることができませんでした。 
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