Val Camonica







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火曜日、水曜日と、Braciaの北部、Val Camonica にプチ旅行に行ってきました。 同じアルプスの麓とはいえ、うちからはいったんミラノ方面に出ないと行けないので、車で3時間くらいかかります。 

Val Camonica に来るのはこれで二回目です。(kumatoさんは3、4回目) 


イタリアで一番始めに世界遺産になった(多分・・・ )場所で、約一万年前からローマ時代までの8000年の間に書かれた線刻画が残されている場所です。  この谷一体に発見された岩絵群は、数も質も他に類を見ないほど素晴らしい物です。






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今回は、4月にkumatoさんの学校の旅行でここに野外勉強に来る予定なので、その宿泊所の下見の為にやってきました。 インターネットなどで一応いくつかの目星はたてた上で、 部屋の様子やセミナールームの有無、 食事などの確認、そして肝心の値段の交渉などを兼ねていくつかのホテルやB&B、アグリツーリズモなどを見に行きました。  

私たちが前回偶然見つけたアグリツーリズモは、 とても良いところにあって景色もよく、食事もとても美味しく、広々としてグループにぴったりなのですが、残念ながらシングルじゃないと嫌だ・・・・ という人が多い場合、部屋数が足りません。   どうなるか?
色々なタイプの宿泊所を見ましたが、やはり泊まる場所によってずいぶん旅の質が変わってくるな〜〜〜 と思いました。 せっかくイタリアなんだから、その土地の美味しいものだって食べたいしね・・・・・・  

今回も私たちはそのアグリツーリズモに泊まりました。 宿泊者が私たちだけだったので夕食のメニューに選択の余地がありませんでしたが、 とても美味しいチーズや(kumatoさんは)お肉に満足しました。  






さて、肝心の線刻画・・・・・

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鉄器時代の生活や戦いの様子、動物や人間の姿、あるいはおそらく世界で初めての地図?と思われる土地の様子など、 見事なまでに残っております。 時々は、霊的なシンボルの様な物も・・・・・・

その時代や、あるいは刻んだ人の個性?によって絵の質も違います。 





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Val Camonicaには、 オーリオ川沿いにたくさん、こうした岩絵群があるのです。  管理人がしっかりと見回っているナショナルパークを始め、自由に入って見学できる場所、 道路の脇にいきなり大きな岩が置いてあるところ、ハイキングのようにかなり歩いた山奥にあるところなど様々で、 今でも発掘作業が行われているところもある様です。  よほどのマニアックでない限り、その全てを制覇するのは無理かも?  私とkumatoさんは、 そのうちの3カ所見て回りました。 




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今回、ナショナルパークでは子供達の社会科見学のグループにいくつも出会ってしまい、 なかなか仕事(ドローイング)にはなりませんでした。 前回は私とkumatoさんとほとんど貸し切りだったのですが、おそらくそれは夏休み期間中だったのではないか? と思い当たりました。   
おまけに、 この線刻画は季節や時間帯によって(光の当たり具合によって)、 はっきり見えるときと見えないときがあるのです。 前回も時間帯によって全然見えないときもあったのですが、この日は曇りだったせいか前回よりも見にくかったような気がします。  
係員さんによると、冬が一番良い季節だということなのですが・・・・・・

よく見える光の時に遭遇すると、巨大な岩に線刻画がはっきりと浮き上がるように見え、その素晴らしさに圧倒され感動します。  そうでない時には一生懸命目をこらしてじ〜〜っとみて、あっ 分かった!  っていう感じ・・・・・・・ 笑  




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今回、新しく市内にナショナル・ミュージーアムが出来ていました。  前回ナショナルパークに置かれていた特に素晴らしい岩絵が、こちらのミュージーアムに移動された様です。 ここでは絵が一番良く見えるように光具合が人工的に調節されています。





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ね、 はっきりと見えるでしょう? 

でも私もkumatoさんもこれらが自然の中に置かれていた時を知っているので、こうして宝物のように( って宝物ですが・・・・笑) 大切に室内におかれていることに少し違和感がありました・・・・・・・  何か同じではないような・・・・・

これだけ素晴らしい物ですから、室内で劣化すること無く保護されることには全く異論は無いのですが、ついついロマンチシズム的に考えるとちょっぴり残念で・・・・・・





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kumatoさんは特にこうした原初的な力に惹かれているので、 これらの線刻画に強く心を動かされています。 というか、kumatoさんの存在そのものが、その当時の人のようなので、 

’ あなた、 ここにいたでしょう? で、こういう棒もって鹿を追いかけてたでしょ・・・・’ 

と言うと、まんざらではないような嬉しそうな顔をしています。035.gif





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人が初めて何かを描こうと思ったその時の、その人の衝動、 得体の知れない力強さがひしひしと伝わってきます。 
描かれている内容から、その当時の暮らしぶりや世界観を想像して悠久の時の流れを感じざるをえません。    

