ちょっと息抜き 4
さて、2日目は、何しろ前日、夜中にご飯をたべて、夜中過ぎに寝たので、すっかり朝寝坊。 実は10時にお約束があったのであわてて宿を飛び出しました。 途中のバーでカフェを飲んで無理矢理目をさまし・・・・向かった先は・・・
おう! ジネストラが奇麗(^ー^) 高速からもジネストラの黄色い花が美しく。 草を刈っていないところにはポピーもたくさん。 5月だったらkumatoさんのいうように、きっとトスカーナは本当に美しいだろうなーーー。 ちょっと出遅れた。
敷地に入ってからも延々と森や農地が続き、
ついたところはここ。
kumatoさんの弟が昔陶芸を学んでいて、弟子に入っていた陶芸家を尋ねることにしたのです。弟さんが、私に、’絶対君は気に入ると思うよ! ’と強く勧めてくださったのです。 kumatoさんも大昔ここで6週間、休暇を過ごしたことがあるそうで,うん十年ぶりの再会とか???
昔教会だったところを改装して陶芸の工房と住居にしておられます。
と、と、ところが!!!
私は全然知らなかったのですが、(日本を離れてもう長いので・・・) この陶芸家、スイス人の
クリスチアン ペロションさん、
世界的に有名な陶芸家、 特に日本で非常に人気のある陶芸家の方だったのです。kumatoさんが休暇を過ごしたころは、スイスのTessin地方からトスカーナに移られたばかりで,家の修復も終わっておらず、細々と陶芸をなされていたそうで、 最近はたまに日本にいらっしゃることもあるらしいということは知っていたのですが、 それどころではありませんでした。
旦那様のカスパーさんによると、 青山や代官山のギャラリーで展示会をする、とか、三越でも展示会をした、とか,年に1−2回は日本に行っている、とか(銀座のホテルに泊まっている、とか!?).... エクラという雑誌を見せてくれて、(この雑誌も知りませんでした) そこには何冊もクリスチアンさんの作品や暮らしが取り上げられていて、雑誌を通して作品を販売されていました。 中国の雑誌の記事もみせてくれたなー。(陶芸女史とか書いてありました!?) 有本葉子さんのレシピ本も見せてくれ、そこにも沢山、クリスチアンさんの作品が使われていました。 日本の料理家やインテリアコーディネーターに人気なのだそうですね。 有本さんはイタリアにお家があるようで、 交流があるのよとおっしゃっておられました。
工房の中には、輸出されるのをいまかと待ち受けるばかりの作品の詰まった大きな段ボールが、あちらこちらに積み上げてあり、 昔、農業をなさっていたカスパーさんは、今はマネージャー業に専念なさっているようで、 kumatoさんは、 昔知っていた頃の彼らの生活と、今の生活が変わってしまっているのを目の当たりにして、 一瞬言葉を失っておりました。
クリスチアンさんとカスパーさんとkumatoさんは互いに近況を語り合い、 しばしの間、歳月の流れの空白を埋めておりました。 昔は一台だった大きな焼き釜も3台に増え、(写真取り忘れた) 弟子も常時3人、 今では一人での制作は追いつかないので専門のひねり師もいて、制作された物はニューヨーク、日本をはじめとした世界中に送られて行きます。 イタリアではあまり売れないそう。 イタリア人は興味がないのよ、 多分ニューヨークにわざわざ買いに行くかもしれないけれどね! とクリスチアンさんはちょっぴり、皮肉っぽくおっしゃっておられました。
クリスチアンさんの作品は形も色彩も非常に繊細です。 この微妙なうすさとカーブ、写真で分かるでしょうか。
教会のチャペルの中は、展示室になっていて、(kumatoさんによると昔はここに、ろくろがあったそうです)
美しい器で一杯・・・・
こんな物も・・・(日本人に人気あるのがわかる)
あんなものも・・・
わんさか・・・・・・
この大皿(かなり大きいです)展示室の奥においてあり、 私のへたくそな写真とデジカメではその色合いを表現するのは不可能なのですが、 本当に感動する色でした。 思わずカスパーさんにこれはおいくら?? と尋ねると、 ’それは、ものすごく高いよ。 とにかく高い。 ニューヨークでよく売れていて。’とお値段をおっしゃらないので、怖くてそれ以上聞けませんでした(小心者)。
この後は、 カスパーさんとクリスチアンさんに、kumatoさんが昔、まだ修復前だった時に過ごした離れに案内していただき、 その次に教会のチャペルに続くお宅に案内していただきました。
お宅の床は、 自ら焼いたタイルが下にしいてあったり、とてもユニークで面白かったのですが、まだブログ初心者の私は、プライベートな空間を写真をとっても良いかとはいいにくくて、(きっと良いと言ってくださったと思うのですが。 雑誌にも取り上げられていたし) 写真は撮りませんでした。
テラスからの眺め。
クリスチアンさんの作品は、トスカーナの自然の中から(花や、木々など)インスピレーションを得て色に表していらっしゃるそうです。 私も、 私の家のある山々の自然を描いて行きたいと思っているので、とても共感させられ、 彼女の柔らかな色合いとその陶磁器の質感にとても心を動かされました。
彼女は、物静かな方であると同時に、 哲学的? でもあって、 ブログのために写真をとっても良いかと聞いた時も、延々と今の時代とブログの持つ力について語っておられました。
大切なお時間を割いて案内してくださり、 本当にありがたく思いました。
追記) やっとこさ、写真のサイズの調節の仕方がちょっと分かりました。 縦横の比率が変わらないようにちょっといろいろと試してみないと。。。 やりながらゆっくり学んで行きマース。....と思ったら一度アップした写真の質が悪く、リサイズするのに失敗したみたいで、画質が無茶苦茶悪く、全てもう一度やりなおしました... 悲しい。 慣れたらもっと早くできるようになるかな?
