秋の旅 2013 8 ウィーンの森ってどんなとこ?
さてさて、 ウィーン滞在中に、 ウィーンの森半日ツアーなるものに参加して来ました。
こういう現地ツアーってとっても便利。 何も調べて用意しなくても連れてってくれる・・・・・・・
自分で事前にがんばらなくても、詳しく説明していただけるし、かなり勉強になるわ・・・・・・・昔はツアー旅行って馬鹿にしてたけれど、 最近はこれはこれで、すごく良いところもあると思うようになりました。 電車やバスではアクセスできない所に、時間のロスなく見所をつかんで連れて行ってもらえるし・・・・ 短所は、 もっと長く見たい所が見られなかったり、逆にはしょりたい所も見なくちゃ行けない所でしょうか。
でも限られた時間で最大限体験したい今回のような旅には、 とっても良かったです。
それに、息抜きに楽したい時にはちょうど良い・・・・・
ウィーンの森ってどんな所だろう? ウィーンの郊外にちょびっと森があって、 都会の人が森林浴でもしに行くのかな・・・・・・・ なんてイメージだったのですが、 トンでもありませんでした。
森とは言っても、広さは約1000平方キロメートルに及び、実質は山である。アルプス山系の最北部分を含んでおり、アルプスからカルパティア山脈に移り変わる部分にある。最高地点は海抜893mである。
Wikipediaより
とにかくどでかい山々、森をさしているのですね。 国境近くまで広がっているとか、想像していたのとは全然違う規模の様です・・・・・・
という訳で、 このツアーは森の中を散策するのかな? で、見所と見所を歩いて廻るのかな? と言う私の予想は外れ、 ウィーンの森のあちこちに点在している見所にバスで案内していただきました。
結局、最初から最後まで、森の中はまったく歩かなかった!!!!
まずはヨーロッパで一番大きな地底湖、 ゼーグロッテにいきました。元は石灰の採掘穴だったそうで、水が湧いて来て地底湖になったとか。 戦時中は戦闘機の部品の秘密工場としても使われていたそうです。 くらい穴蔵を延々と歩き、 ボートに乗って、 地下の湖の散策をしました。
映画三十士のロケ地にもなったそうです。 かなり気温が低く、 母と震えながら船に乗りました。 水の色が神秘的で、不思議な所でした。 おまけに船着き場まで滑りやすい洞窟の通路を延々と歩き、階段を何段も降りるので、 私は母のことが心配で気が気ではありませんでした。 ところが、母よりもずっと足下がおぼつかないおばあさまがツアーに参加なされていて、 今度はそっちが気になったり・・・・・・・・ こういうのは行ってみないと分からないから困ります。
リヒテンシュタイン城を外側から眺めたり、 (写真無し)
シューベルトゆかりのホテルと、その前に植わっている’菩提樹’ 現在3代目だそう・・の木を見たり、ツアーは盛りだくさん。
ハイリゲクロイツ修道院にも行きました。
この教会は世界最古のシトー派の教会です。
落ち着いた雰囲気の修道院で、 気持ち的にメルクの修道院よりもずっとしっくり来ました。
門を出ると、 どなたかのお葬式だったのか、儀式に遭遇しました。
向こうから厳かにチャンティングをしながら僧達が歩いて来ました。
思わず写真をパチパチととってしまったのですが、 後でも見ると結構怖い・・・・・
それに神聖な儀式中に写真等をとってしまってとても失礼なことをしたと、後悔しました。
この修道院のレストランで頂いたケーキが最高に美味しかった!!!
かる〜〜いパイ生地の上にクリームが乗っていて、 ブルーベリー? のソースがかかっているのです。 さっくりさくさく、 けれどもとろ〜りとろりととろけ、 甘すぎずにベリーの酸味がアクセントになって、 素晴らしく美味しかったです。 この修道院のオリジナルメニューのようです。 このケーキ、 また食べたい!