鉄器時代から、古代ローマまで残っているので、 後半期キリスト教の十字や文字なども見ることが出来ますし、描写の変化も見ることができるのですよ。
私たちの暮らしぶりはずいぶんかわってしまったけれど、 描かれている太陽や動物達の姿は今と全く同じなので、 鉄器時代から今までの流れが長い長い時なのか、あるいはそれほど長い時間ではないのか、一瞬戸惑いを覚えました。 



アルプスの近くだからスキー場がある筈! とスキー道具一式を車に積んで行きましたが、 さらにトレントまで一時間北上しないと行けないことが分かり、今回はスキーは諦めました。 でも、トレントのスキー場、 凄くよさそう!    是非ゆっくり行ってみたいです〜>  








by tomomato | 2016-03-12 17:44 | お出かけ | Trackback | Comments(8)
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Commented by africaj at 2016-03-12 23:03
前回のお天気の記事にコメント付けに来たら、新しい記事が!
わあ。これまた好きてな記事。
すごい・・・こんなものが残されていて、今まで風化せずまだこんな繊細な線が肉眼で見られる状態で残っているなんて。
日本のような環境だとまず無理だろうな。
スペインも乾燥のおかげで奇跡的に残ってたりする。

アルタミラの洞窟に入って絵を見た時、私も同じことを思った!
人が初めて何かを描こうと思ったその時・・・アルタミラの場合はもうね「食欲」に直結してたから、ちょっと笑っちゃったけどね。
ああ美味しかったな―。も一回食べたいな―って思いながら描いたんかなすごい情熱だなって思った(笑)その大きさと情熱に感動しっぱなしで。
でも、もう劣化激しくて、隣のミュージアムでどうぞってなったらしく、わかるけど悲しかった。それはもう描いた人達の気持ちを空気として感じることができなくなって、同じ素晴らしい絵だけど全然奥深さが違うのだもの。

車で3時間とはいえ、こんなところがあるなんて、良いなあtom家。
Commented by fran9923 at 2016-03-13 09:01
素晴らしいですね〜。
自然の中で思うように見られるなんて。
これが日本だったら、と考えてしまいました。
こんなところで勉強出来るなんて、学生たちも幸せですね。
沢山吸収して欲しいですね〜。
Commented by tomomato at 2016-03-13 17:53
africaさん、ここは面白い所よ〜 とにかくあちらこちらにたくさん残されているの。 氷河後のすべすべした岩面を選んで書いていたみたいで、その内容がとても豊かです。 アルタミラはそれ以前の絵もあるのにより絵の線が滑らかよね。彫ったか描いたかの違い以上の何かがあるような。ここらのは、 家の構造や(高床式)動物の狩りの様子、宗教的儀式の様子や霊的なシンボルなど多岐にわたっていて、凄く面白く、時代の変遷によって表現が変わってくるのも面白い。  そうそう、ミュージーアムに入ってしまうと同じ石なのに全然違っちゃって、なんか悲しかったわ。 スケッチブックを持って行く気がしないっていうか。 不思議ね。  
Commented by tomomato at 2016-03-13 17:55
fran9923さん、 本当に山の中腹のあちらこちらにあって、勝手にただで入れるところもあります。 そういうところで見る方が近くに行って良く見られるので楽しかったりして。  学生達が来る日が、丁度良いお天気と光の具合だと良いのですが。  あと小学生の団体にあわないと良いのですが。
Commented by shigezo09 at 2016-03-14 10:29
いや〜〜すんばらすい!(でも確かに現場/お外で見たかったな),,,と感動する一方、そういや太古のニホンジンは石にお絵描きしなかったんだな〜・・・と思って一応調べてみたら,,,,ニホンジンもお絵描きしてたわ(笑)
Commented by tomomato at 2016-03-14 16:46
shigezoさん、 何処の国も原初の人は同じようなことをやっていたのでしょうか? こういうのを見るとわくわくします、が、そう、 やっぱりミュージーアムではなく外で見たかったです。 でもまあ、ほとんどはまだ外で山の中腹にあるのを見ることが出来ます。 インフルエンザ大丈夫?
Commented by pot-eri at 2016-03-16 16:13
八千年からイチマンネンマエ? すごいね。
私もそこに行って感じてみたい。
kumatoさん、そうね、きっと鹿追いかけてたと思う。
Commented by tomomato at 2016-03-16 17:26
poteriさん、 ここは凄いのよ〜〜。 是非一度行ってみる価値がある。最初に行った時には本当に感動して、 ドキドキしたの。 この間は光の加減が今一の上、子供達がわらわらしていて・・・・・ イタリアの学校が休みの時の方がいいかも? 
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イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


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