2015 kumatoさん in japan -2





a0278382_14304164.jpg




プチ・東京見物の翌朝、時差ぼけで眠れないまま朝を迎え新幹線駅に向かいました。 この日は、大型台風直下の予報で前の晩から大荒れの天気でした。
あまりにひどい天気なので、やはり旅行に(別方向)に発つ母と一緒にタクシーで駅まで向かいました。 5メートル歩いてもずぶぬれになりそうでした。

新幹線の中でも、前方のテロップに


’ 台風の影響ですべての在来線はとまっております。 新幹線も状況次第で止まる・戻ることが有るのでご了承下さい・・・・’


とのメッセージが何回も!! 



kumatoさん、生まれて初めて体験する台風におののいておりました・・・・・ 

北ではたくさんの方が被害に遭われ、大変な事になってしまいました。 心からお見舞い申し上げます。 


幸い無事に台風を抜けて福岡に着きました。 その日は用事を済ませてジャズライブに。丁度、マイルスデイビスのバンドで弾いてたというピアニストの方の帰国ライブを見つけて行ってみたのですが、 とても良かったです。 そこに来る人たちも独特の雰囲気で、kumatoさん、観察しながら喜んでいました。

そしてもちろん博多ラーメン、 さらには




a0278382_14303869.jpg





しっかり観光客して屋台も見に行きました。 kumatoさん、色々と食べたそうでしたがお腹はもう一杯、 またいつか一緒に行こうね。




翌日は鹿児島観光。 桜島や仙巌園など来訪しました。   

その日の夜は、前から行ってみたかった天文館にあるイタリアン il Cipresso に。食べるのに夢中で写真なし・・・

kumatoさんは、 え〜 日本に来てイタリアンなんて!  と最初は言っていましたが、鹿児島の土地の物を生かし丁寧に繊細に作られたお料理にすっかり大満足して、 また次に鹿児島に寄る時にも行きたい! と言っていました。   安くはないのよ〜〜たくさん食べるしね〜〜 



鹿児島にはもう一つ気になるイタリアンがあります。 値段がさらに高いところなので行く機会が果たしてあるかどうか? 




翌朝、またまた時差ぼけであまり良く眠れないまま、 7時出発の船に乗り込みました。







a0278382_14310320.jpg





着いてすぐに成田空港から送ってあった荷物を取りに宿に寄り、kumatoさんの希望で海に!! 

宿のオーナーが、宿泊所のある宮浦から南に向かって車で15分行ったところにある一湊海水浴場を勧めてくださいましたが、 車窓から眺めて今ひとつピンと来なかったので、さらに15〜20分先にある、屋久島で一番美しいと言う永田浜まで足を伸ばしました。



ここはウミガメの産卵地として有名なところです。 
産卵期と孵化期には、 ウミガメが活動し始める夜から明け方までは浜へは立ち入り禁止になるなど、地元の方々と保護団体がルールを決めて、ウミガメ保護の為に浜を守っていらっしゃいます。 が、その時期にウミガメの保護団体が主催する観察会に参加することは可能だそうです。 






a0278382_14311790.jpg



宿のオーナーは、永田浜はすぐに水が深くなるから泳ぐには一湊の方が良いと言ってくださった通り、 ここは泳げない人には少し危ないかも。 特にこの日は波がかなり高く、 泳ぎに自信のある私もkumatoさんもあまり沖には出ないようにしました。  






a0278382_14312039.jpg




向こうに見える、この浜を独り占めにしている建物は、 有名な送陽邸です。 建築に興味のあるkumatoさんの為に、少し奮発して、屋久島滞在の最後の2泊をここに宿泊することにしていました。 この日は外から眺めただけです。





a0278382_14310734.jpg





この浜は砂がかなり大きく、 半透明でとても美しいです。 ウミガメが毎年産卵にやってくるのがうなづけます。

季節外れの為か余り人はおらず、時々奇麗な海を見にやってくる人たちがやって来ては写真を撮って、また去って行く、 そんな感じでした。 おかげでこんなに美しい浜辺をほぼ独り占めして、ゆったりとすることが出来てkumatoさんは大喜び。 