おう! ジネストラが奇麗(^ー^) 高速からもジネストラの黄色い花が美しく。 草を刈っていないところにはポピーもたくさん。 5月だったらkumatoさんのいうように、きっとトスカーナは本当に美しいだろうなーーー。 ちょっと出遅れた。
敷地に入ってからも延々と森や農地が続き、
ついたところはここ。
kumatoさんの弟が昔陶芸を学んでいて、弟子に入っていた陶芸家を尋ねることにしたのです。弟さんが、私に、’絶対君は気に入ると思うよ! ’と強く勧めてくださったのです。 kumatoさんも大昔ここで6週間、休暇を過ごしたことがあるそうで,うん十年ぶりの再会とか???
昔教会だったところを改装して陶芸の工房と住居にしておられます。
と、と、ところが!!!
私は全然知らなかったのですが、(日本を離れてもう長いので・・・) この陶芸家、スイス人の
クリスチアン ペロションさん、
世界的に有名な陶芸家、 特に日本で非常に人気のある陶芸家の方だったのです。kumatoさんが休暇を過ごしたころは、スイスのTessin地方からトスカーナに移られたばかりで,家の修復も終わっておらず、細々と陶芸をなされていたそうで、 最近はたまに日本にいらっしゃることもあるらしいということは知っていたのですが、 それどころではありませんでした。
旦那様のカスパーさんによると、 青山や代官山のギャラリーで展示会をする、とか、三越でも展示会をした、とか,年に1−2回は日本に行っている、とか(銀座のホテルに泊まっている、とか!?).... エクラという雑誌を見せてくれて、(この雑誌も知りませんでした) そこには何冊もクリスチアンさんの作品や暮らしが取り上げられていて、雑誌を通して作品を販売されていました。 中国の雑誌の記事もみせてくれたなー。(陶芸女史とか書いてありました!?) 有本葉子さんのレシピ本も見せてくれ、そこにも沢山、クリスチアンさんの作品が使われていました。 日本の料理家やインテリアコーディネーターに人気なのだそうですね。 有本さんはイタリアにお家があるようで、 交流があるのよとおっしゃっておられました。
工房の中には、輸出されるのをいまかと待ち受けるばかりの作品の詰まった大きな段ボールが、あちらこちらに積み上げてあり、 昔、農業をなさっていたカスパーさんは、今はマネージャー業に専念なさっているようで、 kumatoさんは、 昔知っていた頃の彼らの生活と、今の生活が変わってしまっているのを目の当たりにして、 一瞬言葉を失っておりました。
クリスチアンさんとカスパーさんとkumatoさんは互いに近況を語り合い、 しばしの間、歳月の流れの空白を埋めておりました。 昔は一台だった大きな焼き釜も3台に増え、(写真取り忘れた) 弟子も常時3人、 今では一人での制作は追いつかないので専門のひねり師もいて、制作された物はニューヨーク、日本をはじめとした世界中に送られて行きます。 イタリアではあまり売れないそう。 イタリア人は興味がないのよ、 多分ニューヨークにわざわざ買いに行くかもしれないけれどね! とクリスチアンさんはちょっぴり、皮肉っぽくおっしゃっておられました。
クリスチアンさんの作品は形も色彩も非常に繊細です。 この微妙なうすさとカーブ、写真で分かるでしょうか。
教会のチャペルの中は、展示室になっていて、(kumatoさんによると昔はここに、ろくろがあったそうです)
美しい器で一杯・・・・
こんな物も・・・(日本人に人気あるのがわかる)
あんなものも・・・
わんさか・・・・・・
この大皿(かなり大きいです)展示室の奥においてあり、 私のへたくそな写真とデジカメではその色合いを表現するのは不可能なのですが、 本当に感動する色でした。 思わずカスパーさんにこれはおいくら?? と尋ねると、 ’それは、ものすごく高いよ。 とにかく高い。 ニューヨークでよく売れていて。’とお値段をおっしゃらないので、怖くてそれ以上聞けませんでした(小心者)。
この後は、 カスパーさんとクリスチアンさんに、kumatoさんが昔、まだ修復前だった時に過ごした離れに案内していただき、 その次に教会のチャペルに続くお宅に案内していただきました。
お宅の床は、 自ら焼いたタイルが下にしいてあったり、とてもユニークで面白かったのですが、まだブログ初心者の私は、プライベートな空間を写真をとっても良いかとはいいにくくて、(きっと良いと言ってくださったと思うのですが。 雑誌にも取り上げられていたし) 写真は撮りませんでした。
テラスからの眺め。
クリスチアンさんの作品は、トスカーナの自然の中から(花や、木々など)インスピレーションを得て色に表していらっしゃるそうです。 私も、 私の家のある山々の自然を描いて行きたいと思っているので、とても共感させられ、 彼女の柔らかな色合いとその陶磁器の質感にとても心を動かされました。
