Patenkind(godchild) のおくりもの 








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私のPatenkind(ゴッドチャイルド=先礼子)は、 メキシコ人のお母さんとポーランド人のお父さんの間に生まれた男の子です。 その子が3歳になるまでは近くに住んでいたので、家族同様に暮らしておりました。 その後、 一家がメキシコに帰ってしまったので、私の記憶の中でその子は3歳の可愛い男の子のままです。  

最初のうちは、クリスマスプレゼント等マメに送っていたのですが、 メキシコの郵便事情はとても悪くついたりつかなかったり・・・・・ それで、郵便ではなくDHLを使っていました。 ところが、DHLでも中身が税関に引っかかって戻って来たことがあったのです。 税関内容は良くしらべたのですが、そこに表記されている以外の本当につまらない物が引っかかって数ヶ月後内容物がぐちゃぐちゃに壊されて戻されました。  そういう訳でプレゼントを贈るのもなかなか大変で、あまり送らなくなっていたのです。


 去年、 お父さんがもうメキシコに住むのは耐えられない! と宣言、 一家でポーランドに移りました。 ポーランドは一応ポストは大丈夫みたい???  時間はかかるようですがきちんと届いているようです。 送らない言い訳が無くなったのでやっとプレゼントを贈れるようになったので、ちょくちょく送っています。   3歳だった男の子も今は小学校5年生。 (あれ? 6年生だったっけ?) 

白黒で絵をかくのが最近好きだというのでちょっと大人っぽく、 黒とセピアのインクとインクペン数種とたくさんのお菓子を詰めてクリスマスに送りました。  


そしたらお返事が小さな小包とともに送られて来ました。 






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そのペンを使って描いた絵、 そしてお母さんと一緒に作った天使、 フェルトの小人、 これまたお母さんと作ったクッキー、 そしてキャラメル・・・・・・ 
ちゃんと包装されていなかったので、 包みを開けるといきなりぼろぼろになったクッキーのかけらがこぼれて、 プレゼントがクッキーまみれになっていましたが(笑)、 それもご愛嬌・・・・・・ 003.gif








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クッキーの油分がしみ込んだ手作りカード 


3賢王がテーマになっているのですね。 この子は小さいときからとても神経質で繊細な子供だったけれど、 それが線に出ています。(笑)  ポーランド人のお父さんも画家です。  お父さんもきっちりした絵を描いていたな・・・・・・ 

慣れないインクペンを使って一生懸命描いてくれたのだなあ、 と思うととても暖かな気持ちになります。  ポーランドの学校に移って、最初は言葉も分からずとても苦労していたみたいだけれど、 きっと今は元気で楽しくやっていることでしょう。

裏は、ドイツ語でこれまたきっちりとした字でメッセージが書かれていました。   えらいなあ・・・・






3賢王の日(エピファニー)に、 kumatoさんもPatenkindから、 素敵なカードのプレゼントをもらいました。 










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kumatoさんの同僚のチャールズの子供の一人で、 私とも大仲良しの小学校3年生のルーシーのカードです。チャールズも画家ですので、きっと彼の提案でラディアルング(エッチング) を一緒にしたのでしょう。     







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この天使が可愛すぎる。




kumatoさん、感動してうるうるしておりましたので、 奇麗な額を探して入れてあげました。 
額に入れるといっそう引き立ちます。 






私の今日このごろ・・・・・








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実は、バーゼルのアパート(マンション? アパルトメント?) を移ることになりました。 そのために、引っ越しの荷物の箱詰めに朝から晩まで明け暮れています。

いずれもっと小さく、出来たら学校の直ぐそばに探したいね、 と言っていたのですがまだまだ先のことと思っていました。

そしたら・・・・・ 暮れに手紙がきて、 何とこのアパートの大改築が始まるという内容でした!!

