コートダジュールの旅 1





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今回の旅に向けて、母には大きなミッションがありました。 

って大げさですが・・・・・・ 笑


亡くなった父は、青年時代よりフランス文学に傾倒しており、生前に何回もコートダジュールに行きたいと言っていたのだそうです。 父は、病的に神経質な人でしたので、 旅行は大きなストレスになり、ついに仕事で世界一周をした以外にはヨーロッパまで旅に出ることはなく終わりました。 

その父に、 コートダジュールを見せてあげたい、というのが母の旅行の目的でした。 
だからこそ、 病気の後にヨーロッパに来る自信がなくなってしまっていても、 ’コートダジュールだけは・・・’ と一念発起することができたのかもしれません。 

せっかくコートダジュールに行くのだから、 プロヴァンスも入れて見ましょう、ということで計画を立てました。
kumatoさんは若い時にヒッチハイクをしたり、カマルグの自然の中でバカンスをしたことはあるものの、 観光をしたことはなかったそうで、 歴史上の画家たちの軌跡をたどりたいということで旅行に参加しました。 おかげで車で行くことができたので本当に助かりました。 

母は、いつものようにフランクフルトまで日本の航空会社の便で飛び、早朝に到着し、 私が泊まっていたホテルで一旦少し休んでから、 お昼頃にニースに飛びました。   本当は、 母は、ニースまで飛んだ方が航空料金に含まれていてずっとお得なのですが、(私もわざわざドイツまでお迎えに行く必要がないし) 航空会社のサービスでは乗り換えまでのサポートはして下さっても、その後提携会社の飛行機で他の都市に飛んだ場合、 肝心の到着空港でのサービスはないので、 仕方がありません。  言葉もかってもわからない母にとっては、 フランクフルトの空港出口まで案内してくださるサービスだけでも本当にありがたいです。 

今回は、私の失敗で母に旅行の予定を渡してはいましたが、滞在先の住所までそこに書いておりませんでした。 いつも、付き添ってくださる方と一緒だと何の問題もなくスイスイ入国審査も終えて出て来るので、 油断しておりましたし、kumatoさんの手術などでバタバタしていたので、そこまで気が回らなかったのです。

ところが、フランクフルト空港の入国審査がかなり厳しくなっているのか、今回はそのことで入国審査に引っかかり、 母も付き添いの方も大変な思いをしてしまったそうです。 一時は警察に連れて行くとまで言われたようで母はすっかり動揺して出てきました。  付き添いの方も、いつもの方とは違う新しい方だったので、 様子がわからなくうまく対処できなかったのか、 私の携帯に何回かお電話をくださったのですが特殊な電話だったのか繋がらず、折り返しの電話もできず、なかなか出てこない母にやきもきしてしまいました。   帰りの航空券もちゃんと持っている80歳を超える母が、テロリストかなんかと疑われたのか???    
付き添ってくださった方にも大変なご迷惑をかけてしまい、次回からは気をつけなければいけません。   

というわけで、ついてすぐの飛行機を予約せず、 ホテルで次のフライトまでゆったりと休む時間があって本当に良かったです。
私は私で、前回のことがありますので、 母が今回は無事に到着してくれるか心配で心配で前夜一睡もできませんでしたので、 すっかり安心して数時間休みました。  

ドイツの出国の際にも、セキュリティーでは、他の空港に比べて異常な厳しさでしたので、今の時期警戒態勢が敷かれているのかもしれません。 




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 病気前の母でしたら、フランクフルトに着いたらすぐにニースに飛んで、午後は観光する! と言うと思うのですが、今回はその日は到着したらゆっくり休むことにしていました。 
ちゃんときてくれるかどうか心配していた?kumatoさんとも無事にニースの空港で合流できて、宿泊先のアパートに向かいました。

母とkumatoさんとの旅の時には宿泊先探しが結構大変なのです。 母はバスタブが必要な人。そして寝室のすぐそばにお手洗いがあることが絶対条件です。  kumatoさんは、 季節の良い時にはテラスがないとダメな人。泳げる可能性があるのなら、もちろんそれも条件。 
  
