イーハトーブに行ってきました 1




a0278382_09230712.jpeg





またまたおひさしぶりです。 今回の一時帰国では、旅行ばっかりしていました。  その合間をぬって、母のために恒例の丁寧掃除をしたり歯医者さん通いをしたりしていたので、毎日あっという間に時間が過ぎてしまい、なかなか旅行中の写真の整理もできませんでした。
歯の方は、やっと仮歯が入るところでタイムアウト。  次回の帰国までこの仮歯が持ってくれると良いのですが??? 


旅行、第二弾目は、憧れのイーハトーブ(岩手)に行ってまいりました。 私は、昔から宮沢賢治のことが大好きで、 オイリュトミーの作品として幾つか取り上げて公演をしたこともあるくらいなのですが、 宮沢賢治の里・岩手県に訪れる機会が今までありませんでした。  私の宮沢賢治好きを知っている母も岩手県にはあちらこちらすでに訪れていながらも、花巻・遠野は私と一緒に訪れようと取っておいてくれて(笑)、 今までツアーなどがあっても参加しないでいてくれたそうです。 前々から一緒に行こうね! と言っていた場所に行けるのはとっても幸せ!  
特に昨冬、母は大きな病気をしたばかりなのでますます貴重な旅です。  こうして一緒に旅行ができるまでに元気になってくれて、本当にありがたいです。 

新幹線で東京駅から新花巻へまっしぐら・・・  そこからレンタカーを借りて観光しました。
お天気は残念ながら雨・・・・・・ 


新花巻の駅の周りには宮沢賢治関係の施設が幾つか出来ていて、 宮沢賢治について大人も子供も総合的に? 学ぶことができます。


a0278382_09223908.jpeg




宮沢賢治記念館に到着したのがもうお昼過ぎでしたので、 目の前にある注文の多い料理店、山猫軒でお昼をいただきました。 見た目はごく普通のドライブインみたい、中に入って、あ、しまった 外れかな? と思ったのですが(笑)、 そこから見渡す光景がとても綺麗で、紅葉を楽しみながらお料理を待ちました。 私も母もとてもお腹が空いていたので、焼きおにぎりつきのすいとんセットをいただきました。 
母が、食堂に入った時に、ここはいい匂いがするわ! きっと大丈夫よ(美味しいわよ)といったのでその嗅覚を信じて・・・・・

それが・・・・・  ものすご〜〜〜く美味しい!!!  とても丁寧なお料理で、 すいとんも焼きおにぎりも全て上品で美味しく、 堪能しました。
結構な量があったのですが、ぺろりと食べてしまいました。 

腹ごしらえをした後は、記念館、そしてお庭を降りてイーハトーブ館、 そして童話村を見学しました。

正直に言うと、 このような後から出来た施設は別に行かなくても良い、ただ新花巻から近いから行ってみるかという程度の気持ちだったのです。
記念館では作品と賢治の歴史についてとてもよくまとめられており、じっくり読んだり見たりしていたら非常に時間がかかるかもしれません。  初めて賢治に触れる、あるいは学ぼうとするならば、 ここでじっくり系統立てて学べるかも。 賢治という人について、作品について、その思想と世界観、生き方について、すべて知ることができると思います。   
が、私は、 じっくり展示してある字を読むのが苦手なので(汗)、興味のあるところ、知らなかったことなど適当にピックアップして読みました。





a0278382_09231907.jpeg
 



記念館は丘の上にあって、そこからイーハトーブ館、童話村までの間は、公園のように整備されていて林の中を下っていきます。 そこに賢治が設計した日時計のある花壇があるというので、 私はまず車で山猫軒まで登り、食後母をレストランに待たせて車を下の童話村まで動かして再び足で坂を登りました。 途中で親切な方が雨の中坂を登る私を見かけて、車でレストランまで乗せて行ってくださったので本当に助かりました。 
 