この建物は1920年に建てられたぼろい古い建築物。 ゆったりとした間取りで天井も高く、窓も昔ながらの窓、 お風呂の蛇口もビンテージ 003.gif 台所の壁も真っすぐではない味のあるアパートで,おまけにバーゼルの街まで歩いて行ける便利さが気に入っていたのですが。  ここ数年、 階下で排水の問題があるようでしたし、老朽化していることは確かでしたので大改築をすることになったようです。  

台所、 お風呂場の排水と設備を全て変えて、モダンな設備にするとのこと。 窓を全て新しい物に変えるとのこと。 そしてさらに、 エレベーター設置!!!!   裏庭側にエレベーター塔を付け加えるのですが、 ちょうど私達の寝室側のバルコニーの一部を壊して取り付けるとか・・・・・・(真っ青) 

そしてその工事の間、 各アパートには非常用の化学トイレ設置、 お風呂と台所は階下の一室の設備を住民共同利用(14世帯) とトンでもない大掛かりな計画なのです。 (少なくとも工期は一年がかり)    おまけに最上階、屋根裏には新たなアパートを造るとか・・・・・・・
家は寝室側もまったく使えなくなる訳だし、 バーゼルのアパートは一年のうち一部しかいないので、 留守中にほこりだらけ、無茶苦茶になった所にいつもやって来て、 住めるように掃除をする所から始めなければ行けない・・・・・・・

そして・・・・・・


工事中は賃貸料が少し安くなるらしいのですが(詳細不明)

 工事後は、設備が良くなるので賃貸料がぐっと値上がりするというのです!!!  


 
確かに、立地から言うとこのアパート、ぼろい古いだけあって安かったからなあ・・・・・



というわけで、どうせ近いうちに引っ越しそう、と言っていたのだから、工事が始まる前に( まだ、今春ということ以上にははっきり分かっていません) 出よう!!!  ということになったのです。 



まだ新しい所は見つかっていないのですが、 バーゼルのアパートには私のものがかなり多く有りますのでそれらは全てイタリアの家に移し、 家具等も整理することになりました。   

ここ数日、私が頑張っているのでkumatoさん、すっかり乗り気になり、1月末に退室願いを出して(普通3ヶ月前なのですが、この工事の予定のため1ヶ月前で良いことになったので)2月末までにでよう! ということになりました。  といっても2月はほとんどバーゼルには来る予定がありませんので、実質1月中にすべてを終わらせよ、 ということです。 (滝涙) 


次の所が見つかるまで、私が来る必要のない時にはkumatoさん一人でバーゼルに来て、 知り合いの部屋に泊めてもらうとか、車の中で生活するとか 005.gif  学校の荷物室の隅に寝袋で寝るとか!?? (宿泊は禁止なのです) そんなことを言っていますがどうなることでしょうか。 


そんな訳で、私は毎日箱詰め作業に徹しております。 この際断捨離しなきゃ!!!  と思ったのですがいやいや、 難しい。 私はあるきっかけがあるとぱっぱと物を捨てる方なのですが、 今回は、これからの人生のイメージがまだはっきりとつかめず、 前回の引っ越し (6年前?) で大きな整理をしたので、 なかなか整理が進みません。 持ち物と、ライフスタイルというのは本当に直結していますね。  という訳で、結局あれこれ考え始めると時間の無駄なので、 そのまま箱詰めしています。 (涙)  


イタリアの石作りの新居で箱を開けながら、 ゆっくり整理をしたい、 と思っていますが、果たして出来るか???? きっとできないようなきがする・・・・

ここ数年、 埃にまみれながら、荷物を整理したり箱に詰めたり開いたりを繰り返しているような気がします。 

イタリアに半分引っ越した時、 父の遺品の整理、 イタリアの家を引っ越しした時、 母の家の改装の時、 あらまあ、本当に灰かぶり姫を数年間ずっとやっています。 このバーゼルの引っ越しが終わったら直ぐに、イタリアの家で、本格的な引っ越し(といっても同じ建物ですが)と住みやすいようにアレンジする仕事がありますから・・・・・ああ、  一生これが続くのは嫌だなあ・・・ 