これらの条件を満たす物件を探すのは本当に大変なのです。 全ての宿泊先の案内にフロアプランが付いていれば良いのですがそうではないことが多いので、これはと思う物件にいちいち問い合わせをしたりして、今回も何回も色々なところに事前に連絡をしました。中には、寝室からトイレまでの距離をわざわざ測ってくださった方もいました。(ものすごく魅力的なプロヴァンスの物件でした) 

前にローマに行った時なんて、 それら条件を満たす物件を散々苦労して探して決めたのですが、結局四月のローマ、寒すぎて一回もテラスを使いませんでした。 笑


そして今回見つけたこの物件は、 これ以上のものは望めないというくらい最高でした。
ニース近辺を探していたのですが、 結局、ニースの隣、車で15分(電車だともっと早い?)くらいのヴィルフランシュシュールメールという港町のアパートに決めました。  ここに5泊して、ここを拠点にコートダジュールを巡ります。 kumatoさんはヨーロッパ人ですので、毎日宿泊所を変えて移動するのがキツイと感じること、そして、母の体調を考えても同じ宿泊所に連泊する方が途中に休みを入れたり自由が効くので良いだろうと考えました。 
本当は、お城のホテルや、魅力的なシャンブルドットなどがたくさんあったので、 そういうところにも泊まってみたかったのですが、 今回の旅行に関していえば、 アパートに滞在するというのが正解でした。




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見ての通り、このアパートには驚くほど大きなバルコニーがあって、 そこから見える港の景色が素晴らしいのです。 バルコニーの大きさは最初の写真に写っている3倍以上あり、植物が植えられている部分がさらにあります。
アパート自体は決して大きくはないのですが、とにかくこのテラスが素晴らしくkumatoさんはもちろん、母もテラスで朝ごはんを食べて、一日観光して帰りこのテラスでリラックスして、 本当に気に入っておりました。
 
ヴィルフランシュシュールメールには、ニースの港には停められない大型客船が毎日のように停泊するのですが、それを毎日眺めて楽しみました。






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ヴィルフランシュシュールメールの港も街並みも、ニースに比べるとずっと小さく、落ち着いていてとても素敵なところです。 ジャンコクトーが内装を手がけたという小さなかわいらしいチャペルや城壁に囲まれたお城もあります。 (写真撮り忘れ)
二日後にニースに行ったのですが、お店やレストラン、カフェなどのチョイスは圧倒的にニースが面白いかもしれませんが、海岸沿いに続く道路の交通量の多さ、空気の悪さ、人の多さに辟易してしまい、イメージしていたニースとは全然違ったので、ニースに泊まらないで本当に良かったとつくづく思いました。(宿泊所を探している時に、ニースのアパートのいくつかも候補に上がっておりました)   私たちのアパートはヴィルフランシュシュールメールの街から徒歩ですと少し離れており、港の端に位置しておりましたので、 とても静かで落ち着けるところでした。
ただ、観光に重点を置いている人だと、車がないとあるいは若い人でないと少々不便かもしれません。(バス停は近いです) 
この辺りでは海水浴のバカンスや、ダイビングなどをする人たちも多いようでした。





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そして、アパートから徒歩3分で小さなビーチに降りることができます。
ヴィルフランシュには3つビーチがあって、砂浜の大きなビーチもあるのですが、 この小さなビーチは穴場で人もそれほどたくさんいないので、これまた私たちにぴったりでした。 
ちなみに、あの有名なニースのビーチも、砂浜ではなくこうした石がゴロゴロしたビーチなのですよ。
私は風邪をひいていたので1、2回しか泳げませんでしたが、kumatoさんは毎日のように泳ぎに行っていました。


港もこじんまりしていてとても良い感じでした。 


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あそこのアパートなら、ずっと滞在していても良かったな〜〜〜





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明日から、数日スイスに行ってきます。
今年のアートバーゼル、 とても面白いのだそうです。 ただしチケットがまた値上がりして今年は超高いそうな・・・   
kumatoさんの知り合いからただ券をいただいたので、ちょっと疲れているけれど、 行かなければ!!  