彼女は、物静かな方であると同時に、 哲学的? でもあって、 ブログのために写真をとっても良いかと聞いた時も、延々と今の時代とブログの持つ力について語っておられました。
大切なお時間を割いて案内してくださり、 本当にありがたく思いました。
追記) やっとこさ、写真のサイズの調節の仕方がちょっと分かりました。 縦横の比率が変わらないようにちょっといろいろと試してみないと。。。 やりながらゆっくり学んで行きマース。....と思ったら一度アップした写真の質が悪く、リサイズするのに失敗したみたいで、画質が無茶苦茶悪く、全てもう一度やりなおしました... 悲しい。 慣れたらもっと早くできるようになるかな?
by tomomato
| 2012-06-13 17:47
| お出かけ
|
Comments(4)
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by
africaj at 2012-06-13 11:38
私も知らなかった~。でも、すごく日本的な陶芸ですね。
日本人に受け入れられるのがわかりますっ。
大皿、素敵~。でも、聞かれて答えないって・・・本当に高いんだろうなあ(私も多分聞けません 爆)
二人でのんびりのんびり旅してるのが、いいですね~っ。
日本人に受け入れられるのがわかりますっ。
大皿、素敵~。でも、聞かれて答えないって・・・本当に高いんだろうなあ(私も多分聞けません 爆)
二人でのんびりのんびり旅してるのが、いいですね~っ。
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tomomato at 2012-06-13 17:50
写真のアップにまごまごして、 アップしたり取り下げたりしてました(恥) ブログ、結構時間がかかりますよね。 慣れたら大丈夫かな??
ここは本当にすてきでしたーー(^ー^) 今度はね、いきなり気軽に旅にでる時には、マットレスを車に入れておこうと思います。 今回もくまとさんはそうしたかったみたいなのですが、家の車はそれほど大きくなく(といってもバス型)、というか、私が狭いところで寝られないのと、 だれかさんが大いびきをかくので恐れて断ったのですが、 今回は宿探しが本当に大変だったので、私が完璧オーガナイズするか、マットレスの旅になると思います。(^ー^)africaさんのように、もう一人の人には外で寝てもらうかな?
ここは本当にすてきでしたーー(^ー^) 今度はね、いきなり気軽に旅にでる時には、マットレスを車に入れておこうと思います。 今回もくまとさんはそうしたかったみたいなのですが、家の車はそれほど大きくなく(といってもバス型)、というか、私が狭いところで寝られないのと、 だれかさんが大いびきをかくので恐れて断ったのですが、 今回は宿探しが本当に大変だったので、私が完璧オーガナイズするか、マットレスの旅になると思います。(^ー^)africaさんのように、もう一人の人には外で寝てもらうかな?
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la_mia_coccolina at 2012-06-13 20:17
こんばんは!
素敵な景色ですね^^
緑と石造りの家の色合いがとても落ち着きます。
そして、クリスチアン・ペロションさん、お知り合いなのですね~♪
随分前に頻繁に雑誌などで拝見し、私の持っている有元葉子さんの本にも載っていらっしゃいます。
自然をイメージした色合いや形がとても素敵だなぁ。。。ととても気になっておりました。
本当に綺麗な色や形の食器が並んでいますね^^わくわくしちゃいます♪
素敵な景色ですね^^
緑と石造りの家の色合いがとても落ち着きます。
そして、クリスチアン・ペロションさん、お知り合いなのですね~♪
随分前に頻繁に雑誌などで拝見し、私の持っている有元葉子さんの本にも載っていらっしゃいます。
自然をイメージした色合いや形がとても素敵だなぁ。。。ととても気になっておりました。
本当に綺麗な色や形の食器が並んでいますね^^わくわくしちゃいます♪
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tomomato at 2012-06-13 21:03
お知り合いというものおこがましく、知り合いの知り合いで、今回お知り合いにならせていただきました。(^ー^) まさかそんなに人気のある方とは知らずに会いに伺ったのですが。 びっくり。日本のカメラマンの方に見いだされてからの、日本とのご縁だそうです。 でも、パリのインテリアの有名な展示会でも超人気だそうです。 すてきですよね。