天気が悪いせいもあって、わざわざ林の中を歩く人はほとんどいませんでしたが、 ちょうど紅葉がとても綺麗で、新幹線に揺られて足がむくんでいた私や母の疲れが癒され、 とても気持ちが良かったです。
肝心の賢治の花壇はシーズンが終わっていて、 何も植えられていなかったのですけれど・・・・・笑
  




a0278382_09233841.jpeg




宮沢賢治童話村の方は、何だか芸術的? にまとめられていて、楽しいところでした。




a0278382_09234988.jpeg
a0278382_09242148.jpeg
   




周りにはログハウスが幾つかあって、賢治にまつわる植物や動物、鉱物について子どもたちが学ぶことができるようになっています。 
この日は雨が降っていたので、 こうした施設で楽しみながら時間を過ごすことができて良かったです。




a0278382_09243307.jpeg




その後、 本命の宮沢賢治のお家に行きました。 家は、現在の花巻農業高等学校の一角に移築されています。 (花巻農業高等学校は、賢治の時代には市内にありましたが、今は中心から離れた花巻空港のそばにあります。) 






a0278382_09244317.jpeg



ここには、賢治が羅須地人会を主催していたお部屋が残っているのです。





a0278382_09245305.jpeg


貧困や飢饉に苦しむ東北の農民たちの生活が改善されるように、全力を尽くした賢治の息吹がこの空間に感じられます。  
そう、ここにずっと来たかった〜〜〜〜〜〜〜   !!   




そして夕暮れが近づく中、 
に寄ってみました。   レンタカーを借りたときに、 営業所の人にイギリス海岸について聞いたのですが、夏じゃないから水かさが増していて、見たってなんということもない川沿いだから行く必要ないよ〜〜 と言われたのですが、 ここも絶対に行ってみたかったところでした。





a0278382_09251611.jpeg





もう夕暮れで写真がイマイチなのですが、 行って本当によかった〜〜〜〜〜〜〜〜 確かに写真でよく見るような泥岩層は水中に隠れていたのですが、ところどころに頭を出しているところもあり、それよりも広大な北上川とその辺りの夕暮れの風景が、息を呑むような美しさで、 そうか、ここを賢治が歩いたのか〜〜〜 と感無量でした。
羅須地人会のお部屋と、イギリス海岸を見ただけで、花巻に来た甲斐がありました。 
本や写真で何回も見たところ、宮沢賢治の書いたものから想像し尽くしたところ、 でも実際の場所に行ってみないとわからないことってあるな〜〜 と改めて思いました。 その場のその光景の中に身を置くことで、心の中に育ててきたものがさらに大きくなるというか、理解できるというか、 ああ、と腑に落ちることがあるというか・・・・・・
この場所に何時間もただただ佇んでいたい、 そういうところでした。 


夕暮れが迫ってきたので、 その晩の宿泊場所、大沢温泉に向かいました。
着いた時にはもう真っ暗だったので、どういうところに泊まっているのか全然わからなかったのですが、 翌朝目が覚めてびっくり!!



a0278382_10221644.jpg
窓からの景色






それはそれは美しい川沿いのお宿でした。 今回は、高村光太郎にちなんだお部屋に泊まることになったのですが、(二人なのにやたらに広い 笑) 朝カーテンを開けたらこのように目を見張るような紅葉が!!  母と二人で、朝からキャーキャー言って喜んでいました。 
温泉もいくつもあって、 前日から4回もいろいろなところに入っては出て・・・・・ 笑 

この温泉は、宮沢賢治も高村光太郎もよく来ていたところなのだそうです。




a0278382_09254422.jpeg
a0278382_09252850.jpeg
a0278382_09255651.jpeg



今回は、 母がお手洗いが室内にないと困るので山水閣というモダンな建物に泊まりましたが、 古い風情のある旅館部や、さらには自炊ができる自炊部もあり、 そちらにちょっと長く滞在してみたい感じでした。 共同の原始的なシンプルなお台所もあるのですが、そちらにはこれまた風情のあるお食事何処もあり、 楽しそうでした。  
ここには何回でも来てみたいです。




