ちょっと息抜き 5
さて、 午後からは、(って、たったの2泊3日の旅行なのに、どうしてこんなに続くのか?)この町へ
そう、シエナ!
この町は、地域ごとに違う旗を掲げているそうです。
旗を目安に動いたら、 自分が何処にいるのか分かっていいね。
長くなるので続きは下をクリックしてね
フィレンツエは何回も行ったことがあるのに、私は、シエナは何と初めて。 フィレンツエよりも小さく、観光客も(まだ)それほどではなく落ち着いた素敵な町でした。 kumatoさんは、 都会が苦手な山人間なので、 フィレンツエよりもシエナの方が大好きみたい。 やたらにここ良いでしょう、フィレンツエよりも町並みもなんだか良いと思わない? フィレンツエはアメリカ人であふれているし、と力説しておりましたが、 確かに素敵ですが、私はフィレンツエ大好き人間なので、フィレンツエだって、 長く滞在して町を把握すれば歩きやすいし、良いところは沢山あるよ、 シエナは半日無くても全体が把握できるから好きなんでしょう!と言い返しましたが。 フィレンツエの良さと、シエナの良さは、 ちょっと別物かな?
このピアッツア、
すり鉢状?になっていて、独特の景観。塔に向かって、地面が下がっているの分かります? kumatoさん曰く、世界で一番美しいピアッツア! だそうです。
塔の向かいにある泉では、こんな微笑ましい光景が.....
と思ったら、瞬く間に
かわいそうな犬?糞だらけ?
泉の冷たい水で、臭い 足の 異常な汚れを洗い流す 足の疲れを癒すkumatoさん。 この後この水を、ペットボトルに入れようと待っている後ろの女の子が、微妙に額にしわを寄せておりました。(爆)
すると何やらいきなり広場で始まりました!
な、な、なんと、シエナでスイスアルペンのホルン演奏が始まった!??
kumatoさん、 なんだか冥利に尽きる顔をしていました。 (kumatoさんは、ちなみにスイス人)
≥≥その後はしばしシエナ散策
シエナのマリア信仰はとても強いそう。 教会の美術館で、古いイコンの数々を見てきました。 心を打たれる作品がいくつかありました。 kumatoさんも私も、ルネッサンス美術の一部の天才をのぞいては、 ルネッサンス以前の美術の方が好きであることに趣味が一致。 ルネッサンス時期は、個人性が強く美術に現れ始めているので、 その落差も激しい。 一部の天才の中には、 その完成された個人性の意識が見事な形で花咲いていて、圧倒されるばかりの素晴らしさ、でも残念ながら他の多くの作品には悪い意味での個人、未熟なエゴが表現されることあって...余り感動しないのです。 でも、 ルネッサンス以前の人の意識は、まだ個人というよりもそれを包む大きな意識の片鱗が残っているので、 一つ一つの作品の中にも素朴な、けれども純粋な意識が表されているような気がする。 (あくまで未熟な私の個人的な意見なので、お許しください ^ー^)
いくつか気に入ったイコンを見つけ、 持って帰りたい! と騒ぐ kumatoさんと私, 危険人物約2名・・・・
美術館をでたらくたくた.... 車を町の外に止めてひたすら坂を上がって来たので...
(私の足も、人のこと言えないな。 爆)
となるとこれしかない!
ここはまずそうだからやめよう、とか、いくつかジェラテリアをチェックして、列ができているお店を発見! いやがるkumatoさんに、列が出来てるところは美味しいんだよ、 と説得して並んで、いざケースのところにたどり着くと、何とフレーバーの説明に日本語が!???
そういえば、GROM ってどっかで聞いたことがあったような。 有名なチェーンだったんですね。
確かに美味しかったです。
其の後はパネテリアで、わんさかビスケットを買ったり、パンフォルテを買ったり。 (ごめんなさい、写真取る前に食べてしまった!) 、 紙に包んである市販のシエナのパンフォルテは、食べたことがあって、好きではなかったのですが...パネテリアに置いてある抱えるばかりの大きなパンフォルテをひときれ切っていただいて、おそるおそる口にしてみると.....全く別物の味でした! 大好きにはなれないけれど、確かに美味しい! あの紙に包んである、何処ででも買えるシエナのパンフォルテは、いったいなんだったのだろう?
かわいいお店もあり、
さっさと車に急ぐkumatoさんを大声で10回くらい呼び止めて、(仕舞には、道行く人皆に何事かと見られてしまった・・・恥!) ちらっとよってみたのはこちら (kumatoさん、またかという表情で、嫌々 辛抱強く優しく、つきあってくれました。こういうショッピングって、やっぱり女の人特有な物なのかしら?)