というわけで、また続きが空いてしまいますが待っていてくださいね。 
















by tomomato | 2017-06-17 00:58 | お出かけ | Comments(10)
Commented at 2017-06-17 02:55
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomomato at 2017-06-17 06:43
鍵コメcさん、 早起き〜〜^ー^   母が安全に楽しく過ごせるように、結構準備が大変でした。 それで道中kumatoさんと喧嘩しちゃったり 涙
え、やっぱりフランクフルト、そうなんですね。 今回のことは81歳のリュックサックと小さなスーツケースを携帯した母が,しかも航空会社の付き添いのもとにいて、危険なはずがないのに、本当に意地悪だと思いました。列から外されて別室に入れられ尋問され、警察を呼ぶとまで言われてあまりにも酷いですよね。と言っても私のミスなので余計に心が痛いです。1時間近くゴネた後、最終的に通してくれたので本当に良かった。 娘が待っていると言っても聞く耳を持たなかったそうです。   ただヨーロッパのテロの危険はかなり大きいので仕方がないのかもしれません。(って行ってもやはり常識的に考えて母は移民でもテロリストでもないですよね〜?) 旦那様の出来事、 あまりに酷い。 色々な国に行っていることで疑われるなんて、仕事なんじゃ〜〜って叫びたくなりますよね。 それもフランクフルト? あの機関銃を持った人たちが普通に歩いているだけでも怖いですよね。 フランスでも所々でありました。  旅の続き、ゆっくり綴って行きたいと思いますのでよろしくお願いしま〜す。  
Commented by fran9923 at 2017-06-17 08:11
おはようございます。
お母様フランクフルトでは大変だったのですね。
なるほど、宿泊のホテルがわからなかったからなのですね。
大変でしたね。
でもその後の

ニース観光?素敵なホテルですね。バルコニーが広いなんて考えたこともなかったわ。贅沢だけど、大切なことですね。
また次を楽しみにしています。
Commented by tomomato at 2017-06-17 14:33
fran9923さん、 バルコニーをきにするのは西洋人、いや、kumatoさんだけかもしれませんね?? 厳寒期でも、 外でご飯を食べたがる人で、私は羽毛をきて毛布をかけて付き合っています。 一度それで私のお友達(日本人、インドア派)とkumatoさんの間でバトルがあったことも 笑  私は慣れたのですが、これから蚊の季節が恐怖です。    
若いときは、 寝袋で横になれれば良い、宿泊はセーブしてそのぶんいろいろなものを見たいと思っていましたが、 年をとったのか、宿泊するところの雰囲気で旅のクオリティがずいぶん違うなあと思うようになりました。 とは言っても予算とにらめっこしてなんとか心地よいところを探しているという感じです。 ここは、値段も他に比べるとほんとうに驚くほど安くてお得でした。 母もニースの高級ホテルよりもずっと気に入ってくれたみたいです。 (ってニースの高級ホテルに泊まったことないけれど 笑)
Commented by shigezo09 at 2017-06-18 08:42
フランス日記・・・超たのしみにしてるので時間はどれだけかかってもいいから、細かくたくさんアップおねがいしま〜す。
Commented by tomomato at 2017-06-18 15:30
Shigezoさん、ご期待に添えるようがんばりまーす!
Commented at 2017-06-20 15:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomomato at 2017-06-20 18:22
鍵コメさん、 本当に母は怖かったみたいで、真っ青な顔をして出て来ました。 フライトは順調だったのに、それで血圧上がって倒れそうよね? 最後に許して通してくれただけ感謝だけれども。  確かに、セキュリティのところでも両腕を上げてしばらく立ち上がるあたらしい機械を通って問題がなかったにも関わらず、 その後一人一人全身を触られたのです。 あまりの厳しさにびっくり。 ドイツ人って、大きな声では言えないけれど、ただへさえ態度が横柄で威圧感あるのに!! (あ、良い友人も何人かいますが・・・ 笑 ここだけの話ね・・・)   旦那様も嫌な思いをあまりしないでお仕事ができますように!!
Commented by asaporon at 2017-06-22 09:18 x
ブログを読んでると一緒に旅行している感覚になって、とっても楽しい〜。
ありがとう。
Commented by tomomato at 2017-06-22 14:43
asaporonさん、ありがとう〜〜 楽しんでね〜〜〜  
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イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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