夏の思い出 2
この夏は本当にお天気続きで、からっからに乾いていました。 お庭では、 元気に咲き乱れるお花もある一方、 毎日やってもやってもやりきれない水やりの意識の外にあったところの植物は枯れてしまいました。
おかげで毎年困るほどとれるラズベリーも、今年は夏は収穫できませんでした。 春のうちに楽しんでおいてよかった〜〜〜
kumatoさんは、ジョウロで水やり派で、数カ所にドラム缶を置いて雨水を集めるとともに、雨水がない時にはホースでそこに水を貯めてジョウロで水をやっていました。
私はジョウロを運ぶ力が今ひとつないので、今年はお願いしてホースの先に付ける散水式のシャワーヘッドを買ってもらったのですが、 毎日の水やりが半端なかったのでkumatoさんも大愛用。
しまいには各水道箇所に取り付けました。
真夏は、蚊が多い上暑いので、あまり庭を楽しめないのですが、久しぶりの雨の後外に出たら、 庭がジャングルになってました。 笑 お花もボーボー、雑草もボーボー
数カ所、 枯れてしまった植物などを見ると胸が痛くなるのですが、 一方暑さに負けずに頑張ってくれるお花たちもいてくれて、 ほっとします。
でもその雨の後、どういうわけか蚊の量がさらに増えた!!!! 滝涙
気温的には今はかなり涼しいのに、 外に出るとわ〜っと襲ってきます〜〜〜〜。 今年の蚊に刺され方はちょっと異常でした・・・・・・涙 身体中ボロボロです・・・・・
つい最近まで、太陽崇拝人のkumatoさんに付き合ってお昼も夜も外で食べていたのですが、 (私は蚊に刺されないようにすごい格好して 笑)
九月に入ってから急に日が短くなって、食べている途中で真っ暗になってしまい、kumatoさんの寂しそうな顔を見ないふりして夜はおうちの中で食べるようになりました。 外にもシャンデリアをつけようという話はあったのですが、 それはまだまだ先になりそうです。
でも相変わらず気持ちの良い日は、蚊に負けずに外でお昼ご飯を食べていますよ。
今年は枝豆が豊作で、何回も収穫しては一気食いしていました。 冷凍しておきたかったけれどダメダメ、一度食べだしたら私もkumatoさんも止められず、 ボールいっぱい一気に行きましたよ。
この夏は、私のおだてに効き目があったか、 kumatoさんに何回かグリルをしてくれ、 この日はグリルではないけれどますを買ってきたのでkumatoさんに焼いてもらいました。
海のないスイスでは、 川ますがお魚料理の目玉なのです。 昔スイスにいた頃には、自分でたくさん獲ってきて料理していたkumatoさん、 さっさと手さばきよく処理して、 スイス風に(バターたっぷり 笑) 調理してくれました。
テーブルでフィレにして分けてくれるのもkumatoさんです。
スイスでは、 ますにジャガイモ、 それだけを食べるのが定番なのだそうです。 前にkumatoさんに連れて行ってもらった山上のます料理のレストランでも、そう言われればそうでした。 ますが泳ぐような姿で焼いてくれて、お芋が付け合わせにあるだけでした・・・・・
隣村に馬を飼っている方がいらっしゃいます。 乗馬をするわけでもなく、 友達として馬を飼っているのです。午後になってアトリエの窓から外を眺めると、 そのアルビオ(人)とペッペ(馬)が目の前に広がる草原を散歩している光景を見ることができ、その光景がとっても詩的で幸せな気持ちになるのです。
いつまでも、いつまでもその光景が続いてくれるといいなあといつも思っているのですが・・・
ある日、 アトリエで働いているkumatoさんに用事があって外に出てみるとなんとペッペがうちの敷地にいるではありませんか!!!
逃げ出してきたかと思ったけれどそうではなく、 いつものようにアルビオとお散歩中、 うちの方に上がる小道を見ると急に登ってきたのだそうです。 慌てたアルビオが追いかけてくると、 のんびり草を食み始めたとか・・・・・・
パチパチ写真を撮っていたら、アルビオ、 帽子をペッペにかぶせようとポーズをしてくれましたが、ペッペ、嫌がる嫌がる・・・・・
なんだか、ペッペが訪ねてきてくれただけで私もkumatoさんもしばし仕事を離れてそばで見ていて、 とってもとっても嬉しい気持ちになりました。
アルビオ、元気に長生きして、ペッペとず〜っと一緒に暮らして欲しいな。
さて、八月中にすませるはずだった薪が、九月に入ってようやく半分だけやってきました。
なぜ半分だけかというと、現在、 うちの谷の橋が大工事中で2ヶ月間通行止めになっているのです。 薪は、谷を挟んで向こう側のアンドレアの森からやってくることになっているのですが、十一月までは無理。 そこでうちのすぐ上のアンドレアの村からとりあえず半分だけ運んでもらうことになりました。
うちは道路から少し離れているので、とりあえず道路のピアッツアを占領して薪を降ろしてもらいます。
何事かと寄ってくるマリアおばあさん。 笑
しばしおしゃべりで30分ぐらい作業は止まります。 イタリアの日常・・・・・ 笑
今回の薪は、 割と細めのものなので、非力ながら私もお手伝いしました。
去年は、全量が一気に一日できて、おまけに一本一本が重くて本当に大変でした。 手伝いながら、これは私にはもう無理だと実感していたのです。 それで、 誰か手伝ってくれる人を頼んでほしい、私には無理だから、と宣言していて、kumatoさんも自分でやるから大丈夫と今年は約束していました。
で、半量とはいえ、大変そうだし、この薪は軽そうだから気を使って’ 手伝おうか? ’ って言ったら、 ’いいよ、君には大変だから、’ っていうかと思ったらとんでもなかった。 やっぱり ’ やって〜やって〜 ’ ・・・・・・・だって。 笑
やっぱりヨーロッパ人なので、 ’察してちゃん’ は通用しません。
でもこの日は、 本当にあまり重い薪はなかったので楽勝でした。 その後ピアッツアを掃除しました。
最初、2回に分けてくると楽だな〜 と思っていたのですが、ピアッツアの掃除も2回に増えるので、どちらが楽か???