Il Casale
写真悪すぎ
外のショーウィンドウがかわいかったので入ったのですが、 ここのお店にはオリーブの木を使ったいろいろな台所用品があり、 その一つ一つが、とっても丁寧につくられていて形も素敵でした。 まな板の形が面白かった。 お店のオリジナルのステンシルで、シンプルで良質な,そして美しいリネンが沢山あり、 食器ふきもテーブルクロスも、 とにかく目移りするくらいセンスが良い!! 買い占めたい衝動を抑えるのに一苦労。 kumatoさんのあきれた視線を背中にびしびしと感じながら、ぐっと我慢して一つだけ必要な物をお買い物。 次回行った時には買いまくるぞー!! お値段は......決して安くはありませんでした。 (涙) もしシエナに行くことがあったら、 こういう物に興味のある方、是非よってみてください。
ああ、シエナよさようなら、そして楽しい息抜きの旅よ、さようなら.....
車に戻る途中、いきなり
’君のために、シエナを取って来てあげる! ’ と、道路の向こうにわたるkumatoさん。
’???????’
取って来てくださったのはこちら・・・・・
何と、 向いの崖の土のかけら・・・、そう、ピグメントです。(ピグメントーこれをすり鉢で潰して粉にして、 絵の具をつくります)
そういえば、 色に、’シエナ ’ というのがあった。 これだったのかーーー。 (と今更の様に気づく私)
シエナロート(シエナの赤)というのもあるけれど? と聞くと、 多分これを焼いたものではないか? と。
よし、 このピグメントを使って何か描くぞーーー!!! (やる気満々) といっても家のことがあるから、いったいいつになることやら?
あー! 本当に楽しい旅行でした!
シエナを夕方6時半に出発、後は一気に北へ、夜道をひたすら走って帰ってきました。
そう、シエナ!
この町は、地域ごとに違う旗を掲げているそうです。
旗を目安に動いたら、 自分が何処にいるのか分かっていいね。
長くなるので続きは下をクリックしてね
フィレンツエは何回も行ったことがあるのに、私は、シエナは何と初めて。 フィレンツエよりも小さく、観光客も(まだ)それほどではなく落ち着いた素敵な町でした。 kumatoさんは、 都会が苦手な山人間なので、 フィレンツエよりもシエナの方が大好きみたい。 やたらにここ良いでしょう、フィレンツエよりも町並みもなんだか良いと思わない? フィレンツエはアメリカ人であふれているし、と力説しておりましたが、 確かに素敵ですが、私はフィレンツエ大好き人間なので、フィレンツエだって、 長く滞在して町を把握すれば歩きやすいし、良いところは沢山あるよ、 シエナは半日無くても全体が把握できるから好きなんでしょう!と言い返しましたが。 フィレンツエの良さと、シエナの良さは、 ちょっと別物かな?
このピアッツア、
すり鉢状?になっていて、独特の景観。塔に向かって、地面が下がっているの分かります? kumatoさん曰く、世界で一番美しいピアッツア! だそうです。
塔の向かいにある泉では、こんな微笑ましい光景が.....
と思ったら、瞬く間に
かわいそうな犬?糞だらけ?
泉の冷たい水で、
すると何やらいきなり広場で始まりました!
な、な、なんと、シエナでスイスアルペンのホルン演奏が始まった!??
kumatoさん、 なんだか冥利に尽きる顔をしていました。 (kumatoさんは、ちなみにスイス人)
≥≥その後はしばしシエナ散策
シエナのマリア信仰はとても強いそう。 教会の美術館で、古いイコンの数々を見てきました。 心を打たれる作品がいくつかありました。 kumatoさんも私も、ルネッサンス美術の一部の天才をのぞいては、 ルネッサンス以前の美術の方が好きであることに趣味が一致。 ルネッサンス時期は、個人性が強く美術に現れ始めているので、 その落差も激しい。 一部の天才の中には、 その完成された個人性の意識が見事な形で花咲いていて、圧倒されるばかりの素晴らしさ、でも残念ながら他の多くの作品には悪い意味での個人、未熟なエゴが表現されることあって...余り感動しないのです。 でも、 ルネッサンス以前の人の意識は、まだ個人というよりもそれを包む大きな意識の片鱗が残っているので、 一つ一つの作品の中にも素朴な、けれども純粋な意識が表されているような気がする。 (あくまで未熟な私の個人的な意見なので、お許しください ^ー^)
いくつか気に入ったイコンを見つけ、 持って帰りたい! と騒ぐ kumatoさんと私, 危険人物約2名・・・・
美術館をでたらくたくた.... 車を町の外に止めてひたすら坂を上がって来たので...
(私の足も、人のこと言えないな。 爆)
となるとこれしかない!
