ベルリンの個人的印象 6










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なんだかベルリン話、 重くなって来てしまいましたが・・・・


帰って来て時間が経って、こうして写真を見ているといろいろと疑問が湧いて来て、さらに調べてみたりして、 そしてだんだんとベルリンにいた時に気づかずに感じていた無意識の感情が何だったのか初めてはっきりしてくるのです。
それだけ、ベルリンってやはり何かを動かす力のある場所なのだろうか、 と思います。 









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壁を見た後は、すっかりみんなとはぐれてしまったので、kumatoさんと一緒にカフェに入ってカフェから街の様子をスケッチしました。








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カフェの窓からこのオーバーバウム橋がよくみえて、 川沿いの建物等をドローイング(素描)していたら、だんだんといろいろなものが見えて来てとても楽しかったです。 kumatoさんは、まず何かを見る時に色ではなく、ドローイングから入る人。  そしてそれを真似していると、最初は退屈で全然特別でなかった風景の中に、どんどん発見があり、感情が動き始め、 その光景が自分の一部になって行く感じがしました。 


この橋の上を黄色の電車が走って、なかなか印象的な光景でした。
でも、後で調べてみるとここは、 検問所の一つだったそうです・・・・・・  




コーヒーを二杯も飲んで粘った上に、何と仕舞にkumatoさんはコーヒーカップに筆をつけて、自分のドローイングに色を付け始めたので(なかなか良かったけれど) お店の人の目線が痛く感じられ013.gif   場所を変えることにしました。








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ベルリンの壁の東側はとっても殺風景で広大な土地が広がっていて、いきなりこんな建物も建っていました。

もちろん、kumatoさんチェックしに・・・・・・



コンサートとかのイベントの会場のようでした。 






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高層ビルもじゃんじゃん建設中。 

これまた調べていたら、 この辺りに高層マンションが建設中で、また新しい橋を造るためにベルリンの壁を撤去することになっているのだとか・・・・
2013年に実際に撤去が始まり、 大変な反対運動が起こったそうです。 行政がその建築許可をだしたので、ベルリン人が猛反対中、 壁の撤去はそのまま停滞しているようです。  








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こんな殺風景な光景の中にぽつりと所々に建つ古い建物。 残りのスペースはは世界大戦で破壊されてしまっただろうか?









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そして、ベンツ






kumatoさん、またもや堂々と建物の中に入って行く・・・・・・・ 

慌てて着いて行く私・・・・・この人予想外のことをするので困ります





ところがね、 この立派なカッコヨイ、 おベンツ様の(何故、’お’ と ’様’ がつく?)
建物はもちろん背広を着たばりばりの会社員達で一杯で、 一階にはおしゃれな社員カフェ等があったのですが、 ロビーでちょうど、絵の展示をしていたのです。


よく見ると、原画ではなさそうで絵の写真ではないかと思うのですが、その小さな額に入った絵達が衝撃的だったのです。


写真は撮れませんでしたが、 その絵は、強制収容所に入ったユダヤ人の女の人(画家) が描いたものでした。どこの収容所であったかは説明を読んだのですが忘れてしまいましたが、その方は収容所時代を生き残って、その後絵を描いて記録として残したそうです。   

ベンツは世界大戦のときに、 戦争兵器を作っていたのですが、 その工場に収容所の人達が数えきれない程働かされていたようです。  この女性画家も、収容所に入れられベンツで働いていたようです。  


絵の内容は、 収容所に入れられた女の人達が裸にされ、 身体をチェックされて洗われて、 名前の変わりに数字を入れられる様子・・・・・・   食べ物もろくに与えられずに、 大変な労働をさせられて疲れきった表情の人達、  そのいろいろな労働の様子。 病気になって亡くなって行く人達、蚕棚のような所にぎゅうぎゅうに詰め込まれて何とか横になって休む様子。噴水のような所で裸になって、次々に身体を洗う様子。 少ないジャガイモをみにくい形相をして人を押しのけ奪い合う様子。   その他いろいろ・・・・・   そして、 裸にされて子供も大人も、 最後にガス室に送られる様子。 


何十枚とある絵の一つ一つを見ながら、 たまらない気持ちになりました。 

kumatoさんと、 良くもまあ、ベンツは暗い過去をこうして堂々と展示をする勇気があったものだと話しました。 


たまたま、 ベルリンに行く前にホロコーストを生き抜いたピアニストのおばあさんが今年103歳で亡くなり、そのドキュメンタリーが映画になるということを聞いて、you tubeでトレーラーを見たばかりでしたので、 それと重なって心にづきづき突き刺さりました。


ベルリンには、 そうしたユダヤ人関係の記録がまとまった場所ももちろんあるのです。 でも、今回の私にとってはこの絵を見る以上にさらに直面することはできませんでした。   東ベルリン人クリスチアーナですら、 いつかは見ないと行けないと思っている、 つまりまだ見ていないと言っていました。 


その夜は、 その絵が生々しく眼の前に押し寄せてほとんど眠れることが出来ませんでした。







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kumatoさんと途中で剥がされたポスターがたくさん落ちているのを拾って、 街のドローイングをしました。 ベルリンの壁の前でドローイングするkumatoさん、 様になってる????? 003.gif






さらに歩いて行くと
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なんじゃ〜〜〜ここは!!!






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大通りからちょっと入ったら、
いきなりアフリカが街の中に!!!!







見てこのギャップ!!





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後ろには普通の近代ビルが建っている・・・・(大汗)






ドキドキ・わくわくして引きつっているkumatoさん



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さらに裏に回ると







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053.gifオ〜〜〜〜〜  アフリカだ〜〜〜 アフリカの砂が〜〜〜〜〜





とすっかり萌えるkumatoさん






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いやあ、確かにアフリカ









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そこでは食べ物のスタンドがあったりバーがあったり、レストラン??? (と言えるのか)があったり・・・・・




kumatoさんがお腹が減ったと言うのですが、 どうにもあやしげで入るのがはばかれるような所ばかり・・・・






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kumatoさん、入りたいんだけれど怖くて入れない的な感情に駆られているようでしたので、あんなに厚かましくベンツとかにずけずけ入ったのにどうして??   お腹を壊す覚悟で(爆)




006.gif入ろうよ!!!





とお尻を押してレストラン???? にはいりました。 




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セネガルから来たと言うあんちゃんと、嬉しそうに会話をするKumatoさん
アフリカって聞いただけでドキドキしてしまうkumatoさん、 かわいゆい・・・?003.gif







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レストランっていうか、掘建て小屋ですけれど。
私はアフリカの食べ物は全然知りませんので、kumatoさんおすすめのものを頂きました。レモン味の煮込みです。
ちなみにお腹は大丈夫でした。


ここに掲示板のようなものがあったので見てみると、 やはりこの小アフリカも数年前から立ち退き請求されているらしい。そこを頑張って立ち退きせずに不法占拠しているらしいです。 でも不法占拠しながらカフェやったりレストランやったりしている所がすごい・・・・

それに、何と一つのバーで、 日本人らしきおばさんを見かけたのです。 長年外国にいる日本人ぽい人・・・・・・  そこで働いているっぽかったです。 不思議な空間だ・・・・・・・




いや〜〜〜〜kumatoさんと行動すると面白いです。 自分では絶対にしないことをするし、 一緒に体験することで楽しいことが一杯。





でも、いくつか理由があって、翌々日からは別行動になってしまったのでkumatoさんとの珍道中はこの日が一番楽しかったです。







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それでもまだまだ続くベルリン・・・・

 


































 














 








 


by tomomato | 2014-03-23 05:11 | お出かけ | Comments(0)
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