メルクの修道院のレストランでも昼食を頂いたのですが、 そこもなかなか美味しかったです。 母はチキンソテー、 私はベアラオホ(行者ニンニク)のペストのパスタを頂いたのですが新鮮で、 とても美味しく調理されていました。 修道院というのは美味しいものが食べられるものなのでしょうか??? 母がそういっていましたが・・・・・・・
そして最後が、エリザベートのの息子ルドルフ皇太子が自殺あるいは暗殺された、うたかたの恋の現場であったマイヤーリングでした。
その事件の後、教会になって奉られています。 その当時の政治的時代背景を説明していただき、 その上でそういう事件があったのか、と勉強になりました。
この日は、何とそのツアーの終った後にまたコンサートに出かけたのです。 宿がステファン教会の直ぐ近くだったので、 メトロに乗るのにいつも教会の前を通ったのですが、そこに中世の格好をした人達が沢山いて、 コンサートのチケットを売りまくっているのです。 いくつかの楽団がやっているようでしたが、モーツアルトがコンサートをしたホールでやるというので、そのうちの一つにまんまと引っかかりした。
プログラムは、いかにも分かりやすい曲が並んでいてこれは典型的観光客向けだな、と思ったのですが、せっかくウィーンに来ているしモーツアルトの十八番コンサートも楽しいかな? と思ったのです。 ウィーン少年合唱団のコンサートは結構充実していたので、最終日にそういうエンターテイメントもいいかな? と。
ウィーンの森ツアーが終わった後、コンサートまで時間があまりないので、高級スーパーマーケット
JULIUS MEINL AM GRABEN(ユリウス・マインル・アム・グラーベン)
すごく美味しそうなものが沢山沢山詰まったデパート? スーパー? でとても良いです。
を冷やかして、いくつか美味しそうなものを買って街の真ん中のベンチに座って食べました。 ここはものすごく高級なショッピング通りなのですが、 そのベンチでむしゃむしゃ買い食いする日本人の母娘・・・・・・・
ちなみにこの通り(グラーベン通り)に地下有料トイレがあったのですが、恐ろしくアンティークで面白かったです。ただ、見張りの人というか、お掃除の人が男性だったのがちょっと・・・・・ 切羽詰まっていたので入りましたが。
何処だったか忘れましたが、 メトロの駅でもオペラハウスみたいな有料トイレがありましたし、ウィーンのトイレ、 かなり凝ってます。
さて、買い食いして時間をつぶした後、王宮の直ぐそばのホールに向かいました。
モーツアルトが演奏したと言うホールは、古くて はっきりいってしけて さえないところでした。 これは期待できないな・・・・・・ チケット安くはなかったのに無駄したか・・・・・・ と一瞬後悔・・・・・・・・・
で、中世の楽団の格好をした人達が出て来て、 音楽やらバレーやらオペラやら、 小さいグループなのですがよりどりみどりの演目が続きました。
全然期待していなかったのですが・・・・・・・
面白い!! 楽しい!
さすが観光客向けに、 分かりやすく面白く作ってあって、 演奏もまずまず、 クラッシクファンの私でも充分に楽しめました。
母も大満足で、 行ってよかった〜〜〜〜
ウィーン4泊、 賞味3日で2晩もコンサートに行くとは (一晩は居酒屋だし).......元気な母娘でした。
by tomomato
| 2013-11-06 06:34
| お出かけ
|
Comments(4)
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at 2013-11-07 18:29
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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kotori
at 2013-11-07 19:55
x
おかあさま、ホント元気ねー。
ツアーいって、コンサートいって、居酒屋いって(^ω^)
お天気にも恵まれていたようで、良かったねー。
観光でいっていたら、わたしもお葬式って分からずに写真撮ってるだろうなー。しらなかったら、怖いものなしね。
その修道院のケーキ、ホント美味しそうだよー。あまいもん、食べたいー。
ツアーいって、コンサートいって、居酒屋いって(^ω^)
お天気にも恵まれていたようで、良かったねー。
観光でいっていたら、わたしもお葬式って分からずに写真撮ってるだろうなー。しらなかったら、怖いものなしね。
その修道院のケーキ、ホント美味しそうだよー。あまいもん、食べたいー。
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tomomato at 2013-11-07 21:59
鍵コメさん、 ごめんなさ〜〜〜い。 なかなか追いつかなくって・・・・ さっさと旅行記終らせてイタリア話題にしますう・・・・ でも後2カ所・・・・・・
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tomomato at 2013-11-07 22:01
kotoriさん、 でしょ、元気でしょう?私よりもずっと元気だと思うわ。 母と二人ですっかり完全観光客してたのよ。 それはそれで楽しかったわ。 ここの修道院のケーキはおいし過ぎ。 是非食べさせてあげたい! さくさくの上等のパイに、柔らかなカスタードと生クリーム、そしてブルーベリーソースだったよ。再現したい。