翌日も結構雨が降っており、気温がかなり低くとても外を歩き回る天気ではありませんでしたので、 チェックアウトギリギリまで温泉に入ってゆっくりすることにしました。 



雨の中、のんびりと出発した先は、高村光太郎記念館。



a0278382_10322804.jpg




母は、ここに昔一度だけ来たことがあるのだそうです。 高村光太郎が、岩手の山荘に独居していたという話はどこかで聞いたことがあったのですが、 それがどのような経緯をたどって、どのようなものであったかは知らなかったので、 行ってみて本当に良かったです。 この写真の向こうに見える建物は、高村光太郎が住んでいた古い古い木造の家を保存するために周りに建てられた建屋です。  中の建物はとても印象的でした。  この建物に冬も住んでいたというのが驚きなくらい、質素な建物でした。 

このすぐそばに記念館があり、 光太郎の作品が置かれております。 ちょうど私が大好きな智恵子の切り絵の複製画の展覧会が行われており(本物も一部あり) それがとてもとても良くて、 この旅の後に数冊本を注文してしまいました。 







a0278382_09261113.jpeg



その後に向かったのは、 前日イギリス海岸の後に寄る予定が、思ったよりも日が暮れるのが早かったので行けなかった宮沢賢治碑があるところ。 桜地人会と言う記念館が出来ています。  移築された賢治の家はもともとここにあったのだそうです。 そして、 上の写真は、その家のあったところから見渡すことができる風景、 ’下の畑におります’ の畑のある風景です。  今でもここで保存会の方々は野菜を育てていらっしゃるそうで、ぜひ畑も見たかったのですが雨がひどく、ここから見るだけにしました。  賢治は当時、結構ハイカラな野菜も育てていたのだそうです。 

あ〜 こんな風景を見ながら生活していたのだな〜〜  と思うだけで、 胸がいっぱいになるような、美しい光景でした。 



その後は花巻の市内に戻りました。 市内にもいくつも賢治ゆかりの場所があちらこちらにあって本当は歩いて回りたかったのですが、本当に震えるほど寒い雨の中を母に歩かせるわけにはいかないので、 代わりに素敵な喫茶店に行きました。






a0278382_09263154.jpeg



駅のすぐ近くの林風舎です。 暖炉のそばに座って少し暖をとりました。 




a0278382_09262177.jpeg




ここのケーキとコーヒーが最高でした!!!  母と美味しいねえ、本当に美味しいねえ、 と言いながらゆったり優雅に楽しみました。




その後、 遠野に向かいました。  遠野についてはまた次回に・・・・・・



そうそう、 今回はレンタカーを借りたのであちらこちら効率的に回ることができたのですが、 一方、 イギリス海岸だの宮沢賢治碑などはナビには入っておらず、結構苦労しました。  電話番号のあるところは結構簡単に見つかるのですが。 
でもお天気も悪かったし、寒かったので車があって本当に助かりました。


 















  

by tomomato | 2016-11-07 10:56 | お出かけ | Comments(2)
Commented at 2016-11-08 05:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomomato at 2016-11-08 09:17
鍵コメさん、 そうなの、そうなの、やっぱりそう思った? ここ、日本じゃないの〜〜〜〜〜  思っていた岩手のイメージがガラガラと崩れ落ちていった。だからこそ賢治みたいな人が生まれたんだって。 賢治の世界そのものの風景なんだよ。   母とこうして旅行に出られることも、今年は特に奇跡と感じるけれど、 ここに一緒に行けて本当に良かった。 車、今回3回とも運転したから結構上手になった〜〜 (車庫入れはダメ 笑 ちゃんと練習しないと。)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


by tomomato

画像一覧