翌日も、山登りの後にここに帰ってきました。

私たちが行った時には、浜の道路側3分の1くらいは海と平行にロープで囲まれていて、おそらくウミガメの産卵場所の保護のためなのだろうと思われました。 

二日目に浜に行った時、そのロープで囲まれた中で、一人の方がバケツを片手に穴を深く掘り、砂浜に這いつくばって片手を砂の中深くに入れるという作業を繰り返しているのをkumatoさんが見つけ、 あの人に何をしているのか聞いてくれないかというので、 一緒に行って声をかけました。

その方は、 ウミガメ保護団体の方でした。 春にウミガメ達が浜にあがって来てあちらこちらに産卵します。 潮の流れや人に踏みつけられ、壊される恐れのある場所に産卵された卵は、保護団体の方やボランティアの方達がすべて掘り返して保護区域の中に移し、 元から囲いの中に産卵された巣も含めてすべてひとつひとつに番号をつけ、卵の数も記録するのだそうです。 孵化時期にそれらすべて一つ一つの巣の産卵状況を調べて記録に取っていらっしゃるのだそうです。 その時に巣の中からはい出すことの出来なかった子カメ達も、掘り出し助けているのだそうです。 バケツの中には放っておくと生き埋めになっていたかもしれない子カメ達が何匹か入っていました。   

その方によると、 永田浜が有名になって観光客が押し寄せることで、 浜を歩き回りウミガメの巣が上からつぶされて卵が壊れたり、浜が踏み固められることで孵化した子カメが出て来れずに死んでしまうこともあるのだそうです。 かろうじて今のように浜の一部を保護区域にして囲うことはできるけれども、この浜全体を保護区として立ち入り禁止にすることは政府が許さないのだそうで、 そのためにこのように途方も無い調査をして記録をきちんと残し、保護の必要性を訴えるつもりなのだとお話し下さいました。 




a0278382_17302634.jpg
流されてきたヤシの実 貝が住み着いています


現時点で、産卵された卵のうち30パーセントだけが海に帰ることができるのだそうです。 (が、さらにそうして海に帰って行った子カメのほとんどは生き延びることが出来ず、 かろうじて生き残ったカメも数十年後になって初めて産卵期を迎えて戻って来ると後で読みました。) 

そんなお話をして下さるその方には、私たち観光客に対する怒りがにじみ出ているようで、kumatoさんの質問とその方の答えを通訳している間、私の胸が苦しくなってしまいました。 砂浜に這いつくばって作業の手を止めること無く話を続けてくださるその方の目の前の私たちは、水着姿でついさっきまでそうした問題も知らずに海を楽しんでいたのですから。  その方は、 保護団体が行っているボランティアに参加しませんかと仰ったので、 海外から私たちは来ているので・・・と応えると、それが言い訳に聞こえたのか海外からもたくさんの人がボランティアに来ているのですよ、 と仰られました。  

    
http://www.k4.dion.ne.jp/~umigame/top.html
https://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/np/urule2011.htm


お話をさせていただいた後しばらくして日が海に沈む頃、 まだ時間が早いにも関わらず孵化したウミガメを見ることが出来ました。 生まれたてでやっと地上に出て来たウミガメは、ふらふらしながら頼りなく海の方に向かって行くのです。 そして水までの道のりが半分くらいのところからしっかりとした足取りになり力強く海の方に向かって進んで行きました。 やっと到達したと思ったら、今度は何回も波に流されてはまた引き寄せられ、 やっと海へと入って行った姿を見た時には感動に満ちあふれました。  

お話を頂いた方も、本当に温かな目で私たちと一緒に子カメの旅立ちを見守っていらっしゃいました。 ウミガメに対する愛情が深いからこその怒りなのだと色々と考えさせられました。 