   










  


by tomomato | 2014-01-11 18:22 | 今日の奇麗・うれしかったこと | Comments(14)
Commented by Saki at 2014-01-11 22:26 x
子供達の絵、素敵ですね。
そしてまた、灰かぶり姫になるのですね。お疲れさまです。
一生は続かないので、元気出してがんばってください。
Commented by paprica at 2014-01-12 14:34 x
素敵な手作りカード☆ こういう風に、送る人のことを思いながらカードを作る、っていう作業をしなくなってしまった時代ですもんね。kumatoさんのうるうるも分かります。
ところで、またパッキング?! と驚いてしまいました〜。この間、荷造りしていましたよね…って、あれは日本のお母様のところだったっけ。tomさんの働きっぷりには、本当に頭があがりませんっ。
風邪をひいたりしないでネ。
Commented by tomomato at 2014-01-12 16:54
Sakiさん、 一生続かないって本と???  ^0^   ここまでしょっちゅうやってると、なんだかこれを一生繰り返すことになりそうで恐怖!    でも励まして下さってありがとうございます。  ^ー^ 
Commented by tomomato at 2014-01-12 16:56
papricaさん、 本当にそうですよね。 手作りのカードを相手を思いながら作るってしないものね。   デジタルとは全然違う思いが伝わって来ますよね。   あ〜〜〜〜パッキング。 いい加減にした〜〜〜〜い。 いつか落ち着いて暮らせるときが来るのでしょうか???  (遠い目)
Commented by pot-eri at 2014-01-12 18:37
子供の絵っていいですね、うるうるする感受性の強いkumatoさんも
いいななー、と思います。

ところで、どうしてみんなバナナの箱なの? tomoさんのアート??

好きだった古いアパルトマンを離れるのちょっと寂しいけれど、
もっと素敵な新しい扉が開くはず、きっと。 
お引越し上手に楽しみながらがんばってね。
Commented by tomomato at 2014-01-12 19:30
poteriさん、 ドイツでもそうだったけれど、スイスでも引っ越しには大抵バナナ箱なのよ・・・・・ フランスは違うの????  上と下と横に穴があいているので、 そこは紙で塞ぐとかしないと行けないのだけれど、ものすごく丈夫で,重いものを入れても壊れないし、いくつでも積み重なるから便利なのだと思うの。 だから何回も使い回ししてるよ。 今回は近くのブロカントで一つ1フランでぼろいのを譲ってもらった! 持って来たのが足りなくなったので。 私は、この20年以上の間に日本から送ってもらった、あるいは自分で送ったミカン箱のコレクションも使っているけれど(^0^)   小さいのは本、大きいのはいろいろで。 そんな感覚なのかな?  新しい扉、開いて〜〜〜〜(涙)
Commented by poteri at 2014-01-12 22:01 x
《お引越し=バナナの箱伝説》は初耳、
たぶん、、フランスには無いのではないかなー??
もし次の引越しがある時には、バナナの箱、探してみまーす。
Commented by tomomato at 2014-01-13 04:54
poteriさん、ははは、 伝説!??? ^0^   でも本当にバナナ箱は一般的なの〜〜〜  穴があいているから、 便利じゃないのにと思ったけれど、台所のものとか、 結構入って強くていいよ。 
Commented by africaj at 2014-01-13 11:03
tomさん、引越し屋さんになれるんじゃない?すでに梱包プロでは?(笑)
バナナの箱、私も知らなかったー。でもでも、みかん箱にしろバナナ箱にしろ、潰さないでそのまま取っておくってこと?
強度は、だって金具を抜いちゃうとガムテをどう貼るかにかかってない?ダンボール箱自体の強度ってこと?
ちなみに、スペインから日本に送った時、IKEAの整理箱ダンボールをそのままガムテして送ったのだ。そうしたらなんと、日本でガムテといたらそのまま、整理箱に使えた~。

ゴッドチャイルド・・・私はいまいちわからない関係。不思議。。。とっても仲が良かった友人夫婦の子供?
Commented by fran0923 at 2014-01-13 13:10
いつの間にか、またまた怒濤の春ですね〜!
大変だこと!