お互い、歳をとったら若い人を雇わないと無理だね〜〜〜〜 と話しました。 (私も20年前だったらこういうこと平気でやってたのですが、今、やっぱり無理になりつつあります・・・・ 涙)
まだ、この薪を切って、リビングの裏に積み重ねる作業が残っています。 それが済んだら、冬支度も万全、っていう感じがするかな?
あ、まだ薪ストーブや煙突の掃除が済んでいないんだった〜〜〜〜 そういうことは春にやっとけ〜って??笑
おまけに薪ストーブの中、もうkumatoさん壊してしまったから直さないといけないし〜〜〜〜 夏休み中にやるって言ってたのになあ・・・・
無事に冬に突入できるかな?
さて、またまたとりとめのないお話、 失礼しました。
by tomomato
| 2016-09-28 19:21
| 石の家の楽しく幸せなできごと
|
Comments(8)
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at 2016-09-29 05:53
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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tomomato at 2016-09-29 16:56
鍵コメkさん、 おじいさん、おばあさんたちの暮らしは本当に惚れ惚れするほど美しいの。 隣の小さな畑をやっているおじいさんも、柵はすべて森の木を切ってきたもので作り、 それはそれは丁寧な手仕事でいつも惚れ惚れしてる。そして向かいの羊を飼っている人も。 でも其れもどんどんその人たちがなくなっていくと失われていくんだよね。 そういう生活=貧しさみたいに若い人は思ってね。だからこそアンドレアみたいな人はすごい貴重な存在だと思う。 新たにその美しい生活を意識的にやっていこうという人たちがね。 私は都会育ちだから結構きついことも多いな。 kumatoさんに支えられてやっているから年取ったらどうしようかな? 笑 うちも蚊が大量発生で恐怖なの〜 気温低いのに刺す〜〜 長袖着てるから顔刺されまくり〜〜 カレーピクルス、うちのは砂糖減らしてないけれどいる?
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at 2016-09-30 05:57
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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tomomato at 2016-09-30 18:07
鍵コメさん りょうか〜い。もし忘れたらごめん〜
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at 2016-10-01 08:10
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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tomomato at 2016-10-01 15:39
kagikome uさん、 やはり淡水魚ばかりなのですね、 スイスに住んでいた時には呆れるほど魚の種類がなく、あっても鮮度が悪くてとても買う気になれませんでした。 やはり値段が本当に高かったし。 ここは山にもかかわらず、ジェノバまで2時間くらいですし、 スーパーにも様々な種類の魚が、しかも新鮮なものが手に入るので嬉しいです。 昨日は買った海老がイマイチの鮮度で今日は胃の調子が良くないのですが。笑 手にとって見ることができないので、時々失敗します。 マグロは高いけれど結構簡単に手に入るのですよ。ただ刺身にするとなると、 ちょっと海辺ではないのでやはり心配です。 見た目は鮮度が良いのですが。 うちもkumatoさんはほとんど豚を食べません。 主にラム肉か鶏肉です。 馬、いいですよね〜 私も、 見るのが大好きです。 いっぱいいると、大喜びしています。 ^ー^
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papricagigi at 2016-10-02 13:45
うははっ。やっぱりtomさんちのお庭、ジャングル〜!3枚目の写真だけ見たらどこの国なのかさっぱりわからないよっ! 蚊がいるのが困りモノだね〜。
鮮やかな畑野菜の食卓がとってもきれい♪
アルビオさんとペッペがゆっくりと歩いて行く様子を思い浮かべたよ。tomさんたち、本当に穏やかで素敵なところに住んでいるんだね〜。
鮮やかな畑野菜の食卓がとってもきれい♪
アルビオさんとペッペがゆっくりと歩いて行く様子を思い浮かべたよ。tomさんたち、本当に穏やかで素敵なところに住んでいるんだね〜。
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tomomato at 2016-10-02 16:01
papricaさん、本当三枚目の写真って、タイで労働者のおばさんが働いてるみたいね。笑 暖かい冬だったせいか、今年は蚊が一層ひどくてこの夏は辛かった〜 やっと夏が過ぎたと思ったのに雨の後大量発生したの〜。 涙 夏は嬉しいけれど、蚊は嫌だな。
うちは、本当にのんびりした雰囲気のところだよ〜 ここのところ石切場がすごい忙しいみたいで結構日中はうるさいけれど、 こちらも活動してるのであまり気にならない。 それ以外は本当楽園のようだわ〜(蚊を除けば しつこい 笑)
うちは、本当にのんびりした雰囲気のところだよ〜 ここのところ石切場がすごい忙しいみたいで結構日中はうるさいけれど、 こちらも活動してるのであまり気にならない。 それ以外は本当楽園のようだわ〜(蚊を除けば しつこい 笑)