その日の夜は、kumatoさんも私もそれぞれネットにかじりつき、ウミガメの生態について、屋久島の産卵地について、 保護団体の趣旨や活動についてたくさん調べました。 驚くこと、感動すること、疑問に思うこともたくさんありました。 ボランティアの体験談なども読んでみると感動的でした。  特に産卵時期のボランティアはその大変さも凄いようですが、得難い体験をなされているようで、 いつかやってみたいと思いました。 


その日の晩は、単にバカンスに来たというだけではない何か重いものを感じながら二人とも眠りにつきました。

翌朝、 何とkumatoさん、 寝付きが凄く悪かったようで聞いてみると、 暗い砂浜を絶望に包まれながらひたすら深く掘りつづける作業をする という夢を一晩中見ていたのだそうです。 


屋久島最後の2日は、この浜を見渡す送陽邸に宿泊したのですが、 毎朝、毎夕、浜を見渡す岩の上に立つ食堂から、ひたすら這いつくばって穴を掘って調査をしている方の姿を見かけました。  kumatoさんは、 その後も海に潜ってなんと水中に泳ぐウミガメも見た!!! そうですが、 私はそれ以来、ついに浜に降りて遊ぶ気持ちがしませんでした。 

屋久島を訪れるにあたっていろいろなサイトや雑誌も見たのですが、ウミガメ保護について少しは触れられていても、ここまで深刻な問題があるということは触れられていませんでした。  

次回屋久島を訪れることがあったら、 もしかしたらもう永田浜に立ち入ることはできなくなっているかも? とkumatoさんと話しました。 あまりに美しい浜なので、残念という気持ちもほんの少しありますが、ウミガメ保護の為にそうなって欲しい、そうなるべきだと言う気持ちの方が勝っているかもしれません。  


a0278382_14313804.jpg
 
ガジュマロ





a0278382_14314158.jpg



一湊


蚊に襲われつつガジュマロの森を見ましたよ。




a0278382_14315208.jpg





全然人を恐れない屋久シカ。





















by tomomato | 2015-09-26 16:13 | お出かけ | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。


イタリア@アルプスのふもと do田舎暮らしー自然と美しきものとの暮らし  大きな岩の上に佇む石の家でART*こころとこころのつながり*くいしんぼ


by tomomato

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新の記事

ドイツ・クリスマスマーケット..
at 2017-12-15 17:11
ドイツ・クリスマスマーケット..
at 2017-12-14 05:35
家に戻りました
at 2017-12-13 17:22
十二月一日 初雪
at 2017-12-02 06:03
冬が突然来ました
at 2017-11-29 21:44

カテゴリ

全体
石の家の話
石の家の庭の話
今日のごはん
今日のおやつ
ひとことご挨拶*お知らせ
お出かけ
石の家のものの話
石の家のある所ー0SS0LA
今日の奇麗・うれしかったこと
石の家の楽しく幸せなできごと
天の恵み・自然の恵み
スイスの話
今日の驚いたこと
painting
その他
未分類

以前の記事

2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月

最新のコメント

お母様とのドイツ旅行、実..
by francana at 23:34
francanaさん、 ..
by tomomato at 05:48
おかえりなさいませ~ ..
by francana at 19:06
paprikaさん、確か..
by tomomato at 06:33
ノラさん、おかげさまでゆ..
by tomomato at 06:28
poteriさん、やっぱ..
by tomomato at 06:25
リビオさん、こんな雪の日..
by papricagigi at 14:10
寒くなりましたね 屋根..
by ノラ at 11:10
そう言えば私達が信頼して..
by pot-eri at 22:38
poteriさん、そうな..
by tomomato at 00:58

検索

外部リンク

visit

ブログパーツ

記事ランキング

ブログジャンル

海外生活
ナチュラルライフ

画像一覧