お引っ越しって、本当に面倒で、疲れますから気をつけて下さいね。荷造りばかりするこの頃って感じですね。

ゴッドチャイルドの子たちの絵がほんとにかわいいですね。
心温まります。
成長が楽しみですね〜!
Commented by tomomato at 2014-01-13 16:54
africaさん、バナナ箱、スペインでも使わないの??? (驚) ヨーロッパの物なのだと思ってた。 ミカン箱は潰せるけれど、バナナ箱は潰せない構造になっているのよ。 でもこちらのアパートは大抵地下か屋根裏に物置があるから、そこに積み上げるか、 引っ越し終わったら処分するのよ。 下の箱と上の箱が重なるようになるから(蓋と本体とほぼ同じ大きさ)、その分ものすごい強度になるのだと思う。  確かに、私梱包のプロかも(爆)引っ越し業者に就職しよかしら?   
えっとゴッドチャイルド、スペインにもある筈。 子供の洗礼の時に普通は親以外に男一人、女一人、両親に変わるものとして、あるいはその子が独り立ちするまで精神的サポートをする人として選ばれるのよ。で、洗礼に立ち会うの。 昔は両親が死んだ時とかにその子を助ける役割もあったのかも?  
Commented by tomomato at 2014-01-13 16:59
fran0923さん、 でしょ、でしょ、 本とうに我ながらなんでこんなに荷造りするの? って感じです。 でも夏までに荷造り人生おわらせた==い。 あ、でももし祖母が亡くなったりしたらまた荷造りだ・・・・(汗)      この人生で一体何回引っ越ししたか? 小さなもの(同じ街)も入れると軽く20回以上になると思います。   
子供達の絵って邪心がないから本といいですよね^ー^  こういう気持ちの伝わる絵が描きたいな〜〜〜。 
Commented by oliverlocca at 2014-01-14 06:56
tomomatoさん
子供達との心温まる交流、ホロっときちゃいますね。
3賢王のカードとっても素敵。しっかりした絵を書くのね。
ルーシーちゃんのエッチングも可愛い!私も何故かカードを
書く時、いつもルーシーちゃんと同じ星を沢山つけちゃいます。

tomomatoさんの言う持ち物とライフスタイルは直結しているって
正にそうですよね。私はウェールズに来る時に、持ち物の
ほとんど処分しました。お宝にしていた大好きな海外の
ファッション、インテリア雑誌も一冊残らず処分!
日本のものも含めて多いときは2000冊近くあったかもしれません。
洋服も何もかも処分しちゃいました。でも全然後悔していませんヨ。
基本的には、スーツケース数個に収まる位が理想。どうしても
残しておきたいのは、着物かな?
私も引っ越し沢山してきたので、tomomatoさんのドキドキ感、
分かる気がします。 素敵な家から離れるのは、淋しいけれど、
トントン捗ると良いですね:)
Commented by tomomato at 2014-01-14 16:52
oliverloccaさん、 人生の大きな区切りがある時には、 どばっと捨てられますよね。 私もこの家にきた時に沢山あった本の4分の3を処分しました。  それなのになぜか今回はどばどば捨てられない・・・これからの仕事に使うかどうか不明な物が多く・・・ そういう時期なのかも。 後5年したらまたどばっと捨てられるかな?    実際普段の生活に必要な物は本当にスーツケース数個ですよね。 それでイタリアで生活して困っていないのだから。(いや、時々困るか・・笑)さて、これから荷造りします!!!  頑張りま〜す。


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