ここはまずそうだからやめよう、とか、いくつかジェラテリアをチェックして、列ができているお店を発見! いやがるkumatoさんに、列が出来てるところは美味しいんだよ、 と説得して並んで、いざケースのところにたどり着くと、何とフレーバーの説明に日本語が!???
そういえば、GROM ってどっかで聞いたことがあったような。 有名なチェーンだったんですね。
確かに美味しかったです。
其の後はパネテリアで、わんさかビスケットを買ったり、パンフォルテを買ったり。 (ごめんなさい、写真取る前に食べてしまった!) 、 紙に包んである市販のシエナのパンフォルテは、食べたことがあって、好きではなかったのですが...パネテリアに置いてある抱えるばかりの大きなパンフォルテをひときれ切っていただいて、おそるおそる口にしてみると.....全く別物の味でした! 大好きにはなれないけれど、確かに美味しい! あの紙に包んである、何処ででも買えるシエナのパンフォルテは、いったいなんだったのだろう?
かわいいお店もあり、
さっさと車に急ぐkumatoさんを大声で10回くらい呼び止めて、(仕舞には、道行く人皆に何事かと見られてしまった・・・恥!) ちらっとよってみたのはこちら (kumatoさん、
Il Casale
写真悪すぎ
外のショーウィンドウがかわいかったので入ったのですが、 ここのお店にはオリーブの木を使ったいろいろな台所用品があり、 その一つ一つが、とっても丁寧につくられていて形も素敵でした。 まな板の形が面白かった。 お店のオリジナルのステンシルで、シンプルで良質な,そして美しいリネンが沢山あり、 食器ふきもテーブルクロスも、 とにかく目移りするくらいセンスが良い!! 買い占めたい衝動を抑えるのに一苦労。 kumatoさんのあきれた視線を背中にびしびしと感じながら、ぐっと我慢して一つだけ必要な物をお買い物。 次回行った時には買いまくるぞー!! お値段は......決して安くはありませんでした。 (涙) もしシエナに行くことがあったら、 こういう物に興味のある方、是非よってみてください。
ああ、シエナよさようなら、そして楽しい息抜きの旅よ、さようなら.....
車に戻る途中、いきなり
’君のために、シエナを取って来てあげる! ’ と、道路の向こうにわたるkumatoさん。
’???????’
取って来てくださったのはこちら・・・・・
何と、 向いの崖の土のかけら・・・、そう、ピグメントです。(ピグメントーこれをすり鉢で潰して粉にして、 絵の具をつくります)
そういえば、 色に、’シエナ ’ というのがあった。 これだったのかーーー。 (と今更の様に気づく私)
シエナロート(シエナの赤)というのもあるけれど? と聞くと、 多分これを焼いたものではないか? と。
よし、 このピグメントを使って何か描くぞーーー!!! (やる気満々) といっても家のことがあるから、いったいいつになることやら?
あー! 本当に楽しい旅行でした!
シエナを夕方6時半に出発、後は一気に北へ、夜道をひたすら走って帰ってきました。
by tomomato
| 2012-06-13 20:48
| お出かけ
|
Comments(4)
Commented
by
oz55mama at 2012-06-14 15:05
tomomatoさんこんにちは。すてきな息抜きの旅でしたね。
どこに行っても、いい雰囲気!ますますイタリアに行きた〜い
どこに行っても、いい雰囲気!ますますイタリアに行きた〜い
0
Commented
by
tomomato at 2012-06-14 16:12
何処をとっても絵になるところが多いですよね! 日本も昔はきっとそうだったのだろうなー。 楽しい旅行でした!
Commented
by
vicolos at 2012-06-18 11:36
続けて過去記事を拝見させていただいています。
シエナは私が20年前、遊学滞在した町。心のふるさとですから、すごく良く書いていただいて、なんだか私も嬉しかった。
tomomatoさんは、絵を描かれるのね。シエナ色で描いた作品、楽しみにしています。
私もビザンティン色を残した作品の方が好きだったりします。それからシエナ派のロレンツェティ兄弟が好きです。
シエナは私が20年前、遊学滞在した町。心のふるさとですから、すごく良く書いていただいて、なんだか私も嬉しかった。
tomomatoさんは、絵を描かれるのね。シエナ色で描いた作品、楽しみにしています。
私もビザンティン色を残した作品の方が好きだったりします。それからシエナ派のロレンツェティ兄弟が好きです。
Commented
by
tomomato at 2012-06-18 15:59
vicolosさん、 何とマニアックな話! (^0^) シエナにお住まいだったことがあるのですね。 いいなあ。 美術が専門の方ですか? シエナは初めて行ったのですが、 本当に落ち着いた土地で気に入りました。 今度はよく調べて、ぜひともいろいろと見てきたいと思います。